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第18話 代官任命
しおりを挟むその後、彼らが横領した金は、僕の物になるらしい。陛下からの謝罪の意味も込められていた。そして、屋敷を徹底的に探し出した。
僕は今、屋敷の地下にあった牢屋の前に来ていた。
「うん、もう飯の時間か」と、髭面の男が言った。
その言葉を聞き、僕と一緒に来ていた衛兵が、「貴様、この方を誰だと思っている」と、怒鳴った。
僕は、その衛兵に、手で静止させ、髭面の男に、「初めまして、僕は、ここの領の新しい領主になった。アレク・フレック子爵だ」
「君は、ゲルバだよね。話がしたいからついて来てくれ」
その言葉を聞き、ゲルバはついて来た。
応接室に着いて、僕は衛兵を外にいるように指示し、部屋の中にゲルバと2人になった。
「私にどのようなご用件でございますか、フレック子爵」と、ゲルバが聞いて来た。
僕は、ある資料を机の上に出し、「これは、君が作ったやつでしょ」と、ゲルバに聞いた。
その資料を見て、ゲルバは驚いた表情を浮かべた。「ええ、そうですよ。その資料を作ったため、牢獄に入れられたいたのです」
「そうか。僕は、この資料を見た時に、君をここの代官にしたいと思ったよ。とても、素晴らしい提案だったから」と、ゲルバの目を見た。
その言葉を聞き、またゲルバが驚きの表情を浮かべた。「た、確かにこの提案は、自信を持って提案できるものです。けど、莫大な額が必要になります」
「それについて大丈夫だよ。この領のゴミ掃除した時に出た金と僕が個人的に稼いだ金で足りるから」と、ゲルバに言った。
その言葉を聞き、覚悟を決め、「フレック子爵、私にこの領をお任せくだされますか?」と、頭を下げた。
「うん、これからよろしくね。あ、あと、いくつか追加したいことがあるけど大丈夫?」
いくつか追加することをゲルバに伝えた。
「これぐらいなら、調整可能です。では、これからよろしくお願いします」と、膝を着いた。
「うん、これからよろしくね」と、言った。
[王都の奴隷商]
僕は、紅茶を飲んで、ある人物を待っていた。
暫く経ち、扉からノック音が聞こえた。「お客様、お連れしました」と言う中年の男の声が聞こえた。
僕は、入室の許可を出し、待ち人を部屋の中に入れた。待ち人は、僕の顔を見て驚きの表情を浮かべた。
「久しぶりだね。ゲイル」と、犯罪奴隷になったゲイルに言った。
「ああ、久しぶりだな。辺境の悪夢よ。俺に、何の用だ」と、薄く笑みを浮かびながら言った。
「ゲイル、ある条件を呑んでくれたら、君のことを買おうと思っているよ」と、ゲイルに言った。
「ほお、その条件とは?」と、聞いてきた。
「条件は、冒険者になり、様々なところに行き、一週間に一度情報を僕に送ること。何故、君かというと、君の能力を買っているからだよ」と、答えた。
その言葉を聞き、ゲイルは考えた。少し時間が経ち、「いいだろう。自由になれるからな」と、返事を言った。
その返事を聞き、僕は満足な表情をし、「これから、よろしく」と、手を差し伸べた。
ゲイルは、手を差し伸べた手を取って、「ああ、よろしくな。辺境の悪夢」と返した。
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