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第十四話 食後の話し合い
しおりを挟む夕食も食べ終わり、今は、食後の紅茶をレティと菜月とミレイネと飲んでいた。
「えっと、エドリックさん、1つ聞きたいことがあるんですけど?」と、聞いてきた。
「うん、何が聞きたいの?」と、聞き返した。
「その、レティアさんと菜月さんとは、どのような関係なのですか?」と、聞いてきた。
「レティと菜月とは、婚約関係だよ」と、答えた。
「え、で、でも、重婚は、出来ませんよね?」と、聞いてきた。
「うん、普通は、出来ないよ。でも、僕は、一度王都を救った功績があって、その時の褒賞を使って、2人を婚約者にしているよ」と、答えた。
「そ、そうなんですね。あ、あの、もし、また功績を残すことが出来たら、誰かと婚約することはありますか?」と、聞いてきた。
「うーん、そうだね。僕のことを本気で好きでいてくれる女性がいたら、婚約すると思うよ。あ、でも、レティと菜月が認めてくれないと出来ないね」と、答えた。
「な、なら、私にも可能性がある」と、僕に聞こえない声で呟いた。
「ねぇ、エド。私達、女子会したいから、少し退室してくれる」と、レティが言ってきた。
「うん、良いよ。僕も色々と報告してくることがあるから、退室するね」と言い、部屋から出た。
僕は、このことを直ぐに、師匠に伝える為に、師匠の部屋の扉をノックし、入室の許可が出たので、部屋の中に入った。
「どうしたんだ、エド。何かあったのか?」と、聞いて来た。
僕は、ミレイネのことを全て話した。
「そうか、そんなことが起きてのか。エド、お前は、どうする気だ?」と、聞いて来た。
「勿論、ミレイネを苦しめた屑どもを地獄に落としますよ。徹底的にやりますよ」と、怒りを込めて答えた。
「そうか、お前なら、そうすると思っていたよ。でも、その後、あの子は、どうするのだ?」と、聞いて来た。
「そうですね。ミレイネは、素晴らしい女性なので、直ぐに任せられる相手は見つかりますよ」と、答えた。
「もう、夜も遅いので、これで私は、失礼します」と言い、部屋から退室した。
僕は、自室に戻り、今日集めた情報の整理と、ミレイネを苦しめた屑どもの情報の調べる順番を決め、休むことにした。
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