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第四十話 結婚式

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 この世界に帰ってきてから約半年が経った。

 今日は、僕と大切な婚約者達との結婚式だ。

 この結婚式の参列者は、僕の素顔を知っている者達とレティの知り合いの者達だけだ。その中には、国王陛下と第一王子も含まれている。

 師匠は、レティのエスコートをするので、この場に居ない。

 菜月とミレイネは、エスコートする人が居ないので、2人で手を繋いで来るらしい。

 式が始まり、新婦達と師匠が入場してきた。

 レティは、師匠にエスコートされ、入場してきた。菜月とミレイネは、2人で手を繋ぎながら入場してきた。

 レティは、真っ白のマーメイドライン型のウェディングドレスを着て、銀色の金糸でデザインされたショートベールを付けている。

 菜月は、真っ白のプリンセスライン型のウェディングドレスを着て、花の形が、所々にデザインされているロングベールを付けている。

 ミレイネは、真っ白のAライン型のウェディングドレスを着て、マリアベールを付けている。

 僕と3人が、神父の前まで行くと誓いの儀が始まった。

 「新婦、レティア、菜月、ミレイネ、新郎、エドリックに永遠の愛を誓いますか?」と、神父が、聞いた。

 「はい、誓います」と、レティが答えた。

 「はい、誓います」と、菜月が答えた。

 「はい、誓います」と、ミレイネが答えた。

 「では、新郎、エドリック、新婦、レティア、菜月、ミレイネに永遠の愛を誓うか?」と、神父が、聞いてきた。

 「はい、誓います」と、答えた。

 僕の言葉を聞き、神父は、「では、誓いのキスを」

 僕は、その言葉を聞き、レティに誓いのキスをした。そして、菜月にもミレイネにも誓いのキスをした。

 3人との誓いのキスをし終えると、教会の中に、これまで聞いたことがない程の大きな祝福の音が聞こえた。

 「この夫婦に神の御加護がありますように」と、神父が、祈りを捧げた。

 そして、僕とレティと菜月とミレイネは、夫婦になったのだ。
 

 
 
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