年上が敷かれるタイプの短編集

あかさたな!

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ショタ吸血鬼・大学生@その罠はとても古典的な手法でした

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道端で何かを拾って家で飼う話は珍しくないと思う。

でも俺が拾ったのは人間の天敵、吸血鬼の子供だった。






ある雨の日、
小学生ぐらいの男の子がダンボールに入ってマンションの前にうずくまっていた。
そのダンボールはもうボロボロで長い間、雨に打たれていたことが見て取れた。


彼はどうやら身寄りがないらしく、
とりあえず風邪をひかないように部屋に連れて帰り、お風呂に入れてあげた。

まあ大学で上京して一人暮らしだったし、
あの子を外に放り出すのも心が痛んでしまうので、しばらく一緒に生活していくことにした。

名前はみっちゃんとした。みかんが大好きだからだ。
ごはんは結構好き嫌いがあり、生野菜や果物を好む。

口数は少ないが、どうやら俺が話していることは理解してくれてるらしい。

八重歯がとても可愛らしい子だった。





そんなみっちゃんと生活をしていて数日たち、今日は11月の満月ということで
お月見団子を買って帰ることにした。

「ただいま」

あれ?いつもみっちゃんがお迎えしてくれるのにどうしたんだろう?

不審に思い、みっちゃんを探したら、
彼は布団をかぶってタオルを噛んでうずくまっていた。

「みっちゃん大丈夫?どこか具合悪い??」

そう尋ねても彼は唸って首を横に振るだけだった。

とりあえず落ち着かせようと背中を撫でて、
口のタオルを外そうとしたが、すごい抵抗をされた。

みっちゃんの体温はいつもより熱くて、
俺は何か薬局で薬を買いに行こうとしたが、
みっちゃんは俺の手を握って離してくれなかったから
仕方なくみっちゃんをおんぶして一緒に薬局に向かうことにした。


マンションを降りて、外に出たとき
異変が起きた。

俺は首を噛まれた。

少し背中のみっちゃんが重くなった気がする。

まるで牙で噛まれたような深い痛みを少し感じた。
そうして俺は血を吸われた。


まさか、みっちゃんに…
みっちゃんはさらに少し大きく重くなった気がする。
その頃には俺はもう立っていられなくて、地面に膝をついていた。

そして意識がだんだん暗くなっていた。




ふっと、気がつくと俺は自分の部屋のベッドに寝ていた。

外はすっかり明るくなっていた。

横を見ると泣いているみっちゃんが横にいた。

「おはよー。」

パッと花が咲きそうなくらいの笑顔でみっちゃんに抱きつかれた。

どうやら俺が死んでしまったのではと心配で仕方なかったらしい。

まって、俺昨日マンションの前で倒れたはず…どうやって俺はここまで…




そんな不思議な出来事があったが、
あれはまるで夢のようで、
そんなことをすっかり忘れていた頃にまたことは起こった。


家に帰るとみっちゃん…によく似た、でもみっちゃんより年上の男の子が家にいた。

「あれ?みっちゃんは?」

「…ゴメンナサイ」

その男の子に話を聞くとどうやら本当にみっちゃん本人らしい。

みっちゃんは吸血鬼で、満月の夜、人の血を吸うことで成長するらしい。
その効果は満月の夜だけ、直接みなければその影響は少し薄まるらしい。

前回はうっかり満月を直視してしまったため、懸命に吸血衝動を我慢していたらしい。
でも直接月を見てしまい、そして目の前に首があってもう理性はほとんどなくなってしまったらしい。

どうやらはじめての吸血で手加減がわからず、俺が貧血で倒れるまで吸われてしまったらしい。


「…カクシテテゴメンナサイ」

そう言われてしまっても、ファンタジーのような話とみっちゃんと過ごしてきた情によって俺はみっちゃんを責めれなかった。


そして申し訳なさそうに少しだけ吸わせて欲しいと願われた。
そうしないと餓死してしまうという。

満月の夜だけ
俺を殺さない程度に

俺はそれを承諾してしまった。






あれから数回満月の食事が行われた。
普段は小学生くらいのみっちゃんは満月の時だけ大きく成長する。
そして、その成長具合は回数を重ねるごとに大きくなっている気がする。
今では俺と同じ歳くらいの姿になっていることもある。




そんなある満月の食事の時、
それはいつもと少し違っていた。
いつも通り帰宅して夜ご飯を食べてベッドへ向かった。

「みっちゃんどうぞ」

そう言って俺はみっちゃんに首を差し出した。

「…アリガトウ」

俺は注射が苦手なタイプだから、
いつも反対側を向いて目を瞑って受けれる。

でもいつまで待ってもいつもの衝撃は来なくて、少し目を開けてみっちゃんの方を見る。

なんかいつもの捕食者のような目ではなく、少し情欲が揺れる表情をしていた。

そして覚悟を決めたような顔をして、俺の首に近づいてきた。

目を瞑って衝撃に備えたが、今回はいつもと違った。

いつも注射のようにちくっとするが、
今回はひと舐めされてから静かに入ってくる感じで、少し気持ちいいと感じてしまった。


みっちゃんはいつも通り三、四口飲んで、満足して離れていく…はずなのに
今日はいつもより執拗に傷口を舐められる。


なぜかわからないが、俺のものが反応して元気になってしまった。


それに気づいたみっちゃんはそこをゆるゆると触りはじめた。


逃げたい気持ちと壁際に追い詰められて逃げれてない現実とみっちゃんの捕食者のような瞳にすっかり魅せられて動けなくなってしまった。


みっちゃんはそのままいろんなところを舐めながら、だんだんイケナイコトをしてるかのような錯覚になってくる。

さっき舐められたせいか、
俺はどこを触られても脳では気持ちいいと変換されてしまい、すっかり抵抗できなくなっていた。

「…っん…みっちゃん…だめだよっ…」


「…ダイジョウブ…マカセテ」

そうしてみっちゃんに全身を触られ、おしりの蕾に指を入れられても気持ちいいと感じてしまうようになっていた。

口では抵抗しても、体はすっかり快感を受け入れていた。

そんな俺をみっちゃんはお姫様抱っこしてお風呂場まで連れて行ってくれた。

そして浴槽のふちに手をつくよう言われた。

立つのが精一杯の僕の体はもうすっかり抵抗できなくなっていた。

お風呂場でみっちゃんの立派なものが僕の穴に当てられても、もう受け入れるしかなった。

みっちゃんとそのまま、まるで野生動物のように激しく求めあった。


今までそんな場所がこんなに気持ちいいと知らなかった。
自分ですることはあっても、前を少し慰めて終わることが多かった。


「…みっちゃん…俺っ…もう…だめかも…」

「…ボクモっ…」


そしてみっちゃんの種がしっかり俺の中で注がれた。

俺はその行為にすら快感を拾ってしまうまでになっていた。










どうにかみっちゃんにおふろを手伝ってもらって、中のもの掻き出して、全身のぬるぬるをスッキリさせた。

そしてそのまま倒れるように寝てしまった。


朝を迎えるといつも通りのちっちゃいみっちゃんに戻っていた。


昨日のあの行為はなんだったのだろう。

あの時の感情に名前をつけようとすると、変な思考の沼にはまってしまいそうなので、俺は考えないことにした。


こうしたちっちゃいみっちゃんとの生活は幸せだし、
満月の食事はきっと一時いっときの気の迷いだろう

と思いたい。




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