宝石を育てる庭師

赤眉鷲羽-washusekibi-

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宝石を育てる庭師

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 森の奥深くに、キラキラしたものを集めるのが大好きな青年が住んでいました。
 しかし、彼はただ集めるだけではありません。
 彼は「人々の喜びの涙」を地面に埋め、それを宝石の花として育てる庭師だったのです。

 青年は、誰かが幸せで流した涙の滴を魔法のスプーンで丁寧に拾い集めます。
 それを月の光が当たる場所に埋めると翌朝には美しいエメラルドやサファイアの芽が顔を出します。

 ある時、青年は森で迷子になった子供を助けに来た母親と子供が抱き合って流した涙を魔法のスプーンで拾いました。
 その涙から育ったのは、どんな宝石よりも輝く虹色のダイヤモンドの花でした。
 青年はその花を涙を貰ったお礼として母親と子供に差し上げました。
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