ウェブ小説を書く日々で思うこと ―思い付きでダラダラ書いて投稿できた某chのエロパロ板は楽だった―

カシ夫

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第11話 段落の字下げしてる?

 段落。小学校の国語で習いましたね。
 あるいは大人になってから<p></p>のことだと覚えましたか?
 手打ちする方は<div></div>も段落分けのひとつとして使ったりもしますよね。

 さてさて、今回は「段落とは何ぞや?」というお話ではなく、ウェブ小説を書く際の段落分けと字下げで『』悩んでるって話です。
 とは言え、段落の種類や分け方のルールについて言及せずに書くのは非常に難しいです。いや、無理ですね。
 そんなわけで、ちょいちょいルールに関する話題も入れつつ、書いていきますね。

 まずは「段落」について。(結局いきなりルールの話!)
 形式段落(小段落)は、上記を例にすると『さてさて――悩んでるって話です。』です。形式段落(小段落)は字下げするので分かりやすいですね。
 意味段落(大段落)は、上記『さてさて――書いていきますね。』です。この中には『さてさて――』『とは言え――』『そんなわけで――』の三つの形式段落があります。

 学校の作文では形式段落ごとに改行し、段落の最初は一マス空けて書き始めると習いました。意味段落ごとに一行空けることもありませんでした。長い作文で「ここは一行空けた方が良い」とされた場合のみ、空けたような気がします。
 ウェブ小説を書く上でも同じルールで書くのが正しいことに変わりはありません。それが横書きであっても縦書きでも、書籍化を考えるならば正しく書いておくべきでしょう。
 著名な小説家の作品を見比べてみると面白いのですが、あえて段落分けを細かくしたり行間を開けている人と、あえて段落分けをしないように文字を詰めている人がいます。前者はスカスカ、でも読みやすい。後者はビッシリ、だから読みにくい。逆に感じる人もいます。
 作品によっては段落だけではなく、場面転換に記号を使うものもありますね。書籍化されたプロの作品でも、投稿サイトの作品でもあります。「*****」や「◇◇◇」、作家さんによってはこだわりのデザインというかロゴというか、オリジナルのものを書かれていたりもします。これも読み手にとっては転換だと分かりやすくて良い手法だと思います。
 小説に限らず、ウェブで文章を表示する場合、画面の見やすさを考慮する必要があります。人は紙媒体に比べて画面では長い文章を読むのに疲れてしまうのだそうです。特にスマートフォンなどの小さい画面では一面文字で埋まってしまうと、とても読み辛くなります。そこでウェブ上では適宜行間を空けたりする工夫がなされているわけです。行間が空けば字下げをしなくても段落が変わったことが読み手に伝わります。よって字下げをしない文章も多いのです。


 はい、ここまで読んでくださった方、いかがでしたか。読み辛かったですか?

『学校の作文では』から『多いのです。』まで、びっしり書いてみました。最後の形式段落(小段落)では、段落を分けたほうが良さそうな箇所もわざと分けずに続けて書いてみました。
 パソコンの大きな画面や、縦書きの紙面ならあまり違和感なく読めるかもしれません。スマホですと、本当に画面いっぱいに文字ですよね。

 ウェブ小説の読者の中には「文字がビッシリしてると画面を閉じる」タイプの方もいます。また逆に、「文字がスカスカで読む気にならない」タイプの方もいます。
 書き手の側も、書籍化を想定して原稿用紙の体裁に合うように書いたり、書籍化とか全く想定せずスマホで表示されたときに見やすいことを第一に書いたりと色々です。
 小説投稿サイトによっても支持される書き方が異なります。それぞれのサイトでトップ画面で紹介されている小説をいくつか読み比べてみると面白いです。ビッシリ系、スカスカ系、本当に色々ありますから。

 ちなみに、私が利用しているアルファポリス、カクヨム、小説家になろうには「字下げ」の機能があります。とりあえずベタ打ちしても、「字下げ」をクリックすれば段落の一文字目が字下げされます。便利ですね。残念ながらエブリスタにはその機能がありませんでした。


 段落の話題のついでですが、小説ですとここに「セリフ」が入ってきます。

「あー、セリフの書き方問題ねー」

「私はかぎかっこごとに一行空ける派」

「くっついてると見づらいよねー」

「えー、すっかすかだとスクロール増えて嫌だよー」

「私は地の文とセリフの間は空けるけど、セリフ同士は空けない派」
「僕も同じくです」
「でもね、セリフが凄く長くなったときとかは、一行空けた方が読みやすいと思うんだけどなあ。実際に読んでみるとどうなんだろうね」
「スマホで表示してみたら?」

 これもまた作品の特徴や書き手の意図によって様々な工夫をされていると思います。「いやいや、俺は会話も全部地の文に続ける派だから」「えっ、そうなんですか?」といった感じの書き方もアリですよね。
 会話だらけになってしまうのを避けるために「こう書くんだよ」と彼は言った。なんて書くのはわかりますが、会話そのものも混ぜ込んでいる作品も結構あります。

 さて、私が書く小説はどんな風にするのが良いか?
 作品ごとに画面上での印象を変える工夫もしたい、読み手の層によって行間を空けたい、同じ作品でも投稿サイトによって体裁を変えたい……
 
 書けば書くほど、読めば読むほど、どんな風にしようかなと悩むわけです。
 小説のネタや描写のアイデアを考えるのも楽しいですが、実際に画面に表示されたときの印象を考えて調整する作業もなかなか楽しいものですよ。
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