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後日談:屋根裏部屋は異空間! おにぎりが結ぶ、俺を知らない父さんとの縁
身内の審判 けど俺はそれどころじゃない
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「おい、エッジ!」
「ん?」
いや、俺の方には誰も来なくていいよ。
フォールスの方に……って、ヒュージか。
「何だ……ぶぐぁっ! ……いってぇ……。何すんだよ!」
「うるせぇ!」
「ぐぽっ!」
いきなり頬に、そして次に腹を殴られた。
「てめぇがいなきゃ、フォールスはあんな目に遭わずに済んだんだぞ! てめぇ、何考えてやがんだ!」
「ぅお゛っ!」
二発、三発と殴られる。
周りは誰も止めてくれない。
「止めなさい! あんたがボーっとしてるからでしょ!」
教室内に響く声。
フォールスだった。
「何言ってんだ! こんなやつほっときゃお前は危ない目に遭わずに済んだんだろうが! それをこいつ」
「あんたとノクトがぼーっとしてたからでしょ! 地面にヒビが入ってたの見えなかったの?!」
「……思い出したぜ。俺とノクトを放り投げてくれたっけな。どういうつもりだ?! あぁ?!」
「あんたバカなの?! あのまま二人がそのままそこにいたら、下に落ちたのはあんたとノクトだったのよ?!」
「俺達だったらあの後普通にそこから退いてたね。それを、それに気付かないでボーっとしてるってこいつが判断したからだろうよ」
「ノクトの言う通りだ! 普段からボーっとしてるから、俺らも同じようにボーっとしてるって思いこんだんだろうよ!」
痛えし、重いから退いてくれねぇかな。
馬乗りにされてるよ、俺。
「落ちたのはあんた達だったらって言う話は無意味だけど、少なくともエッジは、暗いダンジョンの中でも扉を見つける視力はあるのよ?! そこで一晩避難してたもの。私は見つけられなかったんだから、エッジがいなかったらどうなってたか分からなかったわよ!」
みんながざわついてる。
何があった?
フォールスの言うことにおかしいことなんかなかったろ?
「一晩一緒にいた? 何言ってる」
「せいぜい一時間くらいだったろ。時間見てみろよ」
いつもの学校への帰還の時間よりも、確かに一時間くらいしか遅れてなかった。
てっきり丸一日過ごしてたと思ったんだけど……。
「う、嘘……。だってあの屋根裏部屋で一晩寝て……。おにぎりも、夜のご飯と朝ご飯の代わりに……」
「屋根裏? おにぎり? ……お前ら……ひょっとして……」
おい、お前ら。
同じ屋根の下で若い男女が一夜を共にしたことを問題にしろよ。
「噂の……安全地帯の部屋にいたのか?」
「そうよ! だからヒュージ! いい加減エッジから離れなさいよ!」
「……ケッ!」
またクラス中がうるさくなる。
フォールスの無事を喜ぶ声から、屋根裏部屋での出来事を根掘り葉掘り聞きたがる連中の騒がしいこと騒がしいこと。
「お前ら……みんな、席に着かんかーっ!」
ほら、教官に怒鳴られた。
騒ぎを聞きつけてやってきたわけじゃなく、普通に下校時間が来ただけなんだけどな。
※
ホームルームを終わったら帰るつもりだったんだけど、そうはいかなかった。
当たり前か。
フォールスと二人で呼び出された。
「そうか。屋根裏部屋に行ったのか。ハタナカ・コウジって奴はいたか?」
「はい。他の世界から来たような冒険者達におにぎりを配ってました。それと水も」
「そうか……。数年前にコウジの奴、死んだって聞いたんだが……」
「教官もご存じなんですか?!」
「あぁ。何度か俺も世話になった。他の教官何人かも世話になったらしい」
フォールスが受け答えた。
有り難いことに、俺があの人を父さん呼ばわりしたことは伏せてくれた。
俺がそう思い込んでるだけかもしれないしな。
ちなみにすでに死去してるので、学校に届け出ている家族構成は、当然母と二人だけってことにしてる。
だからあの人のことで話題が盛り上がってるけど、教官は俺とあの人を結びつけて考えることはなかった。
ただ、やっぱり同一人物かもしれないって思った話は出た。
父さんは家族みんなに、カレーライス、カレーうどんを時々作ってくれた。
教官もあの部屋でそれを口にしたことがあったらしい。
何か、脳内でトリップしてたみたいだったけど……。
「……では失礼します」
「失礼します」
「うむ。気をつけて帰れよ?」
結局、あの部屋での詳しい話を聞きたかっただけみたいだった。
「……あんたも何か喋ったらよかったのに」
「俺から喋ること、特になかったよ。フォールスが分かりやすく話してくれたし」
二人一緒に玄関に出ると、屋根裏部屋の噂に興味津々のクラスメイトの大半がフォールスを待っていた。
つくづく人気者だな、こいつ。
それに比べて俺は空気。
空気なら空気らしく、誰からも見られないようにこっそり帰る……って、また試合続行かよ。
「おい、エッジ」
またヒュージとノクトだよ。やれやれ。
「ヒュージ、お前さ……」
「うるせぇ。お前に何かを言う権利すらねぇ」
「お前が何体も魔物を倒したことは知ってる。数え切れねぇよ」
「黙れ。お前、フォールスに」
「その魔物を倒した力で俺を殴るのか?」
「あぁ?!」
「俺は、あいつを、そしてお前らを殺そうとする魔物どもと同格なのか? 俺はそこまで邪悪なのか?」「フォールスを死なすところだったんだぞ?! それが邪悪でなくて何なんだ!」
やれやれだ。
議論する価値もないだろ、これ。
誰も気が付かなかった要点に、俺達は気付くことができたんだぞっていうアピールだろ、これ。
「つまり俺は魔物と同類ということでいいのか? 冒険者ギルドや組合に問い合わせて確認するぜ? お前の善悪は、学校内で考える基準だろ。卒業したらお前ら何になるつもりだ? そのノリで仕事する気か? 冒険者全員ここを卒業してるわけじゃねぇんだぞ? 大体危険を察知できてりゃあんなことは起きなかったろうよ」
ツッコみどころ満載だな。
自分の行動を棚に上げて何言ってんだ。
どうせこいつらのことだ。
自分のミスはなかったことにしてんじゃねぇか?
二人からの返事はない。
「じゃ、また明日な」
「……くっ! グループの再編成訴えてやる! お前なんか落ちこぼれ組にでもなっちまえ!」
しょーもない捨て台詞だな、おい。
「ん?」
いや、俺の方には誰も来なくていいよ。
フォールスの方に……って、ヒュージか。
「何だ……ぶぐぁっ! ……いってぇ……。何すんだよ!」
「うるせぇ!」
「ぐぽっ!」
いきなり頬に、そして次に腹を殴られた。
「てめぇがいなきゃ、フォールスはあんな目に遭わずに済んだんだぞ! てめぇ、何考えてやがんだ!」
「ぅお゛っ!」
二発、三発と殴られる。
周りは誰も止めてくれない。
「止めなさい! あんたがボーっとしてるからでしょ!」
教室内に響く声。
フォールスだった。
「何言ってんだ! こんなやつほっときゃお前は危ない目に遭わずに済んだんだろうが! それをこいつ」
「あんたとノクトがぼーっとしてたからでしょ! 地面にヒビが入ってたの見えなかったの?!」
「……思い出したぜ。俺とノクトを放り投げてくれたっけな。どういうつもりだ?! あぁ?!」
「あんたバカなの?! あのまま二人がそのままそこにいたら、下に落ちたのはあんたとノクトだったのよ?!」
「俺達だったらあの後普通にそこから退いてたね。それを、それに気付かないでボーっとしてるってこいつが判断したからだろうよ」
「ノクトの言う通りだ! 普段からボーっとしてるから、俺らも同じようにボーっとしてるって思いこんだんだろうよ!」
痛えし、重いから退いてくれねぇかな。
馬乗りにされてるよ、俺。
「落ちたのはあんた達だったらって言う話は無意味だけど、少なくともエッジは、暗いダンジョンの中でも扉を見つける視力はあるのよ?! そこで一晩避難してたもの。私は見つけられなかったんだから、エッジがいなかったらどうなってたか分からなかったわよ!」
みんながざわついてる。
何があった?
フォールスの言うことにおかしいことなんかなかったろ?
「一晩一緒にいた? 何言ってる」
「せいぜい一時間くらいだったろ。時間見てみろよ」
いつもの学校への帰還の時間よりも、確かに一時間くらいしか遅れてなかった。
てっきり丸一日過ごしてたと思ったんだけど……。
「う、嘘……。だってあの屋根裏部屋で一晩寝て……。おにぎりも、夜のご飯と朝ご飯の代わりに……」
「屋根裏? おにぎり? ……お前ら……ひょっとして……」
おい、お前ら。
同じ屋根の下で若い男女が一夜を共にしたことを問題にしろよ。
「噂の……安全地帯の部屋にいたのか?」
「そうよ! だからヒュージ! いい加減エッジから離れなさいよ!」
「……ケッ!」
またクラス中がうるさくなる。
フォールスの無事を喜ぶ声から、屋根裏部屋での出来事を根掘り葉掘り聞きたがる連中の騒がしいこと騒がしいこと。
「お前ら……みんな、席に着かんかーっ!」
ほら、教官に怒鳴られた。
騒ぎを聞きつけてやってきたわけじゃなく、普通に下校時間が来ただけなんだけどな。
※
ホームルームを終わったら帰るつもりだったんだけど、そうはいかなかった。
当たり前か。
フォールスと二人で呼び出された。
「そうか。屋根裏部屋に行ったのか。ハタナカ・コウジって奴はいたか?」
「はい。他の世界から来たような冒険者達におにぎりを配ってました。それと水も」
「そうか……。数年前にコウジの奴、死んだって聞いたんだが……」
「教官もご存じなんですか?!」
「あぁ。何度か俺も世話になった。他の教官何人かも世話になったらしい」
フォールスが受け答えた。
有り難いことに、俺があの人を父さん呼ばわりしたことは伏せてくれた。
俺がそう思い込んでるだけかもしれないしな。
ちなみにすでに死去してるので、学校に届け出ている家族構成は、当然母と二人だけってことにしてる。
だからあの人のことで話題が盛り上がってるけど、教官は俺とあの人を結びつけて考えることはなかった。
ただ、やっぱり同一人物かもしれないって思った話は出た。
父さんは家族みんなに、カレーライス、カレーうどんを時々作ってくれた。
教官もあの部屋でそれを口にしたことがあったらしい。
何か、脳内でトリップしてたみたいだったけど……。
「……では失礼します」
「失礼します」
「うむ。気をつけて帰れよ?」
結局、あの部屋での詳しい話を聞きたかっただけみたいだった。
「……あんたも何か喋ったらよかったのに」
「俺から喋ること、特になかったよ。フォールスが分かりやすく話してくれたし」
二人一緒に玄関に出ると、屋根裏部屋の噂に興味津々のクラスメイトの大半がフォールスを待っていた。
つくづく人気者だな、こいつ。
それに比べて俺は空気。
空気なら空気らしく、誰からも見られないようにこっそり帰る……って、また試合続行かよ。
「おい、エッジ」
またヒュージとノクトだよ。やれやれ。
「ヒュージ、お前さ……」
「うるせぇ。お前に何かを言う権利すらねぇ」
「お前が何体も魔物を倒したことは知ってる。数え切れねぇよ」
「黙れ。お前、フォールスに」
「その魔物を倒した力で俺を殴るのか?」
「あぁ?!」
「俺は、あいつを、そしてお前らを殺そうとする魔物どもと同格なのか? 俺はそこまで邪悪なのか?」「フォールスを死なすところだったんだぞ?! それが邪悪でなくて何なんだ!」
やれやれだ。
議論する価値もないだろ、これ。
誰も気が付かなかった要点に、俺達は気付くことができたんだぞっていうアピールだろ、これ。
「つまり俺は魔物と同類ということでいいのか? 冒険者ギルドや組合に問い合わせて確認するぜ? お前の善悪は、学校内で考える基準だろ。卒業したらお前ら何になるつもりだ? そのノリで仕事する気か? 冒険者全員ここを卒業してるわけじゃねぇんだぞ? 大体危険を察知できてりゃあんなことは起きなかったろうよ」
ツッコみどころ満載だな。
自分の行動を棚に上げて何言ってんだ。
どうせこいつらのことだ。
自分のミスはなかったことにしてんじゃねぇか?
二人からの返事はない。
「じゃ、また明日な」
「……くっ! グループの再編成訴えてやる! お前なんか落ちこぼれ組にでもなっちまえ!」
しょーもない捨て台詞だな、おい。
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