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紅丸編
トラブル連打 後日談 紅丸の俺達裁き
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えらい目に遭った。
つか、このチビ妖精、何しに来やがったんだ!
目の前で何か爆発させたと思ったら、その後で手当ての魔法か何かかけたらしい。
その衝撃でぐらついたすべての歯が戻ったし、痛みが少し残ってる感じ。
つか、そんなことできるんなら全身の痛みも取り除いてほしいもんだが。
それにしても……。
「ツンデレどころじゃねぇな。逆ギレデレ?」
「またもや話はズレたわけだが」
あ?
何の話だったっけ?
「紅丸には、そういう思いはあったものの実行に移すつもりはなく、その思いを知った部下の暴走、ということになる。そして商会の泉現象への功労も無視できるものじゃない」
空気が重い。
好き勝手に発言してもいいが、こいつらの感情を考えるとな。
まぁどっちにせよ、言えるとしたら……。
「深く関わりたくない相手ではあるんだが……」
「まぁ、そうね」
「紅丸にその気があろうがなかろうが、部下の動きを把握できてないってことでしょ?」
「それだと従業員への刑罰で終わりになっちゃうんじゃない?」
喧々囂々って言うんだったか?
でも言い争いって感じじゃないから、かなり違うか。
にしても終わらんな。
怪我人のそばで議論するってのもどうかと思うんだが。
「アラタ、ドウオモウ?」
どう思う?
って聞かれてもなぁ。
俺と視点が違うんだよな。
だから俺は口出しできんと思ってたんだが……。
「心情的に考えりゃ、なぶり殺しにしても気が済まねぇんじゃねぇの?」
「え?」
「……それほどのことじゃ」
「売られた先で何されるか分からねぇんだぞ? しかも数え切れる金額で、だ」
と、煽ってみる。
結論が出ねぇのは、気が済まないからだ。腹が収まらねぇからだ。
「そんなことを考えたらきりはないけど」
「考えろよ。人形にされ、玩具にされ、どんなひどい目に」
「そんな悪趣味な事、考えたくもないわよっ。おぞましいっ」
「考えろよ。でないと罰は与えられねぇぞ? 例えば……売り渡された先で、俺を殺せと命じられたり」
「やめてよ!」
男性と女性の違いって、人間以外の種族でもあるんだろうか。
性別が女とされる全員が涙目になってる。
けど、考えたくないから考えないってのは、今この場では却下だ。
一人の処罰をどうするか。
そいつが俺達にしようとしたことと、その先の可能性の話をしなきゃ話は進まねぇ。
進めるつもりがねぇから、こいつらの話し合いはいつまでも結論が出ねぇんだ。
「……そう命じた奴の罪も、紅丸のものなのか?」
「それは……」
「可能性だけを考える奴と、実際に被害に遭った奴とはその視点が違うんだよな。罪に軽重の違いを考えた時、紅丸とそいつとどっちが重い?」
「……アソビアイテガホシイッテダケナラ、ベニマルノホウガオモイ」
紅丸とほとんど接点がなかったンーゴは冷静だな。
「てこたぁ、売り先の相手次第で紅丸の罪の重さが変化するってこったなぁ。売り先の相手次第で罪の重さが決まり、罰も決まる。けんど……その可能性は……なくなった、ちゅーことでいいんでねぇの?」
「そんな!」
「だって、あたしたち、ひどい目に」
「ひどい目に遭ったのは……アラタのあんちゃんと連絡が取れなくなって、体と行動の自由が利かなくなったってことだけじゃねぇの? 現実になることがあり得ない未来の可能性考えたってしゃーないやんか」
「けど」
「んじゃ死刑?」
「いや、そこまでは……」
「んじゃ寿命まで強制労働とやらにせぇや」
「……それができるなら」
「でもみんな、こうして無事に戻れて生活するんだよなあ? 紅丸と会う前とほぼ同じやんか」
ミアーノの言わんとしていることは大体分かる。
俺もそう考えてた。
けど、被害に遭った奴と会わなかった奴の視点は違う。
ミアーノの話をみんなが聞いているのは、人間じゃない種族だから、だろうな。
「でも……私は……」
「ドシタノ? クリマー」
「アラタさんに、クレーム入れて、そのことをどうのってことよりも、その根本まで掘り下げて考えてもらって……弟と一緒に平穏な生活を送ってるってこと思い出したの……」
「それで?」
「紅丸さん、取締役じゃなかったらどう考えてたのかな」
「そりゃ……」
「責任者でしょ? しかも大金が必要なのは船の維持費のためでしょう? もし責任者じゃなかったら、紅丸さんはそんなこと考えなかったんじゃないでしょうか? 仮に役職を退いても、誰かが就かなきゃならない。その誰かはきっと同じことを考える……」
それは俺も思いつかなかったな。
クリマーじゃなきゃ見ることができない視点だ。
「紅丸さんは無罪って訳にはいかないとは思いますが……商会の体制って言うか……そこを改善しないと、同じ罪を繰り返し重ねることになりますよ? だって罰によって拘束されたら、代理を立てなきゃいけないでしょう? 教訓にはなるでしょうけど、この一件を経験した者と未経験の者とじゃ、受け止め方違いますもん」
クリマーはシアンの方を見やっている。
商会の話になれば、俺達個々から出る話なんか、絵に描いた餅だろう。
政権に関わっているほどの企業にこーせいあーせいなどと俺達ごときが指示を出しても、その指示がまともなものと受け止めてくれるわけがない。
「……たしかにまるまる商会の本船は莫大な費用が掛かってるようだ。国も関わっているから口出しはできるだろう。だがその国の立場を理解してもらえるかどうかだ」
「商会からってことですか?」
「国民から、ということもある。日用品から建築物まで手広く事業を展開している。そんな企業は類を見ない。国が面倒を見るには、それなりの理由が必要だ。保安部と関わっているから、という理由で面倒を見るなら、癒着問題が起きる可能性もある」
こちらの可能性は、これからのことだから現実的な話でもある。
実際スキャンダルが起きるかどうかは別だが。
「だが理由は一つある。泉現象を住民達への被害なしに食い止めたことだ。その協力は」
「大部分はまるまる商会によるものである、ということなら理由になるよな」
「うん。その通りだ、アラタ。それがさっき私から報告する前に話をしたことだ。この功労をそっちに回すか、減刑の材料とするか。紅丸は償いのつもりで起こした行動ではないと私に告げた話はさっき聞いたよな?」
クリマーのケースと同じだ。
根本を見直してもらわなきゃ、今回のようなことが繰り返される。
そして、テンちゃん達からは特に何の意見も出ない。
俺の一存に任せる……ってことでいいのか?
「維持費削減につながるような援助とかすりゃ、同じ目に遭うことはない。商会の行賞はそっちに回すべきだな。それと紅丸への罰は……執行猶予でいいんじゃね? 俺らへの個人的接触も禁止で。目的がレア種との接触ってんなら、あいつにとってはそれ以外にここに価値はない。そして接触があろうがなかろうが今度同じことやらかしたら、それこそ弁解の余地なしで。野生のレア種についてはこっちの知ったこっちゃない。お前ら、それでどうだ?」
全員が鈍く頷く。
しかめっ面をしてるのは、俺の意見に異議があるんじゃなく、俺の言うことが理解しづらいせいらしい。
「無罪放免、じゃないんだよね?」
「あいつ一人拘束されただけで事業が回らなくなる可能性もある。動機は知らんが、住民の日常まで守るつもりでいたって、シアンから聞いたろ? 俺らの気分一つで住民達の生活が不自由になったりしたら、それこそあいつもある意味無念だろうし住民達に迷惑がかかる。住民達だって振動や騒音とかは感じて不安になっただろうが、誰もが普段と変わらない日常を過ごしていたはずだ。事の経緯を知ったら、逆に俺達が責められかねん。紅丸が高みの見物で終わってたら、俺らに同情してくれるかもしれんけどな」
今度は神妙な顔つきで頷いている。
何とか話はまとまった。
おまけに余計な人間関係を増やさずに済む。
あとは、体を本調子に戻すのと……。
「そうそう。王宮に戻る前にもう一つ言うことがある。これは……商談というか……営業活動か?」
王家が商売かよ。
まぁ税金が重くなるよりはいいかも……って、この国、納税ってあったか?
「アラタ、君が魔球と呼んでいる物だが、お詫びに渡した球があったろう?」
「補充なんていらねぇぞ」
「しかし、アラタには必要な物のはずだ。魔法が使えないんだからな」
散々聞いたよ、その話は。
「詫びたい気持ちは尽きることがない。けれど、それを形に現わすとなると流石に」
「だからそれはもういいっつってんだろ!」
なかなか人の言うことを聞かない奴だ。
「いや、そこで提供しようと思っている。もちろん市場にも出回ることになる」
「何をだ?」
「アラタに渡した魔球の廉価版を法術店に出すことにした。二個でお前に渡した魔球の大体一個分に当たる効果がある。とりあえず、いくつか買いたまえ。これは強制だ。目を離すとすぐ無茶をするからな。消費した個数の三倍は絶対に買うように。でないとここから帰らん!」
「いや、帰れ!」
「シアン、アラタには絶対に買わせるから大丈夫! 帰るかここにいるかは、シアンの気持ち次第でいいよ」
おいこらヨウミ。
「ならしばらくここに泊ま」
「帰れーっ!」
全くこいつらは本当に……。
退屈しねぇ家族だよ!
つか、このチビ妖精、何しに来やがったんだ!
目の前で何か爆発させたと思ったら、その後で手当ての魔法か何かかけたらしい。
その衝撃でぐらついたすべての歯が戻ったし、痛みが少し残ってる感じ。
つか、そんなことできるんなら全身の痛みも取り除いてほしいもんだが。
それにしても……。
「ツンデレどころじゃねぇな。逆ギレデレ?」
「またもや話はズレたわけだが」
あ?
何の話だったっけ?
「紅丸には、そういう思いはあったものの実行に移すつもりはなく、その思いを知った部下の暴走、ということになる。そして商会の泉現象への功労も無視できるものじゃない」
空気が重い。
好き勝手に発言してもいいが、こいつらの感情を考えるとな。
まぁどっちにせよ、言えるとしたら……。
「深く関わりたくない相手ではあるんだが……」
「まぁ、そうね」
「紅丸にその気があろうがなかろうが、部下の動きを把握できてないってことでしょ?」
「それだと従業員への刑罰で終わりになっちゃうんじゃない?」
喧々囂々って言うんだったか?
でも言い争いって感じじゃないから、かなり違うか。
にしても終わらんな。
怪我人のそばで議論するってのもどうかと思うんだが。
「アラタ、ドウオモウ?」
どう思う?
って聞かれてもなぁ。
俺と視点が違うんだよな。
だから俺は口出しできんと思ってたんだが……。
「心情的に考えりゃ、なぶり殺しにしても気が済まねぇんじゃねぇの?」
「え?」
「……それほどのことじゃ」
「売られた先で何されるか分からねぇんだぞ? しかも数え切れる金額で、だ」
と、煽ってみる。
結論が出ねぇのは、気が済まないからだ。腹が収まらねぇからだ。
「そんなことを考えたらきりはないけど」
「考えろよ。人形にされ、玩具にされ、どんなひどい目に」
「そんな悪趣味な事、考えたくもないわよっ。おぞましいっ」
「考えろよ。でないと罰は与えられねぇぞ? 例えば……売り渡された先で、俺を殺せと命じられたり」
「やめてよ!」
男性と女性の違いって、人間以外の種族でもあるんだろうか。
性別が女とされる全員が涙目になってる。
けど、考えたくないから考えないってのは、今この場では却下だ。
一人の処罰をどうするか。
そいつが俺達にしようとしたことと、その先の可能性の話をしなきゃ話は進まねぇ。
進めるつもりがねぇから、こいつらの話し合いはいつまでも結論が出ねぇんだ。
「……そう命じた奴の罪も、紅丸のものなのか?」
「それは……」
「可能性だけを考える奴と、実際に被害に遭った奴とはその視点が違うんだよな。罪に軽重の違いを考えた時、紅丸とそいつとどっちが重い?」
「……アソビアイテガホシイッテダケナラ、ベニマルノホウガオモイ」
紅丸とほとんど接点がなかったンーゴは冷静だな。
「てこたぁ、売り先の相手次第で紅丸の罪の重さが変化するってこったなぁ。売り先の相手次第で罪の重さが決まり、罰も決まる。けんど……その可能性は……なくなった、ちゅーことでいいんでねぇの?」
「そんな!」
「だって、あたしたち、ひどい目に」
「ひどい目に遭ったのは……アラタのあんちゃんと連絡が取れなくなって、体と行動の自由が利かなくなったってことだけじゃねぇの? 現実になることがあり得ない未来の可能性考えたってしゃーないやんか」
「けど」
「んじゃ死刑?」
「いや、そこまでは……」
「んじゃ寿命まで強制労働とやらにせぇや」
「……それができるなら」
「でもみんな、こうして無事に戻れて生活するんだよなあ? 紅丸と会う前とほぼ同じやんか」
ミアーノの言わんとしていることは大体分かる。
俺もそう考えてた。
けど、被害に遭った奴と会わなかった奴の視点は違う。
ミアーノの話をみんなが聞いているのは、人間じゃない種族だから、だろうな。
「でも……私は……」
「ドシタノ? クリマー」
「アラタさんに、クレーム入れて、そのことをどうのってことよりも、その根本まで掘り下げて考えてもらって……弟と一緒に平穏な生活を送ってるってこと思い出したの……」
「それで?」
「紅丸さん、取締役じゃなかったらどう考えてたのかな」
「そりゃ……」
「責任者でしょ? しかも大金が必要なのは船の維持費のためでしょう? もし責任者じゃなかったら、紅丸さんはそんなこと考えなかったんじゃないでしょうか? 仮に役職を退いても、誰かが就かなきゃならない。その誰かはきっと同じことを考える……」
それは俺も思いつかなかったな。
クリマーじゃなきゃ見ることができない視点だ。
「紅丸さんは無罪って訳にはいかないとは思いますが……商会の体制って言うか……そこを改善しないと、同じ罪を繰り返し重ねることになりますよ? だって罰によって拘束されたら、代理を立てなきゃいけないでしょう? 教訓にはなるでしょうけど、この一件を経験した者と未経験の者とじゃ、受け止め方違いますもん」
クリマーはシアンの方を見やっている。
商会の話になれば、俺達個々から出る話なんか、絵に描いた餅だろう。
政権に関わっているほどの企業にこーせいあーせいなどと俺達ごときが指示を出しても、その指示がまともなものと受け止めてくれるわけがない。
「……たしかにまるまる商会の本船は莫大な費用が掛かってるようだ。国も関わっているから口出しはできるだろう。だがその国の立場を理解してもらえるかどうかだ」
「商会からってことですか?」
「国民から、ということもある。日用品から建築物まで手広く事業を展開している。そんな企業は類を見ない。国が面倒を見るには、それなりの理由が必要だ。保安部と関わっているから、という理由で面倒を見るなら、癒着問題が起きる可能性もある」
こちらの可能性は、これからのことだから現実的な話でもある。
実際スキャンダルが起きるかどうかは別だが。
「だが理由は一つある。泉現象を住民達への被害なしに食い止めたことだ。その協力は」
「大部分はまるまる商会によるものである、ということなら理由になるよな」
「うん。その通りだ、アラタ。それがさっき私から報告する前に話をしたことだ。この功労をそっちに回すか、減刑の材料とするか。紅丸は償いのつもりで起こした行動ではないと私に告げた話はさっき聞いたよな?」
クリマーのケースと同じだ。
根本を見直してもらわなきゃ、今回のようなことが繰り返される。
そして、テンちゃん達からは特に何の意見も出ない。
俺の一存に任せる……ってことでいいのか?
「維持費削減につながるような援助とかすりゃ、同じ目に遭うことはない。商会の行賞はそっちに回すべきだな。それと紅丸への罰は……執行猶予でいいんじゃね? 俺らへの個人的接触も禁止で。目的がレア種との接触ってんなら、あいつにとってはそれ以外にここに価値はない。そして接触があろうがなかろうが今度同じことやらかしたら、それこそ弁解の余地なしで。野生のレア種についてはこっちの知ったこっちゃない。お前ら、それでどうだ?」
全員が鈍く頷く。
しかめっ面をしてるのは、俺の意見に異議があるんじゃなく、俺の言うことが理解しづらいせいらしい。
「無罪放免、じゃないんだよね?」
「あいつ一人拘束されただけで事業が回らなくなる可能性もある。動機は知らんが、住民の日常まで守るつもりでいたって、シアンから聞いたろ? 俺らの気分一つで住民達の生活が不自由になったりしたら、それこそあいつもある意味無念だろうし住民達に迷惑がかかる。住民達だって振動や騒音とかは感じて不安になっただろうが、誰もが普段と変わらない日常を過ごしていたはずだ。事の経緯を知ったら、逆に俺達が責められかねん。紅丸が高みの見物で終わってたら、俺らに同情してくれるかもしれんけどな」
今度は神妙な顔つきで頷いている。
何とか話はまとまった。
おまけに余計な人間関係を増やさずに済む。
あとは、体を本調子に戻すのと……。
「そうそう。王宮に戻る前にもう一つ言うことがある。これは……商談というか……営業活動か?」
王家が商売かよ。
まぁ税金が重くなるよりはいいかも……って、この国、納税ってあったか?
「アラタ、君が魔球と呼んでいる物だが、お詫びに渡した球があったろう?」
「補充なんていらねぇぞ」
「しかし、アラタには必要な物のはずだ。魔法が使えないんだからな」
散々聞いたよ、その話は。
「詫びたい気持ちは尽きることがない。けれど、それを形に現わすとなると流石に」
「だからそれはもういいっつってんだろ!」
なかなか人の言うことを聞かない奴だ。
「いや、そこで提供しようと思っている。もちろん市場にも出回ることになる」
「何をだ?」
「アラタに渡した魔球の廉価版を法術店に出すことにした。二個でお前に渡した魔球の大体一個分に当たる効果がある。とりあえず、いくつか買いたまえ。これは強制だ。目を離すとすぐ無茶をするからな。消費した個数の三倍は絶対に買うように。でないとここから帰らん!」
「いや、帰れ!」
「シアン、アラタには絶対に買わせるから大丈夫! 帰るかここにいるかは、シアンの気持ち次第でいいよ」
おいこらヨウミ。
「ならしばらくここに泊ま」
「帰れーっ!」
全くこいつらは本当に……。
退屈しねぇ家族だよ!
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