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エピローグ『天使の涙』
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新しいシュークリームは『天使の涙』と名付けられ、たちまち人気商品となった。発売から五年が経った今でも売れ続けていて、お店の看板商品となっている。
「明日も混んでるんだろうな」
金曜日の今日でさえ、あれだけ列ができていたのだから。
外はもうすっかり暗く、薄く開けている窓からは涼やかな風が訪ねてくる。吊り下げられたままの風鈴をリン、と鳴らし、冷たい温度が部屋を回り出す。吸い込んだ空気に夏の終わりを嗅ぎ取って静かに深呼吸をする。優しい冷たさが体を流れていく。それだけでほっと心が緩む。
「明日はナツキいるかな?」
自然とこぼれた声は思いのほか弾んでいた。そのことに自分で気づいて小さく笑ってしまう。
私は今でも週三回(今日は特別!)ケーキ屋さんを訪れている。
生まれ変わりなんて都合のいいことは思っていないけれど。先日五歳になった小さな友人はハルによく似ていた。
「明日も混んでるんだろうな」
金曜日の今日でさえ、あれだけ列ができていたのだから。
外はもうすっかり暗く、薄く開けている窓からは涼やかな風が訪ねてくる。吊り下げられたままの風鈴をリン、と鳴らし、冷たい温度が部屋を回り出す。吸い込んだ空気に夏の終わりを嗅ぎ取って静かに深呼吸をする。優しい冷たさが体を流れていく。それだけでほっと心が緩む。
「明日はナツキいるかな?」
自然とこぼれた声は思いのほか弾んでいた。そのことに自分で気づいて小さく笑ってしまう。
私は今でも週三回(今日は特別!)ケーキ屋さんを訪れている。
生まれ変わりなんて都合のいいことは思っていないけれど。先日五歳になった小さな友人はハルによく似ていた。
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