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第1話
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高校生活が始まってもうすぐ一ヶ月。
友希(ゆうき)はまだ慣れない手つきで、制服のスカーフを結ぶ。
「今日の山羊座、山羊座……」
結び終えるとすぐに、念入りに髪をセットすることもせず、そのままスマートフォンを触りながらリビングへ向かう。
肩より少し下まで伸ばした、薄く茶色のストレートヘア。髪は細く、歩いて揺れるたびに複雑な輝きを生み出している。
「恋愛運が絶好調、気になるあの人に急接近しちゃうかも!」
友希が読むよりも早く、後ろからスラスラと誰かが読み上げる。
「も、もう、いつも勝手に見るんだからお姉ちゃんは!」
「ごめーん、友希がスキだらけだから、つい」
恥ずかしそうに姉を睨みつけてから、友希はまたスマホの画面に視線を移す。
姉の咲希(さき)は、今年から大学一年生になったばかりで、スタイルのいい美人だ。
細いばかりの友希とは違い、胸などが大きめで、同じ姉妹なのにどうしてこうも違うんだろうと、友希はいつも羨ましく思っている。
友希には出来たことのない彼氏が、いつも咲希のそばにいる。
友希もうっすらとは気がついていたが、高校時代の咲希は一部でビッチと呼ばれていた。
隣の部屋から聞こえる電話の相手は、数ヶ月もすれば別の人に変わっていた。
姉とは反対に、友希は一途だった。
中学生のときにひょんなことから知り合った人に、今でも淡い想いを寄せているのだ。
友希(ゆうき)はまだ慣れない手つきで、制服のスカーフを結ぶ。
「今日の山羊座、山羊座……」
結び終えるとすぐに、念入りに髪をセットすることもせず、そのままスマートフォンを触りながらリビングへ向かう。
肩より少し下まで伸ばした、薄く茶色のストレートヘア。髪は細く、歩いて揺れるたびに複雑な輝きを生み出している。
「恋愛運が絶好調、気になるあの人に急接近しちゃうかも!」
友希が読むよりも早く、後ろからスラスラと誰かが読み上げる。
「も、もう、いつも勝手に見るんだからお姉ちゃんは!」
「ごめーん、友希がスキだらけだから、つい」
恥ずかしそうに姉を睨みつけてから、友希はまたスマホの画面に視線を移す。
姉の咲希(さき)は、今年から大学一年生になったばかりで、スタイルのいい美人だ。
細いばかりの友希とは違い、胸などが大きめで、同じ姉妹なのにどうしてこうも違うんだろうと、友希はいつも羨ましく思っている。
友希には出来たことのない彼氏が、いつも咲希のそばにいる。
友希もうっすらとは気がついていたが、高校時代の咲希は一部でビッチと呼ばれていた。
隣の部屋から聞こえる電話の相手は、数ヶ月もすれば別の人に変わっていた。
姉とは反対に、友希は一途だった。
中学生のときにひょんなことから知り合った人に、今でも淡い想いを寄せているのだ。
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