19 / 25
第19話
しおりを挟む
「ハルカ」
打ち上げがお開きになったところで、予想通りに椿が俺に声をかけてきた。
宴席で椿はほとんどアルコールを摂取せず、しっかりした目つきと口調で俺に声を掛けたのだ。
オマケに妙にご機嫌な様子なのも、いつになく違和感をもたせる。
「なんですか?」
「オマエ、この後二次会行くの?」
「何故ですか?」
「ちょっと、顔貸して欲しいから」
俺が巧みに青山氏や広尾氏のバリゲードの向こう側に隠れている事に気付いたらしい椿は、それらのフォローが入らないタイミングをしっかり掴んできている。
「………いいですよ」
一瞬答えに迷ったフリをしてから、俺は椿の招きに応じた。
招かれるまま、ホテルの高層階にある椿の部屋までついて行く。
入り口のノブには、日中にベッドメイキングや清掃に入らないで欲しい旨を伝える提げ札がぶら下がっていた。
部屋に入ると室内灯は点けっぱなしになっていて、夜景の見えるロケーションはさすがスイートルームと言う感じがするが。
もっとも折角のスイートも、ここまで所狭しと物が散らかされてしまっては形無しといった感じだ。
豪華なソファセットのローテーブルの上には、雑多な物に紛れて最近雑貨店でよく見かけるアロマ用の香炉が置かれているが、そこで焚かれた物はどう見ても香と呼べるような物じゃなさそうだ。
「帰ったぜ」
椿は上着をソファの上に投げ出すと、部屋の奥まで進んでベッドサイドに歩み寄り、ベッドの上に向かって声をかける。
乱れたシーツの上には、両手をベッドサイドに拘束された姿の柊一が横たわっていた。
早々に予定通りの展開で、さすがに多聞氏は椿との付き合いが長いだけの事はあると、心の中で感心してしまった。
どうやら今日は頬を酷く叩かれたらしく、仰向けになった柊一の顔は腫れ上がっている。
俺に見せつけるようにして、椿は柊一の身体を覆っていた掛け布をめくり柊一の裸体をさらけ出させた。
多聞氏の話から大体の想像はしていたが、それにしても酷い陵辱の痕が白い肌に生々しい。
「なんだよ、驚かないのな?」
「いえ、驚いてますよ。すごく」
俺の様子に椿はつまらなそうに口唇を尖らせただけだったが、その場に椿以外の誰かがいるなんて想像もしていなかったに違いない柊一は、ギョッとしたようにこちらに顔を向けた。
そこに立っているのが俺だと解った瞬間の柊一の表情は、悲惨そのものというか…。
驚愕と困惑、それから羞恥。
なにかを言いかけて開いた口唇は、微かに震えただけで結局何も言わずに閉じられる。
そりゃそうだろう。
確かに俺は柊一と私的に特別な接触を図ってはいるが、それは基本的に「同意」の元に行われている訳ではない。
同意…という言い方をするなら、まぁ、最低限の同意は得ているのかもしれないし、柊一が俺を拒めない理由がそこにはある訳だけれど、前提として俺と柊一の関係は強請る者と強請られる者でしかない。
甘やかな恋人同士とか、互いに憎からず想い合っている仲…とかいうモノではないから、柊一の貞操に関して俺がなにかを言及する権利はないし、柊一もまたその事を俺に言い訳したりする必要もない訳だ。
しかし、時に俺との関係を忘れかけて、俺に好意を持ちかけていた柊一にとって、自分のそんな姿を曝される事は恥辱以外のなにものでもないだろう。
だから一瞬、柊一は俺に向かって言い訳めいた何かを言いかけたのだろうが。
言葉にしようとして、そこに存在する違和感に気付き、何も言えないまま黙った…と解釈するのが妥当な線だ。
もし俺が、多聞氏の忠告を受けていなかったら、ココで柊一に目配せの一つもしたかもしれないが。
先に警告をされていた俺は、そこで俺の様子をジッと見つめている椿の隙のない目線が、一瞬の目配せも見逃さない注意深さで向けられている事に気付いていた。
「オマエさぁ、シューイチのカレシなんだって?」
「そんなワケ無いでしょう?」
「なんだよ、違うの?」
「柊一サンにお聞きになったんじゃないんですか?」
椿はニイッと笑うとベッドサイドから離れて、広いソファに乱暴な仕種で腰を降ろした。
「オマエも座れば?」
「それじゃあ、失礼して」
「なんだよ、俺はてっきりハルカがアイツとデキてるんだと思ってたのに!」
「俺はお二人の秘密を偶然知ったので、ちょっとばかりワルイ火遊びがしたくなっただけです。東雲サンだって、そういう気分解るでしょう?」
テーブルの上に置かれた香炉に目線を投げると、椿はふうんと頷いてみせる。
「なぁんだ、残念だなぁ! おい、柊一! ハルカはオマエに気はねェとさ!」
「…だから……そうだと言っただろ…」
ベッドの上の柊一は、掠れた声で反論した。
「じゃあ、アレか? やっぱ中野に散々可愛がられた所為で、男無しにはいられない身体になったってか?」
ギャハハと下品に笑いながら、椿は揶揄するように柊一をなじったが。
柊一のあの様子では、声に出して返事をするのも既にかなり億劫に違いない。
案の定、返事はなかった。
「中野サンって、俺の前にいたサポートのヒトの?」
「面白いヤツだったよ。ただちょっと調子に乗りすぎたンだよな、アイツは」
「北沢サンのお相手を?」
「お相手っつーか。中野と俺が…オマエが言うところの火遊びをしていたら、部屋に入ってきたんだよ、柊一が。入ってくるなって、先に言ってあったのによ。もっとも柊一は元々躾のなってないヤツだから、言っても解ンねェんだけどな。だからって、そのまんまにしておいたら示しがつかねェじゃん? でも俺は折角イイ気分で飛んでる最中だったから、中野に言って代わりに躾をさせたのさ」
「セックスで躾してるんですか?」
俺の問いに、椿はさも可笑しいと言った顔で笑った。
「俺はしねェよ! 当たり前だろ? テメェと同じ顔したオトコ抱くほど困ってねェし、そこまでナルシストにゃなれねェぜ! オマケにアイツには、セックスの躾は向かねェよ。イヤだのなんだの言ったところで、結局最後は腰振って楽しんでるンだ。意味ねェな」
柊一に聞こえよがしに揶揄する辺り、椿の執着が見え隠れする。
「あげくに中野の莫迦は調子に乗って、寄越せとか言い出しやがってよ。よっぽど具合がイイらしいな、柊一のアソコは?」
「さぁ? セックスなんて所詮は嗜好ですからねェ。俺がヨクても東雲サンも気に入るとは限らないでしょ?」
「スカしたコト言うじゃんか。さすがに中野と違って、皆の評価が高いだけあるな、ハルカは」
「褒め言葉に受け取っておきますよ」
「ああ、褒めてンだよ。中野は俺を強請るような莫迦なマネしたからな。寄越さないなら柊一の存在を世間にばらす…とか、寝ぼけたコトまで言ってたぜ。もっとも世間に重大発表する前に、エスのやりすぎであの世にイッちまったけどさ。ワルイコトは出来ねェな! 天罰テキメンだ」
ニヤッと笑った悪魔的な表情の中に、怖ろしいまでの悪意を含んだ殺意が滲んでいる。
「俺みたいな小心者には、とんでもなくコワイ話ですねェ」
俺の答えに、椿は目を細めて不機嫌そうな顔をしてみせる。
打ち上げがお開きになったところで、予想通りに椿が俺に声をかけてきた。
宴席で椿はほとんどアルコールを摂取せず、しっかりした目つきと口調で俺に声を掛けたのだ。
オマケに妙にご機嫌な様子なのも、いつになく違和感をもたせる。
「なんですか?」
「オマエ、この後二次会行くの?」
「何故ですか?」
「ちょっと、顔貸して欲しいから」
俺が巧みに青山氏や広尾氏のバリゲードの向こう側に隠れている事に気付いたらしい椿は、それらのフォローが入らないタイミングをしっかり掴んできている。
「………いいですよ」
一瞬答えに迷ったフリをしてから、俺は椿の招きに応じた。
招かれるまま、ホテルの高層階にある椿の部屋までついて行く。
入り口のノブには、日中にベッドメイキングや清掃に入らないで欲しい旨を伝える提げ札がぶら下がっていた。
部屋に入ると室内灯は点けっぱなしになっていて、夜景の見えるロケーションはさすがスイートルームと言う感じがするが。
もっとも折角のスイートも、ここまで所狭しと物が散らかされてしまっては形無しといった感じだ。
豪華なソファセットのローテーブルの上には、雑多な物に紛れて最近雑貨店でよく見かけるアロマ用の香炉が置かれているが、そこで焚かれた物はどう見ても香と呼べるような物じゃなさそうだ。
「帰ったぜ」
椿は上着をソファの上に投げ出すと、部屋の奥まで進んでベッドサイドに歩み寄り、ベッドの上に向かって声をかける。
乱れたシーツの上には、両手をベッドサイドに拘束された姿の柊一が横たわっていた。
早々に予定通りの展開で、さすがに多聞氏は椿との付き合いが長いだけの事はあると、心の中で感心してしまった。
どうやら今日は頬を酷く叩かれたらしく、仰向けになった柊一の顔は腫れ上がっている。
俺に見せつけるようにして、椿は柊一の身体を覆っていた掛け布をめくり柊一の裸体をさらけ出させた。
多聞氏の話から大体の想像はしていたが、それにしても酷い陵辱の痕が白い肌に生々しい。
「なんだよ、驚かないのな?」
「いえ、驚いてますよ。すごく」
俺の様子に椿はつまらなそうに口唇を尖らせただけだったが、その場に椿以外の誰かがいるなんて想像もしていなかったに違いない柊一は、ギョッとしたようにこちらに顔を向けた。
そこに立っているのが俺だと解った瞬間の柊一の表情は、悲惨そのものというか…。
驚愕と困惑、それから羞恥。
なにかを言いかけて開いた口唇は、微かに震えただけで結局何も言わずに閉じられる。
そりゃそうだろう。
確かに俺は柊一と私的に特別な接触を図ってはいるが、それは基本的に「同意」の元に行われている訳ではない。
同意…という言い方をするなら、まぁ、最低限の同意は得ているのかもしれないし、柊一が俺を拒めない理由がそこにはある訳だけれど、前提として俺と柊一の関係は強請る者と強請られる者でしかない。
甘やかな恋人同士とか、互いに憎からず想い合っている仲…とかいうモノではないから、柊一の貞操に関して俺がなにかを言及する権利はないし、柊一もまたその事を俺に言い訳したりする必要もない訳だ。
しかし、時に俺との関係を忘れかけて、俺に好意を持ちかけていた柊一にとって、自分のそんな姿を曝される事は恥辱以外のなにものでもないだろう。
だから一瞬、柊一は俺に向かって言い訳めいた何かを言いかけたのだろうが。
言葉にしようとして、そこに存在する違和感に気付き、何も言えないまま黙った…と解釈するのが妥当な線だ。
もし俺が、多聞氏の忠告を受けていなかったら、ココで柊一に目配せの一つもしたかもしれないが。
先に警告をされていた俺は、そこで俺の様子をジッと見つめている椿の隙のない目線が、一瞬の目配せも見逃さない注意深さで向けられている事に気付いていた。
「オマエさぁ、シューイチのカレシなんだって?」
「そんなワケ無いでしょう?」
「なんだよ、違うの?」
「柊一サンにお聞きになったんじゃないんですか?」
椿はニイッと笑うとベッドサイドから離れて、広いソファに乱暴な仕種で腰を降ろした。
「オマエも座れば?」
「それじゃあ、失礼して」
「なんだよ、俺はてっきりハルカがアイツとデキてるんだと思ってたのに!」
「俺はお二人の秘密を偶然知ったので、ちょっとばかりワルイ火遊びがしたくなっただけです。東雲サンだって、そういう気分解るでしょう?」
テーブルの上に置かれた香炉に目線を投げると、椿はふうんと頷いてみせる。
「なぁんだ、残念だなぁ! おい、柊一! ハルカはオマエに気はねェとさ!」
「…だから……そうだと言っただろ…」
ベッドの上の柊一は、掠れた声で反論した。
「じゃあ、アレか? やっぱ中野に散々可愛がられた所為で、男無しにはいられない身体になったってか?」
ギャハハと下品に笑いながら、椿は揶揄するように柊一をなじったが。
柊一のあの様子では、声に出して返事をするのも既にかなり億劫に違いない。
案の定、返事はなかった。
「中野サンって、俺の前にいたサポートのヒトの?」
「面白いヤツだったよ。ただちょっと調子に乗りすぎたンだよな、アイツは」
「北沢サンのお相手を?」
「お相手っつーか。中野と俺が…オマエが言うところの火遊びをしていたら、部屋に入ってきたんだよ、柊一が。入ってくるなって、先に言ってあったのによ。もっとも柊一は元々躾のなってないヤツだから、言っても解ンねェんだけどな。だからって、そのまんまにしておいたら示しがつかねェじゃん? でも俺は折角イイ気分で飛んでる最中だったから、中野に言って代わりに躾をさせたのさ」
「セックスで躾してるんですか?」
俺の問いに、椿はさも可笑しいと言った顔で笑った。
「俺はしねェよ! 当たり前だろ? テメェと同じ顔したオトコ抱くほど困ってねェし、そこまでナルシストにゃなれねェぜ! オマケにアイツには、セックスの躾は向かねェよ。イヤだのなんだの言ったところで、結局最後は腰振って楽しんでるンだ。意味ねェな」
柊一に聞こえよがしに揶揄する辺り、椿の執着が見え隠れする。
「あげくに中野の莫迦は調子に乗って、寄越せとか言い出しやがってよ。よっぽど具合がイイらしいな、柊一のアソコは?」
「さぁ? セックスなんて所詮は嗜好ですからねェ。俺がヨクても東雲サンも気に入るとは限らないでしょ?」
「スカしたコト言うじゃんか。さすがに中野と違って、皆の評価が高いだけあるな、ハルカは」
「褒め言葉に受け取っておきますよ」
「ああ、褒めてンだよ。中野は俺を強請るような莫迦なマネしたからな。寄越さないなら柊一の存在を世間にばらす…とか、寝ぼけたコトまで言ってたぜ。もっとも世間に重大発表する前に、エスのやりすぎであの世にイッちまったけどさ。ワルイコトは出来ねェな! 天罰テキメンだ」
ニヤッと笑った悪魔的な表情の中に、怖ろしいまでの悪意を含んだ殺意が滲んでいる。
「俺みたいな小心者には、とんでもなくコワイ話ですねェ」
俺の答えに、椿は目を細めて不機嫌そうな顔をしてみせる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる