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75、霧の中の目
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確かにあの日、具視は後ろから押された。玄関の前で見た紫奇霧人の手によって。過去、いや、歴史の一ページとなったその事実は変わらない。
だけど、目の前にいるのは女子高生だ。
「やっぱり、あなたは毒に耐性を持っているみたいだね。今、あなたの体が動かないのはレモンティーに入れた毒じゃない。結界が作動したせい。外から入る分には問題ないんだけどね、内から出ようとする者の力を奪う。連次くんは他の子たちと同じで毒が効いてくれたからよかった」
具視は今、麻美に片手1本で担がれ家の廊下を歩いていた。女の子の力とは思えないほど強く、温かみのない手だった。
(いや、違う。何を勘違いしているんだ)
目の前にいるのは紫奇霧人ってことじゃないか。あの日、具視だけが知っているはずのことを話した。あの時、具視を殺そうとした紫奇霧人に他ならない。
(駄目だ、龍太郎さんや也草さんに連絡したいけど、舌も回らない!)
麻美は隠し扉から地下に通じる階段を下り始めた。
具視は解決策を模索した。以前、具視が守護影審査を抜け出して放浪した時、龍太郎は守護影の力を借りて、具視のいる場所を捜し当てた。だとしたら、今回も運が良ければ見つけてくれるかもしれない。そうはいっても、懸念材料はある。守護影の鼻がどこまで効くのかは分からないが、さっき麻美が言っていた結界という言葉。それが捜索の妨げになるかもしれないということだ。それでは、払霧師たちに居場所を見つけてもらえる可能性は低くなる。
(嫌だ、入りたくない)
麻美は鍵のかかった扉の前で立ち止まった。鍵を開けて中に入ると、わずかな明かりに照らされた陽と連次の姿があった。2人は縄で手足を拘束されており、さらには見覚えのある白髪の少女まで横たわっている。
(どうして彼女が? 確か――守護影審査に通っていた松渕天だよな)
具視は同じように縄でしばられ、支柱にくくりつけられた。何が目的なのかは分からない。払霧師大学の学生を3人も監禁し、さらには守護影審査に通う一般人の少女までも。
「あぁ、おなかへったな」
麻美は近くにある椅子に座ると頬を膨らませた。
「人間の食べ物はまずい。やっぱり、溶かして吸う人間の味が一番」
ゾワッと全身の毛が逆立った。笑顔で話す彼女の顔と、話の内容はあまりにも異様だ。紫奇霧人を殺すのが払霧師の役目。大学でもやつらのことに関しては習ってきたつもりだ。だが、実際はこんなにも人間らしい、いや、人間そのものの姿をしている。言葉も流暢だし、どこからどう見ても普通の女子高校生だ。
「安心して、すぐに食べたりしないから。その前に、いろいろ試したいことがある」
食べる? 俺たちをか――
「あなたは特別な子。霧を吸っても溶けやしない。どうしてなのか、私も知りたい」
麻美はどこかつまらなそうな顔になってから、指をパチンと鳴らした。途端に体が自由に動かせるようになり、舌も回るようになった。
「結界を少し緩めてあげたから、これで話せるでしょ? ねぇ、具視くん。どうしてだと思う?」
麻美は椅子を引っ張って具視に近寄りながら言った。
「それはこっちのせりふです」
「私たちにも、あなたにも分からないってこと? それじゃあ、どの程度の霧まで耐えられるんだろう」
「……?」
具視は驚きのあまり言葉がうまく出せなかった。
「試してみたいな」
試すって、ここで霧を出すってことか? そんなことをしたら、この場にいる連次たちはどうなる。無防備な彼らに霧を吸わせれば、取り返しのつかないことになる。
「やめてください」
「どうして?」
「どんな理由があっても、霧で人間を溶かしてはならないからです」
「払霧師たちは、私たちを殺すのにね」
「あなたたちは害だ。害は排除するべきものです」
麻美はふふっと笑い、具視の腰にある刀を奪い取った。
「初めて見たときから思ってたけど、不思議な払霧具だね、これ。どうして二つ一緒になっているの?」
柄に書かれた名前を見て麻美は顔をしかめた。
「野田連太郎?」
「そうです。かつて紫奇霧人大王に一矢報いた英雄の名前です」
「でもこれ、ただの抜けない刀じゃない」
麻美はもやもやした顔で刀をいじくりまわすと、やがて飽きたのかポイと捨てた。丸腰になった具視には、この状況をどうにもすることができなかった。
「じゃあ、始めよっか」
「彼らには手を出さないでください」
じっと本気のまなざしで訴え掛ける。麻美はしばらく具視の目を見て表情を変えなかった。数分が過ぎ、麻美は椅子からひょいと下りて連次たちを移動させ始めた。彼女は隣の地下室に移し終えると、ドアを閉めて具視に向き合った。
「これで思う存分試せるね」
ニタリと笑った。時間がかせげるならそれでいい。具視はゴクリと隠しきれない緊張とともに唾をのみこんだ。麻美は両手を具視の頬に添えると、真っすぐ見つめたままほほ笑んだ。黒かった彼女の瞳の奥にかすかな紫色が浮かんだ。やがて色は濃くなり、ぼんやりと光り始めた。
麻美の口や鼻から白い霧が流れ始める。具視は目をギュッと閉じた。強引に引き開けようと、麻美は指で具視の瞼に触れた。
「駄目でしょう? 人と話す時はちゃんと目を見ないと」
だけど、目の前にいるのは女子高生だ。
「やっぱり、あなたは毒に耐性を持っているみたいだね。今、あなたの体が動かないのはレモンティーに入れた毒じゃない。結界が作動したせい。外から入る分には問題ないんだけどね、内から出ようとする者の力を奪う。連次くんは他の子たちと同じで毒が効いてくれたからよかった」
具視は今、麻美に片手1本で担がれ家の廊下を歩いていた。女の子の力とは思えないほど強く、温かみのない手だった。
(いや、違う。何を勘違いしているんだ)
目の前にいるのは紫奇霧人ってことじゃないか。あの日、具視だけが知っているはずのことを話した。あの時、具視を殺そうとした紫奇霧人に他ならない。
(駄目だ、龍太郎さんや也草さんに連絡したいけど、舌も回らない!)
麻美は隠し扉から地下に通じる階段を下り始めた。
具視は解決策を模索した。以前、具視が守護影審査を抜け出して放浪した時、龍太郎は守護影の力を借りて、具視のいる場所を捜し当てた。だとしたら、今回も運が良ければ見つけてくれるかもしれない。そうはいっても、懸念材料はある。守護影の鼻がどこまで効くのかは分からないが、さっき麻美が言っていた結界という言葉。それが捜索の妨げになるかもしれないということだ。それでは、払霧師たちに居場所を見つけてもらえる可能性は低くなる。
(嫌だ、入りたくない)
麻美は鍵のかかった扉の前で立ち止まった。鍵を開けて中に入ると、わずかな明かりに照らされた陽と連次の姿があった。2人は縄で手足を拘束されており、さらには見覚えのある白髪の少女まで横たわっている。
(どうして彼女が? 確か――守護影審査に通っていた松渕天だよな)
具視は同じように縄でしばられ、支柱にくくりつけられた。何が目的なのかは分からない。払霧師大学の学生を3人も監禁し、さらには守護影審査に通う一般人の少女までも。
「あぁ、おなかへったな」
麻美は近くにある椅子に座ると頬を膨らませた。
「人間の食べ物はまずい。やっぱり、溶かして吸う人間の味が一番」
ゾワッと全身の毛が逆立った。笑顔で話す彼女の顔と、話の内容はあまりにも異様だ。紫奇霧人を殺すのが払霧師の役目。大学でもやつらのことに関しては習ってきたつもりだ。だが、実際はこんなにも人間らしい、いや、人間そのものの姿をしている。言葉も流暢だし、どこからどう見ても普通の女子高校生だ。
「安心して、すぐに食べたりしないから。その前に、いろいろ試したいことがある」
食べる? 俺たちをか――
「あなたは特別な子。霧を吸っても溶けやしない。どうしてなのか、私も知りたい」
麻美はどこかつまらなそうな顔になってから、指をパチンと鳴らした。途端に体が自由に動かせるようになり、舌も回るようになった。
「結界を少し緩めてあげたから、これで話せるでしょ? ねぇ、具視くん。どうしてだと思う?」
麻美は椅子を引っ張って具視に近寄りながら言った。
「それはこっちのせりふです」
「私たちにも、あなたにも分からないってこと? それじゃあ、どの程度の霧まで耐えられるんだろう」
「……?」
具視は驚きのあまり言葉がうまく出せなかった。
「試してみたいな」
試すって、ここで霧を出すってことか? そんなことをしたら、この場にいる連次たちはどうなる。無防備な彼らに霧を吸わせれば、取り返しのつかないことになる。
「やめてください」
「どうして?」
「どんな理由があっても、霧で人間を溶かしてはならないからです」
「払霧師たちは、私たちを殺すのにね」
「あなたたちは害だ。害は排除するべきものです」
麻美はふふっと笑い、具視の腰にある刀を奪い取った。
「初めて見たときから思ってたけど、不思議な払霧具だね、これ。どうして二つ一緒になっているの?」
柄に書かれた名前を見て麻美は顔をしかめた。
「野田連太郎?」
「そうです。かつて紫奇霧人大王に一矢報いた英雄の名前です」
「でもこれ、ただの抜けない刀じゃない」
麻美はもやもやした顔で刀をいじくりまわすと、やがて飽きたのかポイと捨てた。丸腰になった具視には、この状況をどうにもすることができなかった。
「じゃあ、始めよっか」
「彼らには手を出さないでください」
じっと本気のまなざしで訴え掛ける。麻美はしばらく具視の目を見て表情を変えなかった。数分が過ぎ、麻美は椅子からひょいと下りて連次たちを移動させ始めた。彼女は隣の地下室に移し終えると、ドアを閉めて具視に向き合った。
「これで思う存分試せるね」
ニタリと笑った。時間がかせげるならそれでいい。具視はゴクリと隠しきれない緊張とともに唾をのみこんだ。麻美は両手を具視の頬に添えると、真っすぐ見つめたままほほ笑んだ。黒かった彼女の瞳の奥にかすかな紫色が浮かんだ。やがて色は濃くなり、ぼんやりと光り始めた。
麻美の口や鼻から白い霧が流れ始める。具視は目をギュッと閉じた。強引に引き開けようと、麻美は指で具視の瞼に触れた。
「駄目でしょう? 人と話す時はちゃんと目を見ないと」
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