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本編
自覚した気持ち
いま僕は1人寂しく夕飯を食べている。いつも3人で一緒に食べていたから1人で食べるとなんだか味気なく食欲が進まない…
「はぁ…もう1週間が過ぎた。今頃2人は戦ってるのかな、大丈夫かな…心配だ」
1週間前のあの日、僕はクリスさんのお仕置きで沢山イかされそのまま寝落ちて次の日を迎えた
朝起きれば2人はもう家にはいなくて置き手紙が置いてあった
手紙の内容は王都近くのダンジョンで「スタンピード」が発生したらしいとの事だった。急を要する事態で朝早くからそのダンジョンに向かったこと、僕は戦えないから待機していること、暫く家に帰れないことが書かれていた
「スタンピード…確か魔物が異常発生してダンジョンから溢れ出すはず…あっ、もしかして昨日アレンさんが言ってた団長会議ってこのことだったのかも…」
あの2人は強いから大丈夫だと思うけど…心配だ
手に持った手紙を見つめながらどこかソワソワと心がざわめくが僕にできることは何も無い…2人の力になれないことが悔しくて少し泣きそうになるが、なんとか持ちこたえ自分に出来ることをしようと沈んだ気持ちを奮い立たせた
毎日2人の無事を祈りながら溜まりに溜まった書類仕事を処理していく。ここ最近はスタンピードの影響か、いつもの倍近い書類が運ばれてきて夜遅くまで騎士団詰所に残っていることが増えた
でもむしろその方が良かったのかもしれない、2人が居ない空っぽな家に帰ってもただ寂しいという気持ちが募るだけ…だったらなにかしら作業をして気を紛らわせた方が気持ち的に楽だった
今や寝に帰るだけになっている家に長居はしたくなかった
それから3日後…実に約10日間にも及ぶ大規模なスタンピードは黒翼の騎士団と白翼の騎士団、そして高ランク冒険者達によって終息を迎えた
早馬で情報を持ち帰った連絡兵によってスタンピード終結と誰1人欠けることなく帰還するという知らせを聞いた僕は崩れ落ちるようにその場に蹲り、安堵の涙を零しながら喜んだ
「よかった…うっうぅ…よかったぁ…」
ポロポロと大粒の涙とヒックヒックと喉を引き攣らせながら…
2日後…家で今か今かとソワソワしながら2人の帰りを待っていると玄関の扉が開かれ2人が家に帰ってきた
「戻ったぞナギサ」
「ただいま帰りました」
「おかえりなさい!」
僕は2人の元へ走りより飛びつくように抱きついた。そんな僕に2人は満面の笑みを浮かべながら抱き締め返してくれる
「ははっ熱烈な歓迎だな…こりゃいいな」
「久しぶりのナギサ…疲れが吹っ飛びますね」
久しぶりに感じる2人の匂いを胸いっぱい吸い込んいると頭上から2人の笑い声が聞こえてきたが、僕は気にしないで思う存分2人を堪能した
「大好きなお2人が無事でよかったです…」
涙が滲む視界の中、自覚した2人への思いを伝えれば、2人は一瞬大きく目を見張った後、それはそれは嬉しそうに破顔した
「あぁ、俺もナギサが大好きだ…愛してる」
「私もです…愛してますよナギサ」
思いが通じあった2人から順番にキスを貰い、お返しに僕も2人にキスを送る
「滾ってきた…ナギサこれからたっぷり愛し合おうな」
「え…?」
「そうですね、スタンピードに駆り出された黒翼と白翼の騎士団員は5日程休暇を貰ったのでアレンと2人、たっぷりとナギサを可愛がる事にしましょう」
「あ、あれ…?」
「さぁ行くぞ」と動揺する僕を他所に、素早く抱き抱えて寝室に運ぶアレンさんと「愛し合うのに必要なもの取ってきますね」とニコニコ笑顔のクリスさんは寝室のクローゼットの中から持ち出してきたこれから僕に使うであろう道具たちを両手いっぱい持ってベットサイドに置いてあるチェストに並べている
ころんとベットに寝かされた僕はこれから2人に隅々まで愛されてしまうのであった…
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