【R18】カッコウは夜、羽ばたく 〜従姉と従弟の托卵秘事〜

船橋ひろみ

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第一章 そぼ降る雨のいとこたち

※第四話

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 ギュギュ、ギシッ。
 あかねが快楽で身体をうねらせるたび、レザーのソファが軋んで揺れる。

「んっ、んんっ、んあぁ……」
「ここ、固くなってきたよ……気持ちいい?」

 乳首付近をちょんちょんと触れている翔太の問いに、コクコクとうなずくしかないあかねであった。
 バストを揺らされるのでブラジャーと乳首がこすれる。
 あかねの花芯は自分でわかるくらいキュンキュンと固く勃起していく。
 揺らされていた乳房は、しだいにこねられるように揉みしだかれ、ブラジャー越しに勃起した乳首を指で撫で回されると、喘ぎ声が漏れてしまう。

「ああんっ……ううっ、あんっ……はぁ……声、出ちゃう」
「こういう時のあかねぇちゃんの声……エロくて好きだ」
「やぁぁぁ……だって、翔ちゃん、上手なんだもん……」

 翔太は丁寧だ。
 興奮していたとしても、あかねとの情事では彼女を尊重して愛撫する。
 は、敏感な部分を手慣れた手付きで丁寧に執拗に撫で回し、快楽を高めていく。

「カチカチになってるここ、触っていい?」
「う……ん、触ってほしい……あふぅっ」

 翔太がブラジャーをめくると、ピンク色の乳首が弾け出た。
 執拗な愛撫と蕩けるようなキスで勃起した花芯は、ちょっとした風でも敏感に反応し、快感が身体にひろがる。
 翔太が手を近づけて、指をくねくねとうごめかせている。

 触りそうで触らない。

 いくどもこねられた記憶が思い出され、乳首周辺が早く触れてほしくて疼いた。
 焦れている様子を見ていた翔太は、ニヤニヤしながらアンダーバストやわきと乳房の間に指をわせて、乳首周辺に触れそうで触れない。

「やあん、早く、早く触ってよ……翔ちゃん」
「もうちょっと、おっぱい触りたいんだもん」
「やぁぁぁ……ジンジンしゃう」

 あかねが思わず身をよじると、ブラジャーの肩紐がずれた。
 背を仰け反らせて早く触ってくれ、と言わんばかりに胸を翔太に突き出す。
 ふふふ、と翔太が笑うと、つつつ、と指が這ってきた。

「あうううっ!!」
「ねぇちゃん、感じ過ぎだよ」
「んんんっ!! ……だって、こんなに待たされちゃ、感じちゃうよ……んうっ!!」
「どこが感じるんだっけ? どこ触られてるの? 教えてよ」

 乳首をつまむようにくりくりとこね回しながら、ときおり乳輪に合わせて指をなぞる。
 あかねの乳首は快感で熱くなり、弾けそうであった。

「し、翔ちゃん……知ってるくせに……あんっ!」
「教えてよ……言わなきゃやめちゃうよ」
「やぁぁぁ……」


 露出している乳首の先端をツンツンと微かに触りながら、翔太はあかねの回答を待っている。
「あかねぇちゃん、教えて……もっと触ってあげるから」

 人差し指と親指でわずかに花芯を摘まれる。
 あかねはくねくねと身をよじらせて、あぅぅっ、と呻いた。

 (いつも、私に感じるところ言わせるのよね、翔ちゃん)

 お互いに身体をまさぐる時、翔太は最低一回、あかねの感じる箇所を聞いてくる。何度も肌を合わせているにもかかわらず、である。
 しかし、あかねは知っているし、翔太も言わないだけでわかっているはずだ。

 翔太に自分が感じている場所、気持ちいいことを告げることで、いっそう快感が得られることを。
 そして、翔太の興奮も高まっていくことも。

「ち……乳首、気持ちいいの……他のところも、翔ちゃんが触るところ、ぜんぶ気持ちいい」

 粘り気の増した唾液を飲み込んで、あかねは喘ぎながら告げると、翔太は満足げにうなづいて、もきゅもきゅと乳首をこね回した。
 焦らされていた分、強い快感が乳首から全身に拡がっていく。自分の意思と関係なしにあかねの身体は跳ね上がった。

「きゃうっ!! あぁぁっ!! 乳首ぃっ!! 感じちゃうっ、感じちゃうよっ!!」

 恥じらいを振り捨てるように、あかねは首を振り乱して悶えた。
 翔太が覆いかぶさるように身体を寄せて、あかねの耳元でささやく。

「ねえ……もっと、触って欲しい?」

 むにゅむにゅとアンダーバストもみくだされながら、あかねはコクコクとうなづいて、翔太の耳元に口を寄せた。

「私も……翔ちゃん触りたい」

 翔太の股間に手を伸ばすと、スラックス越しに硬化している男根を探り当てた。
 すすすっ、とひと撫ですると、今度は翔太がびくん、と身体を跳ね上げた。
 視線があった。
 うっとりとした表情の翔太が目の前にいる。あかねがうなずくと、翔太もうなづき返した。
 むくりとソファから起き上がる。お互いに膝立ちの姿勢になると、あかねは翔太ににじり寄った。

「ねぇ……脱がせてほしいな」

 カットソーもブラジャーもほとんど脱げかけているが、あえてあかねはおねだりすることにした。
 自分で脱ぐより脱がせてもらうドキドキ感は、いくつになっても無くなりそうにない。
 翔太がにじり寄る。はだけた肩に手が触れ、ドキンと心臓が高鳴った。
 乳首をこねくり回されたのに、こうしてゆっくりと肌が露わになっていくと、快感と異質な興奮で身体が奥から火照る。

 しゅるっ、ふぁさっ。

 ベールをめくられるように、カットソーが翔太によって脱がされて、ソファに落ちる。
 あかねは身体を翔太にもたれかかった。心得た手付きで、太くしなやかな彼の腕が背中に回る。
 ブラジャーのホックが一つ一つ丁寧に外される。
 あかねも、もたれかけながら、従弟のネクタイを外してワイシャツのボタンを外していく。
 アンダーシャツが見えると、コロンの香りと入り混じった翔太の匂いが鼻腔をくすぐった。

 (ああ……この匂い……いつ嗅いでもキュンキュンしちゃう)

 ぷるん、という感触とともに乳房に解放感があり、ブラジャーがぱさりとソファに落ちた。

 (ヤダ……もう待ちきれない)

 ワイシャツのボタンがすべて外れると、手首のシャツのボタンを外す翔太をそのままにして、翔太の下腹部からアンダーシャツに手を入れて、あかねは久しぶりに彼の肌に触った。

「ああ……翔ちゃんの肌……」

 うっとりとした吐息とともに肌に手を滑らせた瞬間、じゅわっと股間に愛液が漏れ出したのを感じた。
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