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第7章 〜 駆け出す恋人たち 〜
第7章 〜 駆け出す恋人たち 1 〜
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ネクタイをほどいた戸塚隼人は、かたわらに置いたカバンからIDカードを取り出した。
真新しいカードをしげしげと眺めながら、目の前のローボードに置いた。隣には八重樫清美のIDカードが置いてある。
「清美と一緒に働くなんてなぁ……」
少しはにかんだ清美と睨みつけるような表情の隼人、それぞれの写っているカードを並べてみる。
二人のカードには『小見山地区創業支援センター』と印刷されていて、それぞれの氏名と職員番号が書かれていた。
そして、清美には『センター長』、隼人には『事務局長・講師』と役職も印刷されている。
ジャージャーと炒める音がやんで、キッチンから『センター長』の清美が『事務局長』の隼人の様子を覗く。
「ねぇ、隼人くん、そっち片付いてる? もう持っていけるから」
「ああ、片付いているよ、やってもらって悪いね」
隼人はIDカードや書類を手早くまとめて、清美のデスクの上に置くと、清美がワインボトルや料理を載せたお盆を持って、ローボードに運んできた。
可愛らしいブルドックのアップリケがついているエプロン姿である。その下はワイシャツとタイトスカートという、仕事から帰宅したそのままの服装であった。
コトリ、コトリと皿が置かれ、夕飯の支度が整う。惣菜の唐揚げの隣に、ほこほこと湯気を立てた白米と炒めものが並ぶ。じゃがいも、玉ねぎ、ウインナーを一口サイズに刻み、塩コショウで炒めたシンプルなつまみものである。
疲れ切って帰宅する清美なので、手のこんだ料理は出来ない。しかし、いつもコンビニ弁当やファストフードばかりの隼人には充分であった。
「お腹空いちゃったから、ホント簡単なんだけどね……いつも、ごめんね」
「いやいや、いつもコンビニ弁当とかなの、知ってるだろ。こうして清美の家で手料理食べれるだけでも充分だよ」
「それなら、いいんだけど……」
キッチンに入る前、清美は確か冷蔵庫のウインナーを使うと言っていた。数日前、二人でスーパーに行った時に売っていた特売品であろう。
彼女も手慣れてきたのだろう、以前より短時間で支度が整うようになった。清美がキッチンの後片付けをしている間にワインの栓をあけ、トポトポとグラスに注ぐ。
この生活を始めて、半年が過ぎた。ちょっとした準備に入るタイミングも『なんとなく』身について、お互いの動作が噛み合ってきた気がする。
「はい、乾杯♪」
「お互い今週も……おつかれさん♪」
スッキリとした味のワインを一口飲んで、大きくため息をつく。モノトーンで統一された清美の部屋。今ではすっかり見慣れた風景だ。
ローボードを挟んだ正面で、じゃがいもを頬張る恋人を眺める。小見山高校で会った時の彼女と今の彼女は、まるで別人だ。
「……? どうしたの?」
「いやぁ、清美がすごく活き活きしてるなぁって思って。俺まで嬉しくなって……」
「やだぁ……そんな自覚ないけどなぁ。いつもいっぱいいっぱいだよ」
「それが『小見山地区創業支援センター』の仕事を引き寄せたんじゃない? おかげで一緒に働けるし」
「……うん、嬉しい……ねぇ、隣に行っていい?」
「いいけど……どうした?」
ゆっくり首を振った清美は、隼人の問いかけに答えず、にじり寄ってぴったりと身体をくっつけてきた。
ワイシャツ越しにほんわりとした恋人の体温を感じる。取皿とグラスを引き寄せた清美は、黙ったまま、もぐもぐと唐揚げを口に運んだ。
寄り添う彼女の肩にそっと手を回して、ワインをゆっくり飲み下しながら、密着度を高める。
隼人は彼女のデスクにおいた、かすれた色のファイルを見る。かつて『アフタースクール計画書』と書かれていた背表紙は、真新しい『小見山地区創業支援センター』と書かれたものに入れ替わっていた。
清美から仕事中に電話があったのは、佳苗の家で激しい3Pをしてから2ヶ月ほど経った時であった。
異動先の教育委員会から更に辞令をもらったという。県と地域の有力企業数社で設立した官民の共同企業、いわゆる『第三セクター』である『小見山地区創業支援センター』に出向とのことであった。
彼女が勤務している小見山高校と、隼人の勤務先である朝日オアシスの共同企画である、高校生向けのビジネス授業が地域の企業と教育委員会の注目を集め、中心人物である清美が県の教育委員会に異動となった。
現場の教師が委員会に異動するのは『出世コース』の一つだ。まだまだ若手の部類に入る彼女の異動は大抜擢ともいえる出来事である。そこからさらに、委員会の現場経験なしで第三セクターに勤務する、というのは異例中の異例だ。
またとないチャンスであったが、教師としてのやりがいと、今後の独立計画、なによりかわいがっている風間典子をはじめとした購買部員の生徒たちのことで気持ちは大きく揺れに揺れ、ようやく委員会の異動を承諾した後のさらなる異動。
清美の心中は察するにあまりある。電話を受けた日の夜は彼女の家に行き、心身が揺らぐ恋人を、何も言わずに朝までそっと抱きしめていた。
一方の隼人が、上司の流山課長から人事部付きの異動を言い渡されたのは、清美から『小見山地区創業支援センター』出向の連絡を受けた少し後だ。
外回りから帰ってすぐ、小さな会議室に呼ばれた。佳苗と隠れてキスをした会議室である。
あの時と同じく、ざわついた気持ちで部屋に入ると、言いたいことを先に述べる流山から『人事部付き』の異動と現在の仕事の引き継ぎを急いで行うように指示を受けた。
一般に『人事部付き』は何らかの原因で配属が未決定の社員が集まる部署で、その原因もポジティブなことは少ない。
仕事での大きなトラブルはないが、かおりや佳苗、清美たちのことでいろいろと思い当たる隼人は、
(ああ、俺もついに……清美と付き合う前なら、あいつを悲しませないので済んだのにな)
と思って、その経緯を聞いたが、まったく違って拍子抜けした。
清美と同じ『小見山地区創業支援センター』に出向、事務局長の身分だという。小見山高校での実績が注目され、清美と二人三脚で企画を進めていた隼人にも注目が集まり、社長から直接人事に出向させろと指示があったそうだ。
それまで目覚ましい活躍もなかった隼人が抜擢されたのだ。苦虫を噛み潰した表情で異動について説明していた流山が記憶に残る。
急遽出向が決まったらしく、断片的にしかセンターの役割を聞くことができなかったが、文字通り、小見山高校周辺地域の起業家と事業承継支援の目的で設立されたのだそうだ。
具体的には小見山高校で行っているビジネス授業を、もっと本格的に展開して将来的な地域活性化を目指すというものだ。卒業生にはリタイア予定の経営者から事業承継できるチャンスもあるという。
そのセンターのトップに県の職員である清美が抜擢され、彼女を支える実務面のトップが地元の企業人である隼人という体制なのであった。その他、地域の公共機関や企業数社からスタッフが出向されるという。
はにかんだ『センター長』清美のチュッという軽いキスで、現実に引き戻される。
「隼人くん……これから、お仕事、頑張ろうね……」
「急にどうした、今日は甘えん坊だなぁ」
「なんか……思いもしなかったことで……嬉しくなって」
「俺も……」
「うむぅ……んんっ……あはぁ……美味しい」
口にワインを含んだ隼人が、恋人に口移しでワインを呑ませる。うっとりした吐息を漏らした清美は、くたりとしなだれかかり、彼の胸板を愛おしそうに撫で回した。
視線が交わる。しだいに潤みを増していく、恋人の澄んだ瞳。言葉を交わさなくても、何をしたいのかはすぐわかる。
彼女を引き寄せ、ほほに軽く手を添えると、ゆっくりと唇をついばんだ。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅちゅっ。
ちゅぱっ、むちゅっ、はふはふっ。
ついばみから、唇を合わせ、そして上唇、下唇を咥えて吸う。
清美は湿った吐息をつき、キスをねだる。甘やかなワインが入り混じった唾液を交換しながら、エプロンを外す。
「今日は……隼人くんにいっぱい甘えたい……いい?」
「聞くまでもないだろ」
へへへと笑う清美。はだけたワイシャツの隙間から、火照りと酔いで淡いピンクに染まった肌が見えた。たまらず喉元に唇を這わせる。
うっと呻いて、ぴくっと身体が震える。再び深いくちづけを交わしながら、熱くなっていく身体をすり合わせた。
真新しいカードをしげしげと眺めながら、目の前のローボードに置いた。隣には八重樫清美のIDカードが置いてある。
「清美と一緒に働くなんてなぁ……」
少しはにかんだ清美と睨みつけるような表情の隼人、それぞれの写っているカードを並べてみる。
二人のカードには『小見山地区創業支援センター』と印刷されていて、それぞれの氏名と職員番号が書かれていた。
そして、清美には『センター長』、隼人には『事務局長・講師』と役職も印刷されている。
ジャージャーと炒める音がやんで、キッチンから『センター長』の清美が『事務局長』の隼人の様子を覗く。
「ねぇ、隼人くん、そっち片付いてる? もう持っていけるから」
「ああ、片付いているよ、やってもらって悪いね」
隼人はIDカードや書類を手早くまとめて、清美のデスクの上に置くと、清美がワインボトルや料理を載せたお盆を持って、ローボードに運んできた。
可愛らしいブルドックのアップリケがついているエプロン姿である。その下はワイシャツとタイトスカートという、仕事から帰宅したそのままの服装であった。
コトリ、コトリと皿が置かれ、夕飯の支度が整う。惣菜の唐揚げの隣に、ほこほこと湯気を立てた白米と炒めものが並ぶ。じゃがいも、玉ねぎ、ウインナーを一口サイズに刻み、塩コショウで炒めたシンプルなつまみものである。
疲れ切って帰宅する清美なので、手のこんだ料理は出来ない。しかし、いつもコンビニ弁当やファストフードばかりの隼人には充分であった。
「お腹空いちゃったから、ホント簡単なんだけどね……いつも、ごめんね」
「いやいや、いつもコンビニ弁当とかなの、知ってるだろ。こうして清美の家で手料理食べれるだけでも充分だよ」
「それなら、いいんだけど……」
キッチンに入る前、清美は確か冷蔵庫のウインナーを使うと言っていた。数日前、二人でスーパーに行った時に売っていた特売品であろう。
彼女も手慣れてきたのだろう、以前より短時間で支度が整うようになった。清美がキッチンの後片付けをしている間にワインの栓をあけ、トポトポとグラスに注ぐ。
この生活を始めて、半年が過ぎた。ちょっとした準備に入るタイミングも『なんとなく』身について、お互いの動作が噛み合ってきた気がする。
「はい、乾杯♪」
「お互い今週も……おつかれさん♪」
スッキリとした味のワインを一口飲んで、大きくため息をつく。モノトーンで統一された清美の部屋。今ではすっかり見慣れた風景だ。
ローボードを挟んだ正面で、じゃがいもを頬張る恋人を眺める。小見山高校で会った時の彼女と今の彼女は、まるで別人だ。
「……? どうしたの?」
「いやぁ、清美がすごく活き活きしてるなぁって思って。俺まで嬉しくなって……」
「やだぁ……そんな自覚ないけどなぁ。いつもいっぱいいっぱいだよ」
「それが『小見山地区創業支援センター』の仕事を引き寄せたんじゃない? おかげで一緒に働けるし」
「……うん、嬉しい……ねぇ、隣に行っていい?」
「いいけど……どうした?」
ゆっくり首を振った清美は、隼人の問いかけに答えず、にじり寄ってぴったりと身体をくっつけてきた。
ワイシャツ越しにほんわりとした恋人の体温を感じる。取皿とグラスを引き寄せた清美は、黙ったまま、もぐもぐと唐揚げを口に運んだ。
寄り添う彼女の肩にそっと手を回して、ワインをゆっくり飲み下しながら、密着度を高める。
隼人は彼女のデスクにおいた、かすれた色のファイルを見る。かつて『アフタースクール計画書』と書かれていた背表紙は、真新しい『小見山地区創業支援センター』と書かれたものに入れ替わっていた。
清美から仕事中に電話があったのは、佳苗の家で激しい3Pをしてから2ヶ月ほど経った時であった。
異動先の教育委員会から更に辞令をもらったという。県と地域の有力企業数社で設立した官民の共同企業、いわゆる『第三セクター』である『小見山地区創業支援センター』に出向とのことであった。
彼女が勤務している小見山高校と、隼人の勤務先である朝日オアシスの共同企画である、高校生向けのビジネス授業が地域の企業と教育委員会の注目を集め、中心人物である清美が県の教育委員会に異動となった。
現場の教師が委員会に異動するのは『出世コース』の一つだ。まだまだ若手の部類に入る彼女の異動は大抜擢ともいえる出来事である。そこからさらに、委員会の現場経験なしで第三セクターに勤務する、というのは異例中の異例だ。
またとないチャンスであったが、教師としてのやりがいと、今後の独立計画、なによりかわいがっている風間典子をはじめとした購買部員の生徒たちのことで気持ちは大きく揺れに揺れ、ようやく委員会の異動を承諾した後のさらなる異動。
清美の心中は察するにあまりある。電話を受けた日の夜は彼女の家に行き、心身が揺らぐ恋人を、何も言わずに朝までそっと抱きしめていた。
一方の隼人が、上司の流山課長から人事部付きの異動を言い渡されたのは、清美から『小見山地区創業支援センター』出向の連絡を受けた少し後だ。
外回りから帰ってすぐ、小さな会議室に呼ばれた。佳苗と隠れてキスをした会議室である。
あの時と同じく、ざわついた気持ちで部屋に入ると、言いたいことを先に述べる流山から『人事部付き』の異動と現在の仕事の引き継ぎを急いで行うように指示を受けた。
一般に『人事部付き』は何らかの原因で配属が未決定の社員が集まる部署で、その原因もポジティブなことは少ない。
仕事での大きなトラブルはないが、かおりや佳苗、清美たちのことでいろいろと思い当たる隼人は、
(ああ、俺もついに……清美と付き合う前なら、あいつを悲しませないので済んだのにな)
と思って、その経緯を聞いたが、まったく違って拍子抜けした。
清美と同じ『小見山地区創業支援センター』に出向、事務局長の身分だという。小見山高校での実績が注目され、清美と二人三脚で企画を進めていた隼人にも注目が集まり、社長から直接人事に出向させろと指示があったそうだ。
それまで目覚ましい活躍もなかった隼人が抜擢されたのだ。苦虫を噛み潰した表情で異動について説明していた流山が記憶に残る。
急遽出向が決まったらしく、断片的にしかセンターの役割を聞くことができなかったが、文字通り、小見山高校周辺地域の起業家と事業承継支援の目的で設立されたのだそうだ。
具体的には小見山高校で行っているビジネス授業を、もっと本格的に展開して将来的な地域活性化を目指すというものだ。卒業生にはリタイア予定の経営者から事業承継できるチャンスもあるという。
そのセンターのトップに県の職員である清美が抜擢され、彼女を支える実務面のトップが地元の企業人である隼人という体制なのであった。その他、地域の公共機関や企業数社からスタッフが出向されるという。
はにかんだ『センター長』清美のチュッという軽いキスで、現実に引き戻される。
「隼人くん……これから、お仕事、頑張ろうね……」
「急にどうした、今日は甘えん坊だなぁ」
「なんか……思いもしなかったことで……嬉しくなって」
「俺も……」
「うむぅ……んんっ……あはぁ……美味しい」
口にワインを含んだ隼人が、恋人に口移しでワインを呑ませる。うっとりした吐息を漏らした清美は、くたりとしなだれかかり、彼の胸板を愛おしそうに撫で回した。
視線が交わる。しだいに潤みを増していく、恋人の澄んだ瞳。言葉を交わさなくても、何をしたいのかはすぐわかる。
彼女を引き寄せ、ほほに軽く手を添えると、ゆっくりと唇をついばんだ。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅちゅっ。
ちゅぱっ、むちゅっ、はふはふっ。
ついばみから、唇を合わせ、そして上唇、下唇を咥えて吸う。
清美は湿った吐息をつき、キスをねだる。甘やかなワインが入り混じった唾液を交換しながら、エプロンを外す。
「今日は……隼人くんにいっぱい甘えたい……いい?」
「聞くまでもないだろ」
へへへと笑う清美。はだけたワイシャツの隙間から、火照りと酔いで淡いピンクに染まった肌が見えた。たまらず喉元に唇を這わせる。
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