【完結】【R18】ハロウィンナイトで融け合って 〜訳あり女子と生真面目男子のハロウィンいちゃラブ話〜

船橋ひろみ

文字の大きさ
8 / 12

※ ハロウィンナイトで融け合って 8

しおりを挟む
 抱きしめた典子ちゃんは柔らかく、暖かい。胸にはむにゅむにゅとした感触と硬くなった乳首の感触がありありと感じられる。僕のすぐ横には彼女の愛らしい栗色の頭があり、女の子特有の甘やかな蜜の香りが漂う。
 すぐにでも挿入いれたい気持ちと、もう少し抱きしめて、恋人の感触を感じていたい気持ちがせめぎ合い、次の行動に移せずにいる。
 たしか、典子ちゃんはコンドームを持ち出していた。大切な彼女の気持ちに反することはしたくない。付けて挿入するのはわかっているが、わずかでも身体が離れるのが惜しくて、密着させてグズグズしている。
 数週間、いや、数日前は苦手な娘だったのに、今は愛おしくてたまらない。面白いな、と思ってフフフと笑みがこぼれる。

「……慎一くん?」

「ごめん、ごめん……どうして僕のこと、好きになってくれたのかなって。ちょっと前まで、あんなに冷たかったのに」

 ちゅっ、と僕の頬をついばむと「そーねぇ」と典子ちゃんは大きなため息をついた。

「本当は……前の彼と付き合う前から、気にしてたかもしれない」

 ボソッと呟いた一言に思わず振り向いた。でも、栗色の頭は向きを変えてしまっている。僕が顔を寄せすぎているので、逆に彼女の表情は見ることが出来ない。
 しかし、僕の背中に回されている腕が力を帯びて、ギュッとされていることで、何がいいたいかは感じられる気がした。僕も何も言わずに少し強めに抱きしめ返す。

「……慎一くん、いつも一所懸命だから、キャラ作ってるだけって思ってた。だから最初は……」

 クルッと頭が動いて、くりくりとした瞳が、僕の目の奥を覗き込む。

「……大嫌いだった」

 言葉の衝撃に身動きが取れない。僕の顔を見て、典子ちゃんはモジモジと視線を外した。

「でも……キャラじゃなかったの、キィ先生に怒られて良くわかった」

 視線を戻して、僕の唇にちゅっ。

「モンブランを一緒食べたあのカフェで、私の話を聴いてくれたときも、本当に一所懸命だったもん。前の彼は、自分のことばっかりで……」

 抱きしめていた腕をほどき、彼女の頭を丁寧にでた。本当は甘えん坊なのに、我慢して我慢して今まで過ごしてきた。やっと甘えられると思って彼氏を見つけたけど、相手の自分アピールばかりで寂しい気持ちが積もっていったのだ。
 ねぎらい、というのは変だけど、頑張ってきた恋人の頭を撫でて、気持ちを伝えた。
 まだ、なにか言おうとする典子ちゃんの口を、キスでふさいで舌を絡める。僕にとってはもう、充分に気持ちは受け取った。
 彼女の気持ちが、絡めた舌を伝って僕の身体に流れ込んでいく気がして、キスを深めながらぎゅぎゅっと抱きしめる。お互いの唾液が混じり合い、ちゅぷちゅぷといやらしい音がする。
 突然、典子ちゃんが、ちゅぽん、と唇を離すと、上目遣いでモジモジしながら、片手で僕のチ◯コをゆっくりとしごく。そして、僕の目の前でもう片方の手にあるピンク色のコンドームをヒラヒラさせた。

「ね……ねぇ……慎一くん……まだ、私、我慢しないとダメ……?」

「あ……」

 気がつけば、彼女の下腹部は、暖かい女性の液でぬるぬるとしている。心なしか、さっきイッた時よりも、ずっとずっとあふれかえっているように感じた。
 そんな間にも、典子ちゃんの息はどんどん荒くなり、顔を真っ赤にしてハアハアと喘いでいる。僕を求めて身体をうねうねとくねらせて、何もしていないのに身悶えているじゃないか。
 意を決してコンドームを受け取り、自分のアソコに被せる。何ヶ月か前、興味本位で自室で付けた記憶をたどりながら、典子ちゃんを待たせないように、出来る限り手早くつけようと股間に手をやる。
 僕の気持ちと裏腹に、表裏がすぐに分からず戸惑いながらもやっと装着できた。まごまごしている間、恋人は背中を柔らかくさすってくれた。「慌てなくていいよ」のサインか、それとも「待てないよぅ」のサインか。はっきりわからないが、僕を欲しがってくれていることは確かだ。
 自分のことを、大切に思ってくれている人がいることを自覚して、満ち足りた気持ちになる。
 二人でつながって、この気持ちを分かち合いたい。身体も心も彼女に挿入いれたい。

「……付けた。待っててくれてありがとう」

「うん……待ってた。慎一くん……来て」

 顔をあげると、さらに照明が暗くなっていた。さすがに明るいのは恥ずかしいのだろう。かくいう僕も、明るい中で典子ちゃんの中に挿入るのは、やっぱり恥ずかしい。
 薄暗い照明に照らされた典子ちゃんは、裸のまま、胸の前で手を祈るように組んで僕を待っていた。
 おとぎ話の絵本で見た、眠っているお姫様のように、安らいだ微笑みを浮かべて横たわっている。しかし、お姫様と違うのは、荒い呼吸で股間をモジモジさせていることと、暗がりの中でもわかるくらい、エッチな気分で顔を上気させていることだ。
 大きく深呼吸する。ラブホの照明が、丸みを帯びた彼女の美しく愛らしい裸体を照らしている。
 ゆっくりと、覆いかぶさった。気配を感じて組んでいた典子ちゃんの手がほどかれて、僕の背中に回された。
 徐々に彼女に密着する。カチカチのアソコが典子ちゃんの下腹部にあたると、ゴム越しに陰毛の感触があった。亀頭で典子ちゃんの入り口をさぐるように撫でる。僕は栗色の髪に顔を埋めながら、全神経を先っぽに集中させて、愛液の源泉に入っていこうと腰を動かす。
 ぐりぐりと腰を動かすものの、亀頭が膣ににゅるんと阻まれる。密着を解いてまじまじと見ながら挿入るのは、典子ちゃんも恥ずかしいんじゃないか、とはいっても、何度もにゅるにゅると阻まれるので戸惑っていると、背中の腕がほどけて、僕のアソコがつままれた。
 驚いて、典子ちゃんの顔を見る。ラブホの照明が作る陰影が、彼女の照れくさそうに笑うえくぼを際立たせる。
 ゴソゴソと手が動き、典子ちゃんの入り口と思われる窪みに亀頭があたった。ドクドクという恋人の脈動と体温がゴム越しに感じられる。
 僕と目が合うと、コクリとうなずいて、手を再び背中に回した。

 ずずっという感触があり、阻まれていた亀頭が典子ちゃんの中に入っていく。

「んんっ……んっ……うぅん……大丈夫……入ってる……」

 彼女に入っていくと、しだいに眉間にシワが寄って、さっきのはにかみ笑いがみるみるうちに悩ましい顔に変わっていった。背中に回した腕は力いっぱい僕を抱きしめる。この娘のどこにこんな力があるのか。
 きっと僕と同じように、緊張しているんだろう。少しでも和らげてあげたいと、頬とおでこをキスでついばんでから、唇を重ねた。
 舌を絡ませながら、疾る気持ちに力いっぱいブレーキをかけて、ゆっくりと腰を押し出してチ◯コを少しずつ典子ちゃんの子宮に送り込む。最初は切られるくらいにギュウギュウ締め上げてきた入り口は、次第に弛緩しはじめ、僕を受け入れてくれた。

 ずぶずぶと腰を送り、ついに僕の下腹部が典子ちゃんの下腹部に接触する。
 僕を全部、受け入れてもらった。

「の……典子ちゃんの中、すごく暖かい……このままでも出ちゃいそうなくらい、気持ちいい……」

「嬉しい……慎一くんにそう言ってもらえるの、ホントに嬉しい……はぁぁぁ……あぅぅぅ……」

 典子ちゃんの悩ましい顔が和らいで『とろけた』というしかないような、うっとりとした表情に変わる。
 鼻にかかった甘い声を発しながら、びくんびくんと腰を波打たせて、僕と一緒になったことを心から喜んでいるようだった。
 こんなに女性の身体、いや恋人の身体は、柔らかくて、暖かくて、そして甘やかなものだったのか。
 映像や本では、決して味わえない感触と感情。そして、彼女にたくさんたくさん気持ちよくなってほしい、幸せな時間を過ごしてほしい、という気持ちを彼氏となった人間が持ち得るということは、保健体育の授業では絶対に教えてくれないだろう。

「典子ちゃん……動いて、いい?」

「うん……慎一くん……好き……ゆっくり……あなたを受け入れたいの……」

 耳元で典子ちゃんが囁くと、僕の身体は意思と無関係にブルブルと震えた。
 僕も彼女の背中に腕を差し入れて、ぴったりと身体を合わせると、腰をグラインドし始めた。慌てず、ゆっくり。典子ちゃんが僕とセックスして良かった、と感じてもらうために。

 ずっ、ずずっ、ずりゅっ、ずずっ。

「あん……あん……んんっ……んっ……あっ……あはぁっ……」

 腕の中で、くねくねと身をよじる典子ちゃん。
 キスを重ねながら、僕は少しずつグラインドのスピードをあげる。

 もっともっと、気持ちよくなってもらうんだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

イジワル上司の甘く艶めく求愛

本郷アキ
恋愛
大企業の法務部で専務補佐をする二十八歳の凜。真面目だけが取り柄の彼女の上司は、社内人気トップの御曹司ながら不機嫌が通常仕様の仕事の鬼・朝川。常に厳しい態度を崩さない彼に泣かされた女性は数知れず……そんな朝川に、ひょんなことから泣き顔をロックオンされて!? 戯れのようなキスや自分にだけ向けられる熱を孕んだ視線――苦手な上司の思いがけない甘さに戸惑ううちに、あっという間に逃げ道を封じられ、目眩がするほどの熱情に囚われてしまい? 「お前は俺に泣かされてろよ。俺で頭をいっぱいにして気持ち良くなればいい」本能を揺さぶる魅惑の極甘オフィス・ラブ!

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

甘過ぎるオフィスで塩過ぎる彼と・・・

希花 紀歩
恋愛
24時間二人きりで甘~い💕お仕事!? 『膝の上に座って。』『悪いけど仕事の為だから。』 小さな翻訳会社でアシスタント兼翻訳チェッカーとして働く風永 唯仁子(かざなが ゆにこ)(26)は頼まれると断れない性格。 ある日社長から、急ぎの翻訳案件の為に翻訳者と同じ家に缶詰になり作業を進めるように命令される。気が進まないものの、この案件を無事仕上げることが出来れば憧れていた翻訳コーディネーターになれると言われ、頑張ろうと心を決める。 しかし翻訳者・若泉 透葵(わかいずみ とき)(28)は美青年で優秀な翻訳者であるが何を考えているのかわからない。 彼のベッドが置かれた部屋で二人きりで甘い恋愛シミュレーションゲームの翻訳を進めるが、透葵は翻訳の参考にする為と言って、唯仁子にあれやこれやのスキンシップをしてきて・・・!? 過去の恋愛のトラウマから仕事関係の人と恋愛関係になりたくない唯仁子と、恋愛はくだらないものだと思っている透葵だったが・・・。 *導入部分は説明部分が多く退屈かもしれませんが、この物語に必要な部分なので、こらえて読み進めて頂けると有り難いです。 <表紙イラスト> 男女:わかめサロンパス様 背景:アート宇都宮様

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...