~神のミスで転移したんですけど勇者が弟子にしてくださいと言ったので弟子にしてみた~

ユリカ

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◇◆レイバン様の復活◆◇

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最近忙しくて大幅に更新遅れました!
すみませんm(*_ _)m
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                  ◆◇レイバン様の復活◆◇

ローズside

妾の名はローズ、魔族の中では魔王の側近で四天王の一人吸血姫と呼ばれておる。
妾はレイバン様の復活の為、獣人の国から下僕共に子らを集めさせたのじゃ─
リリオネと言う勇者の小娘とその師匠とやらのパーティーが最後の仕事の邪魔をしおったが…計画にはなんの支障も出ん。

そしていよいよじゃ─いよいよ復活の時が来たのじゃ─。
そう思って祝杯をしとった時じゃよ罠に一つ二つ反応があったのじゃ
妾の仕掛けた罠じゃ、下僕共には反応せん仕組みになっとるしの
じゃから妾は使い魔に侵入者が誰かを見てくるように命令したのじゃ。
するとの─最後の仕事に邪魔をしおった勇者とその仲間だったのじゃよ

そ奴らが妾の住処に近づくと使い魔の視界から消えおった。
「何じゃ?消えおったぞ…魔法か?」
と妾は少し驚く。
妾の知らん魔法じゃ─暫く見物にでもしておるかなのじゃ─レイバン様の復活前のいい余興になるじゃろ
と妾は部屋から出て直に見に行く事にしたのじゃった。

妾の住処(と言ってもこれが終われば用済みとなるものだが)が全て見渡せる所まで空高く羽根を羽ばたかせ舞う。
「ふむ…全体がよう見えて見物にもってこいじゃ」
と一人満足する。
ム?勇者リリオネとか言う小娘の師匠が出てきおったのじゃ
もしや彼奴があの消える魔法をやったのか?
是非ともその魔法の仕組みを聞いてみたいものじゃ
と口元が軽く緩む。
「これ程興味を惹かれたのはいつぶりじゃろか…フフフフ」

魔法が空高く上がり地上では強い光が輝いた。
「あれは…ファイヤー・ボールとフラッシュじゃな…」
と嗤わは顎に指を当て呟く。
ぬ?勇者リリオネとか言う小娘と仲間の小娘も茂みから出てきおったのじゃ
なるほどなのじゃ、ファイヤー・ボールは合図と言うわけか…フラッシュは敵を混乱させる為だけに使ったのか、はたまたこちらに気を取らせる為にも使ったのか…

「ム?-戦闘が始まったようじゃな…」
師匠とやらと妾の下僕共との戦闘が開始したのじゃ。
あれは何じゃ?剣なのか?刃の部分が片方にしか付いておらんのじゃ…それに普通の剣より遥かに細長いのじゃ……
まさか魔大陸の方で見た事もない物を見れるとは…愉快じゃ!
フム…やはり盗賊を殺して作った下僕共は弱かったのじゃ…
デカいのと戦うようじゃな
彼奴は確か盗賊を襲った時にお頭と呼ばれていた者じゃな…
彼奴の持っているあの剣は良い代物じゃと嗤わは思っておるのじゃ…
じゃから少しは見応えのある戦いをして欲しいのじゃが。
と思っておったが妾の願いは効かなかった。
しかし立ったまま気絶するとは…そんなこと有り得るのか?なのじゃ。

次はこちらから魔法で攻撃開始なのじゃ
「何故障壁を展開しないのじゃ?それとも…何か作画あるのか…」
と妾が思っているとこちらの魔法が師匠とやらに当たる寸前の所まで来おった。
ガキン…
何かに弾かれた様に魔法が消えおった。
「無詠唱じゃと!?あんな若造がか!?あれは何十年も会得に必要なはずじゃ!?妾でも二十年はかかったのじゃぞ!」
と驚愕する。
妾の知らん魔法に無詠唱…師匠とやらはちと厄介じゃ。
その後は師匠とやらにこちらがタコ殴りされよった。

ム?……魔力の流れ?
『«極零氷殺(ゼロフールフィル)!!!»』
と師匠とやらが大声でそう叫んだ。
なんと!?あれは妾くらいの膨大な量の魔力を持つ者にしか使えぬ大魔法じゃ…
しかも大魔法を使った後じゃというのにちっとも疲れた様子を見せんのじゃ。
彼奴、妾と同等の魔力の持ち主じゃな
しかし妾には足止めをさせる下僕共が沢山居る。
復活の儀式の邪魔はさせんのじゃ。
それに彼奴達はあれにまだ気づいとらんのじゃ…

「レイバン様の復活の為邪魔者は排除するのじゃ…」
と静かにそう囁く。

さて…次はこちらの劇の始まりじゃ─

「フフフフフ…」
妾は不敵な笑みを浮かべ師匠とやらとこちらに来おった勇者とやらを空から見下ろす。
「クフフ…よい余興であったぞ」
と先程の褒美としてそう言う。
彼奴が剣に手をかける。
「そう慌てずともよい…勇者リリオネとそのリリオネの師匠とやら…妾は逃げも隠れもせぬ」
そういい妾は地上に降り立つ。
「よくも妾の下僕を使い物にならぬ様にしてくれおったな…」
全くじゃ…余計な魔力を使わんと行かぬではないか─
「貴女の企みは失敗しました!大人しく拘束されなください!」
と勇者リリオネがそうこちらを真っ直ぐ見、言ってくる。
何を言っておる─
「フフフ…妾の目論みが失敗したじゃと…?ゆったじゃろ……よい余興であったと
さぁ…子らよ戻ってくるのじゃ…«血の操り人形(ブロード・パペット)»」
と妾はバサバサと羽根を動かしそう唱える。

「何も起きませんね…」
「あぁ…」
と何も起きんことに勇者と師匠とやらが困惑する。
ククク…それもそのはずこれは別の所の者を操っているのじゃからな
子らよ…祭壇のある方まで歩くのじゃ

「……!?」
師匠とやらがいきなり何かに驚いた顔をする。
ほほぅ…師匠とやらは気づき始めたようだな。
師匠とやらの顔が今度は焦り、困惑、動揺、の表情に変わる。
そうじゃ…その顔じゃ
妾の好む顔じゃ…
「師匠とやら何が起こっておるか分かったようじゃな…」
と妾は目を細めニヒルに笑いそう返す。
「子供たちに何をした…」
と師匠とやらは口を開く。
フム…どうやら師匠とやらはあちらと連絡をする手段を持っておるようじゃな
それに少しは種明かしをしてやろうかの─これは分かったとて妾が解かぬか一度倒れるかせんと解けぬ魔法じゃからな
「嗤わに噛まれたもの、嗤わの血を付けられたものは嗤わの操り人形となるのじゃよ…」
と答える。
「それじゃぁ…!」
勇者も気づいたようじゃな
「勇者にも分かったようじゃな─そうじゃ嗤わは今子らを操っておるのじゃよ」
と妾は言う。
師匠とやらは黙り込んで何やらしているようじゃ
念話の類いか─。
「お前の目的は何だローズ」
いきなり師匠とやらがそう口にしてこちらを睨む。
呼び捨てで呼ぶか…なんと無礼なやつじゃ
「目的…レイバン様の復活」
そうなのじゃ…目的はただ一つ─レイバン様の復活のみ
それを聞き師匠とやらは黙り込む。
さて─そろそろ集まった頃じゃな
と妾は思いバサッと羽根を広げ飛び立つ。
「待ちなさいです!」
と妾が飛び立つのに気づいた勇者が声を上げる。
「待つわけないのじゃ«血の操り人形(ブロード・パペット)»!!」
と倒れておる役立たずな下僕共を魔法で補強しながら無理やり立たす。
足止めくらいしてもらうのじゃ─
妾はその場から飛び立ち祭壇のある方に飛んでいく。
ようやく─ようやくレイバン様─復活の時でございます!

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