~神のミスで転移したんですけど勇者が弟子にしてくださいと言ったので弟子にしてみた~

ユリカ

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◇◆苦戦の決着?◆◇

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                         ◇◆苦戦の決着?◇◆


和樹side

『フフフ…』
球体の中からローズの声が聞こえてくる。

「師匠…」
「あぁ……これはやばそうだな…」
「はい…」
「ぴょん…」
とそれに危機感を覚えそれぞれが身構える俺達。
まずいな…リリオネ達に任せるつもりだったが手を貸さないといけないかもな
大抵ゲームや小説でああなると攻撃力か防御力かスピードが格段に上がるかそれとも全て上がるか。
しかしここは本物の異世界だ…この読みが当たるといいが…。

すると球体が消えた─いや、霧と化したと言った方がいいのか─。
そこには紫のロングドレスに赤黒いまるで血のような色の胸当、腕当、肩当…いわゆるドレスアーマーに身を包み、背中には先程よりも大きくなった羽根と鋭い結晶が、頭には黒薔薇をモチーフにした髪飾りを付けたローズが微笑していた。
『さて…誰から来るのじゃ?』
ローズは余裕の笑みを浮かべ此方に問いかけてくる。
リリオネ、ラビ、チサが何も言わずに前に出た。そしてそれぞれ武器を構える。
『フフフ…勇者とその仲間か─師匠とやらはやらないのか?妾は全員で掛かってきても良いのじゃぞ?』
「俺は師匠なもんでね─サポートに回ることにするよ」
『食えないやつじゃの─さぁ…始めるのじゃ!«血の槍(ブロード・ランス)»!!』
とローズは鋭い結晶を槍の様に飛ばし攻撃をしてきた。
俺達はその場から後方に全力で飛んで攻撃を交わした。
槍が俺達が元居た場所にクレーターを作り地面にめり込む。
「リリオネ、ラビ、チサ大丈夫か!?」
「危なかったですけど大丈夫です。」
「びっくりしたぴょん!」
「少し飛んできた破片が当たりましたが大丈夫です!」
と皆が無事か確認すると無事のようだ。
『掛かってこんのか?』
とローズはふわりと地上に降りてきた。
「行きます!はぁああ!!!«身体強化壱»«二連斬!»」
とリリオネが身体強化魔法を自身に掛けて地面を思いっ切り踏み込み素早くローズの懐まで距離を詰めた。しかしローズは微動だにしない─それ所か笑っている。
ガキンッ!!
「な!?」
とリリオネが驚く。
剣をローズは人差し指で止めている。
「フフフ…どうした─妾は痛くも痒くもないぞ?」
とローズは驚いているリリオネに目を細め微笑しそう問いかける。
「«光の槍(ライトランス)!!»」
「«兎の舞»!!」
とチサの魔法とラビの双剣技がローズを襲う。
「フム…この程度の技で妾に勝てるとでも思っておるのか?」
とローズは発しながらチサの魔法を手で弾き、ラビの技をするりとまるで踊っているかのように優雅に避ける。
鑑定─
--------------------
名前ローズ
種族 吸血鬼
称号 吸血鬼の姫 血の使い手
レベル 130
HP150000/150000
MP96000/166000
攻79500
防4000000
速85440
精66666

スキル
血魔法Lv85
人形使いLv78
精神操りLv56
光魔法耐性Lv30
以下略……
--------------------
うわぁ…防御力が高い。
確かリリオネの攻撃力は二百万行くか行かないか位だったよな
倍とは──チサとラビの攻撃力を足しても足らないぞ…
「«付与“攻撃力向上!”»リリオネ!チサ!ラビ!出来るだけ攻撃をし続けろ!俺も攻撃を放つ!」
と俺はリリオネ達に攻撃力向上の付与をして、大声でリリオネ達に聴こえるようにそう言った。
防御力が高いなら防御が追いつかない様に攻撃をし続ければ隙が生れる、そこを狙うしかない!
「«炎の槍(ファイヤー・ランス)»«氷の槍(アイス・ランス)»«風の槍(ウィンド・ランス)»«岩の槍(ロック・ランス)»!!」
と俺は魔力をいつも以上に込め、四属性の槍をローズに向けて放つ。
「そのような攻撃妾には効かん…何っ!?」
攻撃が跳ね返せないことに、ローズから余裕の笑みが消え、表情が驚愕に変わる。
「今だ!リリオネ!」
「はい師匠!やぁああああッ!«三連斬»」
とリリオネがその隙をつくように剣技の攻撃を繰り出す。
「くっ…!」
とローズは顔を顰め、後ろに飛び退く。
リリオネの攻撃が少しは入っっているようだ。
防御力が優れていたって防げなければ意味が無い、隙さえ作れば攻撃は入るんだ。
「リリオネ!ラビ!チサ!俺がローズの隙を作る!そこを攻撃するんだ!」
「「分かりました!」」「了解ぴょん!」
「何度も同じ事が通じると思わんことじゃ!」
とローズは背後で浮ぶ鋭い結晶が俺達の方に矛先を向ける。
「撃ち抜け!«血の光線(ブロード・レイ)!!!»」
と結晶の先が赤紫色に光、レーザーの様に放たれた。
「«完全なる壁(パーフェクト・シールド)!!»」
と俺は自分を含めてリリオネ、ラビ、チサに«シールド»の最上位魔法を施す。
赤紫色の光線は俺達側の森等の木を薙ぎ倒し、地面を切り裂いた。
「おいおい…こんなの生身で受けてたら絶対死んでるぞ…。」
と俺は辺りを見渡し冷や汗を流しそう言った。
「みんな大丈夫か!」
「師匠私は無事です!」
「ラビも無事ぴょん!」
「マスター私も無事です!」
とリリオネ達の声が返ってくる。
良かった…防げたようだな。
「ほぅ…これを防ぐとはな……。じゃがこれは防げんじゃろ?」
とローズは目を細め醜く笑い祭壇の方に降り立つ。
「さぁ……妾の為に戦うのじゃ…子らよ」
とローズが言うと子供達が立ち上がる。
手には真っ赤な剣が握られている。
「フフフ…もう効果が切れてると思っていたじゃろ…残念じゃったな…子らはまだ妾の心中に居るのじゃよ」
とローズは身を屈め、近くに立っている子供の頬を撫でてそう言った。
「卑怯な!」
とリリオネは怒りを露わにする。
“行けっ!”とローズが言い、子供たちが俺達目がけて剣を振りかざしてきた。
しかし、剣が重たいのかふらつく子もいた。
「言い忘れておったが、剣が子らから離れると死んでしまうのじゃよ…フフフ」
とローズは笑う。
俺の中で何かが切れる音がした…。
「«土の拘束(ソイル・バインド)»…«睡眠(スリープ)»」
と俺は子供たちを土で剣ごと拘束し、睡眠をかける。そして一箇所に拘束事移動させ結界を張った。
「リリオネ…チサ…ラビ…子供たちの方に下がっていろ……あいつは俺がやる」
と俺は低い声で言う。
「師匠…分かりました」
「マスター…」
「カズキ…」
とリリオネ達は俺の事を呼び、何も言わずに子供たちの方に走っていった。
「お主一人で妾を相手すると?」
とローズは余裕の笑みを浮かべる。
「──。«身体強化参»«加速(ブースト)»«重力六倍»«六連斬»」
と俺はローズ向けて剣を振りかざす。
「ぐッ……!!!」
ローズは先程までとは違い顔を顰める。
俺は気にせず次の攻撃に入る。
暫くの間、俺の一方的な攻撃が続いた。
「グフッ……ゎ…妾が…やら…れる…じゃと…。」
「これで終いだ──ローズ!«極零氷殺(ゼロフールフィル)!!»«三日月»」
ローズの身体は氷の結晶の中に封じられ剣によって粉々に砕かれた。


「師匠…」
「さて─帰るか…」
「「「はい!師匠(マスター)(カズキ)!」」」
俺達は眠っている子供達をワープで馬車まで運びそこからまたワープで王都カルデアの近くまで行き俺達は帰還した。





森の奥深く──。
「グフ…マサカ…オマエニ…タスケラレルトワ…。スラサ」
「ふふふ♡それにしても凄くやられてましたね~最後に私がダミーと貴方を替えていなかったら死んでましたね~」
とスラサと呼ばれた女性はニコりと微笑みそう言った。
「許さんのじゃ…カズキとやら」
とローズはカズキと名を呼んでいる。
「さぁ~帰りましょうか~我が主君のまつ魔王城へ«瞬間移動(テレポート)»」
と二人の影は森から消えた。


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放ったらかしにしていました……m(。>__<。)m
最後まで書きますのでよろしくお願いします
m(*_ _)m
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