~神のミスで転移したんですけど勇者が弟子にしてくださいと言ったので弟子にしてみた~

ユリカ

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番外編◆◆花見をしよう◆◆

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春なのでお花見を書いてみました~。
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番外編◆◆花見をしよう◆◆


レッドドラゴン討伐が終わり、観光に飽きてきた頃のお話です。クアリスがまだいない時の です。

宿屋で和樹達が朝食中
「そう言えば、師匠」
「どうした?リリオネ」
とリリオネが話し出したので和樹はそう返した。
「火山とは真逆にある森の奥深くに一年中花を咲かせる木があると屋台の人が言っていました。観光に飽きてきた頃ですし行ってみませんか?」
「ほぉ~凄いな。チサは知っていたか?」
「知識としては蓄積されています。」
「どんな木なんだろな~」
「マスター、それは行ってからのお楽しみにしておきましょう♪」
「お弁当持って行くぴょん!」
「そうしましょう!」
「じゃあシートとお弁当の準備して行くか!」
「「「おー!!」」」
と和樹達はお花見をする為に朝食後直ぐに各自動き出した。

ガタゴト……ガタゴト…と馬車に揺られて二時間。森の入口で馬車が止まった。
「ここがその森か。」
「この道をずーっと真っ直ぐ行くと着けるみたいです。勿論魔物が出ますので一般人は殆ど行きませんが、この噂を知る貴族は護衛を連れて偶に行くらしいです。」
とリリオネは馬車が一台通れる程の道を指差しそう言う。
「へぇ~リリオネは行ったことないのか?」
「私は小さい頃に一度行ったきりです。ずっと剣術を磨いていたので…あまり覚えてないのです。」
とリリオネはぇへへ…と笑い語った。
「出発するぴょんよ!」
とラビの声が御者席から聞こえると馬車が動き出した。
何体か魔物が出てきたが、苦労することも無く目的地に辿り着いた。

『お~凄いな(です)(ぴょん!)』
と全員がその木を見上げて声を上げる。
「こっちにもあったんだな、桜。」
「この木は永久桜と呼ばれ、その名の通りずっと咲き誇っているのです。マスターの世界の桜の種が時空の歪みに吸い込まれて突然変異したのでしょう。」
とチサは簡単な説明を和樹にする。
「カズキ!チサ!何してるぴょん!早く来るぴょん!」
といつの間にか桜の下でシートを敷いて早く来るように叫ぶラビとリリオネ。
それを聞いたチサは駆けて行き、和樹は馬車に結界を掛けてから向かった。

「お!これ美味いな!」プルン…
「これも美味しいです!」プルン…
「ほんとに美味しいですね!」プルン…
「頑張って作ったかいがあったぴょん!」プルン…
と和樹達はお花見を満喫していた。
「なぁ…さっきからプルンプルン聴こえるんだが…。」
「「聴こえます」」「ぴょん!」
と和樹達は何かの気配に気付き辺りをキョロキョロする。
プルン…プルン…プルルルルン…
ピンク色のスライムが和樹の隣に居た。
「スライム?」
「…ですね」
「ピンクぴょん!」
「何故こんな所に居るのでしょうか?」
とスライムをチサ、リリオネ、ラビが和樹に近寄りマジマジと見る。
えぃ…っとラビがピンクスライムを突っついた。
プルン…
「気持ちいぴょん!」
とラビは目を輝かせる。
ツンツン…プルン…ツンツン…プルン
ラビが突つくとスライムが揺れ突つくと揺れを繰り返す。
それを見てリリオネとチサもやり始める。
「全然逃げないし攻撃しないんだな。このスライム」
「はわわ~可愛いです~」
「この手触りずっと触っていられます~」
「プニプニぴょん~」
とすっかりリリオネ、ラビ、チサはスライムの虜にされた。
「────。」プルプル…
とピンクスライムは和樹の方を向き?唐揚げを見る?
「ん?…これが欲しいのか?」
と和樹はスライムの前に唐揚げの入った皿を置く。するとスライムは皿ごとパクッと飲み込んだが皿だけ吐き出した。
「───♪」プルプル
「美味しかったみたいだな」
「スライムって味分かるんですか?」
「この子が特殊個体なのでしょう」
「よかったぴょん!もっと色々食べるぴょん!」
とラビはおかずを少しずつ皿に乗せてスライムの前に置く。
それをスライムはまた皿ごと取り込み皿だけを吐き出す。
「───♪」フルフル♪
スライムはすっごく美味しいのか体をフルフル揺らして表現してくる。
「面白い奴だな(笑)」
と和樹は頭?辺りを撫でる。
すると今度は木のコップを頂戴とねだってきた。
和樹はコップの中身を飲み干し渡す。
器用に触手?を伸ばしてコップを受け取り、薄ピンク色の液体をコップ一杯に入れる。
「これは…ジュースですね」クンクン…
とリリオネが匂いを嗅ぐ。
リリオネに釣られて和樹やチサ、ラビも匂いを嗅ぐ。
「くれるのか?」
「──♡」コクンコクン
と和樹が聞くとスライムは頷き他の空のコップにも注ぐ。
「美味しいぴょん!」
和樹とチサ、リリオネがコップの中を眺めている間にラビが飲んでいた。
「…ん?なんで皆飲まないぴょん?美味しいぴょんよ?」
とラビはゴクゴクと飲み干している。
「では…ん!?美味しいです!」
とリリオネも一口飲むと美味しいといい飲み干した。
つられて和樹とチサも一口ずつ飲む。
「美味っ!ほんのり桜の味がする炭酸ジュースだ!」「美味しいです!」
「もう一杯欲しいぴょん!勿論料理と交換ぴょん!」
とスライムにラビがお願いするとコップにまた注いでくれた。勿論料理と交換で。
こうして和樹達はスライムと一緒に夜桜も楽しみ桜の下で一晩泊まり、次の日の昼頃にワープでアルデスに帰った──。

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