~神のミスで転移したんですけど勇者が弟子にしてくださいと言ったので弟子にしてみた~

ユリカ

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◆◇依頼完了、そして帰還◆◇

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久しぶりの投稿です笑
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               ◆◇依頼完了、そして帰還◆◇


和樹達が王都カルデアに着いたのは深夜頃だった。
門の見張りをしている兵士達は、俺達の姿を見て掛けてくる。
「申し訳ないが朝まで入れないんだ」
「師匠どうしますか?」
と兵士の言葉にリリオネにそう問われ和樹は“待つしかないだろ”とそう言う。
ラビ、チサ、クアリス、あと子供たちは眠っている。
「やけに子供が乗っているようだな?」
と兵士は馬車の荷台を見てそう問いかけてくる。
「攫われた孤児院の子供たちです。今さっき魔族から助けてきたところなんです。」
「なっ!?攫われた孤児院の子供たちだと!?」
と兵士はリリオネの返答に驚愕し慌てて門の方に掛けて行った。
するとガラガラ…と門が開いた。
「隊長が事情を聴きたいそうだ。子供達は我々が観ておく。」
と兵士は告げる。
和樹は寝ているチサ、ラビを起こしぐっすりなクアリスを静かに抱き抱える。
兵士はリリオネから手網を受け取り、馬車を走らせて門をくぐって行った。
「眠い…ぴょん…。」
「zzz……。」
「お~い、チサ起きろ~立ったまま寝るな~ラビもあと少し起きていてくれ。」
と和樹は今にも寝てしまいそうなラビと立ったまま寝ているチサをゆさゆさと揺する。
それでもチサは全く起きず、和樹は仕方なく背負った。
前はクアリスを抱かえ、後ろにはチサを背負う格好になった。
「師匠クアリスちゃんを代わりに抱きましょうか?」
とリリオネが聞いてくるが和樹は大丈夫だと返す。
和樹にとって二人は両手が塞がるだけでそれほど重荷ではないのだ。
それにリリオネも戦い疲れているだろうと思ったからだ。
そんなたわいもない話をしていると一人誰かが早歩きで此方に来た。
「待たせてすまない、こっちに来てもらってもいいか?」
と先程の兵士とは異なった鎧を付けた熊族の男がそう声をかけてきた。
この人が隊長なのだろうか?と和樹達は思いその人の後を追った。
ついて行くと、王都を囲う壁に沿って作られた木造の小屋?みたいな所に着いた。
「さて、話を聞きたいんだが…兎族の嬢ちゃんはもう限界そうだな」
「俺とリリオネが話すから、寝かしてあげてもいいか?」
「直ぐに仮眠室に案内させよう。」
と言って、その熊族の人は近くにいた兵士に案内役を頼み、その兵士にチサとラビあとクアリスを運んでもらった。
「話してくれるか?おっと……その前に自己紹介だな。俺はクロットス、皆にはクロ隊長と呼ばれている、だからクロと呼んでくれ。」
「分かった。クロさん、俺はカミザキ・カズキ、カズキが名前な。」
「よろしくお願いします。クロさん!私はリリオネ・ラ・アルフォードです。」
「リ!…リリオネ!・ラ・アルフォード!あの!?アルフォード家の長女であり勇者であるリリオネ!?」
クロットスはリリオネの事を知っているのか、口をあんぐり開けて驚いている。
「有名なんだなリリオネ。」
「そうなんですかね?」
等の本人はあまり自分が有名だと気づいてはいないらしい。
「ゴホン…気を取り直して…話してもらえますか?」
和樹とリリオネは、この国の王と知り合いであるラジル国王に依頼され、その為にこの国に来たことからその原因が魔王軍の四天王の一人であったことなど全て話した。
そして、クロットスは和樹達が四天王の一人は倒し無事に子供達は連れて帰ってきた所まで聞き深く礼をし“ありがとう”と言った。

和樹side

帰ってきてから早数時間、起こったことを全て話し終えリリオネはチサ達が寝ている部屋に向かった。
「さて、俺も寝るかな」
「部屋に案内します」
「そんなに畏まらなくていいですよ。タメ口で話しましょう。」
「そうか、それは助かる。どうにも敬語は慣れなくてな」
とクロさんは少し強ばっていた顔が緩み、話し方が親しみやすくなった。
「あっ…聞きたかったんだが」
「なんだ?」
「カズキは西の国の者なのか?」
「…?どうしてそう思うんだ?」
西の国の者?なんだそれは。
「いや、俺の村は西の国に近い砂漠にあるからよく西の国の人が来るんだ。西の者は名前と苗字を逆に読むと聞いたものでな。それに刀と言う変わった剣を使うと聞く。腰に下げてある剣は刀だろ?」
とクロさんは刀を見てそう言う。
なるほど…西の国は日本みたいな所なのか。
この依頼も終わったし行ってみるのもいいかもな。
「まぁ、そんな所かな。」
と俺は返した。
目的の部屋まで行くまで色々と話した。
一つ気づいた事があった。それはこの建物が正面からは小屋に見えていたがかなり奥まで連なっていて、何個も小屋をくっつけて小屋と小屋の間の壁を取り除いた様な建て方をしていた事だ。
部屋に着くと“ありがとう”と俺はお礼をして、クロさんと別れた。
「疲れた…寝よ……zzz……。」
ベッドに倒れた瞬間睡魔が襲い、意識を手放した。




朝───
「師匠~起きてください」
「キュィ~♪」
「……ん……リリオネ?クアリス?」
と俺はリリオネとクアリスに揺すられゴシゴシと目を擦り、起き上がる。
「……どうした?」
「あの件の事で王国騎士の隊長さんが話を聞きたいそうなんですよ。」
「なるほど、直ぐに準備する。」
と俺は魔法で水を出し顔を洗い、髪を整える。
リリオネがやけにニコニコしてご機嫌だ。
「どうしたんだ?」
「ふふっ…驚きますよ」
リリオネはそう言うと早く行こうと言わんばかりに俺の手を掴んで走り出した。
まるで子供が親に新しいもの、珍しいものを見つけて見せたい時みたいなそんな雰囲気をリリオネから感じた。
クアリスは走る俺の頭にしがみついて落ちない様にバランスをとっている。
外に繋がるドアを開けるとラビとチサが鎧を着た兎族の人と一緒にいた。
「ラビちゃん、チサちゃん連れてきましたよ!」
「カズキ!おはようぴょん!」
「マスターおはようございます。」
「おはようラビ、チサ、こちらの人は?」
と二人に聞く。
「ラビさんのお父さんで王国騎士の隊長さんです。」
「そうぴょん!」
チサの返答にラビが自慢げにそうだと言う。
「もしかしてリリオネが驚くって言ってたのこう言うことか?」
「どうですか?びっくりしましたか!」
「あぁ…びっくりしたよ。」
その言葉にリリオネは嬉しそうに笑う。
「君がカズキくんだね?私は王国騎士の隊長でありラビの父親でラクシと言う。」
「はい、カミザキ・カズキと言います。ラクシさん」
と挨拶を交わす。
ラクシさんは髪がラビと同じ薄紫色だ。
あと細身だが、鎧の上からでも鍛えているのが分かるくらいにがっしりしている。
「大体の事情は既に聞いている。それとカズキくん達が連れて戻ってきた子供達は皆各孤児院に送り届けた。本当にありがとう。」
ラクシさんは深くお礼をした。
おっと、一つ聞きたいことがあるんだった。
「頭を上げてくださいラクシさん。一つ聞きたいことがあるんですが…」
「なんでも言ってくれ」
「敵が最後の孤児院に襲撃する前に探索魔法を使ったんです。その時城の中で一つ反応があったので何か起きていなかったかと思いまして…。今は反応が消えているので倒されたのかと…」
と俺が聞くとラクシさんの雰囲気が少し変わった。
「倒してはいません…いえ、突然跡形もなく消えたと言えばいいでしょうか。」
「それはどういう…」
「我々は最近自分の右腕が怪しい行動をしていると参謀長自ら情報が入り今朝方その者の部屋に乗り込んだのですが、服が床に落ちているだけで何処にも居なかったんです。」
とラクシさんは話し始めた。
その人は操られていた?…しかし子供達はローズが消えても消えなかったぞ。
いや待てよ…確か最初に倒した奴の姿が戻ってきた時には消えていた。
これは一つの仮説だが…
「既に死んでいて敵に操られていたのかも知れません。」
「そんな!怪しい行動はするが普通に喋って動いていたと聞いたが…」
「俺たちが戦った敵も操られた死体だったとしたら話が繋がるんです。」
まさかそんな事が…とラクシさんが顎に手を当てそう言っている。
そうまさに死んでいながら生きている状態
「お父さん、お話終わったぴょん?」
暗い話をかき消すかのようにラビが話に割り込んだ。
その言葉を聞き周りを見るとリリオネとチサはクアリスと遊んでいる。かなり二人で話し込んでいたらしい。
「ここまでですね(笑)」
「そのようだ(笑)」
俺とラクシさんは顔を見合わせて困った様な、しょうがない様な笑みを浮かべた。
「リリオネ様、我が国の国王が是非とも勇者リリオネにお会いしたいと申しております。」
「では、明日伺いますとお伝え願いますか?」
とリリオネは明日会うことラクシさんに言った。
「分かりました。ではこちらで用意した宿にお泊まり下さい。明日宿に迎えの者を向かわせます。」
「ありがとうございます。」
「それでは仕事がまだ有りますので…宿までは付き人のナナに案内させましょう。ナナ、リリオネ様、カズキくん、ラビ、チサさんを硝子の宿までお送りし手差し上げなさい。」
とラクシさんは付き人のナナさんにそう命令をした。
「はい、ラクシ様。リリオネ様、カズキ様、ラビ様、チサ様ナナと申します。よろしくお願いします。」
とナナさんは綺麗なお辞儀をして挨拶をしてきた。
こちらも“よろしくお願いします”と返すと“硝子の宿までご案内致します”と返事が返してきた。
ゆらゆらと揺れる黒い尻尾に、星のピヤスが付いた黒くて三角の耳。
ナナさんは猫族とかなのだろうか?
触りたい…とても触りたい…!
つい目で揺れる尻尾を追ってしまう。向こうの世界でも俺は犬より猫が好きだった。
「カズキ様どうかなさいましたか?」
「あ!すみません…つい…揺れる尻尾に魅入ってしまって笑 ナナさんは猫族ですか?」
俺は見ていたのがバレていれ少し恥ずかしくなる。
「はい、私は黒金色の猫族です。」
「黒金色?」
なんだそれは?とハテナを浮かべる。話を聞いていたリリオネ達も同じようだ。チサは頭の中で検索をかけているようだが…
「黒金色の猫族とは私のように髪や尻尾は黒く目が黄金色の猫族の事を言います。」
とナナさんは自分の瞳を指さして俺の質問に答えてくれた。
なるほど…見たまんまだな。
しかし色々な種族が居るんだなぁ~
「他にも猫族って居るんですか?」
と今度はリリオネが質問をした。
「はい。赤猫族、青猫族、土猫族と10種族ほどいます。」
とナナさんは丁寧に答える。
リリオネはそれを聞いて10種族も!?と驚いている。
「でも黒金色の猫族がここに居るなんて珍しいぴょんね?もっと砂漠の方に居るって習ったぴょん」
とラビは今思い出したかのように聞く。
「私はラクシ様に砂漠の中で拾われたのです。」
「そうだったぴょんか…ごめんぴょん…」
とラビは長いうさ耳がぺコンと折り曲がりしょんぼりする。
「大丈夫ですよ。私はラクシ様に拾われて幸せですので」
とナナさんはニッコリと微笑む。
話をしているうちにどうやら着いた様だ。

「では、ラクシ様に何か御用が有りましたら受付でこのメダルを提示してください。直ぐにラクシ様に連絡が行きますので」
ナナさんは受付を済ませるとそう言った。
では良い一日をと言ってお辞儀をしナナさんは宿を去っていった。

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