極運転移〜大事な人の復活のため、7つの世界を旅します〜

月目刺 紫音

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海の世界で呪い解き

06

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「協力するわ!あなた達に!」

 ユリは一通りアマテにじゃれつき、俺にそういった。
 ユリの独断の決定であり、アマテはぐったりとして、カオスな状況ではあるが。
 今は協力関係を築けたことを喜ぶべきだろう。
 俺は先程フェニとクウリが獲ってきたサメを食べようと提案する。

「いいわね!」
「僕も食べたいよ」

 と二人、アマテも「うん」といって賛成してくれた。

  * * *

 クウリとフェニにがいかだのそばで取ってきたサメを円になって食べる。
 なんと二匹はこのサメを持ってくる前に鯨を取っていた。
 そして、二人で半分も食べて満足したように俺の内ポケットにしまいにきた。
 どこにはいるんだあの量。とつくづく思う。
 食べた分は何らかの方法で排泄する必要があるが、これまで二匹の排泄というものを見たことがない。
 
 ―――謎が深い生き物だなぁ

「ねぇねぇお二人さん!」とユリが口を開く。そして続ける。
「自己紹介でもしてみない?お互いの親交を深めましょうよ!私達楽しい国を作りたいの!第一歩はお互い仲良くなることよ?」
「……やりますか」

 ユリさんは自分の自己紹介を始める。

「そんじゃ私から行くね!秋神百合!年齢三十はこえてないよ、趣味は色々!特技も色々!好きなタイプはシャイで年下の女の子!」
「好きなタイプが年下の女の子ってことしかはっきり言ってないじゃん!!」 

 百合の自己紹介にイヴァンがすかさずツッコミを入れる。
 イヴァンも自己紹介をする。

「イヴァンです。よろしく。」
「あなたは情報量が少なすぎるのよ!」

 とツッコミ返し。

「テンリです。17歳です。で、こっちはクウリとフェニ。神獣の子供。そんで隣で寝落ちしてるのがアマテ。一応神様です。」
「いいおうっえなんあい?」
 一応って何だい、と、アマテは言おうとしているようだが、眠すぎるのだろう舌が全然回ってない。

 朝にこの世界に来て、太陽はすでに沈んでいる。
 午前は協力関係を築き、午後はクウリとフェニの狩り劇場をみた。
 なんだか色々詰まった一日だった。
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