体育館ラブスーサイダル

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それは体育の授業前。


いつも通り体育着に着替えている時だった。


ばさっ


僕のカバンから落ちる、
厚みのあまりない袋。


僕はそれに気づかなくて、
でも彼が見ていたんだ。


クラストップの尋(ヒロ)くんが。





僕はそれを落としたのも
知らずに立ち去る。


本当のゲームは授業後に始まった。
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