体育館ラブスーサイダル

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「もっと……」



快感には勝てない僕。



「蹴ってっ踏んづけて…っグリグリして……っ」



尋くんは満足そうな顔をした。


しかし、表情とは裏腹の言葉。



「どこを?」



言ったからってそうしてくれるという
訳ではないらしい。



股間に当たる感覚が


もどかしい。


いじらしい。


狂おしい。



そこ。


そこをもっと弄ってほしい。


なんて言えない。



そのとき、尋くんが僕の手首を握った。
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