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2 あらまし
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高2、4月。進路希望調査、と素っ気ない字が藁半紙の活字の頂を陣取っている。将来の夢に加えて志望大学を3番目まで、名前とコースを添えて提出しろという内容。
うんざりだ。たった1枚の薄い紙に未来を早々に決めよと追い立てられているようで。
僕の将来の夢、というのはかなりの少数派だ。むしろ僕しかいないと思う。中1の時僕の中である“事件”が起こって以来、それを志した(話すと長くなりそうだから今は割愛させてもらう)。
十中八九大人は諦めろと諭してくる。両親は、そんな馬鹿みたいなものやめろ、と言う。まぁ自活出来ないような種であることは理解している。
ただ親は僕の自活どうこうよりも世間体を異常に気にしているから、そういう意味での「馬鹿みたいなもの」だ。
大企業に勤務するか公務員になるか、どちらかを望んでいるのは知っていた。中学生までは言う通りに優等生だった僕に、両親はとても優しかった。
常に家族のスケジュールは僕を中心に決まっていたし、部活で帰宅するのが遅れた時も、夕飯を食べずに待ってくれていた。――こんなに僕のことを考えてくれているなら、もしかしたら夢を応援してくれるかもしれない。いや、きっと支えてくれる。
そう思い、高校1年のある日思い切ってそれを伝えた。
うんざりだ。たった1枚の薄い紙に未来を早々に決めよと追い立てられているようで。
僕の将来の夢、というのはかなりの少数派だ。むしろ僕しかいないと思う。中1の時僕の中である“事件”が起こって以来、それを志した(話すと長くなりそうだから今は割愛させてもらう)。
十中八九大人は諦めろと諭してくる。両親は、そんな馬鹿みたいなものやめろ、と言う。まぁ自活出来ないような種であることは理解している。
ただ親は僕の自活どうこうよりも世間体を異常に気にしているから、そういう意味での「馬鹿みたいなもの」だ。
大企業に勤務するか公務員になるか、どちらかを望んでいるのは知っていた。中学生までは言う通りに優等生だった僕に、両親はとても優しかった。
常に家族のスケジュールは僕を中心に決まっていたし、部活で帰宅するのが遅れた時も、夕飯を食べずに待ってくれていた。――こんなに僕のことを考えてくれているなら、もしかしたら夢を応援してくれるかもしれない。いや、きっと支えてくれる。
そう思い、高校1年のある日思い切ってそれを伝えた。
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