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2章 リリスと闇の侯爵家
58 疑惑
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オプスキュリテ家の廊下に足音が響く。
乱暴で憤りを感じる足取りだ。
「邪魔しやがって」
苛立った声でダミアンは爪を噛んだ。
ダミアンはエリカとのやり取りを思い出しては胸のムカつきが押さえられず暗く澱んでいた。
その気持ちを引きずりながらも足は薔薇姫の塔へ向かって、進んでいく。
ダミアンにとってエリカは血の繋がった妹ではあるが、興味がない道端の石ころだ。
下の妹などさらにどうでも良い存在。
この家からは出ていって、いずれは他人になる者達だ。
いくら血が繋がっていようとも、なんの感情も持てない。
ダミアンにとっての妹はリリスだけであり、愛情を抱けるのもリリスだけだ。
例えそれが間違った愛情だとしても。
どんな物よりも尊い宝物、それがリリスだ。
それなのに、道端の石ころであったはずのものが、お兄様と呼び牙を向いたことが、どうにも腹立たしかった。
エリカのリリスに似た色の髪が目障りだ。
エリカの声が気に触る。
リリスによく似た顔がムカつく。
下の妹とやらも幼少の頃のリリスを彷彿させた。
お前達は偽物だ。
神秘なる赤色を纏ってないものが、リリスの顔をして名を呼ぶのがこの上なく不快だった。
「何が忠告だ。
空気のように過ごしていれば、良いものを…」
瞳に暗い色を滲ませて、ダミアンは進む。
漆黒の闇のごとき瞳は憎悪で暗さが増していた。
このどろどろした気持ちを癒せる場所は、あの場所しかない。
リリスが過ごしたあの場所で心を落ち着かせよう。
ダミアンは薔薇姫の塔へと自らの足を急かす。
薔薇姫の塔に近づいたとき、入口で佇む黒い執事服の男が目に入った。
ダミアンが近づいたことで男は気づき、綺麗に礼をとった。
「これは、ダミアン様。
そんなに恐ろしい顔をされて、どうなさいました?」
振り向いたミルキが優美な顔に一瞬怪訝な表情を浮かべるが、それもすぐに消えてしまう。
「…ほっとけ」
「左様でございますか」
その涼しげに答える声にダミアンは苛立ちがつのる。
この執事はいつだって、リリスの傍らにいた。
ダミアンよりも、長い時間リリスと共に過ごしてきた。
だというのに、今回のこの一件には何も言わない関わらない。
知らないの一点張り。
絶対になにか重要なことを知っているはずなのに。
ミルキは魔族の国の双子王子に庇われて、王子達の世話係として過ごしている。
双子王子もまたエリカの指摘通り、ダミアンにとっては敵のような存在だ。
ダミアンの愛する宝物をいともたやすく奪ってしまう。
決められたこととはいえ、誰だって愛する者を違う男に渡したくないと思ってしまうのは仕方ないことだろう。
あの王子達にも家にも勘づかれることなく、リリスを見つけて何処かに閉じ込めてしまおう。
そんなことをダミアンは考えていた。
まさにエリカに指摘された通りに。
本当にエリカは邪魔存在だとダミアン苦々しい表情を浮かべる。
どうやってこの考えを完遂すべきか。
まぁ、まずはリリスを見つけるために情報を聞き出さなくてはいけない。
薔薇姫の塔で、最後に薔薇姫を見たのはダミアンとこの執事なのだから。
「ダミアン様。
気分が悪いようでしたら、部屋までお送りしますが?」
「…必要ない、ここに用事がある。
あと、私はお前にも話がある」
あの時、そうあのリリスを見た最後の日。
眠るふりをしたリリスは寝巻きではなく、余所行きの格好をしていた。
リリスはダミアンの突然の訪問で慌ててベットに潜り込んだのだろう。
眠って起きたというにはあまりにも髪が綺麗に整っていた。
私がその変化に気づかないとでも思ったのだろうか。
その愚かしさすらも愛おしい。
焦った姿は実に可愛らしかった。
だからダミアンはリリスにこう言った。
『どこに行くというんだい?
どこに行こうとも必ずリリスを見つけて捕まえてあげる』と。
リリスは嘘が下手だ。
絵に書いたように狼狽えていた。
リリスが魔族と結ばれるのが嫌になるようにしたのはダミアンだったから、逃げ出すことも予想していた。
だからあえてあの時ダミアンは見過ごしたのだ。
ダミアンがリリスを独り占めにするための時間稼ぎとして。
ダミアンの訪問前に誰がリリスに出かける準備を施したかなんて、簡単に導き出せることだ。
ミルキはリリスに出かける準備をさせていた。
これは、リリスが逃げ出すことを知っていたということだ。
当然、目的地だって分かってるはずだ。
何も保証なしにミルキがリリスを外に出すはずがない。
しかしこの場にミルキがいることが、ダミアンにとっては違和感だった。
近いうちにリリスの元へ行方をくらますと考えていたからだ。
ここにまだいるという状況が分からなかった。
こうなってくると、なにか別の者が協力していると考えるのが自然だろう。
それは一体誰なのか…。
この執事がリリスに特別忠誠を誓っていたことをダミアンは知っている。
リリスを見つめるその瞳の色はダミアンと同じものが浮かんでいた。
リリスが安全でなければ、目の前に立つこの執事ミルキはこんなに落ち着いた表情で立っていないはずだ。
「…私はお前を疑っている」
「何を言うかと思ったら、またですか。
何度だって言います。
私は何も知りませんよ、ダミアン様
」
前回と一言もたがわぬ言い回しでミルキは答える。
この身は潔白であるとすがすがしいくらいにハッキリとだ。
掴みかかってその涼し気な顔を殴ってやりたい。
体の中に獰猛な心を持った澱みが溜まっていく。
「そもそも、リリス様に最後に会ったのはダミアン様も一緒ではないですか」
瞳にあきれたという表情が表れる。
ミルキはダミアンによくこの瞳を向ける。
いつだって馬鹿にされているようで気分が悪くなる瞳だ。
「だからこそ、私はお前を疑っている。
お前が何か知っているとな」
「困ったお方ですね。
お好きに調べてかまいませんよ。
何も出ないですしね」
「そんな涼しい顔してられるのも、今のうちだぞ。
必ず、暴いてみせる」
「ダミアン様。
薔薇姫の塔へ御用だったのでしょう?
どうぞ、薔薇姫の塔の中へ。
私は殿下達に呼ばれておりますので、失礼します」
話をしても仕方ないと思ったのか、執事は話を終わりにする。
姿勢よく頭を下げる姿はよくできた使用人そのものだ。
ダミアンはその姿を疑わしげに見送った。
「…リリスの部屋にいこう」
愛おしいリリスがいなくても、あの部屋ならば心が落ち着く。
乱暴で憤りを感じる足取りだ。
「邪魔しやがって」
苛立った声でダミアンは爪を噛んだ。
ダミアンはエリカとのやり取りを思い出しては胸のムカつきが押さえられず暗く澱んでいた。
その気持ちを引きずりながらも足は薔薇姫の塔へ向かって、進んでいく。
ダミアンにとってエリカは血の繋がった妹ではあるが、興味がない道端の石ころだ。
下の妹などさらにどうでも良い存在。
この家からは出ていって、いずれは他人になる者達だ。
いくら血が繋がっていようとも、なんの感情も持てない。
ダミアンにとっての妹はリリスだけであり、愛情を抱けるのもリリスだけだ。
例えそれが間違った愛情だとしても。
どんな物よりも尊い宝物、それがリリスだ。
それなのに、道端の石ころであったはずのものが、お兄様と呼び牙を向いたことが、どうにも腹立たしかった。
エリカのリリスに似た色の髪が目障りだ。
エリカの声が気に触る。
リリスによく似た顔がムカつく。
下の妹とやらも幼少の頃のリリスを彷彿させた。
お前達は偽物だ。
神秘なる赤色を纏ってないものが、リリスの顔をして名を呼ぶのがこの上なく不快だった。
「何が忠告だ。
空気のように過ごしていれば、良いものを…」
瞳に暗い色を滲ませて、ダミアンは進む。
漆黒の闇のごとき瞳は憎悪で暗さが増していた。
このどろどろした気持ちを癒せる場所は、あの場所しかない。
リリスが過ごしたあの場所で心を落ち着かせよう。
ダミアンは薔薇姫の塔へと自らの足を急かす。
薔薇姫の塔に近づいたとき、入口で佇む黒い執事服の男が目に入った。
ダミアンが近づいたことで男は気づき、綺麗に礼をとった。
「これは、ダミアン様。
そんなに恐ろしい顔をされて、どうなさいました?」
振り向いたミルキが優美な顔に一瞬怪訝な表情を浮かべるが、それもすぐに消えてしまう。
「…ほっとけ」
「左様でございますか」
その涼しげに答える声にダミアンは苛立ちがつのる。
この執事はいつだって、リリスの傍らにいた。
ダミアンよりも、長い時間リリスと共に過ごしてきた。
だというのに、今回のこの一件には何も言わない関わらない。
知らないの一点張り。
絶対になにか重要なことを知っているはずなのに。
ミルキは魔族の国の双子王子に庇われて、王子達の世話係として過ごしている。
双子王子もまたエリカの指摘通り、ダミアンにとっては敵のような存在だ。
ダミアンの愛する宝物をいともたやすく奪ってしまう。
決められたこととはいえ、誰だって愛する者を違う男に渡したくないと思ってしまうのは仕方ないことだろう。
あの王子達にも家にも勘づかれることなく、リリスを見つけて何処かに閉じ込めてしまおう。
そんなことをダミアンは考えていた。
まさにエリカに指摘された通りに。
本当にエリカは邪魔存在だとダミアン苦々しい表情を浮かべる。
どうやってこの考えを完遂すべきか。
まぁ、まずはリリスを見つけるために情報を聞き出さなくてはいけない。
薔薇姫の塔で、最後に薔薇姫を見たのはダミアンとこの執事なのだから。
「ダミアン様。
気分が悪いようでしたら、部屋までお送りしますが?」
「…必要ない、ここに用事がある。
あと、私はお前にも話がある」
あの時、そうあのリリスを見た最後の日。
眠るふりをしたリリスは寝巻きではなく、余所行きの格好をしていた。
リリスはダミアンの突然の訪問で慌ててベットに潜り込んだのだろう。
眠って起きたというにはあまりにも髪が綺麗に整っていた。
私がその変化に気づかないとでも思ったのだろうか。
その愚かしさすらも愛おしい。
焦った姿は実に可愛らしかった。
だからダミアンはリリスにこう言った。
『どこに行くというんだい?
どこに行こうとも必ずリリスを見つけて捕まえてあげる』と。
リリスは嘘が下手だ。
絵に書いたように狼狽えていた。
リリスが魔族と結ばれるのが嫌になるようにしたのはダミアンだったから、逃げ出すことも予想していた。
だからあえてあの時ダミアンは見過ごしたのだ。
ダミアンがリリスを独り占めにするための時間稼ぎとして。
ダミアンの訪問前に誰がリリスに出かける準備を施したかなんて、簡単に導き出せることだ。
ミルキはリリスに出かける準備をさせていた。
これは、リリスが逃げ出すことを知っていたということだ。
当然、目的地だって分かってるはずだ。
何も保証なしにミルキがリリスを外に出すはずがない。
しかしこの場にミルキがいることが、ダミアンにとっては違和感だった。
近いうちにリリスの元へ行方をくらますと考えていたからだ。
ここにまだいるという状況が分からなかった。
こうなってくると、なにか別の者が協力していると考えるのが自然だろう。
それは一体誰なのか…。
この執事がリリスに特別忠誠を誓っていたことをダミアンは知っている。
リリスを見つめるその瞳の色はダミアンと同じものが浮かんでいた。
リリスが安全でなければ、目の前に立つこの執事ミルキはこんなに落ち着いた表情で立っていないはずだ。
「…私はお前を疑っている」
「何を言うかと思ったら、またですか。
何度だって言います。
私は何も知りませんよ、ダミアン様
」
前回と一言もたがわぬ言い回しでミルキは答える。
この身は潔白であるとすがすがしいくらいにハッキリとだ。
掴みかかってその涼し気な顔を殴ってやりたい。
体の中に獰猛な心を持った澱みが溜まっていく。
「そもそも、リリス様に最後に会ったのはダミアン様も一緒ではないですか」
瞳にあきれたという表情が表れる。
ミルキはダミアンによくこの瞳を向ける。
いつだって馬鹿にされているようで気分が悪くなる瞳だ。
「だからこそ、私はお前を疑っている。
お前が何か知っているとな」
「困ったお方ですね。
お好きに調べてかまいませんよ。
何も出ないですしね」
「そんな涼しい顔してられるのも、今のうちだぞ。
必ず、暴いてみせる」
「ダミアン様。
薔薇姫の塔へ御用だったのでしょう?
どうぞ、薔薇姫の塔の中へ。
私は殿下達に呼ばれておりますので、失礼します」
話をしても仕方ないと思ったのか、執事は話を終わりにする。
姿勢よく頭を下げる姿はよくできた使用人そのものだ。
ダミアンはその姿を疑わしげに見送った。
「…リリスの部屋にいこう」
愛おしいリリスがいなくても、あの部屋ならば心が落ち着く。
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