3 / 5
三話・逆転
しおりを挟む
朝起きると春の体は何だかムズムズしていた。
姿見の前で、春は少し体を巡る神力を意識してみる。すると、どうだろう。
どんどん姿が変化し、その見た目はまるで人型を取った時の風光新月の様だった。
「春さん…おはようございます……」
眠い目をこすりながら、陽乃がやってくる。
「って、春さん…ですか!?」
「ああ…」
「体、大丈夫なんですか? その姿は一体…」
「特に問題はないが…。むしろ力が湧き出て来る様だ」
「心配です! 猿儀様に聞きに行きましょう!!」
こうして、慌てふためく陽乃に引っ張られて春達は明美神社に居た。
「猿儀様! 春さんの様子がおかしくて!! これは一体…!」
「そげんこつ、心配するこたぁなか、式ば挙げて力が強ぉなっただけばい」
猿儀は豪快に笑っていた。
「ええ!?」
春は真顔で嬉しそうに尻尾を振っていた。
そのまま二人は妖怪八丁目にデートに行くことにした。
妖怪八丁目──
妖怪八丁目を歩くと、どの妖怪も美男美女に振り向いていた。
陽乃はふと足を止める。
「甘いものが食べたいですね」
「妖怪飴を買ってこよう。少し待っていてくれ」
春が走って妖怪飴を縁で購入している間に、怖いもの知らずの華金が陽乃に話しかけていた。
「はーい、そこのお姉さん、良いものあるヨ! 見て行ってヨ~!」
「これなんか似合うと思うヨ!」
「いえ…あの……」
迷惑そうに陽乃が困っていると、そこへ春が戻ってくる。
「おい、華金!」
春は少し警戒して、華金の名を呼ぶ。
「なんだ春~。お邪魔だったカ」
「邪魔だな」
何時もなら体格差で負けるところ、春は怒った様子で、陽乃の肩に乗っていた華金の手首を掴む。
「ごめん、ごめんってバ」
華金は退散していった。
「すまない一人にして」
「いいえ、私が我儘を言っただけですから、気にしないでください」
それからは特に問題もなく、妖怪八丁目で射的に金魚すくいにと楽しい時間を過ごした。
祠に帰ると、陽乃が言う。
「疲れたでしょう。お茶でも淹れますね──」
最後の「ね」を言ったか言わないかくらいで急に春の唇が陽乃の口を塞いだ。
「ん…ふ……っ」
そのキスは何時もと違いとても情熱的で…二人は舌を絡ませ、陽乃の頬は紅潮していた。
「はる……さ……っ」
キスは止まらず、春は陽乃のたわわな胸を揉み始める。
「ん……っ」
ようやく唇が離れたかと思うと春は陽乃に言った。
「ずっとこうしたかったんだ」
ひょいっと春はその大きな体で陽乃を抱えると、布団の近くまで運ぶ。
少し陽乃を待たせてばさりと布団を敷くと、陽乃の手を引いた。
「春さ──」
陽乃が春の名前を呼ぼうとした時、再び唇が重なる。
陽乃の鼓動はどくどくと脈打ち、頭に血が上るのがわかった。
もう一度春は陽乃の胸を少し揉むと、今度は股に手を伸ばす。
指を入れるとその中は愛液で溢れていた。
「濡れているな」
くちゅくちゅと音を立てて、春のごつごつした指が出し入れされる。
その指の本数は次第に増え二本、三本になった。
「欲しくなってきたんじゃないか?」
「春さんのいじわる…」
拗ねたように言う陽乃が春にはとても可愛らしく思えた。
「陽乃さん…入れるぞ」
大きくなった一物は、それこそ小さい春とは比べ物にならない程たぎっていた。
陽乃の体をずんと突く。
「ああ……っ」
一突き入れただけなのに、陽乃の体は大きくのけ反り、声をあげる。
「イクっ!!」
「まだ入れただけだぞ」
春がいじわるそうに陽乃をからかう。
イった陽乃にお構いなしの様子で、ゆっくりと春は動き始める。
ビリビリとした感覚が陽乃を襲い、膣は春のたぎった一物を締め付けた。
「あっ…あっ……」
動くたびに陽乃が気持ちよさそうに声をあげる。
春は満足そうに尻尾を揺らしながら、腰を振り続ける。
陽乃はその間何度も何度も絶頂していた。
「くっ…」
何度目の往復の時だろうか、声にならない声をあげて大きく動いた後、春も絶頂した。
「もう…ダメです……」
陽乃は目を腕で塞ぎ、そう言った。
「辛くなかったか?」
春が陽乃に尋ねると、陽乃は首を横に振った。
「とても…何時もの春さんとは思えなくて…気持ち良かったです……」
「それなら良かった」
その晩、春は陽乃に腕枕をし、陽乃も嬉しそうに大きな春に抱き着いて眠りについた。
姿見の前で、春は少し体を巡る神力を意識してみる。すると、どうだろう。
どんどん姿が変化し、その見た目はまるで人型を取った時の風光新月の様だった。
「春さん…おはようございます……」
眠い目をこすりながら、陽乃がやってくる。
「って、春さん…ですか!?」
「ああ…」
「体、大丈夫なんですか? その姿は一体…」
「特に問題はないが…。むしろ力が湧き出て来る様だ」
「心配です! 猿儀様に聞きに行きましょう!!」
こうして、慌てふためく陽乃に引っ張られて春達は明美神社に居た。
「猿儀様! 春さんの様子がおかしくて!! これは一体…!」
「そげんこつ、心配するこたぁなか、式ば挙げて力が強ぉなっただけばい」
猿儀は豪快に笑っていた。
「ええ!?」
春は真顔で嬉しそうに尻尾を振っていた。
そのまま二人は妖怪八丁目にデートに行くことにした。
妖怪八丁目──
妖怪八丁目を歩くと、どの妖怪も美男美女に振り向いていた。
陽乃はふと足を止める。
「甘いものが食べたいですね」
「妖怪飴を買ってこよう。少し待っていてくれ」
春が走って妖怪飴を縁で購入している間に、怖いもの知らずの華金が陽乃に話しかけていた。
「はーい、そこのお姉さん、良いものあるヨ! 見て行ってヨ~!」
「これなんか似合うと思うヨ!」
「いえ…あの……」
迷惑そうに陽乃が困っていると、そこへ春が戻ってくる。
「おい、華金!」
春は少し警戒して、華金の名を呼ぶ。
「なんだ春~。お邪魔だったカ」
「邪魔だな」
何時もなら体格差で負けるところ、春は怒った様子で、陽乃の肩に乗っていた華金の手首を掴む。
「ごめん、ごめんってバ」
華金は退散していった。
「すまない一人にして」
「いいえ、私が我儘を言っただけですから、気にしないでください」
それからは特に問題もなく、妖怪八丁目で射的に金魚すくいにと楽しい時間を過ごした。
祠に帰ると、陽乃が言う。
「疲れたでしょう。お茶でも淹れますね──」
最後の「ね」を言ったか言わないかくらいで急に春の唇が陽乃の口を塞いだ。
「ん…ふ……っ」
そのキスは何時もと違いとても情熱的で…二人は舌を絡ませ、陽乃の頬は紅潮していた。
「はる……さ……っ」
キスは止まらず、春は陽乃のたわわな胸を揉み始める。
「ん……っ」
ようやく唇が離れたかと思うと春は陽乃に言った。
「ずっとこうしたかったんだ」
ひょいっと春はその大きな体で陽乃を抱えると、布団の近くまで運ぶ。
少し陽乃を待たせてばさりと布団を敷くと、陽乃の手を引いた。
「春さ──」
陽乃が春の名前を呼ぼうとした時、再び唇が重なる。
陽乃の鼓動はどくどくと脈打ち、頭に血が上るのがわかった。
もう一度春は陽乃の胸を少し揉むと、今度は股に手を伸ばす。
指を入れるとその中は愛液で溢れていた。
「濡れているな」
くちゅくちゅと音を立てて、春のごつごつした指が出し入れされる。
その指の本数は次第に増え二本、三本になった。
「欲しくなってきたんじゃないか?」
「春さんのいじわる…」
拗ねたように言う陽乃が春にはとても可愛らしく思えた。
「陽乃さん…入れるぞ」
大きくなった一物は、それこそ小さい春とは比べ物にならない程たぎっていた。
陽乃の体をずんと突く。
「ああ……っ」
一突き入れただけなのに、陽乃の体は大きくのけ反り、声をあげる。
「イクっ!!」
「まだ入れただけだぞ」
春がいじわるそうに陽乃をからかう。
イった陽乃にお構いなしの様子で、ゆっくりと春は動き始める。
ビリビリとした感覚が陽乃を襲い、膣は春のたぎった一物を締め付けた。
「あっ…あっ……」
動くたびに陽乃が気持ちよさそうに声をあげる。
春は満足そうに尻尾を揺らしながら、腰を振り続ける。
陽乃はその間何度も何度も絶頂していた。
「くっ…」
何度目の往復の時だろうか、声にならない声をあげて大きく動いた後、春も絶頂した。
「もう…ダメです……」
陽乃は目を腕で塞ぎ、そう言った。
「辛くなかったか?」
春が陽乃に尋ねると、陽乃は首を横に振った。
「とても…何時もの春さんとは思えなくて…気持ち良かったです……」
「それなら良かった」
その晩、春は陽乃に腕枕をし、陽乃も嬉しそうに大きな春に抱き着いて眠りについた。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花
恋愛
おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(月水金21:00更新ー本編16話+後日談6話)
あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~【after story】
けいこ
恋愛
あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
のafter storyです。
よろしくお願い致しますm(_ _)m
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
秘められた薫り
La Mistral
恋愛
エブリスタにて、トレンド#恋愛で最高位
55位を獲得した作品です。
「愛しているよ」という夫の言葉が、今の美咲には虚しい空気にしか聞こえない。
欠けていたのは、理性を焼き尽くすような衝動。
クライアントの慎吾と交わす視線。ビジネスという仮面の下で共有される、剥き出しの欲望。
指先が触れる。名前を呼ばれる。ただそれだけで、美咲の積み上げてきた「良き妻」としての世界は音を立てて崩れ去る。
完璧なアリバイ、塗り固めた嘘。
夫の隣で微笑みながら、心は別の男の指先を求めている。
一度知ってしまった濃厚な「薫り」は、もう彼女を元の場所へは戻してくれない。
守るべき家庭と、抗えない本能。
二つの世界の境界線で、美咲が選ぶ「最後の一線」とは――。
欲望の熱に浮かされた女の、美しくも残酷な堕落の記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる