茶と茶菓子と恋愛事情

つばさ

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三話・逆転

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 朝起きると春の体は何だかムズムズしていた。
 姿見の前で、春は少し体を巡る神力を意識してみる。すると、どうだろう。
 どんどん姿が変化し、その見た目はまるで人型を取った時の風光新月の様だった。

「春さん…おはようございます……」

 眠い目をこすりながら、陽乃がやってくる。
 
「って、春さん…ですか!?」
「ああ…」
「体、大丈夫なんですか? その姿は一体…」
「特に問題はないが…。むしろ力が湧き出て来る様だ」
「心配です! 猿儀様に聞きに行きましょう!!」

 こうして、慌てふためく陽乃に引っ張られて春達は明美神社に居た。

「猿儀様! 春さんの様子がおかしくて!! これは一体…!」
「そげんこつ、心配するこたぁなか、式ば挙げて力が強ぉなっただけばい」

 猿儀は豪快に笑っていた。

「ええ!?」

 春は真顔で嬉しそうに尻尾を振っていた。
 そのまま二人は妖怪八丁目にデートに行くことにした。
 
 妖怪八丁目──

 妖怪八丁目を歩くと、どの妖怪も美男美女に振り向いていた。

 陽乃はふと足を止める。

「甘いものが食べたいですね」
「妖怪飴を買ってこよう。少し待っていてくれ」

 春が走って妖怪飴を縁で購入している間に、怖いもの知らずの華金はきんが陽乃に話しかけていた。

「はーい、そこのお姉さん、良いものあるヨ! 見て行ってヨ~!」
「これなんか似合うと思うヨ!」
「いえ…あの……」

 迷惑そうに陽乃が困っていると、そこへ春が戻ってくる。

「おい、華金!」

 春は少し警戒して、華金の名を呼ぶ。

「なんだ春~。お邪魔だったカ」
「邪魔だな」

 何時もなら体格差で負けるところ、春は怒った様子で、陽乃の肩に乗っていた華金の手首を掴む。

「ごめん、ごめんってバ」

 華金は退散していった。

「すまない一人にして」
「いいえ、私が我儘を言っただけですから、気にしないでください」

 それからは特に問題もなく、妖怪八丁目で射的に金魚すくいにと楽しい時間を過ごした。


 祠に帰ると、陽乃が言う。

「疲れたでしょう。お茶でも淹れますね──」

 最後の「ね」を言ったか言わないかくらいで急に春の唇が陽乃の口を塞いだ。

「ん…ふ……っ」

 そのキスは何時もと違いとても情熱的で…二人は舌を絡ませ、陽乃の頬は紅潮していた。

「はる……さ……っ」

 キスは止まらず、春は陽乃のたわわな胸を揉み始める。

「ん……っ」

 ようやく唇が離れたかと思うと春は陽乃に言った。

「ずっとこうしたかったんだ」

 ひょいっと春はその大きな体で陽乃を抱えると、布団の近くまで運ぶ。
 少し陽乃を待たせてばさりと布団を敷くと、陽乃の手を引いた。

「春さ──」

 陽乃が春の名前を呼ぼうとした時、再び唇が重なる。
 陽乃の鼓動はどくどくと脈打ち、頭に血が上るのがわかった。
 もう一度春は陽乃の胸を少し揉むと、今度は股に手を伸ばす。
 指を入れるとその中は愛液で溢れていた。

「濡れているな」

 くちゅくちゅと音を立てて、春のごつごつした指が出し入れされる。
 その指の本数は次第に増え二本、三本になった。

「欲しくなってきたんじゃないか?」
「春さんのいじわる…」

 拗ねたように言う陽乃が春にはとても可愛らしく思えた。

「陽乃さん…入れるぞ」

 大きくなった一物は、それこそ小さい春とは比べ物にならない程たぎっていた。
 陽乃の体をずんと突く。

「ああ……っ」

 一突き入れただけなのに、陽乃の体は大きくのけ反り、声をあげる。

「イクっ!!」
「まだ入れただけだぞ」

 春がいじわるそうに陽乃をからかう。
 イった陽乃にお構いなしの様子で、ゆっくりと春は動き始める。
 ビリビリとした感覚が陽乃を襲い、膣は春のたぎった一物を締め付けた。

「あっ…あっ……」

 動くたびに陽乃が気持ちよさそうに声をあげる。
 春は満足そうに尻尾を揺らしながら、腰を振り続ける。
 陽乃はその間何度も何度も絶頂していた。

「くっ…」

 何度目の往復の時だろうか、声にならない声をあげて大きく動いた後、春も絶頂した。

「もう…ダメです……」

 陽乃は目を腕で塞ぎ、そう言った。

「辛くなかったか?」

 春が陽乃に尋ねると、陽乃は首を横に振った。

「とても…何時もの春さんとは思えなくて…気持ち良かったです……」
「それなら良かった」

 その晩、春は陽乃に腕枕をし、陽乃も嬉しそうに大きな春に抱き着いて眠りについた。
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