たまたまアルケミスト

門雪半蔵

文字の大きさ
55 / 80

055◇獣耳奴隷たち(3)

しおりを挟む

「それで、どうするか決まったんですか?」

 ドロレスちゃんが合流した。

 両手の指の間に、8本の串焼き肉を持つという離れ技を披露している。
 まるで『だがし○し』の「枝垂しだれほ○る」のようだ。彼女は「き○こ棒」を両手に8本持って、「デビルズソード」と呼称していた。連続食いで、粉をボロボロこぼしてた。

 それはそれとして、ドロレスちゃんは、食べ物を頼めば喜んで「パシリ」になってくれる、とってもいい子なのだ。

「正面から、カチコミかけるんですか?」

 てか、「カチコミ」とか、どこで覚えた?

 そこに、ふっ、と現れた人影がある。

「うむ。大儀であった」

 ラウラ姫だった。
 そう言って、妹から6本の串焼きを奪い取った。

「あ……」

 ドロレスちゃんが悲しそうだ。

 なお、ドロレスちゃんの容姿は、すべてにおいてラウラ姫に酷似している。
 ただし、体格比は姫8に対してドロレスちゃん10だ。食欲比(?)はその逆だ。
 ただし、常人の値は2くらいだ。

「「……はむっ……」」

 そんな音を立てて、かぶりついてる。

 ハムじゃなくて「串焼き」なのに……でも、作るところを見てたけど、正確には「串焼き肉」じゃなくて、「焼き肉の串刺し」だった。鉄板で焼いた四角いお肉を、トングで押さえて、そこにブスブスと串を刺していくのだ。串のままでは焼いてないのだ。

 俺以外は気にしてないようなので、きっとどうでもいい事なんだろうけれども。

 ついでに言うと、「串」は金属ではなく「竹」で出来ていた。
 『この世界』にも、竹があるんだな。なんか不思議な気分だ。

 ふと、落語を主題にした某アニメの、2期目のEDを思い出したよ。あの「竹輪」ならぬ「竹林の輪」には、どんな意味があったんだろう?

 串焼き8本は『地球銅貨アアス』8枚だった。
 日本円で、三千円ちょいかな? お金は俺が出したよ。

「「まだ、足りない」」

 さて、腹ごしらえ(王女姉妹限定)も済んだし……って、済んでないの?

      ◇

 街の東のほりに沿った「船着き場」の近くにやって来た。

 今回は、みんな徒歩だ。
 俺なんて、「ピコピコハンマー」みたいなカタチをした二輪の荷駄車『とんかち』をいて来たよ。これには、俺とミーヨの「家財道具一式」が入ってるのだ。

「あそこでしょ? 『奴隷の館』って」

 ミーヨが、この街には珍しい総石組みの灰色の建物を指さす。

 他の建物は、赤い煉瓦と白い魔造石の組み合わせなので、遠目にはピンク色に見える。

 でも、ここのは灰色だ。
 見た目は、堅固な城塞みたいだった。

 昨日、プリムローズさんが不機嫌な表情で睨んでいたのは、この建物だったんだな。

 『奴隷の館』は俗称で、正式には「前世の罪人つみびとのための救いの場」とか言うらしいけど……知ったこっちゃない。

 個人所有奴隷以外の、街角に立つ公共奴隷の獣耳奴隷の人たち(言葉は悪いけど売れ残りらしい)が、夜になるとここに帰って来て、寝泊まりするそうだけど、扱いは家畜なみらしい。

 そして、『奴隷の印』が出た子が通うのは、ここの事らしい。
 さらに言うと、『印』が出たために親から捨てられてしまった奴隷候補の孤児(10歳未満)も、ここで育てられるらしく、孤児院的な施設でもあるらしい。

 でも、運営しているのは『奴隷商人組合』とかいう団体で、公共の福祉とは無縁っぽい。

 よく知らないから、揉めた時どうなるか分からないのに――

「奴隷のおじさんを騙して子供を奪うような連中なら、正義の鉄槌を下してやりたい!」

 ――とは、王女主従・ラウラ姫とプリムローズさんのげんだ。
 言うことが強硬過ぎて、手に負えない。

 本来、姫をいさめるべき立場の筆頭侍女プリムローズさんも、『この世界』の奴隷制度を本心から嫌ってるらしく、冷静さを欠いているのだ。困ったもんだ。

 この主従を前に出すと、確実にいさかいになりそうなので、俺一人で行こう。

 俺一人なら、『★不可侵の被膜☆』で攻撃の無効化が可能だし、俺からは人間を傷つける気もないので、双方怪我人が出ない。

 なるべくなら、穏やかで平和的な解決を望みたい。うん。

「まず、俺が殴り込みます(あれ?)」
 俺がそう言うと、
「待ってください。なにかおかしいですよ?」

 シンシアさんに「突撃」を制止された。
 ところで彼女、背中になにか背負っている。なんだろう? 武器?

「確かにヘンだ。バタバタしているな。不自然な人の出入りが多い」
 プリムローズさんが指摘する。



『逃げたのは何人だ?』
『女のガキだけ、4人だ!』
『朝飯ん時だろ、遠くにゃ行ってないはずだ』



 俺の強化された聴覚によって、その会話はハッキリと聞こえた。
 と思ってたら、俺そのものが、いつの間にか近寄ってたらしい……。

「ん? なんだ? お前?」

 おっさんが目の前に居た。

「なんかあったんスか? 俺に出来る事なら手伝うッスよ」

 俺様得意の『小者モード』で、イカツいおっさんに声をかけてみる。

「おう、手伝え! 奴隷のガキが逃げやがった。女のガキだ。10歳ぐれぇの。連れ戻したら、小遣いやるぞ」
「ういッス」

 その場を離れ、みんなの所に戻って、だいたいの事情を説明する。

「脱走? 10歳くらいの女の子……それって」
 ミーヨが気付いて、驚いている。

「うん、昨日のおじさんたちの娘さんたちっぽいな」

 年齢的に言っても、状況的に言っても、どうやらそれっぽい。

「まさか、『濠』は越えてないだろうな……。街の外の森には『ケモノ』も出るんだぞ」

 プリムローズさんが心配している。

 俺も行ったことあるから、知ってる。
 野犬か狼っぽいのと遭った。かなりの大きさなので、小柄な子供なら、口にくわえて連れ去られるかもしれない――それはマズい。

「たしか、『★迷子探し☆』とか言う『魔法』なかったか?」
「うー……だって知らないんだよ。会った事もない子たちだから」

 ミーヨが困ってる。
 そう言えば、「握手」とかの非エロな「肉体的接触」が、発動の必須条件って話だった。

「それに、明るいから『星』が繋がってるの見えないし」
「そうなのか?」

 『魔法』のキラキラ星の事だろうけど、昼間の場合には、それが視認困難らしい。

 とにかく、『魔法』による探索は無理っぽい。
 緊急時なのにな。大事な時に不便だ。

「手分けして探しましょう! 急ぎ『神殿』に走り、手助けを呼びます」

 シンシアさんは言うけど、そんな大ごとにはしたくない。

「あたしは、手下を呼んでくる!」

 イヤ、『手下』って誰だよ? ドロレスちゃん。

「どこを探す? 西? 東か?」

 ラウラ姫が、剣の柄についた組み紐を解いている。
 いつでも抜刀出来るように、戦闘態勢らしい。てか、街中で抜刀とか、ダメだと思うんだけどな。

 ……というか、武装してるは姫だけだし、それも防御力は無いに等しい。

 みんなに危険が及ばないように、俺一人で、なんとかしたい。

 そんなことを考えてると、いきなり――

「『守護の星』よ! 『世界の理ことわりつかさ』に働きかけよ! ★飛行ッ☆」

 プリムローズさんが、予告も警告もなしに、『飛行魔法』を発動させた。


    ぶわっっっ。


「「「「きゃ――――――っ!」」」」

 おおおおおっ!

 空気を操る『魔法』なので、暴風が巻き上がったよ。
 このあいだ「着地」するとこは見たけど、飛び上がる時はコレか……。

「あ、ゴメンよ」

 さっくりした軽い謝罪を残して、プリムローズさんは空高くに舞い上がって行った。

 上空から捜す気らしい。

 それはそれとして、地上では色とりどりの花が咲いたよ。

「「「「もお――っ!!」」」」

 他の子たちから、非難ごうごうだ。

 日本では、「はなカタキは嵐なりけり」というけれど、ここは異世界。

 風とお花は、お友達なんだろう。
 素敵すぎる「お花畑」だったよ。

 ナイスっス! プリムローズさん!
 てか、「プリムローズ」も、何かの花の名前だっけか?

 もちろん、『光眼コウガン』の「カメラ機能」は「連写モード」でフル稼働だった。
 この貴重な瞬間を、絶対に逃してはならないのだ。絶対にだ。

「「「「……(ううっ)」」」」

 みんな、泣きそうな顔で俺を見るけど、特に文句は言われない。
 俺には、なんの非もないからだ。

 俺は、地上の出来事にはまったく興味のないフリをしながら、上空のプリムローズさんの様子を見守る。

 ――何か、見つけたらしい。

 自分だけスカートを気にしながら、下降してくる。

「★着地☆ リタルダンド」

 ところで、「リタルダンド」ってなんだろう?
 『地球』の言葉に聞こえるけど……ま、それは今はいいか。

 俺は、着地した彼女に駆け寄る。そして――

「ありがとうございます。プリムローズさん!」

 素直な感謝の気持ちを伝えた(笑)。

「え? 何が? ……それよりも、見つけたよ」

 『★遠視☆』の『魔法』を使用したらしい。目がデッカくなってる。
 先日見せてもらった時には、「ケ○ト・デリカットみたいでしょ?」とか言ってたけど……誰それ? 声優さん? 何かのアニメ映画にでも出てるの?

「東だ! 東の森の中に、裸の子供たちがいた!」
「裸? まさか、濠を泳いで渡ったの?」

 ミーヨが驚いていた。
 たしかに無茶な話だ。「濠」には、小型のワニっぽいのがいるらしいのに。

「裸はマズいです! 人間の匂いで『ケモノ』を呼び寄せてしまいます!」
 シンシアさんが、白いヴェールを揺らしながら叫んだ。

「ああ、『シャクレ』らしい『ケモノ』もうろついてるようだ」

 プリムローズさんが、デカい目のまま言った。
 非常時だけど、ちょっとおもろい。

 ……イヤ、待て。

 『ケモノ』? 人間の「天敵」だというアレか?
 ならば、急がないと、危機的な状況になる可能性があるな。

「俺が行きます! ミーヨ! プリムローズさん! 『大砲』だ!!」
「うんっ!」

 ミーヨが、
 手際よく準備するミーヨと対照的に、プリムローズさんが愕然としてる。

「……本気だったの?」
「もちろんです!」

 事前に話しておいた「作戦」を決行する時だった。

「キャスト・オフ!」

 俺は叫んで『旅人のマントル』を脱ぎ捨てた。
 もちろん、「手動」でだ。

 例の、バサッとな! だ。

 いつもの戦闘態勢は整った。

 ――全裸だ。

「「「「…………」」」」

 女たちの熱い視線を受け、実にいい気分だ。

 このメンバーには、俺の素肌で発動される『全知神』の加護(かどうかは微妙だ)である無敵のバリアー『★不可侵の被膜☆』の事は、すでに話してあるのだ。セク○ラではないのだ!

 にしても、防具らず武器要らず、全裸で無手むてが「最強モード」って、俺はコスパ最高か?

「何を得意そうにふんぞりかえってるんだか……。『守護の星』よ! 『世界の理ことわりつかさ』に働きかけよ! ★送風ッ☆」

 プリムローズさんが、実に器用に小指で指パッチンする。

 ミーヨが用意したソレに、大量の空気が送り込まれ、ぶわーっと立ち上がった。

「「「おおおおっ!」」」

 みんなびっくりしてる。

 実はコレ、昨日買った「なんちゃって古代ローマ人」用の『トガ』を縫い合わせて、丸い円筒状にしたものだ。

 まるで、「こいのぼり」か「吹き流し」みたいだ。
 ただし、『魔法』で送り込まれた風で「直立」してる。

「…………」

 プリムローズさんが、「デコピン」の発射直前の仕草をしてる。
 右手の薬指の爪を、親指で押さえてる。

 これは、彼女が『魔法』を使う時の「クセ」らしい。
 それぞれの「指」に、「風」とか「火」とか「冷気」とか、属性ごとに割り振ってるそうなのだ。

 関係ないけど、『緋弾のア○アAA』に、指の爪をカラフルに塗った敵キャラがいたな。あと、物凄い「鳥取推し」のお嬢様キャラがいたな……ふと、そんな事を思い出したよ。

「★霧氷ッ☆」

 空気中の水分が凍って、輝き出した。
 にわかに出現したダイヤモンドダストが、キラキラと煌めきながら、円筒へと集まっていく。

「……きれい」

 誰が言ったんだろう。そんな声がした。

「★氷結ッ☆」


    ピシィッッ――


 霧氷をまとった円筒は、一瞬で凍り付いた。

 某・魔法科の黒髪の美少女とは違って、「六花(※雪の結晶)」は見えなかったけれども。

 見上げると、熱で大気が、ゆらゆら揺らいでる。
 上空に向けて放熱して、その下の「対象物」を、一気に冷却させる『魔法』らしい。

 氷の厚みは3㎝くらいになった。
 円筒の直径は……イヤ、これは実は『大砲』なのだ。
 なので、「口径」は40㎝くらい。「砲身」は12mくらいか。

 出来上がった「氷の大砲」を、持ち込んだ『とんかち』の上に乗せかける。

 今回は、これが「大砲の台車」だ。

 世界初の自動車は、18世紀フランスの「キュニョーの砲車」という「大砲運搬用の蒸気機関車」だったらしい。パッと見、「巨乳に放射」と思えてしまうのは、俺だけだろうか?

 緊急時にも関わらず、そんなバカな事を考えつつ、プリムローズさんの指示する方向に「砲口」を向けた。

 ちなみに俺は、『前世』でお世話になった先輩の影響で、ヒドい「ダジャレへき」が出ることがある。それが今だ。我ながら困ったもんだ。

 とにかく、急いでる。
 いろいろ贅沢は言ってられない。

 俺は、「氷の大砲」の根元から、中に入り込んだ。

 すかさず、ミーヨが俺の足元に、鉄よりも硬い木製の『なべのふた』を大小2枚置く。

 これは、俺が『錬金術』の応用で作っておいた「丸盾」だ。「ラウンドシールド」だ。ネーミングは「お約束」だ。本来の使用目的から激しく逸脱してるけど、今回は「フタ」として使用するのだ。

「★凍結ッ☆」

 砲尾ほうびは閉じられた。
 中は、かなり寒かった。

 めっちゃ寒い。
 早くしてほしい……と思ったら、不意に寒さを感じなくなった。

 俺の無敵のバリアー『★不可侵の被膜☆』の機能の一部らしい。
 石弾とかの「運動エネルギー」だけではなく、俺の身に危険がおよぶような「温度」まで、遮断出来るらしい。知らんかった。
 でも、どういう条件で発動されるのか、俺にもよく分からない。

「待って、今からタメる」

 凍った布地の向こうから、プリムローズさんの声がする。

「みんな、退避。耳ふさいで! じゃあ、いくよ! ★空気爆弾ッッ☆」


    ドバンッ!!


 俺の足元、2枚の『なべのふた』の間で、それは爆発した。
 白い氷壁のような、凍った砲身の内部を通り抜けると、青空が広がった。

 ――俺は、空を飛んでいた。

 『人間大砲』だ。「砲弾」は俺だ。

(おおっ、見晴らしいい! やっぱ、空飛ぶっていいなぁ)

 不思議なくらい余裕があった。
 恐怖なんて、ミジンコなかった。……間違ってるか?

(ああっ!)

 遠くで、ミーヨの悲鳴が聞こえた……けど、なんだったんだろう?

      ◇

 先日の、ラウラ姫との『神前決闘』。
 俺のせいで、「賭け」に大敗した男から、『魔法式空気銃』による襲撃を受けた。

 その後、プリムローズさんとの雑談中に、作動原理を訊いてみたら、彼女が前に使っていた『★空気爆弾☆』を「発射炸薬」代わりに使用している事が判明した。

 つっても、『ジョ○ョ』の吉○吉影の「殺人女王」と「猫草」のコンボとかじゃなくて、『魔法』で圧縮した空気を、瞬間的に解放するだけものだった。

 さらに話を聞いたら、『魔法式空気銃』を大型化した『魔法式空気大砲』も存在する事を知り、飛行魔法を使えない俺は、こういうイロモノじみた方法で「空中高速移動」を実現する事にしたのだった。

 でも、無敵のバリアー『★不可侵の被膜☆』を持つ俺にしか出来ない荒ワザなので、よい子は絶対に真似しちゃダメなのであった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

戦国転生・内政英雄譚 ― 豊臣秀長の息子として天下を創る

丸三(まるぞう)
ファンタジー
中世近世史を研究する大学講師だった男は、過労の末に倒れ、戦国時代へと転生する。 目覚めた先は、近江・長浜城。 自らの父は、豊臣秀吉の弟にして政権の屋台骨――豊臣秀長。 史実では若くして病没し、豊臣政権はやがて崩れ、徳川の時代が訪れる。 そして日本は鎖国へと向かい、発展の機会を失う。 「この未来だけは、変える」 冷静で現実主義の転生者は、武ではなく制度と経済で歴史を動かすことを選ぶ。 秀長を生かし、秀吉を支え、徳川を排し、戦国を“戦”ではなく“国家設計”で終わらせるために。 これは、剣ではなく政で天下を取る男の物語。 「民が富めば国は栄え、国が栄えれば戦は不要となる」 豊臣政権完成を目指す、戦国転生・内政英雄譚。 ※小説家になろうにも投稿しています。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

処理中です...