たまたまアルケミスト

門雪半蔵

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075◇不思議の間の夜会(1)

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「アリスかッ!?」

 突っ込んだのは俺ではなく、プリムローズさんだ。
 
 それと言うのも、「夜会」の会場が、食堂だった『鏡の間』のついの棟にある『不思議の間』という広間だったからだ。

 元・地球人としては、抑えきれないものがあったんだろう。
 気持ちはよく解る。「不思議」とか「鏡」とか……アレが思い浮かぶよ。

 それはそれとして、今宵こよいの彼女は、いつもの黒い侍女服姿ではなかった。
 夜会でラウラ姫に随伴するために、艶やかな光沢の水色のドレス姿だ。ちなみに、白いエプロンは付属してない。

 波打つ赤毛レディシュを、右側頭部でひとつにまとめて垂らしてる。
 それがまるで、炎みたいだ。

「む。何か? プリムローズ」
「……いえ、なんでもございません、殿下」

 やーい! 突然叫んだから、怒られてやんの(笑)。

「ジン」

 ラウラ姫は、主賓らしく、華やかな赤いドレスだった。
 『宝石』のルビーみたいな、透明感のある、ふしぎな色味の生地だ。

 わしゃわしゃとした癖のある金髪をアップにして、銀のティアラをのせてる。
 銀じゃなくて、プラチナかもしれないけれど……その中で、キラキラと輝いてるのは、小粒のダイヤモンドっぽい。

 そう言えば、先日の『宝探し』の時、ふと『響け! ユーフォ○アム』の「川島姉妹」のことが脳裏に浮かんだけれども。

 今日もそうだ。「ルビー」とか「プラチナ・ダイヤモンド」とか。
 ただ、アレは想像上の姉妹だ。でも、個人的にあの妄想シーン大好きだ。

 ま、それはそれとして、ラウラ姫は、全体的に小柄で小さい。

 ドレスの短い袖とスカートがぽわん、と膨らんでる。
 背中に、大きなリボンもついてる。

 すごく幼く見えるデザインだけど……まさか「子供服」じゃないよね?

 とにかく、見事なまでの「こどもプリンセス」だ。かわいい。

 ……てか、怒られるか。

 その微笑ましい姿を、ぼ――っと見てたら、

「……(あいて)……。まことに美しゅうございます。姫殿下」

 後ろからミーヨに「膝カックン」され、そのまま片膝をつき、王族に対する礼をとった。

 うん。一昨日の授業内容を、完全に忘却してました。

「うむ」

 ラウラ姫は恥ずかしそうだ。

 なんだ、照れてるのか? 可愛いじゃねーか?
 よし、こうなったら後でたっぷりと(以下略)。

 ……てか、俺ってこればっかだな。

 俺自身は、無理矢理着せられた『女王国』での男性の正装――前開きのハーフコート(スペインの闘牛士が着る『ボレロ』の裾を長くしたみたいなカタチだ)――のせいで、動きがぎこちない。

 ラウラ姫とドロレスちゃんのお爺さんが、若い頃に着てたヤツらしい。
 『★密封☆』とかいう『魔法』で、ある意味時間を停めていたみたいに、古びた感じは全然ない。

 ただ、俺は全裸に慣れているので、服の布地で全身の肌がざらつく感じが微妙にイヤだった。

 早く脱ぎたい。全裸になりたい。

 ――でも、きっとプリムローズさんに怒られるだろうから……やめとこ。

 とにかく、自分でも笑ってしまいそうになるけど……「騎士ナイトの如く」姫のエスコートをしつつ、大階段を上る。

      ◇

 初めて来た時には猫がいっぱい居たT字型の大階段を左折すると、現れる大扉。

 その奥が『不思議な間』だ。

 なんとなく体育館みたいな天井の高さと、床の広さだ。
 ただし、左右で対になってる建物の、西の棟なので、室内は細長い。

 キラッキラなシャンデリアの輝きの下に、夜会の支度は整っていた。

 俺たちが先に入って、来客の出迎えを行う。

 そこに『全能神神殿』の関係者が、地味目の祭服で現れた。

 その中の一人――

「……(ぺこり)」
 シンシアさんが俺たちの方に会釈する。

 ローブのような純白の祭服姿が、彼女の清楚さを際立たせていた。
 白く大きなヴェールを独特な折り方で整えて、長い黒髪とお顔を隠してる。『巫女見習い』としての慎みらしい。

 ただ、今日の「夜会」って立食りっしょく形式なんだけど……食べる時はどうすんだろ?

 その後ろからは『七人の巫女』の一人、ロザリンダ嬢もご来着だ。
 『巫女』は『巫女見習い』と違って、素顔をさらしてもいいみたいだ。白いヴェールは付けてない。

 美貌と巨乳で、めっちゃ目立ってる。

 派手なロザリンダ嬢の後ろには、幼少の『巫女見習い』が付き従っていた。
 なんとなく、見覚えのある感じがしたので、よーく見たら、なんと俺たちが助けて、俺が名付け親になってしまった元・獣耳奴隷のヒサヤだった。両手で大き目の白い手箱を重そうに持ってる。

 ヒサヤはド緊張して、俺たちがいるのに気付いてないみたいだ。
 あとで気付いた時に、めっちゃ驚く事だろうな。

 来客全員の出迎えもつつがなく終わり、あとは姫のご挨拶らしい。

「あの小っちゃい『巫女見習い』。ヒサヤちゃんだったね」

 ミーヨがこっそりと近づいて来て、そう言った。
 キラン☆ とおでこが光ってる。

 いつもの三つ編みじゃなく、つややかな栗毛をアップにまとめているので、全開のおでこだけが凄く目立つ。

「うん、そうだったな」

 俺はそう応えて、ミーヨを見る。
 髪型はともかく――今日、いちばん普段と違うのはこの子かもしれない。

 普段のプリムローズさんと同じような、地味な侍女風の装いなのだ。
 自分の実家が『王都大火』の火元になった事に引け目を感じているらしくて、華やかな社交の場に「オ・デコ家」の令嬢として立つ事を拒んだのだった。

 俺がなんと言っても、これだけは聞いてくれなかった。

 ミーヨ自身に罪はないはずなのに、こんな「日陰の身」扱いは本当に可哀相だった。

 もし、その『大火』の真相を突き止めて、ミーヨの一家に罪がないことを証明出来るのであれば、そうしたい。

 でも、12年前の事だしな……俺らの仲間は、当時みんな4歳とか3歳だよ。

 誰にどう訊ねれてみればいいのやら……。

      ◇

 一通り、儀礼的な段取りが終わると、自由な立食になった。
 
 豪華なシャンデリアがたくさんある大きな広間には、気品あふれる紳士淑女が――と言いたいところだけど、女王陛下直轄領なのでエライ貴族がいるワケでもなく、街のお偉いさんと言っても、普段は金属製品かなもの扱ってる職人や商人たちなので、あまり気取った雰囲気はなくて、気が楽だった。

 なので、立食と言ってもビュッフェ形式と言うより「食べ放題」みたいなノリだ。
 今回の夜会の食事の仕出しは、街の『飲食店組合』にほぼ丸投げしてあるらしいので、豪華な宮廷料理というよりも、ちょっとお高めのディナーくらいの内容らしいので、そう言う意味でも気楽だった。

 見ると、やっぱり食器が「船」のカタチに似てる。
 先日会った『全能神』さまと『全知神』さまが言ってたけど、『この世界』の人間は、『地球』で「船」に乗ってるところを神様の謎パワーで「コピー&ペースト」された人たちの子孫らしいので、そのせいか色々なところでボート型の容器を見かける。

 大きな木製の「船型食器」は、日本の「船盛」みたいだ。
 でも、乗ってるのが「肉料理」だ。

 ああ、刺身食いてー。しそ(大葉)食いてー。お醬油飲み……イヤ、それはいいや。

 俺たちはまだ飲めないけれど、アルコールのコーナーもある。
 テイスティングも許して貰えないので、『この世界』にどんなお酒があるのか、まだ不明だ。

 ビールはあるけど……パーティーだからか置いてないな。
 でも、葡萄はあるから、葡萄酒は確実にあるだろうな。
 てか、俺たちの育ったボコ村でも葡萄酒造ってるって聞いたな。

 バーのカウンターみたいになってるところを見てみると……色彩豊かな果実酒が多い。
 凄く甘い良い香りがする。何かのリキュールかも?

 おや? あのお方がいた。

「オラオラオラ、呑め呑め呑め、このク○ッタレ」
「ご隠居……お戯れ……を……げぼげぼげぼげぼ」

 この街の『代官閣下』だと言うドロレスちゃんのお爺ちゃんが、冶金組合の組合長さんに絡んでいた。
 面倒な事にならないうちに、そーっとその場から離れる。

 広間の一隅には楽団がいて、なんとなく『地球』のクラシック音楽風の曲を奏でている。

 楽器は奇妙なカタチの、見慣れない物ばっかりだ。
 でも楽団員の中に、なんとなく見覚えがあるような人たちもいる。

 俺とミーヨが『冶金の丘』に着いた初日に、街の外でみんなで野宿する羽目になった時に、焚き火を囲んで演奏していた旅の楽団の人たちかもしれない。

 もう夜なのに、室内は煌々こうこうと明るい。

 スウさんのパン工房は朝が早かったので、夜はすぐに真っ暗くして早めに眠りにつかされていたし、『全能神神殿』の『宿泊房』も日が暮れると、そのまんま室内も暗くなる無照明の部屋だったので、夜に室内が明るい事に妙な違和感がある。

 あのでっかいシャンデリアって、光源は蝋燭でも電灯でもなく、『魔法』で光る謎液体が詰まったガラス球『水灯すいとう』らしいけど……。

「あのー、ジンさん。何を見てるんですか?」
 神秘的な白いヴェールを被った『巫女見習い』の女性に、そう話しかけられた。

「あのシャンデリアって、なにで光ってるのかなー、と思いまして。ご存知ですか? シンシアさん」
 なんとなく訊いてみた。

「『しゃんでりあ』? ああ、あの懸垂式眩惑照明水灯の事ですか?」
 シンシアさんに逆に訊かれた。

 『この世界』では、シャンデリアがなんかエラい名前で呼ばれてるようだ。
 てか、俺の『脳内言語変換システム』が変なのか?

「ハイ。あの『水灯すいとう』って中身はなんだろう? と思いまして」

 ミーヨに訊いたら「美南海みなみで採れるんだよ」としか教えてもらえなかったのだ。
 でも、ガラス球そのものも、透明な貝の貝殻だと聞いてる。

「海にいる『ヒカリちゃん』の体液だそうです」
 シンシアさんは明快に言った。

「えっ?」

 ナニソレ? 体液って。

「……ヒカリちゃんの体液ですか?」

 ――ここは異世界。ここは異世界。ここは異世界。

 よし! 話を聞く準備が出来た!

「その、ヒカリちゃん――を知らないんですけど、どんな生き物なんですか?」
 俺はシンシアさんに訊ねた。

「『美南海みなみ』には、人間の女性に似たカタチの植物が棲んでまして、そのひとつが『ヒカリちゃん』です。夜中に海を漂いながら光る性質があるんです。私も見た事がありますけど、幻想的で綺麗ですよ」

 きっと本当に綺麗なんだろう。シンシアさんは夢見るように言った。

「ただ……その……あのー……」

 シンシアさんのトーンが、ちょっと下がる。

「裸の女性そっくりなので、男性には目の毒らしいですけど」

「そーなんですか」
 こんな返ししか出来ない。

「それで、海を漂ってるところに投網を投げて、網に掛かったヒカリちゃんから二人がかりで体液――あ、植物ですから『樹液』が正しいかもしれませんけど――とにかく、液体を採取するんだそうです。一人が後ろから羽交い絞めにして、もう一人が『ヒカリちゃん、ゴメンね』って言いながら腹部に拳を入れる……つまり殴ると、ちょうど人間の口みたいな部位から液体を吐き出すんだそうです。それを採取して、不純物をろ過した物が、『水灯』の中身だそうです」

 シンシアさんは言い終わると、俺をじっと見た。
 白いヴェールのせいで、その奥の表情がよく読み取れない。

「そーなんですか」
 また、こんな返ししか出来なかった。

 何かの生物由来の液体だとは聞いてたけど、なんなんだ、その話?
 そんで「網にかかるは雑魚ばかり」ってことわざがあるけど、メイン・ヒロインが網にかかるアニメもあるよね?

「でも、わざわざ謝るんですか? 植物に?」
「ええ、人間の女性に似ているのに、採取方法が非人道的なために、なんとなく良心が咎めて罪悪感に駆られて、ついつい謝ってしまうんだそうです」

 非人道的……って、でも「腹パン」だもんな……。

「そーなんですか」
 やっぱり、こんな返ししか出来なかった。

「そんな話をしてたら、喉が乾いてしまいました」

 今の話の流れでですか?

「飲み物が飲みたいので、これを上にめくりあげて貰えますか?」
 シンシアさんが白いヴェールを指して、俺にそう言った。

「俺がですか?」

 海の謎生物のゲ○の話の直後だけど……女性の顔を隠してるヴェールをめくり上げるとか、まるで結婚式で新郎が花嫁にキスする時みたいなシチュエーションだ。

「いいんですか?」

 なんかドキドキします。

「? はい、お願いします」

 ただ『この世界』にはそういう文化がないらしい。シンシアさんは気にもとめてなかった……。

「それで、ヒカリちゃんは、最後はどうなるんですか?」

 ちょっと不安になったので、訊いてみた。

「すっきりして、海に還っていくそうです」

 ようやく素顔を見せてくれた黒髪の美少女シンシアさんが、にこやかに笑いながら言った。

「なら、良かった」
「はい」

 とりあえず、二人で他のみんなのところに向かう事にする。

 ……謎な時間だった。
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