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脳を食す
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「おはようございま~す、って、うわっ!!博士!!なんてもん食ってんですか!?」
「モグモグっ、ん?あぁ、おはよう助手よ。スマンが朝食中でな、少し待っててくれないか?」
「いやそれは別にいくらでも待ちますよ!!とにかく食べてるモノについて教えてもらえませんか!?」
「そんなの、見ればわかるだろ、猿の脳みそだよ。猿脳といってだな、中国の残酷な料理として有名だな」
「うへぇ、凄いですね博士、よくそんなもの食べれますね...。というか猿の頭をそのまま切り落として食うという発想が怖すぎますよ」
「別に私がこの食べ方を考えた訳では無いぞ、本場では生きた猿の頭をかっぴらいて生きたままストローで脳を吸うそうだ、殺してから脳を食ってるだけ私はマシだろう。というか、カニバリズムしまくりの君には言われたくはないな」
「猿と人は違いますよぉ、しかも僕は綺麗なおねぇさんしか食べないですしね」
「そう言わずに君も食べみたらどうだね?意外とイケるぞ、ほら、あーん」
「うーん、そこまで言うなら...あーん」
ぱくっ
「んん!?ぷりぷりしてて美味しいですね、食感がいい豆腐みたいな感じ」
「だろ?気に入ってもらえてよかったよ、この猿を仕入れるのは結構大変だったんだ」
「まぁ人間のお姉さんの方が全然美味しいですけどね、そっちの方が確保しやすいし」
「...研究のために捕まえているのだからな、決してプライベートでお姉さんをさらって食うなよ、分かったか?」
「もちろんですよ!!捕まっちゃったらもう研究と称して人肉を食べれなくなっちゃいますからね」
「うむ、わかったならそれでいい。あと人肉を食べることより研究の方にもっと重きを置いてくれるとなおいい」
「それはもちろんですよ!!それで、今回の実験はなんですか?」
「うむ、簡単だよ。今食べていた猿を人間に置き換えるだけだ」
「おお!?お姉さんの脳を生きたままストローで吸うわけですか!?最高じゃないですか!!」
「うわっ!!ヨダレを飛ばしすぎだ!!」
「あぁ、失敬失敬」
「全く...まぁその通りだな。君に積極的になって貰えるようにちゃんと君好みの実験体を用意しておいたからな、たのしみにしておけ」
「うっひょぉぉぉぉ!!!!博士最強すぎぃぃぃぃ!!!!大好きぃぃぃぃ!!!!」
「こら!!だからヨダレを飛ばすなって!!」
ガチャ
そこには真ん中に穴が空いたテーブルに頭をはめ込まれた32歳の女性がいた。
「ははは、なんだかシュールですねこの状況」
「ふふふ、確かに。準備してる時は特に何も思わなかったが、今みると面白いな、ふふふ」
「ちょ、ちょっと!!何笑ってるのよ!!なんなのよこれ!!どうなってるの!?」
「はははは、無駄だよお姉さん。どう足掻いたってちょっと面白いだけだよ、大人しくしときな」
「なによ!!バカにしてるの!?」
「よし、いつまでも見ときたいところだが、始めてしまおうか」
「ジュルリ、そうですね、僕もお腹が減ってきましたぁ」
「よし、席につけ、私が切り開こう」
「ちょっと!!何するつもりよ」
ガリ
博士が女性の頭にのこぎりを入れる。
「え?」
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ
「きぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!うぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!あああああ!!!」
「うわぁぁ!!!たまらなぁぁぁぁいいい!!なんて甘美な声なんだ!!興奮するぅぅぅ!!」
助手が興奮のあまり机を叩きながら叫び散らかす。
「うるさ!!うるさすぎるだろう!!女の声と君の声で耳がおかしくなりそうだ!!」
「あぁ、失敬失敬、目の前でお姉さんが叫び狂うからつい」
「あがっ、わだじのあだま、どうらなっぢゃっだの?」
「ふむ、そうだな見ない方がいいだろう、きっと気を失うぞ」
「博士!!早く脳みそ出しちゃいましょうよ!!」
「よし、ご開帳といこう」
パカッ
切り取られた頭蓋骨と頭皮が取り除かれ、綺麗でプルプルした脳があらわになった。
「うっひぉぉぉ!!うまそぉぉ!!プリンよりもプルプルしてる!!お姉さん!!最高だよぉ!!」
「うむ、なんとか脳に傷をつけずにすんだようだな、よかったよかった」
「じぁ、早速ストローで頂いちゃいますね」
「あぁ、チュルッといっちゃってくれ」
ブスッ
助手が脳みそにストローを突き刺す
「ヴッ!!」
チュルチュルチュルチュル
「あがっ...グッ...ガァ...ぁぁぁが...」
チュルチュルチュルチュル
「あ...ぐぅぅ...ぐぅ...あああぁ...」
チュポンッ
「くぅぅぅ!!!ぅんめぇぇぇ!!!のどごしサイコぉぉぉぉ!!!味もゼリーみたいでデザートにピッタリ!!」
「おお、本当かどれ私も」
チュルチュルチュルチュル
「ぐぇぇ!!まじぃぃぃぃ!!酷いなこれは!!飲み込めないぞ!おぇぇ...」
「えぇ、博士、猿は食えて人間は食えないんですか...勿体ない...」
「あぁ、これはやばい、体が食べてはいけないと訴えかけてくる」
「それじゃぁ仕方ないですね、あとは僕が...」
そう言って女性の方を見ると酷い痙攣を起こしていた、体が揺れれば揺れるほど脳みそは辺りに飛び散る。
ビクッ!!ビクッ!!
「..........」
大きく二回痙攣した後彼女は動かなくなった。
「あーあ、死んじゃった、こういうのは生きてる時に食うからいいのに...」
「そう落ち込むな、そうだ、私がこの脳をハンバーグにしてやろう」
「本当ですか!?わーい!!嬉しいなぁ!!」
「ふふ、腕がなるな」
その日の夕食の脳みそハンバーグは、助手の食事史上トップクラスに美味しかったという。
「モグモグっ、ん?あぁ、おはよう助手よ。スマンが朝食中でな、少し待っててくれないか?」
「いやそれは別にいくらでも待ちますよ!!とにかく食べてるモノについて教えてもらえませんか!?」
「そんなの、見ればわかるだろ、猿の脳みそだよ。猿脳といってだな、中国の残酷な料理として有名だな」
「うへぇ、凄いですね博士、よくそんなもの食べれますね...。というか猿の頭をそのまま切り落として食うという発想が怖すぎますよ」
「別に私がこの食べ方を考えた訳では無いぞ、本場では生きた猿の頭をかっぴらいて生きたままストローで脳を吸うそうだ、殺してから脳を食ってるだけ私はマシだろう。というか、カニバリズムしまくりの君には言われたくはないな」
「猿と人は違いますよぉ、しかも僕は綺麗なおねぇさんしか食べないですしね」
「そう言わずに君も食べみたらどうだね?意外とイケるぞ、ほら、あーん」
「うーん、そこまで言うなら...あーん」
ぱくっ
「んん!?ぷりぷりしてて美味しいですね、食感がいい豆腐みたいな感じ」
「だろ?気に入ってもらえてよかったよ、この猿を仕入れるのは結構大変だったんだ」
「まぁ人間のお姉さんの方が全然美味しいですけどね、そっちの方が確保しやすいし」
「...研究のために捕まえているのだからな、決してプライベートでお姉さんをさらって食うなよ、分かったか?」
「もちろんですよ!!捕まっちゃったらもう研究と称して人肉を食べれなくなっちゃいますからね」
「うむ、わかったならそれでいい。あと人肉を食べることより研究の方にもっと重きを置いてくれるとなおいい」
「それはもちろんですよ!!それで、今回の実験はなんですか?」
「うむ、簡単だよ。今食べていた猿を人間に置き換えるだけだ」
「おお!?お姉さんの脳を生きたままストローで吸うわけですか!?最高じゃないですか!!」
「うわっ!!ヨダレを飛ばしすぎだ!!」
「あぁ、失敬失敬」
「全く...まぁその通りだな。君に積極的になって貰えるようにちゃんと君好みの実験体を用意しておいたからな、たのしみにしておけ」
「うっひょぉぉぉぉ!!!!博士最強すぎぃぃぃぃ!!!!大好きぃぃぃぃ!!!!」
「こら!!だからヨダレを飛ばすなって!!」
ガチャ
そこには真ん中に穴が空いたテーブルに頭をはめ込まれた32歳の女性がいた。
「ははは、なんだかシュールですねこの状況」
「ふふふ、確かに。準備してる時は特に何も思わなかったが、今みると面白いな、ふふふ」
「ちょ、ちょっと!!何笑ってるのよ!!なんなのよこれ!!どうなってるの!?」
「はははは、無駄だよお姉さん。どう足掻いたってちょっと面白いだけだよ、大人しくしときな」
「なによ!!バカにしてるの!?」
「よし、いつまでも見ときたいところだが、始めてしまおうか」
「ジュルリ、そうですね、僕もお腹が減ってきましたぁ」
「よし、席につけ、私が切り開こう」
「ちょっと!!何するつもりよ」
ガリ
博士が女性の頭にのこぎりを入れる。
「え?」
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ
「きぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!うぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!あああああ!!!」
「うわぁぁ!!!たまらなぁぁぁぁいいい!!なんて甘美な声なんだ!!興奮するぅぅぅ!!」
助手が興奮のあまり机を叩きながら叫び散らかす。
「うるさ!!うるさすぎるだろう!!女の声と君の声で耳がおかしくなりそうだ!!」
「あぁ、失敬失敬、目の前でお姉さんが叫び狂うからつい」
「あがっ、わだじのあだま、どうらなっぢゃっだの?」
「ふむ、そうだな見ない方がいいだろう、きっと気を失うぞ」
「博士!!早く脳みそ出しちゃいましょうよ!!」
「よし、ご開帳といこう」
パカッ
切り取られた頭蓋骨と頭皮が取り除かれ、綺麗でプルプルした脳があらわになった。
「うっひぉぉぉ!!うまそぉぉ!!プリンよりもプルプルしてる!!お姉さん!!最高だよぉ!!」
「うむ、なんとか脳に傷をつけずにすんだようだな、よかったよかった」
「じぁ、早速ストローで頂いちゃいますね」
「あぁ、チュルッといっちゃってくれ」
ブスッ
助手が脳みそにストローを突き刺す
「ヴッ!!」
チュルチュルチュルチュル
「あがっ...グッ...ガァ...ぁぁぁが...」
チュルチュルチュルチュル
「あ...ぐぅぅ...ぐぅ...あああぁ...」
チュポンッ
「くぅぅぅ!!!ぅんめぇぇぇ!!!のどごしサイコぉぉぉぉ!!!味もゼリーみたいでデザートにピッタリ!!」
「おお、本当かどれ私も」
チュルチュルチュルチュル
「ぐぇぇ!!まじぃぃぃぃ!!酷いなこれは!!飲み込めないぞ!おぇぇ...」
「えぇ、博士、猿は食えて人間は食えないんですか...勿体ない...」
「あぁ、これはやばい、体が食べてはいけないと訴えかけてくる」
「それじゃぁ仕方ないですね、あとは僕が...」
そう言って女性の方を見ると酷い痙攣を起こしていた、体が揺れれば揺れるほど脳みそは辺りに飛び散る。
ビクッ!!ビクッ!!
「..........」
大きく二回痙攣した後彼女は動かなくなった。
「あーあ、死んじゃった、こういうのは生きてる時に食うからいいのに...」
「そう落ち込むな、そうだ、私がこの脳をハンバーグにしてやろう」
「本当ですか!?わーい!!嬉しいなぁ!!」
「ふふ、腕がなるな」
その日の夕食の脳みそハンバーグは、助手の食事史上トップクラスに美味しかったという。
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