痛覚研究所の記録

ROOM

文字の大きさ
17 / 21

目を抉って食べる

しおりを挟む
「痒いぃぃぃ、えっと、目薬目薬っと」
「目が痒いのか?花粉症か?」
「そうなんですよぉ、この時期になると目が痒くて痒くて、病院に行って薬を貰うのもめんどくさいし、ほんと花粉死ねばいいのに」
「こらこら、そんなことを言うでは無い。杉達も必死に子孫を残そうとしているのだ、逆にその花粉をアレルゲンだと勘違いする私たちが悪いだろう」
「確かに...。そんな事考えもしなかったです。さすが博士、博士の称号はダテじゃないですね」
「いやまぁ、サイエンス系の博士ではないのだがな、まぁ気分はいいしいいだろう」
「でも杉達が悪くないことがわかっても、この痒みはイライラしますよ、目が痒くて夜も寝れないんですよ」
「そんなに辛いのか、花粉症というものは」
「辛いですねぇ、目を抉って洗いたいぐらいです」
「ほう...、面白い...」
「面白いとは何ですか!!こっちはこんなに辛い思いをしてるのに!この辛さは花粉症じゃない人には分からないんだ!!」
「落ち着け、私は目が痒すぎる事に面白みを感じたわけではない。目を抉り出すということに面白みを感じたのだ」
「あぁ、そういう事だったのか、危ない危ない、怒り狂うところでしたよ」
「こんなことでお前は怒り狂うのか...」
「えへへ❤」 
「まぁいい...、とりあえず実験について説明するぞ。やり方は簡単、実験体の目をフォークで抉り出す、それだけだ」
「おお!それをパクリと頂くわけですね!!」
「まぁ痛みのデータを取れたあとはどうしてもいいからな、好きにするがいい」
「わーい!」
「てことで今回は僕が実験体を用意しますね」
「うむ、それはいいのだか...」
「え?何か問題でも?」
「お前が連れてくるのはいつも30代の女性だ、これではデータが偏る、せめて20代40代の女性を連れて来てくれないか?」
「うへぇ、了解でーす」


ガチャ
それには椅子に縛られた20代らしき大学生の女がいた。
「ふむ、心配だったが、ちゃんと約束は守ったみたいだな」
「いやだなぁ博士、流石に実験が第一ですよ」
「...のわりには楽しそうだな」
「ジュルリッ、まぁ好みではありますからね...」
「ここ、どこ...?」
「ここは痛覚研究所だ、私はここの博士、こっちが助手だ」
「痛覚研究所?じゃあ、私これから痛いことされるの...?」
「そうだよォォ、これから君の目を抉りとって食べちゃうんだ、ワクワクするねぇ」
「目を抉りとって食べる?凄い!確かにワクワクしちゃう!!」
「え?」
「ん?」
「博士...、この人なんで喜んでるんですか?変態なんですか?」
「変態に変態と言われるのは可哀想だが、確かに変態だな、恐らくマゾヒズムだろう。簡単に言うとドMだな」
「ドM...、これは新しいパターンですね、今までの実験体は嫌がって泣き叫んでたのに」
「うむ、まぁこっちの方がありがたい。こちらはデータを取れるし、あちらは快感を得れる。ウィン・ウィンの関係ではないか」
「そうですね、じゃぁ気兼ねなくヤっちゃいますか」
「あぁ、頼む」
助手はフォークを手に取り、左手を彼女の頬に添えた。
「ハァ、ハァ、私、今から目玉を抉られちゃう...。絶対痛いよね?絶対痛いよね!あぁ、たまらないぃ」
グチュ
フォークは目玉を押し潰しながら刺さり、目から血が溢れ出した。
「あぁ、あああああああああ!!痛い!痛い痛い痛い痛い!うぅ、あぁ、もっと!もっと痛みを頂戴!!」
「ではお望み通りに...」
ブチブチブチブチ
フォークを一気に引き抜き目玉を抉り出す。
肉の繊維がちぎれる音がし、さらに血が溢れ出す。
「ぐぅぁぁぁぁ!!ああ!耐えられない!痛みに耐えられない!頭がどうにかなってしまいそう!、これよ!これが私が求めていた痛み!」
「凄いぞ、痛みの数値以外にも快感の数値もたいへんな記録を出している、これは真性のドMだな」
「そんなことはどうでもいいんですよ、目玉ですよ目玉。抉りたてホヤホヤでウマそぉ」
「どうでもいいって...、研究第一じゃなかったのか...」
「いっただっきまーす!!」
「聞いとらんし...」
パクリンチョ
「すごっ!!潰した時のプチッとした食感と一気に広がるこの味!まさに人体のトマト!!味も甘くてスイーツみたい!」
「どうだ?満足か2人とも?」
「もちろんです!ねっ?」
「えぇ、ここには私が求める痛みがある...、ずっとここにいたいくらいです」
「あぁ、そうなることになるだろう、ここでは死ぬまで人間を使い回すようにしている。また君に実験体になってもらうことになるだろう」
「ホントですか!!あぁ、次はどんな痛みが待っているのだろう...、ゾクゾクしちゃう!!」
「こら、あまり興奮すると血が...」
ガクッ
「言わんこっちゃない、貧血で気を失ってしまったな、助手、医療班を呼んでくれ」
「了解でーす!」

「それよりもよかったな助手よ、体を食べても喜んでくれる実験体ができて」
「えぇ、これからはもっと楽しく実験が出来そうですぅぅ」


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...