空想世界

book bear

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想真の正体

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「あなたが世界を作った?」

「そうだ、この世界の神だよ」

男は俺を馬鹿にしているのだろうか?けれど世界から人が消えたんだ、神が目の前に居てもおかしくはないのかもしれない。

想真はすでに常識というものに縛られてはいなかった。

「神?」

「そう、そしてこの世界ではゴッドと君に呼ばれていたね」

「え?ゴッドはあなたとは全然違いますよ」

すると男の姿がゴッドに変わる

「これで信じてもらえたかな?」

想真は混乱していた、理解が追いつかない。

「待って、どういうこと?あなたがゴッド?」

「混乱させて申し訳ない、わかりやすく1から説明しよう。

君は以前ゴッドから集合意識について話を聞いたね?
意識が世界を作る。

その力を君に与えたんだ。

すると君はどうなっていくのかそれを観察したくてね。

最初は小さな力を与えた、そして徐々に力をつけた。

いつしか、強く念じれば何でも叶う様になった。

すると人はどんな願いを叶えるのか、ゴッドになり君のそばで観てみようと思ったんだ。

それで君は自分の幸せの為に力を使った。

その時点で君の役目は終わったんだ。」

「意味がわからない、なんでそんな事を観察したかったんだ?」

「君の世界とは違って我々の住む世界は集合意識で創られている、だから世界を守るために我々はあらゆる実験をしている

そして今回我々の世界に君と同じような人間が生まれ、世界を脅かす存在になりかねないと思った私達は実験をする事にした。

我々の世界とそっくりな世界を作った、それが君のいる世界だ。

そこで我々の世界の行く末を観察するために他にもいくつか世界を作った。
いわゆるパラレルワールドってやつだな。

まぁ、パラレルワールドについては置いておこう。

結論から言うと君の世界は実験の為に作られた偽物の世界なんだよ」


想真は言葉を失った。

「ショックだろうが、この世界を維持するのにもお金がかかるのでね、消滅させてもらうよ」


「俺の思い出とかも全部創り物なのか?」

「そうだ、君のいる世界全てだ、もちろん君自身もな」

「ふ、ふふふ、ははははは。
そうだったのか、今まで悩んでたことも偽りなのか、そして幸せも・・・・

まぁ、別にいいよ消してくれて。

もう夢も希望もなかったしな。

それに苦しみからも解放されるんならそれでいいや」

「それは良かった、君達には感謝している、貴重なデータがとれたからね、じゃあそろそろお別れだ」

「ああ、じゃあな」










想真は消える瞬間長い長い夢を見た。
それは想真が求めていた幸せな人生。

夢の中で想真は幸せに人生の幕を閉じた。



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