21 / 139
本編
20:その記憶は閲覧禁止
しおりを挟む
ぬいは再度まるで宇宙のような、紺色の空間に立っていた。
奥の方には水晶群がそびえたち、左端にノル、その右に男が二人背を向けて棒立ちになっている。
先ほどはよく観察できていなかったが、水晶は無理やり見せられたものと違い、半透明で鏡のように透き通っていた。
それを食い入るように、三人は見つめている。その表情は見えないが、息を吸っているのか心配になるほど動かない。
ノルの元へ向かおうと足を進めると、水晶に見覚えのある子どもが映し出される。
ーーその少女は神童であった。
黒い髪に暗い茶色の瞳。どう見ても幼少時のぬいである。嫌な予感が胸をよぎり、歩みをさらに早めた。
ーー古い名家に生まれ、近年は成功をおさめ豪商ともなった彼女の家。だが両親には問題があった。
「やめて!!」
過去を鮮明に思い出せずとも、拒否反応でぬいは叫んだ。全身に悪寒が走り、吐き気が込み上げてくる。しかしいくら訴えようとも、その上映が止められることはない。
ぬいはノルの屈辱を明確に理解した。これはない、と。
中途半端な歩みを止め、ついに走り出そうとする。
「だめ、ここは通さないよ」
突如目の前に自分自身が現れた。顔から背格好、話し方まですべて同じである。しかし、一つだけ違う点は服装だ。
今のぬいは神官服を着ているが、目の前の偽物はシンプルな青いドレスを着ていた。
それがどこで着ていたものかは思い出せないが、良くない思い出であることは理解できる。
ーーなんでもできた彼女は両親に偽りの愛を与えられていた。しかし成長をするにつれ、彼女は人並みになっていく
「もちろん覚えているよね?だって、わたし自身のことなんだから。両親はわたしのことなんて、大事に思っていなかった。ただの道具。使えないと思ったら、簡単に捨てられる」
進もうとしていたぬいの足は後ろへ下がる。それと同時に偽物は一歩踏み出した。
「……っそ、そのくらいわかってるよ。でも、わたしには」
ぬいは思い出す。暗い記憶は多いが、それだけではなかった。幼少時に支えてくれた存在が確かに居たはずだ。
「今のわたしは大事なことを何一つ思い出せていない、そうだよね?」
偽物は無表情に問いかける。ぬいはついに後退した。相手にせず、逃げて水晶を破壊するかノルに声をかければいい。そう思い、後ろを振り向くが、またすぐそこに偽物が居た。
「だから、無理だよ。自分で自分を制するなんて。わたしは永遠にこのままだ」
偽物は不気味な笑顔を浮かべた。その笑みには覚えがある、昔無理をしてその顔をしていた時期があったからだ。
けれども、大切な誰かに無理をしなくていいと言われ。ぬいは今の表情になった。だが、それが誰か思い出せない。しゃがみ込むと、頭を抱える。
「だれ……どうして、わたしは」
すると偽物は優しくぬいの肩を叩いた。
「安心して、大ヒントをあげる。これを聞けば、あっという間に過去を思い出せるよ。わたしの本当の名前はね「おっと、そうはさせない。お邪魔するよ!!」
あまりに場違いな、さわやかな声が聞こえた。ぬいが顔を上げると、明るい茶色の髪をした青年が水晶群を叩き割っていた。
それが誰かを見る暇もなく、意識は再び薄くなっていった。
◇
ぬいが意識を覚醒させると、目の前には狐面がのぞき込んでいた。距離感がやたらと近い。
「あの、どなたですか?」
「おっ、よかった。起きるの遅かったから、心配してたんだよ」
すぐに後ろへ退くと、手を差し伸べられる。素直にその手を取って、体を起こした。
狐面の青年は声からして、偽物から助けてくれた人物である。面の間から出ている茶色の髪がその証拠だ。
「俺はトゥー。そっちはぬいであってるよね?」
ぬいは首をひねった。どう見ても、目の前の人物に心辺りがないからだ。彼はそのことに気づいたのか、握りこぶしを軽く手のひらに当てる。
「あーそっか……えっと、自分で言うのもなんだけど、勇者とも呼ばれてる。けど、同じ世界出身のぬいには、名前で呼んで欲しいかな」
トゥーは恥ずかしそうに頬をかこうとして、面に邪魔された。いてっと小さくつぶやく声にぬいはくすりと笑いをもらす。
「は?」
トゥーに話しかけようとした瞬間、心底不快そうな声が聞こえた。声の方向を探すと、すぐ近くにノルが居た。
「あっ!そうだ、大丈夫背中?」
ぬいは立ち上がると、ノルの元へ駆け背後に回る。しかし、そうさせてくれなかった。すぐに体を回転される。
「止めろ、背後に回るな」
「でも、傷が……」
背面に回ることはあきらめ、そのまま正面から手を伸ばそうとする。
「触るな!堕神が!」
水晶に無理やり暗部を見せられたせいか、いつもより強く拒絶の声を上げる。伸ばしたぬいの手は強く振り払われ、乾いた音が響いた。
「ごめん。でも、本当に大丈夫?」
あの過去を見たあとでは、堕神と呼ばれることに重みがある。ぬいはなにも非難することができなかった。
「……っく、傷はもう治した。なんで君が」
「だめだよ~ノル。女の子に乱暴しちゃさ」
トゥーの明るい声が聞こえた。ぬいの傍に寄ると、念のためにと言い聖句を唱える。そのおかげで、手に感じていたしびれが和らいだ。
無事に完了したことを確認すると、今度はノルの方へ行き親し気に近寄る。肩を組もうとしたのか、腕を伸ばす。
「止めろ」
冷たい声でノルは杖を振った。当然のようにトゥーは避けると、相変わらずだなと笑い声をあげる。
暗い雰囲気が一気に持ち上げられていくのがわかった。これは本人の気質なのだろう。
「ケガなら俺も手伝って、全回復!元気いっぱいだよ」
トゥーはびしりと親指を突き立てた。この世界では見ない仕草にぬいは同郷の親しみを覚える。だが、あまりにも明るすぎる対応にどうしていいかわからず、ただ頷いた。
「必要ないと言ったのに、無理やり……とんでもない屈辱だ」
「ノルさ、触るなって言うけど。これから俺と一緒に転移するんだから、どうしろって言うんだよ」
軽い口調で彼に言う。
「知るか、勝手に行け。子供じゃあるまいし、僕は一人で帰れる」
宣言通り、背を向けて元の道を戻ろうとする。
「え~、でもヴァーツラフがすぐ連れて来いって言ってるんだけど」
その言葉でノルの足取りは止まった。どうやらトゥーもヴァーツラフに対して、気安い態度を取っているらしい。ぬいは少しだけ安心した。
異邦者は許されているのか、神官にたちになにか言われることはない。これで、安心して本人の意思が尊重できるだろう。
「教皇さまが……そもそもなぜ君がここに来た」
「本当は二人とも、俺のこと行かせたくなさそうだったんだけど、過去映しはさすがにまずいらしくてね」
「……あれの取り扱いが難しいのは、誰でも同じだと思うが」
ノルは不快そうに顔をしかめた。
「なんか俺らの存在意義に関するっぽいらしくてさ。ヴァーツラフが急に来て、頼まれた」
トゥーは楽しそうに笑うが、反対にノルはため息をついた。
「街の外となると、ヴァーツラフは動けないし、ミレナはさすがに転移できない」
「当たり前だ、そうやすやすと行使できるものではない。力があり、一部の選ばれた者のみだ」
「えっ、ノル。俺のこと褒めてくれてる?うれしいな~」
「気持ち悪いことを言うな、吐き気がしてきた」
本当に具合が悪くなってきたのか顔色が悪く、口元を押さえた。
「それならなおさら急がないと!けがは治せても、ここに休める所ないし」
トゥーはちょっとごめんと言うとぬいを横抱きにした。あまりにも自然な動作でそれを行ったため、何も言う隙はない。
だが、その代わりかノルの方から舌打ちが聞こえてきた。どうやら、ぬいのことよりも、トゥーの方が気に食わないらしい。
そのまま飛び上がるようにして、ノルのところへ行くと背中合わせになる。文句を言われているが、トゥーは笑顔のままだ。
「よしっ、じゃあ行くよ~二人とも俺から離れないで」
これから聖句を唱え、水晶を出すのであればどう考えてもぬいは邪魔だ。両手がふさがっていては何も出来ない。
おそらく、腰のベルトに刺さっている長剣には水晶がついているのだろう。
だが、トゥーはそれを触るどころか見もしなかった。
「転移!ヴァーツラフのとこへ」
その言葉はあまりにも短かった。ぬいは前にヴァーツラフが異邦者は簡略化する傾向にあると、そう言っていたのを思い出す。それにしてもこのトゥーという人物は規格外すぎる。
そんなことを考えている間に、転移は完了し、ぬいたちの目の前にはヴァーツラフが立っていた。
奥の方には水晶群がそびえたち、左端にノル、その右に男が二人背を向けて棒立ちになっている。
先ほどはよく観察できていなかったが、水晶は無理やり見せられたものと違い、半透明で鏡のように透き通っていた。
それを食い入るように、三人は見つめている。その表情は見えないが、息を吸っているのか心配になるほど動かない。
ノルの元へ向かおうと足を進めると、水晶に見覚えのある子どもが映し出される。
ーーその少女は神童であった。
黒い髪に暗い茶色の瞳。どう見ても幼少時のぬいである。嫌な予感が胸をよぎり、歩みをさらに早めた。
ーー古い名家に生まれ、近年は成功をおさめ豪商ともなった彼女の家。だが両親には問題があった。
「やめて!!」
過去を鮮明に思い出せずとも、拒否反応でぬいは叫んだ。全身に悪寒が走り、吐き気が込み上げてくる。しかしいくら訴えようとも、その上映が止められることはない。
ぬいはノルの屈辱を明確に理解した。これはない、と。
中途半端な歩みを止め、ついに走り出そうとする。
「だめ、ここは通さないよ」
突如目の前に自分自身が現れた。顔から背格好、話し方まですべて同じである。しかし、一つだけ違う点は服装だ。
今のぬいは神官服を着ているが、目の前の偽物はシンプルな青いドレスを着ていた。
それがどこで着ていたものかは思い出せないが、良くない思い出であることは理解できる。
ーーなんでもできた彼女は両親に偽りの愛を与えられていた。しかし成長をするにつれ、彼女は人並みになっていく
「もちろん覚えているよね?だって、わたし自身のことなんだから。両親はわたしのことなんて、大事に思っていなかった。ただの道具。使えないと思ったら、簡単に捨てられる」
進もうとしていたぬいの足は後ろへ下がる。それと同時に偽物は一歩踏み出した。
「……っそ、そのくらいわかってるよ。でも、わたしには」
ぬいは思い出す。暗い記憶は多いが、それだけではなかった。幼少時に支えてくれた存在が確かに居たはずだ。
「今のわたしは大事なことを何一つ思い出せていない、そうだよね?」
偽物は無表情に問いかける。ぬいはついに後退した。相手にせず、逃げて水晶を破壊するかノルに声をかければいい。そう思い、後ろを振り向くが、またすぐそこに偽物が居た。
「だから、無理だよ。自分で自分を制するなんて。わたしは永遠にこのままだ」
偽物は不気味な笑顔を浮かべた。その笑みには覚えがある、昔無理をしてその顔をしていた時期があったからだ。
けれども、大切な誰かに無理をしなくていいと言われ。ぬいは今の表情になった。だが、それが誰か思い出せない。しゃがみ込むと、頭を抱える。
「だれ……どうして、わたしは」
すると偽物は優しくぬいの肩を叩いた。
「安心して、大ヒントをあげる。これを聞けば、あっという間に過去を思い出せるよ。わたしの本当の名前はね「おっと、そうはさせない。お邪魔するよ!!」
あまりに場違いな、さわやかな声が聞こえた。ぬいが顔を上げると、明るい茶色の髪をした青年が水晶群を叩き割っていた。
それが誰かを見る暇もなく、意識は再び薄くなっていった。
◇
ぬいが意識を覚醒させると、目の前には狐面がのぞき込んでいた。距離感がやたらと近い。
「あの、どなたですか?」
「おっ、よかった。起きるの遅かったから、心配してたんだよ」
すぐに後ろへ退くと、手を差し伸べられる。素直にその手を取って、体を起こした。
狐面の青年は声からして、偽物から助けてくれた人物である。面の間から出ている茶色の髪がその証拠だ。
「俺はトゥー。そっちはぬいであってるよね?」
ぬいは首をひねった。どう見ても、目の前の人物に心辺りがないからだ。彼はそのことに気づいたのか、握りこぶしを軽く手のひらに当てる。
「あーそっか……えっと、自分で言うのもなんだけど、勇者とも呼ばれてる。けど、同じ世界出身のぬいには、名前で呼んで欲しいかな」
トゥーは恥ずかしそうに頬をかこうとして、面に邪魔された。いてっと小さくつぶやく声にぬいはくすりと笑いをもらす。
「は?」
トゥーに話しかけようとした瞬間、心底不快そうな声が聞こえた。声の方向を探すと、すぐ近くにノルが居た。
「あっ!そうだ、大丈夫背中?」
ぬいは立ち上がると、ノルの元へ駆け背後に回る。しかし、そうさせてくれなかった。すぐに体を回転される。
「止めろ、背後に回るな」
「でも、傷が……」
背面に回ることはあきらめ、そのまま正面から手を伸ばそうとする。
「触るな!堕神が!」
水晶に無理やり暗部を見せられたせいか、いつもより強く拒絶の声を上げる。伸ばしたぬいの手は強く振り払われ、乾いた音が響いた。
「ごめん。でも、本当に大丈夫?」
あの過去を見たあとでは、堕神と呼ばれることに重みがある。ぬいはなにも非難することができなかった。
「……っく、傷はもう治した。なんで君が」
「だめだよ~ノル。女の子に乱暴しちゃさ」
トゥーの明るい声が聞こえた。ぬいの傍に寄ると、念のためにと言い聖句を唱える。そのおかげで、手に感じていたしびれが和らいだ。
無事に完了したことを確認すると、今度はノルの方へ行き親し気に近寄る。肩を組もうとしたのか、腕を伸ばす。
「止めろ」
冷たい声でノルは杖を振った。当然のようにトゥーは避けると、相変わらずだなと笑い声をあげる。
暗い雰囲気が一気に持ち上げられていくのがわかった。これは本人の気質なのだろう。
「ケガなら俺も手伝って、全回復!元気いっぱいだよ」
トゥーはびしりと親指を突き立てた。この世界では見ない仕草にぬいは同郷の親しみを覚える。だが、あまりにも明るすぎる対応にどうしていいかわからず、ただ頷いた。
「必要ないと言ったのに、無理やり……とんでもない屈辱だ」
「ノルさ、触るなって言うけど。これから俺と一緒に転移するんだから、どうしろって言うんだよ」
軽い口調で彼に言う。
「知るか、勝手に行け。子供じゃあるまいし、僕は一人で帰れる」
宣言通り、背を向けて元の道を戻ろうとする。
「え~、でもヴァーツラフがすぐ連れて来いって言ってるんだけど」
その言葉でノルの足取りは止まった。どうやらトゥーもヴァーツラフに対して、気安い態度を取っているらしい。ぬいは少しだけ安心した。
異邦者は許されているのか、神官にたちになにか言われることはない。これで、安心して本人の意思が尊重できるだろう。
「教皇さまが……そもそもなぜ君がここに来た」
「本当は二人とも、俺のこと行かせたくなさそうだったんだけど、過去映しはさすがにまずいらしくてね」
「……あれの取り扱いが難しいのは、誰でも同じだと思うが」
ノルは不快そうに顔をしかめた。
「なんか俺らの存在意義に関するっぽいらしくてさ。ヴァーツラフが急に来て、頼まれた」
トゥーは楽しそうに笑うが、反対にノルはため息をついた。
「街の外となると、ヴァーツラフは動けないし、ミレナはさすがに転移できない」
「当たり前だ、そうやすやすと行使できるものではない。力があり、一部の選ばれた者のみだ」
「えっ、ノル。俺のこと褒めてくれてる?うれしいな~」
「気持ち悪いことを言うな、吐き気がしてきた」
本当に具合が悪くなってきたのか顔色が悪く、口元を押さえた。
「それならなおさら急がないと!けがは治せても、ここに休める所ないし」
トゥーはちょっとごめんと言うとぬいを横抱きにした。あまりにも自然な動作でそれを行ったため、何も言う隙はない。
だが、その代わりかノルの方から舌打ちが聞こえてきた。どうやら、ぬいのことよりも、トゥーの方が気に食わないらしい。
そのまま飛び上がるようにして、ノルのところへ行くと背中合わせになる。文句を言われているが、トゥーは笑顔のままだ。
「よしっ、じゃあ行くよ~二人とも俺から離れないで」
これから聖句を唱え、水晶を出すのであればどう考えてもぬいは邪魔だ。両手がふさがっていては何も出来ない。
おそらく、腰のベルトに刺さっている長剣には水晶がついているのだろう。
だが、トゥーはそれを触るどころか見もしなかった。
「転移!ヴァーツラフのとこへ」
その言葉はあまりにも短かった。ぬいは前にヴァーツラフが異邦者は簡略化する傾向にあると、そう言っていたのを思い出す。それにしてもこのトゥーという人物は規格外すぎる。
そんなことを考えている間に、転移は完了し、ぬいたちの目の前にはヴァーツラフが立っていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】冷徹執事は、つれない侍女を溺愛し続ける。
たまこ
恋愛
公爵の専属執事ハロルドは、美しい容姿に関わらず氷のように冷徹であり、多くの女性に思いを寄せられる。しかし、公爵の娘の侍女ソフィアだけは、ハロルドに見向きもしない。
ある日、ハロルドはソフィアの真っ直ぐすぎる内面に気付き、恋に落ちる。それからハロルドは、毎日ソフィアを口説き続けるが、ソフィアは靡いてくれないまま、五年の月日が経っていた。
※『王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく。』のスピンオフ作品ですが、こちらだけでも楽しめるようになっております。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした
エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ
女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。
過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。
公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。
けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。
これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。
イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん)
※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。
※他サイトにも投稿しています。
婚約者の本性を暴こうとメイドになったら溺愛されました!
柿崎まつる
恋愛
世継ぎの王女アリスには完璧な婚約者がいる。侯爵家次男のグラシアンだ。容姿端麗・文武両道。名声を求めず、穏やかで他人に優しい。アリスにも紳士的に対応する。だが、完璧すぎる婚約者にかえって不信を覚えたアリスは、彼の本性を探るため侯爵家にメイドとして潜入する。2022eロマンスロイヤル大賞、コミック原作賞を受賞しました。
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる