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本編
25:契約
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「まあ、勇者さま。いったい、どうされたのでしょうか?」
「ごめん、ミレナ。悪いんだけど、動けなくて。どうか俺を運んでほしい……ほんっとうに申し訳ない」
少しだけ回復してきたのか、トゥーは指先をぴくりと動かす。しかし、それだけであった。
「自分より年下の女の子に運搬を頼むなんて……情けない」
うなだれるようにトゥーは言う。
「そんな、多くの中からわたくしを選んでくださって、とてもうれしいです」
きれいな笑顔で言うと、聖句を唱える。
「それでは失礼します」
ミレナはそっと、トゥーの体を触る。顔がどんどん赤くなっていくのがまるわかりであった。
「仮面に支障はありませんね。家に着くまでの辛抱です」
「うん、ありがとう……あ、そうだ。ミレナ、ちょっと待ってくれる?まだ気になることがあって」
トゥーはぬいのことを見ようとするが、もちろんそんな動きをすることはできない。
「あー……そうだね」
彼でさえあのような状況になったのだ、ぬいもそうなる可能性は高い。
「でも、さすがにミレナちゃん一人で二人も運ぶのはきつくない?」
「……そうですね」
「アタシの家もこれ以上ベッドはないし」
「うん、知ってる」
だからこそ、ぬいは住み込みを断られたのだ。部屋数もベッドも足りていないとなればどうしようもない。
「そちらのお方に頼んだらどうですか?」
ノルのことを見て言う。
「どうして僕が堕神の世話をしなければならない。お断りだ」
トゥーの時ほど即答ではなかったが、やはり断った。
「困った人が居れば手を差し伸べる。あなたは教義に反することをするつもりですか?」
ミレナが軽蔑するように言い切った。
「まあまあ、もめないでって。まだそうだと決まったわけじゃなくない?ぬいが秘められた力を発揮するかもしれないし」
トゥーが明るい口調で言う。
「……わかった。わかったから、さっさと出て行け。目障りだ」
ノルの精神的疲労が限界に来ていたのか、追い払う仕草をする。
「ちゃんと約束守れよ~それじゃあ、またね。ぬいとノル」
「失礼いたします」
ミレナは軽々とトゥーを担ぐと、部屋を出て行った。
◇
「色々騒がしくなって、ごめん」
ぬいがアンナとシモンに謝った。
『気にすんな!あんな綺麗な人、はじめて見たぜ』
シモンは少し頬を染めて言う。だが、その淡い恋心がかなうことはないだろう。
「気にしなくていいって。勇者さまにもお会いできたしね」
「ありがとう、じゃあ借りるね」
天秤に手をかざすと、口を開いた。
「……なんだっけ」
聞きなれない難しい言い回しだったため、ぬいは先ほどの騒動ですっかり忘れてしまった。
『魔神アール・マティよ、授かりし力の片鱗をここに』
ぬいの横から手を差し出すと、ノルが唱えた。
「あれ?ノルくんいつの間に話せるようになったの?」
「何回も聞けば、あれくらい覚える」
ここに来てから聞いたのはたったの二回である。ぬいはノルの頭の良さを実感した。
自分がトゥーのようになると考えていないのか、堂々とした態度で挑んでいる。それに呼応するように赤い宝石がひと際強く輝きだす。そして、天秤は右に大きく傾いた。限界までとはいかないが、半分以上である。
『えっ、すっげぇ。この悪そうな兄ちゃんなんなんだ。こんなに傾いたの見たことねえよ』
シモンは興奮して、少しだけ身を乗り出していた。
「これは……上位階級のもの。御業を使う人ではかなり珍しいことです」
手を離すと、天秤は元の位置に戻った。
「……確かに疲れる。割に合わないな」
ノルは少しだけふらつくと、小さくこぼした。
「ええ、だから生活の為に庶民が魔法を使うことは難しいんです」
アンナはボロボロになった手を触る。あの状態はここへ来たからではなく、以前からのものだったらしい。
「さあ、次は君の番だ」
ノルが嫌味な笑みを浮かべながら、後ろに下がる。ぬいはムッとして少し頬が膨らむ。返事をせずに、そっと手をかざした。
『魔神アール・マティよ、授かりし力の片鱗をここに』
ノルの時の反応が良すぎたせいか、今度は赤い宝石の光が弱いように見える。今にも消えてしまいそうで、心なしか点滅している。
――そして天秤は左に傾いた。
急な虚脱感を感じ、ぬいは背中に受けるであろう衝撃を予想し目をつぶった。
しかし、どこも痛くない。目を開けると、不機嫌そうなノルの顔がすぐ近くにあった。
ぬいのことを確認すると、ノルはシモンのすぐ隣に放った。投げるような動作であったが、あまり乱暴には感じない。
「シモン、わたしこっちもだめだったよ」
自嘲するように言うと、シモンは肩を叩く。
「みわざつかえる、気にする……なし」
「ありがとう」
ぬいは苦笑いをしようとして、表情筋すら動かないことに気づいた。それほどまでにすさまじい疲労感である。
「ごめん、ノルくん。まったく動けないや」
「案の定だな」
ノルが鼻で笑う。
「でも話せるし、次に進もうか。契約の魔法ってどうすればいいの?」
アンナは机の上に置いておいた紙を取ると、留めておいたリボンを解いて広げる。
「読める?」
見せてくれた文字はまるで何かの記号のようだ。ぬいはもちろん読めなかった。
「……なるほど」
だが、ノルは問題なく読解できているらしい。目が文字を追っている。
「契約の言葉と、双方の血が必要か……」
「えっ、ノルくんと戦えって言うの?そんなのすぐに負けるって。完敗、降参、棄権するよ」
ぬいは両手を上げようとするが、もちろん動かない。トゥーと同じように指先がぴくりと反応するだけである。
「そんな下劣な真似誰がするか。手を切るだけだ」
「なんだ、そのくらいなら……って、その程度も動かないんだけど。ノルくんやってくれない?」
「正当防衛でもなく、他者を傷つけろと言うのか?ごめんだ、自分でやれ」
どうやら教義に反することだったらしい。顔をしかめられる。
「なら、待つ……教える、つかいかた。魔法」
シモンが目を輝かせながら、ノルの腕をつかんだ。どうやら回復したらしい。
「少し休んだら手くらい動くと思います。シモン、庭でね。気を付けて」
「はーい」
シモンが嬉しそうに引っ張っていく。ノルも嫌がる様子はない、なんだか兄弟のようだと思いながら、ぬいは穏やかな気持ちで見送った。
◇
「あ、おかえり」
しばらくすると二人が戻ってきた。二人ともどこか疲れているが、運動をしたあとのようにすがすがしい様子である。
ノルの片手には分厚い本が抱えられている。もしかしたら、魔法に関する書物だろう。
「ヌイ!兄ちゃん、すごい!」
シモンの屈託のない賞賛にぬいは頬が緩むのを感じる。だが、いつも通り表情に大きな変化はない。
ノルが勝ち誇ったような笑みを向けてくる。
「よかったね」
その年相応らしい表情にぬいは素直にそう思い、口にした。少しだけ口角をあげると、それを見たノルはなぜか不機嫌な表情になった。
「説明は聞いたか?」
「うん、アンナに教わったしもう手も動くから、大丈夫」
ぬいは両手を動かして見せる。
「なら、はじめよう」
ノルはぬいの近くへ嫌そうに寄ると、紙を開く。
『古の盟約に従い、ここに宣言する。一人の人間は決して他者に秘密を洩らさない。この血にかけて』
渡されたナイフで軽く腕を刺した。ノルはぎょっとした様子でぬいのことを見るが、中断することはしなかった。
指でその血をぬぐうと紙面に撫でるように当てる。
『古の盟約に従い、ここに宣言する。一人の人間は旅立ちの援助をする。この血にかけて』
ノルはぬいから返されたナイフを手に取ると、指先を刺してそのままハンコのように押し付ける。
『契約完了。反故にされた場合は両足の骨が砕けるだろう』
どこからともなく低い声が聞こえると、紙は紫炎に包まれ跡形もなくなった。
「よかった、特になんともなく終わったね」
ぬいが息を吐くと、ノルはすぐに跪いてナイフを持っていないほうの手を胸に当てる。
「我らが神たちよ、良き隣人に立ち上がる力をお授けください」
すると、腕の傷から流れ落ちる血が止まったが、傷はまだ触っただけで開いてしまいそうだ。御業の効果を目の当たりにしたのと、ノルが素早くそのような行動を取ったことから、ぬいは驚いていた。
「君はバカか?腕を刺すなんて」
ノルが少し声を荒げる。すぐ傍で言われたせいか、ぬいは体をびくりと震わせる。
「ごめん……なんか、注射感覚で自然と動いていて。何も考えてなかった。軽率だったよ」
素直に謝ると、ノルはフンと言いながら顔を背けた。
「それと、ありがとう。これでわたしのこと信じられるでしょ?」
「契約だからな」
「そういえば、今更だけどノルくんの過去を見たの、わたしだけじゃないよね?他の人はどうしたの?」
「犯罪に加え、重教義違反を犯した自国の信者は矯正される。細かい過去のことなど、もう覚えていないだろう」
不敵に笑う様子は小悪党というよりも、本物の悪人に見えた。
「ごめん、ミレナ。悪いんだけど、動けなくて。どうか俺を運んでほしい……ほんっとうに申し訳ない」
少しだけ回復してきたのか、トゥーは指先をぴくりと動かす。しかし、それだけであった。
「自分より年下の女の子に運搬を頼むなんて……情けない」
うなだれるようにトゥーは言う。
「そんな、多くの中からわたくしを選んでくださって、とてもうれしいです」
きれいな笑顔で言うと、聖句を唱える。
「それでは失礼します」
ミレナはそっと、トゥーの体を触る。顔がどんどん赤くなっていくのがまるわかりであった。
「仮面に支障はありませんね。家に着くまでの辛抱です」
「うん、ありがとう……あ、そうだ。ミレナ、ちょっと待ってくれる?まだ気になることがあって」
トゥーはぬいのことを見ようとするが、もちろんそんな動きをすることはできない。
「あー……そうだね」
彼でさえあのような状況になったのだ、ぬいもそうなる可能性は高い。
「でも、さすがにミレナちゃん一人で二人も運ぶのはきつくない?」
「……そうですね」
「アタシの家もこれ以上ベッドはないし」
「うん、知ってる」
だからこそ、ぬいは住み込みを断られたのだ。部屋数もベッドも足りていないとなればどうしようもない。
「そちらのお方に頼んだらどうですか?」
ノルのことを見て言う。
「どうして僕が堕神の世話をしなければならない。お断りだ」
トゥーの時ほど即答ではなかったが、やはり断った。
「困った人が居れば手を差し伸べる。あなたは教義に反することをするつもりですか?」
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「まあまあ、もめないでって。まだそうだと決まったわけじゃなくない?ぬいが秘められた力を発揮するかもしれないし」
トゥーが明るい口調で言う。
「……わかった。わかったから、さっさと出て行け。目障りだ」
ノルの精神的疲労が限界に来ていたのか、追い払う仕草をする。
「ちゃんと約束守れよ~それじゃあ、またね。ぬいとノル」
「失礼いたします」
ミレナは軽々とトゥーを担ぐと、部屋を出て行った。
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「色々騒がしくなって、ごめん」
ぬいがアンナとシモンに謝った。
『気にすんな!あんな綺麗な人、はじめて見たぜ』
シモンは少し頬を染めて言う。だが、その淡い恋心がかなうことはないだろう。
「気にしなくていいって。勇者さまにもお会いできたしね」
「ありがとう、じゃあ借りるね」
天秤に手をかざすと、口を開いた。
「……なんだっけ」
聞きなれない難しい言い回しだったため、ぬいは先ほどの騒動ですっかり忘れてしまった。
『魔神アール・マティよ、授かりし力の片鱗をここに』
ぬいの横から手を差し出すと、ノルが唱えた。
「あれ?ノルくんいつの間に話せるようになったの?」
「何回も聞けば、あれくらい覚える」
ここに来てから聞いたのはたったの二回である。ぬいはノルの頭の良さを実感した。
自分がトゥーのようになると考えていないのか、堂々とした態度で挑んでいる。それに呼応するように赤い宝石がひと際強く輝きだす。そして、天秤は右に大きく傾いた。限界までとはいかないが、半分以上である。
『えっ、すっげぇ。この悪そうな兄ちゃんなんなんだ。こんなに傾いたの見たことねえよ』
シモンは興奮して、少しだけ身を乗り出していた。
「これは……上位階級のもの。御業を使う人ではかなり珍しいことです」
手を離すと、天秤は元の位置に戻った。
「……確かに疲れる。割に合わないな」
ノルは少しだけふらつくと、小さくこぼした。
「ええ、だから生活の為に庶民が魔法を使うことは難しいんです」
アンナはボロボロになった手を触る。あの状態はここへ来たからではなく、以前からのものだったらしい。
「さあ、次は君の番だ」
ノルが嫌味な笑みを浮かべながら、後ろに下がる。ぬいはムッとして少し頬が膨らむ。返事をせずに、そっと手をかざした。
『魔神アール・マティよ、授かりし力の片鱗をここに』
ノルの時の反応が良すぎたせいか、今度は赤い宝石の光が弱いように見える。今にも消えてしまいそうで、心なしか点滅している。
――そして天秤は左に傾いた。
急な虚脱感を感じ、ぬいは背中に受けるであろう衝撃を予想し目をつぶった。
しかし、どこも痛くない。目を開けると、不機嫌そうなノルの顔がすぐ近くにあった。
ぬいのことを確認すると、ノルはシモンのすぐ隣に放った。投げるような動作であったが、あまり乱暴には感じない。
「シモン、わたしこっちもだめだったよ」
自嘲するように言うと、シモンは肩を叩く。
「みわざつかえる、気にする……なし」
「ありがとう」
ぬいは苦笑いをしようとして、表情筋すら動かないことに気づいた。それほどまでにすさまじい疲労感である。
「ごめん、ノルくん。まったく動けないや」
「案の定だな」
ノルが鼻で笑う。
「でも話せるし、次に進もうか。契約の魔法ってどうすればいいの?」
アンナは机の上に置いておいた紙を取ると、留めておいたリボンを解いて広げる。
「読める?」
見せてくれた文字はまるで何かの記号のようだ。ぬいはもちろん読めなかった。
「……なるほど」
だが、ノルは問題なく読解できているらしい。目が文字を追っている。
「契約の言葉と、双方の血が必要か……」
「えっ、ノルくんと戦えって言うの?そんなのすぐに負けるって。完敗、降参、棄権するよ」
ぬいは両手を上げようとするが、もちろん動かない。トゥーと同じように指先がぴくりと反応するだけである。
「そんな下劣な真似誰がするか。手を切るだけだ」
「なんだ、そのくらいなら……って、その程度も動かないんだけど。ノルくんやってくれない?」
「正当防衛でもなく、他者を傷つけろと言うのか?ごめんだ、自分でやれ」
どうやら教義に反することだったらしい。顔をしかめられる。
「なら、待つ……教える、つかいかた。魔法」
シモンが目を輝かせながら、ノルの腕をつかんだ。どうやら回復したらしい。
「少し休んだら手くらい動くと思います。シモン、庭でね。気を付けて」
「はーい」
シモンが嬉しそうに引っ張っていく。ノルも嫌がる様子はない、なんだか兄弟のようだと思いながら、ぬいは穏やかな気持ちで見送った。
◇
「あ、おかえり」
しばらくすると二人が戻ってきた。二人ともどこか疲れているが、運動をしたあとのようにすがすがしい様子である。
ノルの片手には分厚い本が抱えられている。もしかしたら、魔法に関する書物だろう。
「ヌイ!兄ちゃん、すごい!」
シモンの屈託のない賞賛にぬいは頬が緩むのを感じる。だが、いつも通り表情に大きな変化はない。
ノルが勝ち誇ったような笑みを向けてくる。
「よかったね」
その年相応らしい表情にぬいは素直にそう思い、口にした。少しだけ口角をあげると、それを見たノルはなぜか不機嫌な表情になった。
「説明は聞いたか?」
「うん、アンナに教わったしもう手も動くから、大丈夫」
ぬいは両手を動かして見せる。
「なら、はじめよう」
ノルはぬいの近くへ嫌そうに寄ると、紙を開く。
『古の盟約に従い、ここに宣言する。一人の人間は決して他者に秘密を洩らさない。この血にかけて』
渡されたナイフで軽く腕を刺した。ノルはぎょっとした様子でぬいのことを見るが、中断することはしなかった。
指でその血をぬぐうと紙面に撫でるように当てる。
『古の盟約に従い、ここに宣言する。一人の人間は旅立ちの援助をする。この血にかけて』
ノルはぬいから返されたナイフを手に取ると、指先を刺してそのままハンコのように押し付ける。
『契約完了。反故にされた場合は両足の骨が砕けるだろう』
どこからともなく低い声が聞こえると、紙は紫炎に包まれ跡形もなくなった。
「よかった、特になんともなく終わったね」
ぬいが息を吐くと、ノルはすぐに跪いてナイフを持っていないほうの手を胸に当てる。
「我らが神たちよ、良き隣人に立ち上がる力をお授けください」
すると、腕の傷から流れ落ちる血が止まったが、傷はまだ触っただけで開いてしまいそうだ。御業の効果を目の当たりにしたのと、ノルが素早くそのような行動を取ったことから、ぬいは驚いていた。
「君はバカか?腕を刺すなんて」
ノルが少し声を荒げる。すぐ傍で言われたせいか、ぬいは体をびくりと震わせる。
「ごめん……なんか、注射感覚で自然と動いていて。何も考えてなかった。軽率だったよ」
素直に謝ると、ノルはフンと言いながら顔を背けた。
「それと、ありがとう。これでわたしのこと信じられるでしょ?」
「契約だからな」
「そういえば、今更だけどノルくんの過去を見たの、わたしだけじゃないよね?他の人はどうしたの?」
「犯罪に加え、重教義違反を犯した自国の信者は矯正される。細かい過去のことなど、もう覚えていないだろう」
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