106 / 139
本編
105:頼れる存在
しおりを挟む
これまで何度も計画を企てては失敗してきた。時だけが経過していき、無駄にノルを待たせてしまっている。日増しにじれているのが見受けられたが、無理に理由を聞くことはしてこない。それがなおさら申し訳なさを積み重ねていく。
いっそ言ってしまおうかと、何度か思うことはあった。だがそれを言ってしまえば、待たせたことが無駄になってしまう。
自室で勉強しながら、そんなことをぐるぐると考えていると、本当に目が回ってきたようである。机の上を片付け、ベッドに横になることにした。寝ていれば治るだろうと。
◇
夢を見た。今となってははるか昔のように感じられる、幼少時のことだ。両親は次第に才能を失っていく綠を放置し、弟を連れて出かけていた。
熱があるにも関わらず、広い部屋で一人きり。世話をしてくれる者もおらず、ただ苦しんでいた。涙で滲む視界には暗い部屋しかうつさず、手を伸ばしても誰も掴んでくれることはない。
「しっかりしろ!ヌイ」
「……え」
手を掴まれると、名を呼ばれる。そこには必死な形相をしたノルが居た。それを認識した瞬間、さらに涙がこぼれ落ちる。
「そっか……わたしは、ぬいだ」
「酷い熱だ」
ノルはぬいの額に手を当てると、顔をしかめる。ここへ来てから体調が悪いと思ったのは、外に出たときのみである。だがあれは精神病の一種であり、体調不良ではない。
「ノルくんの手、つめたくて気持ちいね」
額に当てられた手にそっと自分の手を重ねると、目を細めた。
「少し前から御業を行使しているが……一向によくならない」
深刻そうにノルは言う。
「どれくらい、まえ?」
体のだるさから舌がまわりづらく、たどたどしい。
「一時間だ」
大真面目に言われ、ぬいは少し笑う。
「ふつうは一日くらいだよね。大げさだって」
「……確かに他国出身者が来たての頃は、御業が効きづらいと聞く。だが、ヌイは半年以上経つというのに」
そう言うと、ノルはぬいの手を握り締め聖句を唱えた。
「わたしは人間じゃなかったから」
定着と共に不死性も排除され、風邪をひくようになったのだろう。それならば、喜ばしいことだとぬいは思う。ぼんやりとした目で言ったからか、掴まれた手に力を入れられる。
「ヌイは人間だ。ちゃんとここに居る」
ここが現実だと教えるように、ノルの手は力強い。そのことにぬいは笑みをもらす。
「うん、そうだね。ノルくん、来てくれてありがとう」
ノルが居なければ、また暗く寂しい部屋で一人きりだっただろう。そう考えると、簡単に涙がこぼれおちた。それを見たノルはすぐに拭いてくれる。
「水を飲むか?」
ぬいが頷くと、背中に腕を差しいれられ体を起こされる。支えられた状態でコップを口元にあてられ、ゆっくり飲んだ。
「自分で飲める元気があるのはよかった。少し残念だがな」
コップを置いたノルはぬいの唇をぬぐう。その含みをぬいは理解できず、ただ幸せだと思い顔を和らげる。
「……っく、ヌイ」
なにかに耐えるような表情を浮かべると、額に額を当ててくる。
「早く良くなってくれ。今の状態ではうかつなことはできない」
「明日には良くなるよ……でも」
ぬいはまるで子供のように、ノルの服を掴んだ。
「昔ね。風邪をひいたとき、ずっと一人だったんだ。寂しかった……そ、その」
最近はまだよくなったが、ノルは忙しい。ただのわがままで拘束するのはためらわれた。
「例え嫌がられようと、最初から治るまで傍に居るつもりだ」
服を掴んだ手を外し、ノルは両手で包み込むようにして握り締める。
「神々よ、愛おしき我が伴侶に、立ち上がる力をお授けください……ヌイ、寝た方がいい」
聖句を唱え終えると、ノルは背中に当てた手を緩めて、横たえらせる。
「寝る時まで、居てくれる?」
遠慮がちに、甘えるように言うとノルはぬいの手を掴み、反対の手で頭を撫でる。
「もちろん、ずっとこうしていよう」
「歌もうたってくれる?」
調子に乗って、また幼子なような発言をする。熱に浮かされ、普段要求しないようなことを言ってしまう。
「別に構わないが、本当にそれでいいのか?この部屋は声がもれやすい」
平然と返された。どうやらノルは音楽もたしなんでいるらしい。さすが貴族であると、ぬいは感心した。
「前にさ、わたしがしたように話をしてくれる?」
「ヌイがお気に召すかわからないが……」
ノルは顎に手を当てると、目を閉じて考える。
「僕の父と母のなれそめの話にするか」
「それは……ちゃんとしたときに聞きたいな」
いきなり興味のある話題を出され、ぬいの目は少しだけ見開かれた。その話をされては、続きが気になって眠れなくなってしまうだろう。
「今度……ノルくんの家に行った時にでも、お願いね」
なぜ家へ行かないかは、薄々気づかれている。もしかしたら、ミレナが行かせないと本人に言ったのかもしれない。
「わかった。なら、できるだけ眠くなるものを。以前ヌイを連れて行った、洞窟は覚えているか?あそこはまだ未発見の箇所が多く、中には完全に灯かりのない所もある」
部屋中聞きなれた、ノルの声で満たされる。空虚だった空間が埋められていくのを感じ、安堵からぬいは目を閉じる。
「御業を使い、小さく手元を照らし進んでいくと、そこには満点の星空が広がっていた。そんな場所があるらしい。天井が抜けているのか、苔が星のように輝いているかはわからない」
あやすように頭をなでられると、気持ちよさに口角を上げた。次第に意識が遠くなり、額になにか柔らかいものを感じると、眠りに落ちた。
◇
まぶたに眩しさを感じると、ぬいは目を開く。いつの間にか朝になっていたようで、カーテンの隙間から光が差し込んでいる。
逆を向くと、ぬいの手を掴んだまま、うつぶせになっているノルがいた。上下する背中からは、まだ寝ていることが分かる。
「ノルくん……」
病人のぬいを気遣ってか、寝台に入るようなことはしなかったらしい。掴まれた手はそのままに、反対の手を伸ばす。体のだるさは取り除かれ、気分は爽快。どうやら完治したようである。
「ありがとね」
ノルの背中を撫でると、握られた手の上へ重ねる。
「……あ」
そして気づいた。今が最大のチャンスであると。肌身離さず持っていたものを取り出すと、ノルの指に巻き付け計測する。サイズが分かると、すぐに取り外した。
今この状態でメモをすることはできない。ノルの姿を眺めながら、何度も頭の中で復唱していると、起きたばかりだというのに眠くなってくる。目的を達成したことに、満足感を覚えながらぬいは二度寝した。
いっそ言ってしまおうかと、何度か思うことはあった。だがそれを言ってしまえば、待たせたことが無駄になってしまう。
自室で勉強しながら、そんなことをぐるぐると考えていると、本当に目が回ってきたようである。机の上を片付け、ベッドに横になることにした。寝ていれば治るだろうと。
◇
夢を見た。今となってははるか昔のように感じられる、幼少時のことだ。両親は次第に才能を失っていく綠を放置し、弟を連れて出かけていた。
熱があるにも関わらず、広い部屋で一人きり。世話をしてくれる者もおらず、ただ苦しんでいた。涙で滲む視界には暗い部屋しかうつさず、手を伸ばしても誰も掴んでくれることはない。
「しっかりしろ!ヌイ」
「……え」
手を掴まれると、名を呼ばれる。そこには必死な形相をしたノルが居た。それを認識した瞬間、さらに涙がこぼれ落ちる。
「そっか……わたしは、ぬいだ」
「酷い熱だ」
ノルはぬいの額に手を当てると、顔をしかめる。ここへ来てから体調が悪いと思ったのは、外に出たときのみである。だがあれは精神病の一種であり、体調不良ではない。
「ノルくんの手、つめたくて気持ちいね」
額に当てられた手にそっと自分の手を重ねると、目を細めた。
「少し前から御業を行使しているが……一向によくならない」
深刻そうにノルは言う。
「どれくらい、まえ?」
体のだるさから舌がまわりづらく、たどたどしい。
「一時間だ」
大真面目に言われ、ぬいは少し笑う。
「ふつうは一日くらいだよね。大げさだって」
「……確かに他国出身者が来たての頃は、御業が効きづらいと聞く。だが、ヌイは半年以上経つというのに」
そう言うと、ノルはぬいの手を握り締め聖句を唱えた。
「わたしは人間じゃなかったから」
定着と共に不死性も排除され、風邪をひくようになったのだろう。それならば、喜ばしいことだとぬいは思う。ぼんやりとした目で言ったからか、掴まれた手に力を入れられる。
「ヌイは人間だ。ちゃんとここに居る」
ここが現実だと教えるように、ノルの手は力強い。そのことにぬいは笑みをもらす。
「うん、そうだね。ノルくん、来てくれてありがとう」
ノルが居なければ、また暗く寂しい部屋で一人きりだっただろう。そう考えると、簡単に涙がこぼれおちた。それを見たノルはすぐに拭いてくれる。
「水を飲むか?」
ぬいが頷くと、背中に腕を差しいれられ体を起こされる。支えられた状態でコップを口元にあてられ、ゆっくり飲んだ。
「自分で飲める元気があるのはよかった。少し残念だがな」
コップを置いたノルはぬいの唇をぬぐう。その含みをぬいは理解できず、ただ幸せだと思い顔を和らげる。
「……っく、ヌイ」
なにかに耐えるような表情を浮かべると、額に額を当ててくる。
「早く良くなってくれ。今の状態ではうかつなことはできない」
「明日には良くなるよ……でも」
ぬいはまるで子供のように、ノルの服を掴んだ。
「昔ね。風邪をひいたとき、ずっと一人だったんだ。寂しかった……そ、その」
最近はまだよくなったが、ノルは忙しい。ただのわがままで拘束するのはためらわれた。
「例え嫌がられようと、最初から治るまで傍に居るつもりだ」
服を掴んだ手を外し、ノルは両手で包み込むようにして握り締める。
「神々よ、愛おしき我が伴侶に、立ち上がる力をお授けください……ヌイ、寝た方がいい」
聖句を唱え終えると、ノルは背中に当てた手を緩めて、横たえらせる。
「寝る時まで、居てくれる?」
遠慮がちに、甘えるように言うとノルはぬいの手を掴み、反対の手で頭を撫でる。
「もちろん、ずっとこうしていよう」
「歌もうたってくれる?」
調子に乗って、また幼子なような発言をする。熱に浮かされ、普段要求しないようなことを言ってしまう。
「別に構わないが、本当にそれでいいのか?この部屋は声がもれやすい」
平然と返された。どうやらノルは音楽もたしなんでいるらしい。さすが貴族であると、ぬいは感心した。
「前にさ、わたしがしたように話をしてくれる?」
「ヌイがお気に召すかわからないが……」
ノルは顎に手を当てると、目を閉じて考える。
「僕の父と母のなれそめの話にするか」
「それは……ちゃんとしたときに聞きたいな」
いきなり興味のある話題を出され、ぬいの目は少しだけ見開かれた。その話をされては、続きが気になって眠れなくなってしまうだろう。
「今度……ノルくんの家に行った時にでも、お願いね」
なぜ家へ行かないかは、薄々気づかれている。もしかしたら、ミレナが行かせないと本人に言ったのかもしれない。
「わかった。なら、できるだけ眠くなるものを。以前ヌイを連れて行った、洞窟は覚えているか?あそこはまだ未発見の箇所が多く、中には完全に灯かりのない所もある」
部屋中聞きなれた、ノルの声で満たされる。空虚だった空間が埋められていくのを感じ、安堵からぬいは目を閉じる。
「御業を使い、小さく手元を照らし進んでいくと、そこには満点の星空が広がっていた。そんな場所があるらしい。天井が抜けているのか、苔が星のように輝いているかはわからない」
あやすように頭をなでられると、気持ちよさに口角を上げた。次第に意識が遠くなり、額になにか柔らかいものを感じると、眠りに落ちた。
◇
まぶたに眩しさを感じると、ぬいは目を開く。いつの間にか朝になっていたようで、カーテンの隙間から光が差し込んでいる。
逆を向くと、ぬいの手を掴んだまま、うつぶせになっているノルがいた。上下する背中からは、まだ寝ていることが分かる。
「ノルくん……」
病人のぬいを気遣ってか、寝台に入るようなことはしなかったらしい。掴まれた手はそのままに、反対の手を伸ばす。体のだるさは取り除かれ、気分は爽快。どうやら完治したようである。
「ありがとね」
ノルの背中を撫でると、握られた手の上へ重ねる。
「……あ」
そして気づいた。今が最大のチャンスであると。肌身離さず持っていたものを取り出すと、ノルの指に巻き付け計測する。サイズが分かると、すぐに取り外した。
今この状態でメモをすることはできない。ノルの姿を眺めながら、何度も頭の中で復唱していると、起きたばかりだというのに眠くなってくる。目的を達成したことに、満足感を覚えながらぬいは二度寝した。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】冷徹執事は、つれない侍女を溺愛し続ける。
たまこ
恋愛
公爵の専属執事ハロルドは、美しい容姿に関わらず氷のように冷徹であり、多くの女性に思いを寄せられる。しかし、公爵の娘の侍女ソフィアだけは、ハロルドに見向きもしない。
ある日、ハロルドはソフィアの真っ直ぐすぎる内面に気付き、恋に落ちる。それからハロルドは、毎日ソフィアを口説き続けるが、ソフィアは靡いてくれないまま、五年の月日が経っていた。
※『王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく。』のスピンオフ作品ですが、こちらだけでも楽しめるようになっております。
異世界の花嫁?お断りします。
momo6
恋愛
三十路を過ぎたOL 椿(つばき)は帰宅後、地震に見舞われる。気付いたら異世界にいた。
そこで出逢った王子に求婚を申し込まれましたけど、
知らない人と結婚なんてお断りです。
貞操の危機を感じ、逃げ出した先に居たのは妖精王ですって?
甘ったるい愛を囁いてもダメです。
異世界に来たなら、この世界を楽しむのが先です!!
恋愛よりも衣食住。これが大事です!
お金が無くては生活出来ません!働いて稼いで、美味しい物を食べるんです(๑>◡<๑)
・・・えっ?全部ある?
働かなくてもいい?
ーーー惑わされません!甘い誘惑には罠が付き物です!
*****
目に止めていただき、ありがとうございます(〃ω〃)
未熟な所もありますが 楽しんで頂けたから幸いです。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした
エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ
女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。
過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。
公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。
けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。
これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。
イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん)
※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。
※他サイトにも投稿しています。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
【完結】一番腹黒いのはだあれ?
やまぐちこはる
恋愛
■□■
貧しいコイント子爵家のソンドールは、貴族学院には進学せず、騎士学校に通って若くして正騎士となった有望株である。
三歳でコイント家に養子に来たソンドールの生家はパートルム公爵家。
しかし、関わりを持たずに生きてきたため、自分が公爵家生まれだったことなどすっかり忘れていた。
ある日、実の父がソンドールに会いに来て、自分の出自を改めて知り、勝手なことを言う実父に憤りながらも、生家の騒動に巻き込まれていく。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる