【R18】セーフワード 狂気、増殖。

てっぺーさま

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第二部

復讐の理由 ⑨

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「わあああああ! ダメだってええええ!」
 マリコと呼ばれる女が慌てた様子で何枚ものティッシュを手に取ると、傷を負った鼻に押しつけてきた。鼻先の白いティッシュが、みるみると変色していく。女はティッシュで鼻を押さえたまま、手を伸ばして新しいティッシュを手に取ると、絨毯の上に飛び散った血を拭き取ろうとする。
「うえーん……。やっぱ落ちないよぉ……」
 女が恨めしそうな目で絨毯を擦っている中、田島は飛び散った自分の血を見て怯えていた。すでに、自分の中に残っていた勇気の一切合切は吹き飛ばされていた。
「ヒデ君、絨毯汚れちゃうから何とかして」
「わかったよ」
 藤原は粘着テープを小さく裂くと、傷ついた鼻先に貼りつけてきた。出血はうまく止まったようだが、身体の震えは止まりそうもなかった。
 再び、藤原はバタフライナイフを目の前にちらつかせてきた。
「いいか田島。また暴れやがったら、今度はお前の妹を傷つけるかもしれないぜ。わかったか?」
 田島は何度も大きくうなずいて見せた。妹に血を流させるわけにはいかない。もう観念するしかなかった。
「マリコ。お前、妹を説得しろよ。このままだと、大切な兄貴がどうなっても知らないからなってな」
「うん、わかった」
 藤原の指示を受けて、マリコと呼ばれた女は妹に顔を寄せて甘ったるい声を発した。
「ねえ、由香ちゃん。お兄さんのために少しくらい我慢しなよ。これが終わったら帰してもらえるんだよ。いい? ずっと抵抗してたら、いつまでたっても帰れないんだからね。それにあたしの彼氏、キレたら何するかわからないよ」
 田島は妹の顔を見ずとも、彼女がどんな気持ちでいるのか容易に想像ができた。女に諭されるまでもなく、彼らの望みを受け入れるつもりでいるに違いない。これ以上拒み続ければ、もっとひどい目に遭う可能性も高いし、またいくら抵抗したところで、彼らが決してあきらめないことはわかりきっていた。自分たち兄妹きょうだいがこの地獄から抜け出すためには、彼らの要求を受け入れるしか方法はないのだ。
 やがて、悪行あくぎょうは再開された。藤原と彼の仲間によって、田島は妹のもとへと運ばれていく。抵抗したい衝動に駆られたが、ここは耐えるしかなかった。田島は妹の前に下ろされ、ちょうど互いの生殖器が向かい合う形となる。萎えていた性器がマリコの手によって再び大きくされる。藤原たちに身体を押され、すぐに先端が妹の膣口に当たるのがわかった。反射的に身を引いてしまうが、藤原への恐れから目立った抵抗はできない。挿入を手伝うためか、マリコは性器を握ったままだ。海老反りの体勢のまま再び藤原たちに身体を押され、先端がにゅるっと沈み込んでいくのがわかった。マリコに手をあてがわれたまま、自分の性器が妹の中へと深々と沈み込んでいく。その瞬間、頭の中がまっ白になった。
 妹と一体となったことで、性器を通じて彼女の中で何かが壊れたのを田島は感じ取った。最後の壁が決壊し、兄妹きょうだいの絆が完全に絶たれたことを悟った。妹はピクリとも動かない。神経がオーバーヒートして、思考が完全に停止したのかもしれない。
 田島は極度の羞恥心から吐き気を覚えた。ところが、自分の敏感な部分がそれを受け入れるために作られた生ぬるい器官に包み込まれたことで、下半身が射精を求めて疼いた。激しい嫌悪感を覚え、めまいに襲われる。いっそこのまま死んでしまいたかった。
「ほら田島、じっとしてないで腰動かせよ」
 ここまできては、もう逆らえなかった。田島は涙を流しながら、無理な体勢のまま、腰を動かしはじめた。すぐに腹部に激痛が走り、身がこわばる。腹部のダメージはいまだ回復してないようだ。だが、このままじっとしているわけにはいかない。藤原のさらなる怒りを買いかねないからだ。田島は腹部の痛みに耐えながら、できる範囲で腰を動かしていく。カメラのシャッター音が聞こえた。見ると、藤原の仲間がカメラのレンズを向けていた。顎先が尖ったネズミっぽい顔をした男だ。
 妹の中で優しく包まれた性器は、田島の意に反して肥大していった。自分を恥じたが、どうしようもなかった。理性でどうにかなる器官ではないからだ。大きくなったことが妹に伝わったのではないかと思うと本気で死にたくなった。すると突然、口を塞いでいた粘着テープが剥がされた。思わずぎょっとして目を向けると、藤原の顔が間近に迫っていた。
「おい田島、妹とやってて気持ちいいだろ? な、気持ちいいよな? おい、何とか言えよ」
 田島は唇を震わせながら、妹に届かぬことを願いながらか細い声を漏らす。
「は、はい……。気持ちいいです……」
 藤原は次に、放心状態の妹に声をかけた。
「お前の兄貴だけどよ、気持ちいいってよ。良かったな」
 目を閉じていても、部屋の中に異様な熱気が充満しているのがわかった。妹との禁断の結合は、見る者たちに並々ならぬ興奮をもたらしたようで、ティッシュの箱から中身が何枚も抜き取られる音が田島の耳に届いてくる。見物していた男たちがマスターベーションを始めたのだろう。彼らの荒い鼻息が聞こえてくる。最悪の見世物になっている現実に、尊厳が根こそぎ奪われていくのを田島は感じ取った。
「これじゃ時間かかりそうだな。マリコ、お前、手ぇ使ってイカせてやれよ」
 藤原の言葉に、マリコと呼ばれた女がゆっくり近づいてきた。彼女は間に手を入れてきて、どうやら親指と人差し指だけでペニスの根元を握ってきた。女は慎重な手つきでしごきはじめる。妹の中から男性器が抜けないよう注意しているような手つきだ。田島は手による刺激ですぐにイキそうになったが、射精を少しでも遅らせることがせめてもの抵抗だと思い、股間に力を入れてそれに耐えた。女の指が離れたかと思うと、男性器に冷やっとした感触が走り、思わずからだが反応してしまう。
「あ、今びくんてしたぁ!」
 女が嬉しそうに声を上げる。目を開けると、藤原がローションを垂らしてきたことがわかった。再び小刻みにしごかれる。ローションが加わったことで感度が上がり、とうとう我慢できなくなった。せめて外で射精してやろうと思ったその瞬間、その考えを見抜いたらしい藤原が先手を打つかのように身体を押さえつけてきた。膣外での射精は不可能になった。感づかれる前に外で射精しとけばよかったと後悔した瞬間、妹の体内に大量の精液がほとばしった。ギリギリまで我慢したせいか、放出した快感が股間から頭上へと奔流のごとく突き抜けていき、田島の頭の中はまっ白になっていった。
 なおも断続的に精液が妹の中に放出されるのを感じながら、田島はもう何もかもどうでもいいと感じた。



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