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第一話
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大陸の中央に位置する所に帝都がある
十ある国を全て統治しているのが帝王だ
帝都は城砦で囲まれている
その外側にも町や村が作られて国のようだ
帝都の城砦の中で生活出来るのは限られている
選ばれし者とも言えた
その帝都の大通りには数多くの店が軒を連ねている
その中でも指折りの大店である「犀形屋」があった
長屋五軒分の広さを持つ
扱う品は様々だが、どの品も高級品だった
月詠(ツクヨミ)は言葉に甘えてこの店の奥にある離れに逗留させてもらっていた
楚国の犀形屋では占い師をしていたが、ここでは何もしなくていいと言われて退屈している
見事な庭があり、草花を写生したり、庭を眺めてお茶を飲んで過ごしていた
犀形屋の店主は全国の店を切り盛りしているので超多忙だ
それでも食事は必ず合わせてくれた
満月の夜だった
夕食を終えた月詠は離れに繋がる回廊を歩いていた
パラパラ
雨が落ちてきた
見上げると月が出ているのに
「どうした」
「冷(ラン)」
いつの間にか横に立っていた長身の男を見上げた
月詠の目が丸くなった
「見て」
指さす方を冷は見上げた
「虹ですよ」
「ほう、珍しいな」
「月夜の雨は幸運を運んで来てくれるんですって。良い事が起きますように」
月詠は両手を合わせてそう呪いをした
雨はまだ降っている
虹を見上げて月詠は微笑っていた
「私が産まれた時も月雨が降っていたそうです。両親は喜んだとか。不思議な事に私が命を落とした日も月雨が降っていたんですよ」
サラリと言う
「どうして光界に行く事になったんだ?」
冷は躊躇いを声調に滲ませて聞いた
月詠は月を見上げたまま話し出した
「あの日も月雨が降っていたんです。道場の帰り道、村人達が川の土手に集まっていました。幸運の月雨に当たろうと」
悲しげな目が揺れた
「皆が押し合って何人かが土手から落ちたんです。お爺さんが川に落ちてしまって、なのに誰も助けに行こうとしない。お爺さんは溺れてしまいました」
「それで助けに川に飛び込んだのか」
「ええ」
月詠は悲しげに頷いた
「溺れたお爺さんを岸に上げると、蹴られたんです」
「蹴ったのか? その爺いが?」
「はい」
「なんて事を」
「はい。道着が水を吸って重いのに、蹴られた事で川に沈みました。息ができなくて今でも夢に見る事がありますよ」
月詠はふっと微笑った
「気がついたら光界にいました。その時に親身になって世話をしてくれたのが立廈(リシャ)でした」
「そうだったのか。巫国の旅館で会った時は押しかけ友人だと言っていたがな」
「ええ。友人です」
ふふ、と月詠は笑った
「立廈は陽気でそつがなくて誰とでも友人になれるんですよ」
「なんだ、羨ましいのか」
「ええ。彼のようになりたい気持ちはあります。ですが、わたしは知らず敵を作っているようで」
まるで自嘲しているかのようだ
「わからんな」
「冷?」
「人格もいい、正義感も強く、人に慣れない性格だが、別嬪だ。どうして嫌うのだろうな」
最後は呟きのようだった
あの日、立廈が言っていた
次期の光王候補だと
嫉妬を買ってしまう事があると
「なあに。光界びとがいらないのなら俺が貰う」
「なんですかっ それは」
「二人で月雨に当たったってことは、世帯を持てという啓示だろう」
「違いますっ」
月詠の頬が赤くなった
「いやよいやよも好きのうちって言うだろう」
言いながらこの場を離れそうな月詠を引き止めた
手首を掴んで引く
腰を抱いて顔を覗き込んだ
「月咏(ユエユー)を愛すると誓約する。いかなる時も護ろうと誓約しよう」
囁いて顔を近づける
白い額に口付けた
騒ぐかと思いきや月詠は素直だった
逆に冷が訝しむことになる
「どうした」
「何が?」
「嫌がらない。何故だ?」
「理由は...離してくれたら話します」
冷は甘い拘束を解いた
自由を取り戻した月詠は嬉しそうな顔だ
「何だ?」
「だって聖獣王の誓いですもの。優越感に浸っても罰は当たらないでしょう」
「罰じゃない」
冷は腕を組むと苛だたしげだ
聖獣王と言われて
一人の男として見てくれていないのだ
それが腹立たしい
楽しそうに笑いながら月詠は離れに駆け込んでいた
その後ろ姿を見送りながら、いっそ既成事実を作ろうか...
そんな物騒な事を考えていた
月雨が降ってから数日後だった
犀形屋の離れに来客があった
「ちょっと、所じゃなくて大分ますいことになった」
「何でしょう」
「腐谷での出来事だよ。今、光界は大騒ぎだ」
「はぁ」
「何を呑気に。このままだと追放どころか浄土行きだ」
「それは大丈夫ですよ」
「何を言って...」
月詠が笑った
「だって術力は私の方が上ですからね」
「それは知っているさ。だけど、数でやられたら」
「大丈夫です」
自信に満ちた声だった
立廈は息を吐いた
「君は変わらないな。頑固で融通が利かない。それで、査問会は出るのかい?」
「当事者として出席しますよ」
「何か怖いな。非難の攻撃避けに彼氏にも来てもらおうか」
「誰が彼氏ですかっ」
「そこはツボなんだな。口止めされてないから話すけど、腐谷を浄化して気絶した君を運んだのは彼氏なんだ」
「はい。感謝しています」
立廈は首を振った
「違う違う、人間の姿じゃなくて聖獣の姿だったんだ」
「え?」
「緊急だったから姿を変えたんだろう。君を背に乗せてひとっ飛びで街に戻ったんだ。旅館の新台に寝かせても心配そうにウロウロしていたよ」
「そんな」
そんな事は話してくれなかった
気絶していた時に感じた温かさは冷の温もりだったなんて
「知らなかった」
「彼氏が言わないから、出番亀したけど、聖獣の姿なら光界に入れるんじゃないかな」
「そんな危険な事はさせられないよ」
「そう?」
外出着に着替えて身なりを整えた月読は、店の帳場にいた冷に声を掛けた
「ちょっと出掛けて来ます」
「ああ、気をつけてな」
「ちょっと査問会に行って来ます、だろう」
「いいから、行きましょう」
回廊で立つと、二人の姿が消えた
目の前に忘れかけていた光景が広がっていた
美しい木々、所々に配置れた長椅子
陽光は眩しく照らす
林の小道を出ると宿舎が整然と建てられてある
光界びとは食事も睡眠も必要ない
しかし、私事を守るために一人に一部屋与えられているのだ
光界びとにも階級があり、史書や詩文の研究に精を出す者は文組という
自然に溶け込み己を律することに長けた者は瞑組という
光術の研究をする者は術組という
そして殆どが、ただの光界びとである
立廈は文組になり、月詠は術組だった
宿舎街を抜けて大通りに出ると、文献庫がある
武術を鍛錬する武道場
術を研究し、武器や防具を作る鍛錬場
その先、一番奥に聳え立つのが、光堂だ
白く輝く光堂は四階層から成っており、四階に光王が住む
月詠は立廈と並んで歩き、光堂に向かった
これから吊し上げをくらうというのに、涼しい顔をしている月読の事が不思議だった
十ある国を全て統治しているのが帝王だ
帝都は城砦で囲まれている
その外側にも町や村が作られて国のようだ
帝都の城砦の中で生活出来るのは限られている
選ばれし者とも言えた
その帝都の大通りには数多くの店が軒を連ねている
その中でも指折りの大店である「犀形屋」があった
長屋五軒分の広さを持つ
扱う品は様々だが、どの品も高級品だった
月詠(ツクヨミ)は言葉に甘えてこの店の奥にある離れに逗留させてもらっていた
楚国の犀形屋では占い師をしていたが、ここでは何もしなくていいと言われて退屈している
見事な庭があり、草花を写生したり、庭を眺めてお茶を飲んで過ごしていた
犀形屋の店主は全国の店を切り盛りしているので超多忙だ
それでも食事は必ず合わせてくれた
満月の夜だった
夕食を終えた月詠は離れに繋がる回廊を歩いていた
パラパラ
雨が落ちてきた
見上げると月が出ているのに
「どうした」
「冷(ラン)」
いつの間にか横に立っていた長身の男を見上げた
月詠の目が丸くなった
「見て」
指さす方を冷は見上げた
「虹ですよ」
「ほう、珍しいな」
「月夜の雨は幸運を運んで来てくれるんですって。良い事が起きますように」
月詠は両手を合わせてそう呪いをした
雨はまだ降っている
虹を見上げて月詠は微笑っていた
「私が産まれた時も月雨が降っていたそうです。両親は喜んだとか。不思議な事に私が命を落とした日も月雨が降っていたんですよ」
サラリと言う
「どうして光界に行く事になったんだ?」
冷は躊躇いを声調に滲ませて聞いた
月詠は月を見上げたまま話し出した
「あの日も月雨が降っていたんです。道場の帰り道、村人達が川の土手に集まっていました。幸運の月雨に当たろうと」
悲しげな目が揺れた
「皆が押し合って何人かが土手から落ちたんです。お爺さんが川に落ちてしまって、なのに誰も助けに行こうとしない。お爺さんは溺れてしまいました」
「それで助けに川に飛び込んだのか」
「ええ」
月詠は悲しげに頷いた
「溺れたお爺さんを岸に上げると、蹴られたんです」
「蹴ったのか? その爺いが?」
「はい」
「なんて事を」
「はい。道着が水を吸って重いのに、蹴られた事で川に沈みました。息ができなくて今でも夢に見る事がありますよ」
月詠はふっと微笑った
「気がついたら光界にいました。その時に親身になって世話をしてくれたのが立廈(リシャ)でした」
「そうだったのか。巫国の旅館で会った時は押しかけ友人だと言っていたがな」
「ええ。友人です」
ふふ、と月詠は笑った
「立廈は陽気でそつがなくて誰とでも友人になれるんですよ」
「なんだ、羨ましいのか」
「ええ。彼のようになりたい気持ちはあります。ですが、わたしは知らず敵を作っているようで」
まるで自嘲しているかのようだ
「わからんな」
「冷?」
「人格もいい、正義感も強く、人に慣れない性格だが、別嬪だ。どうして嫌うのだろうな」
最後は呟きのようだった
あの日、立廈が言っていた
次期の光王候補だと
嫉妬を買ってしまう事があると
「なあに。光界びとがいらないのなら俺が貰う」
「なんですかっ それは」
「二人で月雨に当たったってことは、世帯を持てという啓示だろう」
「違いますっ」
月詠の頬が赤くなった
「いやよいやよも好きのうちって言うだろう」
言いながらこの場を離れそうな月詠を引き止めた
手首を掴んで引く
腰を抱いて顔を覗き込んだ
「月咏(ユエユー)を愛すると誓約する。いかなる時も護ろうと誓約しよう」
囁いて顔を近づける
白い額に口付けた
騒ぐかと思いきや月詠は素直だった
逆に冷が訝しむことになる
「どうした」
「何が?」
「嫌がらない。何故だ?」
「理由は...離してくれたら話します」
冷は甘い拘束を解いた
自由を取り戻した月詠は嬉しそうな顔だ
「何だ?」
「だって聖獣王の誓いですもの。優越感に浸っても罰は当たらないでしょう」
「罰じゃない」
冷は腕を組むと苛だたしげだ
聖獣王と言われて
一人の男として見てくれていないのだ
それが腹立たしい
楽しそうに笑いながら月詠は離れに駆け込んでいた
その後ろ姿を見送りながら、いっそ既成事実を作ろうか...
そんな物騒な事を考えていた
月雨が降ってから数日後だった
犀形屋の離れに来客があった
「ちょっと、所じゃなくて大分ますいことになった」
「何でしょう」
「腐谷での出来事だよ。今、光界は大騒ぎだ」
「はぁ」
「何を呑気に。このままだと追放どころか浄土行きだ」
「それは大丈夫ですよ」
「何を言って...」
月詠が笑った
「だって術力は私の方が上ですからね」
「それは知っているさ。だけど、数でやられたら」
「大丈夫です」
自信に満ちた声だった
立廈は息を吐いた
「君は変わらないな。頑固で融通が利かない。それで、査問会は出るのかい?」
「当事者として出席しますよ」
「何か怖いな。非難の攻撃避けに彼氏にも来てもらおうか」
「誰が彼氏ですかっ」
「そこはツボなんだな。口止めされてないから話すけど、腐谷を浄化して気絶した君を運んだのは彼氏なんだ」
「はい。感謝しています」
立廈は首を振った
「違う違う、人間の姿じゃなくて聖獣の姿だったんだ」
「え?」
「緊急だったから姿を変えたんだろう。君を背に乗せてひとっ飛びで街に戻ったんだ。旅館の新台に寝かせても心配そうにウロウロしていたよ」
「そんな」
そんな事は話してくれなかった
気絶していた時に感じた温かさは冷の温もりだったなんて
「知らなかった」
「彼氏が言わないから、出番亀したけど、聖獣の姿なら光界に入れるんじゃないかな」
「そんな危険な事はさせられないよ」
「そう?」
外出着に着替えて身なりを整えた月読は、店の帳場にいた冷に声を掛けた
「ちょっと出掛けて来ます」
「ああ、気をつけてな」
「ちょっと査問会に行って来ます、だろう」
「いいから、行きましょう」
回廊で立つと、二人の姿が消えた
目の前に忘れかけていた光景が広がっていた
美しい木々、所々に配置れた長椅子
陽光は眩しく照らす
林の小道を出ると宿舎が整然と建てられてある
光界びとは食事も睡眠も必要ない
しかし、私事を守るために一人に一部屋与えられているのだ
光界びとにも階級があり、史書や詩文の研究に精を出す者は文組という
自然に溶け込み己を律することに長けた者は瞑組という
光術の研究をする者は術組という
そして殆どが、ただの光界びとである
立廈は文組になり、月詠は術組だった
宿舎街を抜けて大通りに出ると、文献庫がある
武術を鍛錬する武道場
術を研究し、武器や防具を作る鍛錬場
その先、一番奥に聳え立つのが、光堂だ
白く輝く光堂は四階層から成っており、四階に光王が住む
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