Pleasure,Treasure

雛瀬智美

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Blue glass

番外1「ずっと前からただあなただけを見ていた」

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 ずっと前からただあなただけを見ていた





 どくん。どくん。

 彼を思うたび胸が高鳴る。どうしてこんなに好きなのと

 自分に問いかけながら、抗えば、軋む胸が痛みをかき鳴らす。

 初めて会った時、瞳で落ちた。

 最初はあこがれ、そして仄かな想いを育てていった。

 心に棲みついて、私のことを捕えてしまった彼のことを少しだけ憎む。

 あの人の側にいる彼女が、眩しくて、寸分の狂いもない時計のような

 二人がうらやましくて、憧憬を抱いていた。

 

 ……いつか、振り向いてもらえるの?

 振り切ることはできないまま、見つめるだけ。

 大好き。ただ心でつぶやきながら。
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