極上の罠はどこまでも甘く~悪戯な堕天使に翻弄されて~

雛瀬智美

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1、イタズラな再会。

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叔父の家が開くパーテイーは
成長してから初めて参加した。
子供の頃に一度参加した時、従兄弟と、くっつけようと大人達が話しているのを聞いたことがある。
病院長をし財閥の理事をしている為、
従兄弟は御曹司。
私は銀行の頭取の娘であり叔父の家とは別の財閥の令嬢。
成長して以降、従兄とはそこまで接点がなく、従姉の家でたまに会うくらい。
それも希(まれ)だった。見かける度、凜々しく美しくなる従兄。
憧れのような気持ちがなかったといえば嘘になる。
だけれど、遠い兄のような存在。
彼の姉である従姉の方が接しやすかった。
従姉の旦那さんも兄のように、優しくしてくれた。
そんなある日、従姉を通じて叔父の家で久々に開催されるパーテイーに誘われる。
従兄も参加するし彼の同性の友人も呼んだという。
変なメンバーだなと内心思いつつ興味を引かれ、出会ったのは蒼宙くんだった。
端麗な容貌に長身を持つ従兄と並べば、身長は低いが153センチしかない私からすれば、彼も背が高く思えた。私より20センチほど高い。
その人は従兄と同じ男性だがどこか性別を感じさせない雰囲気が
逆に妖しさを醸し出しているように思えた。中性的というのだろうか。
「愛璃さん? 初めまして。僕は篠塚蒼宙(しのづかあおい)と言います。青とは旧知の仲なんだ。よろしくね」
 小首をかしげる姿が蠱惑的に映った。
彼の瞳は私ではない何かを追いかけている。
その姿に囚われた。悪魔的な美貌の従兄のそばにいても、彼は美しかった。
「蒼宙さん、初めまして。神崎愛璃(かんざきあいり)です。翠さんと青の従妹です」
 従兄を指し示しす。差し出された手を掴む。繊細な指だった。
従兄や私はピアノを弾くが、彼も楽器を弾く人だと勘で分かった。
握手をした手は、意外に硬かった。
「ピアノを弾くんですか。
「いや、僕はヴァイオリンだよ。高校を卒業するまで習ってたんだ」
「私はピアノを弾くんですよ。大学で音楽は専攻していませんが今でも続けてます」
「愛璃のピアノは繊細だと思う。今日もうちに来て弾いたよな?」
「翠ちゃんが聞きたいって言ってくれたの」
 従姉は、旦那さんと一緒にお酒を飲んでいる。
綺麗な彼女に少し似ていると、身内に言われるのはとても嬉しかった。
「翠お姉さんと仲がいいんだね」
「はい」
 蒼宙さんは、従姉をそう呼んだ。どうやらここの家族とも懇意にしているらしい。従兄は、
 つかず離れず彼を見守っていた。
「……そろそろお開きの時間みたいだな」
 独特の低音を響かせる従兄。奇妙な集まりの閉会の挨拶は叔父がした。
叔父は歳を感じさせないダンディーな人だ。
  迎えに来た車に乗り私は、藤城邸を後にした。

3ヶ月が過ぎ2月になっていた。
時折、脳裏にちらつく彼の姿を追い払い大学生活を送っていた私は想いも寄らぬ再会を果たす。
「……あ、蒼宙さん?」
 大学を出て歩いていると、向こうから歩いてくる人影に気づいた。
目深に被った帽子、白いコートにインディゴブルーのジーンズ。
 目が合うと彼はきょとんとした後微笑んだ。あの時よりもはっきりと姿が分かる。
(アイドルみたいな人だ……天使みたいな甘い容貌)
「愛璃さん、久しぶりだね。大学の帰り?」
「はい。今日は夕方まで大学にいて今帰るところです」
 おかしい。鼓動が、うるさい。
彼の目をまっすぐ見て後ろに一歩下がった。
「お迎えじゃなく、一人で帰るの?」
「高校までは、送迎をしてもらっていましたが、大学は一人です。
サークルとか入ったりすると思ったし、何より一人で行動したかったから」
 何故ここまで説明しているのだろう。会うのが二度目のこの人に。
「もしよかったら、お茶でも飲む? 大学の近くにはいいカフェいっぱいあるよね」
 意外な提案に、驚いていた。
「そこまで徒歩はどうかな。車もあるけどさすがにね」
「……あ、じゃあ徒歩で」
「決まりだね」
 彼は久々に会った友人の従妹に、気軽に話しかけてきた。
 私のことを覚えてくれていた上に、少しは興味があるということだろうか。
 あの時のような遠い眼差しは消えていたが、瞳はどこか憂いを帯びていた。
(それが、余計魅力的に見えてしまう。異性に免疫がなくてもこの人が、恐ろしいほど色っぽいのはわかる)
 もし誘いを断れば、二度と機会はないとも感じていた。
警戒をさせない柔らかな雰囲気は、あざとささえ感じられる。
男っぽい雰囲気はあまり分からないが、確かに異性だ。
 手は繋がず蒼宙さんの隣を歩いた。
 徒歩五分ほどの距離にカフェはあった。
大学に近いし知り合いに遭遇するかとか、そういうのを考える人もいるだろう。
私は見られても気にならないしどうでもよかった。
 窓際の席に座る。正面はさすがに変だと思ってお互い隣同士に座った。
「蒼宙さんと会うなんて思いませんでした。何か不思議」
「今日は大学院もないしバイトも休み。貴重なオフなんだ。それで街をブラついてたらあなたに会えた」
 あなたと言われて、一瞬ドキリとする。
「蒼宙さんって、男女問わずモテそう」
「どうかな? 長い間、付き合っている人いたし気にしたことなかったよ」
 テーブルの上のメニューを渡してくれる時、ふいに指先が触れた。
(え……、何、今の)
 思わず引っ込めたけど電流のようなものが流れた。
顔を見合わせたから、向こうも同じだったようだ。
「参ったな……まさかね」
「まさか?」
「会うの二回目で警戒されちゃいそうだな」
 蒼宙さんの声は、低くない。高めの甘い声だった。
低音の異性より、惹かれてしまう。
「愛璃さん、あなたは僕の運命なんだよ」
「う、運命っ?」
 声がひっくり返った。蒼宙さんは真剣そのものだった。
「手を触れ合って、電気が流れる感覚ってそれしかないでしょ。
キスすると痺れたりそういうのは、知ってるけどさ」
 キスで痺れる? 
 キスもしたことがない私には想像ができなかった。
「もう一回、ちゃんと手を重ねてみる?」
 横にいる彼を見られない。
甘く香る声に、誘われるままにそっと手を重ねた。
 先ほどよりはっきりと電流を感じた。
手を引っ込められない。
「……っ、」
「やっぱり運命なんだ。そっか」
赤くなった顔を隠すようにメニューを見つめる。決まったら蒼宙さんに渡した。
「ホットカフェオレと、レアチーズケーキを」
「了解。店員さんを呼ぶね」
「ホットカフェオレ、レアチーズケーキ、チョコレートパフェをお願いします」
 甘党は蒼宙さんらしいと思えた。女性の店員が去った後私は再び口を開く。
「私って、従兄に似てます?」
「まったく似てないよ。どちらかというと彼のお姉さんに似てるかなって思った。
 彫りが深くてきりっとした美人」
「よく言われるけど、彼女に似ているのは嬉しいです。彼女ほど美人じゃないですけど」
「……君はあどけなくて可憐な咲き初めし花だね」
 何だか甘い表現に、戸惑ってしまう。
「言い慣れてる感じがするわ」
「とんでもない。女性には免疫がなくて慣れてないよ」
女性の友達はいそうだと思った。
「こういうの軽く言えないよね。本気に聞こえない」
「……嘘をついていないのは、よく分かりました」
店員さんがやってきて、彼は私の方を指し示す。
チーズケーキとカフェオレという変な組み合わせだがブラックコーヒーは飲めないから仕方がない。
コーヒー自体は好きだが甘いやつだけだ。
蒼宙さんをちらりと窺えば、チョコレートパフェを前に瞳を輝かせていた。
「いただきまーす!」
 弾んだ声につられて、小さくいただきますとつぶやいた。
「おいしー。チョコレートのビスケットも載ってるし豪華仕様。食べ応えがあるなあ」
 無邪気な蒼宙さんの声に笑みが浮かんでいた。
 ひとしきり食べ終えると、私は彼に話しかけていた。
「蒼宙さん、23歳なんですよね?」
「うん。4月から大学院二年生になるね」
「勉強、好きなんですね」
「僕は博士課程を取りたいから二年の後で更に三年、勉強する。やっぱり変人なんだよな」
「変人じゃないと思いますよ」
「……確かめてみる? 僕がおかしいかどうか」
 私は横に身体を向けた。
 強い視線に絡め取られて動けなくなる。
「一緒に食べたケーキとカフェオレ、美味しかったです」
「よかった」
 空になったグラスと皿に手を合わせる。
テーブルに置かれた明細は、さりげなく奪われていた。
「今日は付き合ってくれてありがとう」
 彼はそう言い、席を立つ。私は後ろを歩いた。
 店を出ると、頭を下げる。
「ごちそうさまでした」
「いいんだ。誰かに奢(おご)ってみたかったしさ」
 くすくす、と笑う。
「電車で帰るのかな? 駅まで送るよ」
「じゃあ一緒に」
 そうして、駅までたわいもない話をして歩いた。
 別れ際、何故か寂しいと感じていた。

 一週間後、私は翠ちゃんに会いに行った。玄関で出迎えたのは中学生の男の子だった。
とんでもなくかわいいけどマセガキだと知っている。翠ちゃんと陽兄さんの子供だから間違いない。
「愛璃姉ちゃん、いらっしゃい。さっきから俺の顔をじろじろ見てるけど、何かついてる?」   
10センチ程高い位置から言われた。
まだこれから伸びるんだろうな。結構なイケメンになりそう。翠ちゃんと陽さんの子供だし。
「砌は、今日もかわいいね」
「……っ! またそうやってからかうんだから」
「本当のことだもん。ちっちゃい頃からずっと変わんないよ」 
「もう中一だから! 母さん、もうすぐ帰ってくるからリビングで待ってなよ」
「はーい」 
顔どころか全身を沸騰させて、彼はリビングへと歩く。
リビングのソファーに座っていると、お茶を出してくれた。多くて月に一度、訪れる家はとても馴染み深く居心地がいい。 
「ねぇ、好きな子できた?」
「いない。親友はできたよ。関西弁で面白いやつなんだ」
「関西弁、聞いてみたいな」
「うちに遊びに来た時にタイミングがよかったら会えるかもね」  
ティーカップを傾ける。
クッキーは市販のものだが、とても美味しい。
「 母さんに話して解決すればいいけどね」
「話を聞いてほしいの。砌にはまだ早いけどいつか聞いてね」  
にこにこ笑えば、ふうんと返ってきた。
「そういえば最近、あの人に会った? 私もハロウィンパーティー以来会ってないんだけどね」
「お盆に会ったっきり。昔の写真を見てたら、母さんにいきり立ってて意外なもの見れたよ」   
この少年は、思ったことをそのまま言う時がある。 
「青い目で髪の色か地毛であれだろ。外国の王子みたいだった」 
「あははは! わたしもちっちゃい頃に一度見たことがあるかな。カラコン入れたのね」
「目立つのを気にしてるみたい。カラコンつけても顔は一緒だから意味がないよ」 
そんな話をしていたら待ち人が帰宅した。
「愛璃ちゃん、いらっしゃい。来るなら連絡してくれればいいのに」  
「急にごめんなさい。話を聞いてほしくて」  
砌は、さりげなくソファーから離れリビングから出ていった。
「ちゃんと空気読んだのね。えらい」 
「扱いに気をつけないとグレちゃうかも」 
からかったことは棚に上げた。
「砌は、彼を知ってるのかな。青の親友の……」
「砌が、ちっちゃい頃に遊びに来てくれたことがあって顔は合わせてる。でも覚えてないでしょうね。ハロウィンパーティーは夜遅くなるから不参加だったし」
クッキーを一枚かじる。
「あまじょっぱくて美味しい」  
「スーパーで買ったやつよ。愛璃ちゃんが来ると知ってたら手作りしたのに」
「そんなのいいの。翠ちゃんの作るお菓子、美味しいから好きだけど申し訳ないから」
「歳の離れた妹みたいなものだからかわいいの」
翠ちゃんは綺麗に笑った。
36歳とは思えない。彼女はおばさんでなくお姉さんだ。
「もしかして、蒼宙くんのことが気になるの?」
言うのを躊躇っていたらずばり当てられた。
「……えーとこの間、大学の帰りに偶然会って」
「元気そうだった?」
「ハロウィンの時も翠お姉さんって呼んでたし親しいのよね。うん。元気だった」 
影はあるけどそれ以上に光がある。
「10代の頃は、こことか実家に来たことがあったから。青と一緒にね」 
またその名前が出てきた。
「偶然に再会か。ハロウィンがもたらした奇跡かもね」
「翠ちゃん?」
「歳もそこまで離れてないし、三人で楽しく過ごしてもらえたらなって思った。愛璃ちゃんがいたら、緩衝材にもなるという狙いが」   
翠ちゃんと砌は言いすぎるところが似ている。
「いいの。緩衝材でも何でも。だって、覚えててくれて嬉しかったんだもの」 
「私、ぶっちゃけもう一人の弟だと思ってるから蒼宙くんにも幸せににって欲しいと思ってるの。それくらい大好き。だからここで愛璃ちゃんに話してもらえて感激してるわ」
そこまで大事な存在なのか。
驚いてしまった。   
「蒼宙さんが私と翠ちゃんは似てるって言ってくれて、嬉しかった。でも私は本当は……」
「血の繋がりだけがすべてじゃないわ。
あなたは紛れもなく神崎家の長女ですもの」
「……そうよね。でも」
「まずは蒼宙くんが、幸せを見つけてくれたら……私はそう考えてる。
無理矢理くっつけようとかそういうのはないわよ。もちろん」   
自分の弟より先にってことか。
よく分からないけど。
「……手を繋いでびりびりって痺れたら運命なのかしら」
ふいにもらした言葉に翠ちゃんはとっても嬉しそうな顔で微笑んだ。  
「どういった状況で手を繋いだの? 詳しく聞かせて」
少しだけ面白かっているようだったけど、
この人は絶対味方になってくれる。
そう信じられると思い経緯を打ち明けた。
「やっぱり天性の小悪魔ね。
ハロウィンの時に会った時も可愛くて綺麗でどうしようもなかったけど……更に磨きがかかってるみたいだし」
「悪魔っぽい気もするの。なんか刺激が強いような」
「悪魔の誘惑に屈するのは嫌?」
「……それってどういう意味」
「蒼宙くんなら大歓迎で招待するわ。昔から知ってるし。
愛璃ちゃんが連れてきてくれてもいいのよ。あ、関係がないから弟には内緒で」
翠ちゃんはきっぱり告げた。
「また会えるかも分からないわ」 
「これは推測だけど、愛璃ちゃんに会いたかったら、蒼宙くんの方から動くわよ。グイグイ来るはず」
翠ちゃんは楽しそうに告げた。 
半信半疑に受け止め、従姉妹の住む葛井家を後にする。
思わせぶりなふるまいをしといて、ただからかっただけかもしれないと思いかけていた私だったけど、まさか現実になるとは思わなかった。

再び会えたのは、三日後。バレンタインを数日後に控えた金曜日だった。  
彼は何気ない態度で声をかけてきた。
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