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黒に注意
しおりを挟む今日の朝の星座占いは12位。朝から嫌な気分。けど悪いことは信じない私だから別にいいよ。
「今日は黒いモノに注意してください。」
テレビからの声なんか気にしないから。
今日のファッションは白のワンピースに白の帽子。白のバッグと白の靴。黒を気にしてるわけじゃないけどね。
「おはよ、ユミ。」
「おはよ、アカネ。」
大学の友達のアカネ。私が1人の時に声をかけてくれて、今となっては大がつくほどの親友だ。
「今日のユミの服めっちゃかわいいね。白で統一されてるし、すごい綺麗。」
「へへっ…,,,ありがと…,,,」
褒められると嬉しいのはみんなそう。
「そういうアカネだってめっちゃかわいいよ。」
褒められたら褒め返す。これは女子の世界なら暗黙のルール。心の内ではいつもと変わんないって思ってるけど…
今日は居酒屋でバイト。店長に可愛いからって言われてホールをやらされちゃった。
「お姉さん。めっちゃ可愛いっすねっ!よかったらLINE教えてよ!」
正直きもい。こういう奴がいるから居酒屋は嫌なの。
「LINEがだめならインスタでもいいよ」
でもいいよって何様のつもりなんだろう。こういう奴は死ねばいいのにって思ったりもしてる
ま、冗談だけどね笑笑
「先あがります!お疲れ様でした!」
もう地獄みたいな表とおさらばして裏に行くと店長がいた。
「お疲れ様ね。この後飲みに行くんだけど、アカネちゃんもどう?」
別に店長は嫌いじゃない。けど酔った店長は大っ嫌い。だる絡みしてくるし、セクハラまがいのこともしてくる。
「今日は予定があるんでごめんなさい。」
我ながら優しく返事できた気がする。内心は誰が行くかって感じだけど…
今日は疲れた気がする。これだけ頑張ったんだもん。仕方ないね。今日の占いも12位だなんて大ハズレ。ざまぁみろ。
聞こえる電車が来るというアナウンス。あれに乗って帰るだけ…
なのに気づいたら目の前には止まりきれない電車。全身が強い衝撃に襲われた。
なんでよ…。
霞む視界で最期に見た光景は黒く染まった私の心だった。
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