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辞任
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王国に激震が走るニュースが報じられた。
トランボニア王国魔法界の常に最先端を歩いていたアリスティア・レーベルガルツが主席魔法士を辞任するとのことだった。
魔法は森羅万象に干渉できる未だ謎が多い最先端技術で、魔法に使える魔力はほとんどの人間が持っているものだが、それを魔法に変換して扱えるものは一般人口と比べるとまだまだ少ない。
このトランボニア王国でもここ200年の間に流行り出したもので、その魔法を生活に根付かせたのはなにを隠そうアリスティアであった。
アリスティアは若い頃から才能を開花させ、魔法を軍事利用、生活での利用などさまざまな面で魔法を普及させていった。魔法の力を込めた魔石で作った道具、魔道具はトランボニア王国の一大産業になったほどだ。
魔道具に関して偉人を名乗りだすならアリスティア・レーベルガルツはまず名乗り出る人物だろう。
だが、このトランボニア王国では海外でも通じる偉人の威光は関係なかった。トランボニア王国は閉鎖的な内政をしており、魔法士を王宮で一括管理をして魔法士が生み出す利益すらすべてを国税として利益も栄誉も搾取し続けた。
アリスティアが生み出した魔法技術や魔道具のおかげで、利益が入ってきており国庫も潤いはじめた。山間にあるトランボニア王国では周辺が魔力を持つ獣、魔獣により被害が多発しており国内問題にまで陥ったが、経済も潤い出したおかげで傭兵ギルドを立ち上げて傭兵を雇うことや、魔法士を育てる機関も生まれたほどだ。
いわば金を生む卵であるアリスティアを放っておくはずはなく、王国は彼女が国外にでないようにあの手この手を尽くして国にとどまらせた。こんな冷遇を受けていても、アリスティアは大国に使えるメリットよりトランボニア王国に使えるメリットを取った。
そんな背景など知らない民心はアリスティアの辞任を嘆いた。これから我が国はどうなるのだろうか。彼女が作ったシステムや道具の恩恵はあるのだろうか。
アリスティアの魔道具はトランボニア王国全域に行きわたっており、その動力源は魔石によるもの。魔石は魔獣を倒すか、魔力の多い鉱山から宝石を掘り起こすか、魔法士が魔法を込めてつくるかしかない。
前者ふたつはトランボニア王国の現状、大量給付は難しい。トランボニア王国には鉱山はいくつか所有しているが鉄や黄金がほとんどで宝石は少量しか採掘されない。
魔獣がもつ魔石を魔道具に使うのは危険な魔獣を退治しなければいけないが、ドロップ率も低いため魔道具に使うためだとはいえ危険すぎる。
では最後の魔石の精製しかない。アリスティアは国内に普及している魔法石の三分の一の精製を担っていた。一人で三分の一ともなると、彼女が抜ける穴も多い。
そして、戦争でも活躍していた。彼女が数十年前に勃発した穀倉地帯の戦争において爆発魔法を使ったという逸話を出すだけで他国をけん制できた。
これらが一気になくなると思うと王国は彼女が生きている限り利用しなくてはならない。彼女なくしては生活豊かだったこの国も一変するに違いないと。
――しかし、アリスティアはそんな民の不安や王宮の人間の邪な心はどうでもよかった。なにせ、アリスティアの人生を生きる基本スタンスは「自由に生きる」だから。
……。
さて、ルイからの使いっ走りを終えて事務仕事も引継ぎも流れるように住ませてから次期主席魔法士に辞表の書類を提出した。
彼は嫌々ではあったが、契約悪魔を使って脅し――いや、交渉して受理してもらった。
トランボニアの王宮から追手が来るまでにさっさと荷造り済ませてこの国から脱出しないと。家に帰ると今日の夕飯の用意をしていた、私のもう一人の契約悪魔、ロキがおたまを持って出迎えた。
「お嬢様、お帰りなさいませ。慌てた様子ですがどうなさったのですか?」
「ただいま。急なんだけど、今日でこの国から出ていくことに決めたから。ご飯食べたら荷造り手伝ってくれる?」
ロキは髪の毛よりも少し薄い赤い瞳を丸くさせてクラシカルなメイド服の裾を翻しながら問う。
「それはまた急ですね。前から辞めたいとは仰っていたのは承知していますが……」
「主が突拍子もないのは今に始まったことじゃないだろ。この国は主に依存しきってる癖にリスペクトの欠片もないし捨てるのも当然。今まで金の力で引き留めてたのが偉いくらいだ」
「矮小な人間に従わなければいけないお嬢様、お可哀相に……。僕が錬金術が得意だったら金如き生み出して差し上げるのに」
くすん、とお玉で口元を押さえて憐れむ様子を見せるがまったく気持ちが籠っていないのは愛嬌だ。
もう使うことのないローブを空中に投げ捨てるように上へ投げると、ロキはそこに指先を向ける。すると跡形もなく、建物に炎が燃え移ることもなくローブは炎の中に消えていった。
「今日のご飯は?」
「オーク肉のカレーです。副菜はトマトのシーザーサラダ。デザートはミノタウロスのミルクのアイスクリームです」
「お、カレーか。俺好きなんだよな。大盛で頼むわ」
「……貴様は飲食不要だろう。お嬢様、すぐに準備しますね」
「お願いね。その間に自分の部屋の荷造りは済ませちゃうから」
ロキは火と幻術を司る悪魔のようで、水を司るトラロックと相性が悪い……というよりは性格的に反りが合わないらしい。口喧嘩で済ませられるなら可愛い方で、最初契約した時はこの家が半焼するほどの大喧嘩を繰り広げていた。
でも、なんだかんだ憎まれ口を叩きながらきちんと準備するんだから、ロキもトラロックのことを認めているのかもしれない。
言い争いをBGMにして魔法を使って空間魔法で必要な物を締まっていく。ものの5分でもぬけの空になった自室をみて満足。
スパイスの香ばしい匂いが漂ってくるので、呼ばれる前に一足先に食堂に向かうとそこにはすでに3人分の食事が用意されていた。
席につくと魔法を使ってティーポットを持ってきて3人分のお茶を注ぎ、スプーンに視線を滑らす。
「では、いただきましょう」
「「「いただきます」」」
この世界の食文化は元いた日本と比べるとそこまで発展していない。料理の基本である焼く、炒る、煮るくらいの調理法はあるが、ふかす、乾煎り、煮込むなどの複雑な調理法はない。
スパイスなどは南国の暖かい国に行かないと手に入らないし、王国でもそこまで料理のレパートリーがあるわけではない。
こうして美味しい料理が食べられるのも、日本の知識を持っているからだし、材料を調達できるのも魔法の才能に恵まれて魔法の研究や家事を手伝ってくれる悪魔たちのおかげだ。
これでスローライフが遅れたら申し分ない。
これから手に入れるであろう余生を考えるとにやけが止まらない。
「ご主人様、とても嬉しそうですね」
「そりゃあ、明日から新しい生活が始まるんだもん。吸血鬼の呪いで老いもせず、寿命が止まっちゃったし。長い人生、楽しまなきゃ損でしょ」
忙しくて蘇生魔法の実験の続きや、古代魔法の復元。新しい魔道具の開発。やりたいことが山積みだ。
「もうどこに行くのか決めたのか?」
「とりあえずはトランボニア王国から離れようと思ってる。最近は海の幸とか食べてないし、海沿いの街にいくのもいいかも。ここから距離があるし丁度いいとおもわない?」
「なら、ベルカ公国に行くのはどうでしょう。海沿いの街で貿易が盛んですし、海の向こうの国から輸入される目新しい品々もございますよ」
「詳しいのね」
「僕の知り合いが人間と契約していて、その契約相手がベルカ公国にいるらしいんです。それに、お嬢様の実験に使えそうな材料も見つかるかもしれませんし」
ロキの言葉にトラロックのスプーンを動かす手が止まる。
「おい、それってまさか……」
「ああ、公国の闇市は奴隷競売がメインだからな。蘇生魔法の実験に使えそうな素材がわんさかいるかも、だろう?」
トランボニア王国魔法界の常に最先端を歩いていたアリスティア・レーベルガルツが主席魔法士を辞任するとのことだった。
魔法は森羅万象に干渉できる未だ謎が多い最先端技術で、魔法に使える魔力はほとんどの人間が持っているものだが、それを魔法に変換して扱えるものは一般人口と比べるとまだまだ少ない。
このトランボニア王国でもここ200年の間に流行り出したもので、その魔法を生活に根付かせたのはなにを隠そうアリスティアであった。
アリスティアは若い頃から才能を開花させ、魔法を軍事利用、生活での利用などさまざまな面で魔法を普及させていった。魔法の力を込めた魔石で作った道具、魔道具はトランボニア王国の一大産業になったほどだ。
魔道具に関して偉人を名乗りだすならアリスティア・レーベルガルツはまず名乗り出る人物だろう。
だが、このトランボニア王国では海外でも通じる偉人の威光は関係なかった。トランボニア王国は閉鎖的な内政をしており、魔法士を王宮で一括管理をして魔法士が生み出す利益すらすべてを国税として利益も栄誉も搾取し続けた。
アリスティアが生み出した魔法技術や魔道具のおかげで、利益が入ってきており国庫も潤いはじめた。山間にあるトランボニア王国では周辺が魔力を持つ獣、魔獣により被害が多発しており国内問題にまで陥ったが、経済も潤い出したおかげで傭兵ギルドを立ち上げて傭兵を雇うことや、魔法士を育てる機関も生まれたほどだ。
いわば金を生む卵であるアリスティアを放っておくはずはなく、王国は彼女が国外にでないようにあの手この手を尽くして国にとどまらせた。こんな冷遇を受けていても、アリスティアは大国に使えるメリットよりトランボニア王国に使えるメリットを取った。
そんな背景など知らない民心はアリスティアの辞任を嘆いた。これから我が国はどうなるのだろうか。彼女が作ったシステムや道具の恩恵はあるのだろうか。
アリスティアの魔道具はトランボニア王国全域に行きわたっており、その動力源は魔石によるもの。魔石は魔獣を倒すか、魔力の多い鉱山から宝石を掘り起こすか、魔法士が魔法を込めてつくるかしかない。
前者ふたつはトランボニア王国の現状、大量給付は難しい。トランボニア王国には鉱山はいくつか所有しているが鉄や黄金がほとんどで宝石は少量しか採掘されない。
魔獣がもつ魔石を魔道具に使うのは危険な魔獣を退治しなければいけないが、ドロップ率も低いため魔道具に使うためだとはいえ危険すぎる。
では最後の魔石の精製しかない。アリスティアは国内に普及している魔法石の三分の一の精製を担っていた。一人で三分の一ともなると、彼女が抜ける穴も多い。
そして、戦争でも活躍していた。彼女が数十年前に勃発した穀倉地帯の戦争において爆発魔法を使ったという逸話を出すだけで他国をけん制できた。
これらが一気になくなると思うと王国は彼女が生きている限り利用しなくてはならない。彼女なくしては生活豊かだったこの国も一変するに違いないと。
――しかし、アリスティアはそんな民の不安や王宮の人間の邪な心はどうでもよかった。なにせ、アリスティアの人生を生きる基本スタンスは「自由に生きる」だから。
……。
さて、ルイからの使いっ走りを終えて事務仕事も引継ぎも流れるように住ませてから次期主席魔法士に辞表の書類を提出した。
彼は嫌々ではあったが、契約悪魔を使って脅し――いや、交渉して受理してもらった。
トランボニアの王宮から追手が来るまでにさっさと荷造り済ませてこの国から脱出しないと。家に帰ると今日の夕飯の用意をしていた、私のもう一人の契約悪魔、ロキがおたまを持って出迎えた。
「お嬢様、お帰りなさいませ。慌てた様子ですがどうなさったのですか?」
「ただいま。急なんだけど、今日でこの国から出ていくことに決めたから。ご飯食べたら荷造り手伝ってくれる?」
ロキは髪の毛よりも少し薄い赤い瞳を丸くさせてクラシカルなメイド服の裾を翻しながら問う。
「それはまた急ですね。前から辞めたいとは仰っていたのは承知していますが……」
「主が突拍子もないのは今に始まったことじゃないだろ。この国は主に依存しきってる癖にリスペクトの欠片もないし捨てるのも当然。今まで金の力で引き留めてたのが偉いくらいだ」
「矮小な人間に従わなければいけないお嬢様、お可哀相に……。僕が錬金術が得意だったら金如き生み出して差し上げるのに」
くすん、とお玉で口元を押さえて憐れむ様子を見せるがまったく気持ちが籠っていないのは愛嬌だ。
もう使うことのないローブを空中に投げ捨てるように上へ投げると、ロキはそこに指先を向ける。すると跡形もなく、建物に炎が燃え移ることもなくローブは炎の中に消えていった。
「今日のご飯は?」
「オーク肉のカレーです。副菜はトマトのシーザーサラダ。デザートはミノタウロスのミルクのアイスクリームです」
「お、カレーか。俺好きなんだよな。大盛で頼むわ」
「……貴様は飲食不要だろう。お嬢様、すぐに準備しますね」
「お願いね。その間に自分の部屋の荷造りは済ませちゃうから」
ロキは火と幻術を司る悪魔のようで、水を司るトラロックと相性が悪い……というよりは性格的に反りが合わないらしい。口喧嘩で済ませられるなら可愛い方で、最初契約した時はこの家が半焼するほどの大喧嘩を繰り広げていた。
でも、なんだかんだ憎まれ口を叩きながらきちんと準備するんだから、ロキもトラロックのことを認めているのかもしれない。
言い争いをBGMにして魔法を使って空間魔法で必要な物を締まっていく。ものの5分でもぬけの空になった自室をみて満足。
スパイスの香ばしい匂いが漂ってくるので、呼ばれる前に一足先に食堂に向かうとそこにはすでに3人分の食事が用意されていた。
席につくと魔法を使ってティーポットを持ってきて3人分のお茶を注ぎ、スプーンに視線を滑らす。
「では、いただきましょう」
「「「いただきます」」」
この世界の食文化は元いた日本と比べるとそこまで発展していない。料理の基本である焼く、炒る、煮るくらいの調理法はあるが、ふかす、乾煎り、煮込むなどの複雑な調理法はない。
スパイスなどは南国の暖かい国に行かないと手に入らないし、王国でもそこまで料理のレパートリーがあるわけではない。
こうして美味しい料理が食べられるのも、日本の知識を持っているからだし、材料を調達できるのも魔法の才能に恵まれて魔法の研究や家事を手伝ってくれる悪魔たちのおかげだ。
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忙しくて蘇生魔法の実験の続きや、古代魔法の復元。新しい魔道具の開発。やりたいことが山積みだ。
「もうどこに行くのか決めたのか?」
「とりあえずはトランボニア王国から離れようと思ってる。最近は海の幸とか食べてないし、海沿いの街にいくのもいいかも。ここから距離があるし丁度いいとおもわない?」
「なら、ベルカ公国に行くのはどうでしょう。海沿いの街で貿易が盛んですし、海の向こうの国から輸入される目新しい品々もございますよ」
「詳しいのね」
「僕の知り合いが人間と契約していて、その契約相手がベルカ公国にいるらしいんです。それに、お嬢様の実験に使えそうな材料も見つかるかもしれませんし」
ロキの言葉にトラロックのスプーンを動かす手が止まる。
「おい、それってまさか……」
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