俺と俺の天使と俺の上司

ビーバー父さん

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天界よいとこ一度はおいで

罪と罰

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「ね、だからあ
 ウリエルはあの青ヒゲハルカちゃんってアホと仲良くしてれば良いと思うよ?」

「メタトロン様! 
 アレとは何もありません!」

「んー、あのさ、なんであの子はあんなに、増長しちゃってんのかな?」

「それは」

「止めるのも、お前の仕事だと思うけど?」

確かに、アレはちょっとやり過ぎだよな。

「あの、あの方は何か罰をちゃんとうけたのでしゅか?
 僕、鶏達を蹴ったりしたのは、許しぇましぇんけど。」

アレの結果を知らずにいたから、どうなったか気になる。
だって、さっきも普通にウリエルに就いてる感じだったよな?
しかも、内勤。

「イズくん、聞いてないよねー?
 アレさ、ウリエルがちゃんと監督するって話で、罰らしい罰も受けてないんだよ。
 な、ウリエル!」
 
メタトロンはすご~く、良い笑顔で言った。

「ですから、ちゃんと監督しております。」

「ん、そうだね。
 イズくんが、一人で歩き回らなきゃ行けない程、ちゃんっと!
 ね?」

あ、ここが怒りのポイントか。

「あの、メタしゃん、しょれは僕がいけないの。
 一人で探検ちたかったんでしゅ
 ウリエルしゃまは、待っとけっていいましたよ。
 だから、ごめんなちゃい。
 僕がばちゅを受けましゅ。」

抱っこしてるメタトロンを見上げて、そこは俺のせいだと訂正しないといけなかった。

「イズくんは、ちゃんとしてるね。
 そうか~、一人で勝手に探検しちゃったのか~。
 じゃあね、罰として、俺と一緒にご飯食べてくれる?」

ご飯!

そういや、まだ食べたこと無かったわ!

「え、しょんなの、ばちゅじゃないでしゅ!
 ずるはしちゃダメれしゅよ」

「ふふ、じゃあ、お願い。
 ね?」

「ゔ、ばちゅは、なんれしゅか?
 ご飯は食べたことないのれ、お願いなんかしなくても、一緒にたべましゅよ?」

何故が、ウリエルが割って入って、自分が俺に食べさせると何やら主張してまた、騒ぎになりそうだった。

「イズラエルの世話は私がします。
 メタトロン様は、他の奴らと食べたら良いじゃないですか!」

「ウリエル、素直に言ったら良いじゃん」

ん?

「くそ
 イズラエルを私にください!!」

は?

「はあぁ??!?」

一番デカい声をあげてしまったよ。

一体何がどうなったら、この発想になるんだよ?

「メタしゃん、おトイレ行きたいでしゅ」

いい加減、この不安定な空中から解放してくれよ。
考えも纏まらねー。

「メタトロン様、私がイズラエルを連れて行きます。」

「いや、俺が行くよー
 ね、イズくん!」

何でもいいから下ろしてくれよ。

「あにょ!
 早く!でしゅ!」

「ふふふ
 可愛い」

この人も、俺にちゅってしたよー!!


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