ヘビ女王の異世界建国記 ～子育てしながら魔王を目指すぞう！ アレ！？～

第一章・生きるため

第６話 神滅の月二日・生と死の意味 ①

「これは、私が知るすべてです」

「あぁ、たくさんのことを教えくれたこと。ありがとう！」

　バンパイアに生息地という天然洞窟の中に、クラウスさんというバンパイアロードと話し合った。

　彼によると、この世界に創られる日から、創造主がある言葉を残して、姿が消えた。長い年月を経て、元の言葉は既に人々に忘却された。残ったのは、「ヘビの女王は長年に維持する神界と魔界のバランスを破れる新たな魔王になる」という伝説だった。

　この世界に存在する魔物の中に、伝説と一致する魔物が二種族しかない。一つは人間の姿で、頭髪は無数の毒蛇というメドゥーサである。も一つは、上半身は人間の女性で、下半身はヘビの姿のラミアーである。

　この二種族は今まで存在していなかったと認識された。種族のランク、進化する方法も誰でも分からない。

　おかしいよ！　まず、メドゥーサという魔物は絶対にヘビと関係ない。進化系統樹を既に何度も確認した。メドゥーサの名前は一度も見たことがない。

　次に、いくらバイパーマムシは一番弱いとしても、それに進化するヘビが一匹もなかったこと。どうしても信じられないよ。そして、何故ランク３のラミアーが伝説なの？　ラミアーの上に、伝説と一致する魔物はまた数種族があるはず……

「クラウスさん。『メリュジーヌ』と『エキドナ』という魔物について、知っているか？」

「聞いたことがありませんな。どんな魔物ですか？」

　変だよ！　メリュジーヌとエキドナはラミアーから進化するランク４とランク５の魔物だ。なぜ知らなかったのか？　まさか？　ラミアーに進化できる魔物は我だけなの！！

「それについて、我もわからない。ちなみに、『バイパーマムシ』という魔物について、知っているか？」

　彼の顔に少し迷いに表し、すぐ元に戻った。

「もちろん知りますよ。一番弱い進化のヘビ族ですね」

「そう、そのパイパーマムシに次の進化はどんな魔物なの！？」

「そういうことですか。なるほど、それを知る者が確かい多くありません。それは『パラダイストマムシ』という翼があるヘビですよ」

「何！！！」

　予想外の答えからの衝撃により、我が座っている石から立ち上がった。不本意で声を出した。

「君、大丈夫ですが」

「あぁ……　ごめんなさい。大丈夫」

『パラダイストマムシ』は何？　『バイパーマムシ』から進化するのはラミアーじゃないの？　もしそれは事実なら……　ラミアーに進化できるのは、我だけなの！？　


「いろいろ教えくれて、ありがとう！その代わりに、コウモリとバンパイアを攻撃しないと約束する」

「それは感謝します。もし何が聞きたいことがあったら、いつでも歓迎ですよ」

「あぁ、わかった」

　…………

　昨日寝ていた場所に帰った。初めての戦闘がかなり疲れるかも、池に飛び込んだ。

「うわ！！　蘇った！！　やはり水の中に最高！！　」

　水の上に「十」字のように浮かんでいる。今まで起こったことを次々と思い出した。

　部下に陥れられ、この世界にヘビとして転生した。火竜に食べられ、無限に死を味わい時。まぐれ当たりみたいに「精神支配」から解放し、神々の悪事を全部思い出した。

　地下九階から上に上がる。二度と見たくない地獄な光景。やっとここに着た。

　本当に不思議だね。僅か三日間で、まるで数年のようだ！

　さらに、今のこと。

　どうしてラミアーがこんなに珍しいの？　他の世界なら、極普通の亜人種だよね。さらに、あの伝説。まるで我がこの世界にヘビとして転生から一連のことが誰に決められたようだ。

　非常に不愉快だ！　我は我だ！　他人の操り人形じゃない！　すべての行動は我自身の意志だ！　もし本当に誰かがこの世界を操るなら、そういつが神々と一緒に殺す！！

　これからはどうするの？　続けて上に上がるの？　

　またクラウスさんに聞きたいことがあるため。少しの間に、ここで住むことも悪くないね。

　…………

　あっという間に二週間が過ぎた。毎日が念力サイコキネシスを練習しながら、魔物を狩り、魂喰いで食べる。この二つのスキルもLV５に上がった。

　さらに、暇だったら、クラウスさんのところに行き、この世界のことを聞く。

　彼によると、この世界には、既に１２人の魔王が存在する。魔王が各自の勢力を持ち、バランスを保っている。魔王たちは他人の前に姿を現さないため、正体がずっと謎だった。

　そして、バンパイアの種族についても教えくれた。普通のバンパイアがランク３の魔物だ。我に倒された奴はランク４のハイバンパイアだ。クラウスさんはランク５のバンパイアロードという高位魔物だ。

　元々バンパイア族の数が非常に多かった。半年前に、人間の勇者と冒険者が次々とここに来る。残った高位バンパイアが彼ら五人しかなかった。

　勇者か……　普通考えると、ほとんどの勇者は転生者だ。でも、我の手でこの世界に送ったのは「夕月夏凛ユウヅキカリン」という女の子しかない。そして、あの子は商人のスキルを選んだらしいよ。絶対に勇者じゃないよ！

　しかし、いつか人間の冒険者たちと戦いなら、本当に迷わず殺すのか？　

　まぁ、そういう難しいことをさておく。今日クラウスさんが我にアドバイスするよ。早く行こう！

【緊急警報！強敵接近中！人間族４人！】

　まじ！！　どうしょう！　戦うの？　それとも逃げるの？　なんでフラグをすぐに実現なのよ！！

　まず岩の後ろに隠そう！

　人の足声がますます近くなった。前の男は、あの装備と武器、勇者なの？　後ろに、彼の仲間なの？

「このリグナクス地下大迷宮の魔物が強くないな。すぐ四階を攻略完了！」

「そう！　さすが異世界の勇者様」

「魔物なんて、すぐ片づけたよね！」

　本物の勇者かよ！　なんでここに来るよ！　まさか降りる階段を見つからないため、五階と繋がる穴を探しているのか？　なら、そっちよ！　早く灼熱地獄に行け！　

「そうそう！　さっきのバンパイアたちが身の程知らず勇者様に逆らう。あの死に様なんて、超面白かったな！」

　う、嘘！　クラウスさんが勇者に殺されたの！！

　急にやって来ることにより、体が震えた。しっぽがそばの小石を触れた。音がする。

「誰だ！　早く出なさい！」

　怒りで理性を失った。何にも考えずに外に出る。

「お前ら！　クラウスさんを殺したのか！！！」

「何だ。ラミアーか。また弱い魔物だ」

　あの勇者は答えつもりがなさそうだ。軽蔑な眼差しで我を見ていた。

「答えろう！！　お前ら、バンパイアたちを殺したのか！！！」

「そうよ！　あのバンパイアロードが何と、『若者を見逃してください』と願いだよ！　バカバカしい！　魔物のくせに！　お前もすぐ楽にするよ！」

　勇者が人間にあるまじき獰猛な顔に表す。剣を抜いて、我に向かって来る。今まで見た魔物より吐き気を感じる。

「毒音波ポイズンサウンドウェーブ！」

　初めてこのように誰を憎んでいる。渾身の力で、毒の気刃を振り出した。

「マジックバリアー！」

　後ろの魔法使いが勇者の周りに障壁を張り、気刃が障壁にぶっつけ、消えてしまった。

「おおおお！！！」

　勇者が叫んで、こっちに走って来る。

　もう避けられないか！

「ドッ」っで、剣が我の胸に突き刺さる。鮮紅な血が流れる。

「チッ！　魔物の癖に、人間と同じ色の血が流れるなんて……」

　勇者が話しながら、剣を我の体に抜き出した。我が血の海に倒れた。

「チッ！オレの時間を無駄にした！」

「勇者様！　早く下に行こうよ！」

　奴らの足声がだんだん遠くなる。胸の傷口が治した。

　これが人間に殺された感覚なのか！　残念！　我はすぐ生き返られるよ！

　イヤ！　考える暇がない！　早く！　早くクラウスさんのところにいかなければならない