今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので

sherry

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いっその事笑ってくれ

私の名前は楓!男兄弟の荒波に揉まれ逞しく成長した。小さい頃はよく男の子に間違われたもんだ!!

そんな私は、誰かに影響されて何かを始めることが多く、スポーツにしろ、料理にしろ、モノ作りにしろ

で見事色んな事を経験した結果、器用貧乏と呼ばれるものになってしまったんだけども・・・

大人になって仕事をし始めてからは、中々時間も取れなくなったけど、でもやっと仕事にも余裕が出来て、久しぶりに友達と飲みに行った帰り・・・

酔った友達が道路に飛び出してしまい、慌てて腕を引っ張ったらその勢いで私の位置が友達と変わってしまい、走ってきた車にぶつかってしまった。

何てこった!!あり得ん!!やっと仕事でも余裕を作れるようになったのに~!!!これからまた何か始めようかなぁとか思ってたんだよ~!!

そこで私の意識は途切れた・・・

フワフワする・・・目が覚めるとそこは真っ白な空間だった。

あれ?病院?・・ではないね

はぁ~・・どこだろ?スッゴい気持ちいい感じのところなんだけど・・・

「何故こんなところに・・・」

えっ?誰?というかここどこですか?

「ふむ、珍しいこともあるものだ。しかし、何故こちらの世界に」

いやっ!だから!聞いてます?!

「?!なるほど・・・う~ん・・・どうしたもんか・・・」

あれっ?聞こえてない?おーい!!

「ガルディシア様。異世界から魂が紛れ込んでます」

ちょっ!だから~!!

「ん?何だ?」

「どうやら狭間を漂ってきたみたいです」

無視か?無視なのか?!いいよいいよ・・・別に・・・

「ふむ・・・そういじけるでない。異世界のモノよ」

???異世界???さっきもそこの人が言ってたけど・・・どゆこと?

「そなた・・・ふむ・・・」

なんすか?なんなんすか?ってか近い!近い! 

「おぉすまんな」

ふ~ビックリした・・・って、ん?何で思ってたことバレたんだろう?

「クックック・・・そなた思いきり顔に出ておるぞ。まぁ今は魂だが」

顔って・・・ん?顔あんの?えっ?顔だけ?ってか魂に顔?!

下を向いたところで手も足も見えない・・・えっ?コワッ!!

「まぁ落ち着け」

落ち着けないよ~とりあえず説明プリーズ!!

「クックック・・・はぁ~久しぶりに笑ったわ。して説明だったか?」

別に笑わせるつもりないんだけど・・・ってかそう!説明!!

「そなたはどうやら魂だけが生と死の狭間を漂い、こちらの世界へと流れてきたようだ」

えっと・・・つまり?

「うむ・・・まぁあちらの世界で死にかけていたが、こちらに流れてきたことで完全に死んだということだ」

なっ!!何てこった!!ってことは流れなかったら生きれたかもってこと?!

「まぁそういうことだな。残念だが、あちらの世界に戻ることはもう出来ん」

え~!!私のバカ!!何でじっとしてないのよ~!!

「クックッ・・そなた・・まぁあちらの神も驚いておるみたいだ。まだ寿命ではなかったようだしな」

神様!仏様!それなら私を迎えに来てよ~!!

「まぁ諦めろ・・・既に我々と接触してしまった以上そなたの魂はこちらの輪廻へと入ることになった」

ということはもうあっちの世界で生まれ変われないと・・・?

「まぁそういうことだ。しかし・・・そなたの世界でいう転生が出来るぞ?」

いやそんな軽いノリで言われても・・・

そりゃさラノベとかアニメとかでよく異世界転生モノはあったし、私も嫌いじゃなかったけどさ

「しかも、私の世界には魔法があるぞ?」

魔法・・・魔法ね。そりゃまぁ小さい頃は憧れたよ?ラノベとかで読んでたときはスゴいなって思ったし、だが残念ながら私は中二病でもなければRPGやら乙女ゲーやらとは無縁の人間なんでね・・・いまいちおぉ!とはならないわけですよ

「それに、今なら私が色々してやるぞ?」

神様っ!ってなるか~!!めっちゃ楽しんでる感ハンパないんだけど!?新しいおもちゃもらった子供じゃないんだから

「ならば、永遠の時をこのまま過ごすか?何もない真っ暗な世界でな」

それはイヤ!!ってか怖いし!ってか転生なの?転移とかじゃなく?

「そなたは違う世界の魂だぞ?しかも肉体がない。それこそ世界の理から外れてしまうわ」

チェッ・・・あっでも新しく生まれるならこの記憶は

「今なら持ったまま転生させてやれるぞ?それこそ、そなたの言うラノベとやらであるようなものも付けてやる」

それは~・・・世界の理的にいいのか?

「まぁその辺は私の作った世界だからな!何とでもなる!」

支離滅裂!!完全に遊ばれてる感が否めないんだけど!?まぁ向こうでの記憶があれば何とでもなるのかな

「ちなみに何か欲しいものはあるのか?記憶はそのまま引き継ぐとして」

ん~・・・生きるのに困らなければ何でもいいかな。

あ~でも記憶は出来ればちょっと大きくなってからがいいかな~流石に赤ちゃんになるのは・・・っていうか魔法があるのは分かったけど、どんな世界か知らないし、ご飯は美味しいのか?文明は?

「ふむ。ならばあちらの世界では10歳で祝福の儀というものがある。その頃にでも記憶が戻るようにしてやろう。そして、そなたがこれから生まれるのはフェリアローゼ。私が作った世界だ。魔法はもちろん魔物も存在している。あと何だそなた達の言う獣人やエルフ、ドワーフなんかもいるな。魔族もおるが、今は平和な世界だ」

おっふ!モフモフ♪で?

「文明とは、そなたの世界で表すのは難しいな・・・ただ魔道具という物が存在する故そこそこ生活は出来ている。あと何だ?あぁ食事に関しては何とも言えんな。私たちは特に必要がないのでな。しかしそなたの世界の食とは少し違うやもしれん。似たようなものはあるのだがな」

・・・ですよね

「ではそろそろ別れの時だ」

はい・・・なんかお世話になります?

「クックック・・・また笑わせに来てくれ。ではな」

やっぱ面白がってんじゃ~ん!!

そこで私の意識は途切れた・・・

「あ~ちと面倒なところに送ってしまった・・・まぁ大丈夫だろ」

「絶対わざとですよね?それにこれ・・・少々やりすぎでは?」

そんな会話があったとはつゆ知らず、私は異世界へと転生した。
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