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彰、三神の目的を知る。
4 彰、闘神トールと対面する。
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部屋に入った彰は、目の前の壮美な男がアルカシスに似ている事に唖然とする。銀色の長い髪はサラサラとしていて、藍色のスーツに白いシャツ、長い脚を組んでソファに座っている姿は、まるで神の如く美しい。西洋の画を見ている気分になる。
自分を見て唖然としたままの人間に彼はクスクスと笑う。
「驚いたかい?この姿を見て、君がどんな反応をするか楽しみだったんだ。どうだい?アルカシスと、何もかも似ているだろ?」
ソファから立ち上がった男は、上品な振る舞いで彰とライアンにゆっくりと近づいていく。
「ようこそコキュートスへ。私はトール。闘神と言って、人間界では戦神(いくさがみ)として名が通っている。こんな成りだが闘いが大好きなんだ。以後お見知りおきを、ショウ・アキヤマ。日本人ならファーストネームが先だったかい?」
トールは彰の傍まで近くと、彼の前で跪いて手の甲を取り、貴婦人にするように優しくキスをする。その姿は美しいが、同時に妖艶な雰囲気を彰は彼の唇が手の甲に触れた途端感じて背筋がゾクリとする。
それを彰の隣で見ていたいたロキがトールに言った。
「トール兄さん、紹介するね。この子がアキヤマ ショウ。アルカシスに見初められて淫魔界へ連れて来られたんだ。後兄さん、日本人はファミリーネームが先だよ。間違えたら、ショウに失礼だろ?」
「それは失礼した。ついヨーロッパ圏と同じにしてしまった。という事は、ミシェルと同じか。よし、覚えたぞ」
ロキに指摘され、トールは手を口に添えて上品に笑った。
彼は、容姿や声もそうだが何もかもアルカシスと似ている。柔和に笑うその顔にどこか違和感は感じるものの、トールの全てに彰はアルカシスと再会できたと錯覚した気持ちに陥ってしまう。
笑うトールに、彰は戸惑いながら尋ねる。
「どうして、アルカシス様と」
ーー似ているのか?
彰の発した言葉の意味を察したトールは、彰を見て優雅に微笑む。その微笑む顔も、アルカシスと被ってしまう。目の前の彼はアルカシスではないのは分かるのに、彼の姿を見て安心を感じてしまうのだ。
「どうして?簡単な話だよ。私はアルカシスの叔父だからさ」
「えっ!?」
まさかの言葉に彰は拍子抜けた。
トールが、アルカシスの血縁者だったなんて。
「闘神は双子神なんだ。アルカシスの父は私の双子の兄でね。彼が生きていた頃は、よく闘い合ったものだよ」
「闘い合ったって・・・」
戦神だから、抗戦的な性格である事は理解できる。その美しい見た目からは抗戦的なんて全く想像できないが。
「彼亡き後は、アルカシスが私に挑んでくれた時期もあったんだ。ところがだ、彼は『純粋な神』ではないから、神力は無かった。それどころか、彼はこの闘神たる私に魔力で挑んで来たんだ。なぜか分かるかい?」
「い、いや・・・」
話を振られて、彰は戸惑った。
どうしてアルカシスは、彼に魔力で挑んだのか。
「ショウ、君の前の『魅惑の人』にユダという人間がいた事は聞いたかい?」
戸惑う彰に、トールは優しく尋ねた。『ユダ』という名前に、彰はビクッと肩を一瞬上下に動かす。
どうしてアルカシスは、トールに魔力で挑んで来たのか。
そもそも、どうしてトールに挑んだのか。
そういえば、ロキはさっき何と言っていたのか。
彰の表情が、徐々に強張っていくのをロキとトールは確認するとニヤリと笑った。隣にいたライアンは、突然表情が強張る彰にどうしたのか尋ねた。
「ショウ?」
「来なさい、ライアン」
彰の表情から彼の気持ちを察したオーディンが、ライアンを連れてその場を離れた。
「どうしたの?ショウは」
「トール兄さんとロキがいる。二人に任せておけばいい」
ライアンを強く抱きしめたオーディンは、彰の変化に不安げな表情を見せた彼に何も言わず、手を後頭部と腰部に回し安心するように声をかけた。
彰は、ロキの言葉を思い出した。
アルカシスは、カラマーゾフ王の弟子だった頃、彼のペットだったユダを愛していたと言っていた。
トールに挑んだ理由は、まさか。
「その『ユダ』って人のため?」
彰の言葉に、トールとロキはニヤリと口端を吊り上げた。
「ーーご明察」
トールはそう言うと、人差し指を一本彰のこめかみに置いた。
「アルカシスは、ユダを愛していた」
彰の脳内に、トールの言葉が木霊する。その言葉に、彰は自らの思考が徐々に侵蝕されていくのを感じた。
「でもロキは、ショウを愛している」
トールの言葉がもう一度彰の脳内に木霊する。脳内に木霊するトールの言葉に、思考が別のベクトルに変えられていく。
彰の瞳孔が拡散していくタイミングで、ロキは彰の耳元で囁いた。
「愛しているよ、ショウ」
ロキの言葉が彰の脳内に木霊した時、彰は瞳孔が開いた状態のままロキに視線を動かした。
「服を脱いで、トール兄さんに見せて」
ロキの言葉に彰は何も言わず、ロキに着せられた漢服を腰紐を解いてするりと脱いだ。床に落ちた服から出た彰の身体は、両乳首と臍、後孔に貼り付いたイソギンチャクがウネウネと蠢いていた。その細かい触手の動きに刺激と、ロキとトールの視線に刺激され、彰の身体はビクッとわなないた。
「ああぁ、んんぅ!」
刺激から反射的に発した声は、彰から思考が消え去り、本能のまま発したものだった。
今まで聴いた事のない、エロティックな彰の声音に、ロキは目を見開いて口元を手で抑えた。
「ショウ・・・君って子は・・・!」
「思考を消してしまうと、人間は本能のまま快楽を求める。この子も例外ではなく、思考を消す事で快楽に従順になっていく。ショウ、腰を私に向けなさい」
トールの言葉に従うように、彰は彼にイソギンチャクが貼り付いたままの後孔を恥ずかし気もなく彼に見せるため四つん這いになった。
トールに晒された後孔は、ズチュ、ズチュ、ズチュとイソギンチャクの本体が上下左右に蠢き、後孔には細い触手が螺旋状に結びつき深々と挿入されている。螺旋状に結びついた触手は粘液で後孔をトロトロにして括約筋を緩ませ、グニュル、ニュリ、グニュル、と左右で微弱に回転している。
「我々三神に選ばれた人間は、私に術を施され過去の記憶を封印する。もちろん、過去君が誰を好きだったかもね。そして君は、ロキと夫婦となり、彼の子を産む事になる。人間が神を誕生させるのだ。これは君にとって、名誉そのものだよ」
トールはそう言うと、おもむろに後孔に貼り付くイソギンチャクを掴み、螺旋状に結びついた触手が挿入されたままゴボッと音を立てて引き抜いた。
「いいああっ!!」
トールの躊躇ない引き抜きに思わず彰は後孔の括約筋を締めて抜かれる感覚が快楽に変換され歓喜の悲鳴をあげた。
その刺激に彰は腰にゾクゾクとした快感が走り、両方の腰がブルブルと震えていた。
「あっ・・・」
「ショウ、まだだ。まだ快楽は続くよ」
強く刺激を受けて体幹に力が入らなくなった彰はそのまま倒れこもうとした時、トールに腰をがっしりと掴まれた。
「今までは、前段階。これから本番いくよ?気持ち悦いなら、遠慮なく声を出してね」
ロキの言葉を合図にズボッと彰の後孔に誰かの指が挿入された。その刺激に、彰は我慢できず挿入と同時に悲鳴をあげた。
「ああっ!!」
「イソギンチャクは気持ち悦かったかな?次は私の指だ。思う存分声を出してどれくらい気持ち悦いか教えてね」
グニュル、グリン、グリンッ、グリンッ!
「ああっ!はああっ!お、しりっ!あっ!」
トールが挿入した自らの指を左右に回転する度、彰の腰部にズシン!ズシン!と快楽が流れ込んでいく。
グリンッ、グリンッ!ズリュ!ズリュッ!
「ああっ!やああっ!!ああっ!」
回転する指はそのまま上下に抽出を始める。イソギンチャクの触手が残した粘液と合わせて、トールが指を上下に抽出、左右に回転する度粘液の量も増え、悲鳴をあげる彰もアルカシスに整えられた長くなった髪を振り乱しながら声をあげ続ける。
グリンッ、グリンッ!ズリュ!ズリュッ!
「ああっ!もっ、お、な、かっ!あっ!ああっ、ああっ!!いひゃああっ!!」
「トール兄さん、どう?」
「子宮は問題ない。柔らかいし、刺激すると反応は上々だ。これなら、すぐに妊娠できる」
トールの指に刺激されてわななきながら悲鳴をあげる彰の後孔を見て、トールはロキに言った。
「ありがとう、トール兄さん。身体の内部も改造ができた事だし、まずはショウにイッてもらって一休みして子作りしようかな?最近の人間界は妊娠が分かってから夫婦になる『授かり婚』ていう結婚スタイルが流行っているみたいだしね。うーむ、妊娠中のショウの花嫁スタイルも可愛いなあ」
ロキはそう言うとイソギンチャクとトールの指の強い刺激に勃ち上がった彰のペニス目がけ、彼の下半身へ屈んでパクッとペニスを口に含んだ。
「ーーっ!?」
突然ペニスに舌がまとわりつく感覚に、思わず彰は腰を引いてしまった。しかしそれは背後で自分の腰を支えているトールと密着し、彼の指をダイレクトに感じてしまう。
「ああっ!!」
前後の刺激に彰は、背中を仰け反らせロキの舌が絡んだペニスから勢いよく白濁液を吐精した。
「あっ・・・」
射精後の疲労が最高に高まったと同時、彰はトールの腕の中で意識を手放した。と、同時に突然扉が勢いよくバンっ!と開け放たれ、トールの配下の下級神が壁に叩き付けられた。
『ーーっ!!』
開け放たれたと同時に強い魔力を感じた三神は、扉の中央に立つ人物に視線を向ける。その人物は、高いピンヒールをコツ、コツと音を鳴らしながら甲高い声で部屋に入室する。
「はぁい♡三神の皆さーん、調教中に失礼しまーすぅ♡淫魔界イチ知性と美貌と魔力に溢れた女性型淫魔(サキュバス)エリザベータ様のご登場よぉん♡わらわの弟アルカシスちゃんの大事なペットちゃんをお返しして頂きたく参上致しましたわぁん♡」
自分を見て唖然としたままの人間に彼はクスクスと笑う。
「驚いたかい?この姿を見て、君がどんな反応をするか楽しみだったんだ。どうだい?アルカシスと、何もかも似ているだろ?」
ソファから立ち上がった男は、上品な振る舞いで彰とライアンにゆっくりと近づいていく。
「ようこそコキュートスへ。私はトール。闘神と言って、人間界では戦神(いくさがみ)として名が通っている。こんな成りだが闘いが大好きなんだ。以後お見知りおきを、ショウ・アキヤマ。日本人ならファーストネームが先だったかい?」
トールは彰の傍まで近くと、彼の前で跪いて手の甲を取り、貴婦人にするように優しくキスをする。その姿は美しいが、同時に妖艶な雰囲気を彰は彼の唇が手の甲に触れた途端感じて背筋がゾクリとする。
それを彰の隣で見ていたいたロキがトールに言った。
「トール兄さん、紹介するね。この子がアキヤマ ショウ。アルカシスに見初められて淫魔界へ連れて来られたんだ。後兄さん、日本人はファミリーネームが先だよ。間違えたら、ショウに失礼だろ?」
「それは失礼した。ついヨーロッパ圏と同じにしてしまった。という事は、ミシェルと同じか。よし、覚えたぞ」
ロキに指摘され、トールは手を口に添えて上品に笑った。
彼は、容姿や声もそうだが何もかもアルカシスと似ている。柔和に笑うその顔にどこか違和感は感じるものの、トールの全てに彰はアルカシスと再会できたと錯覚した気持ちに陥ってしまう。
笑うトールに、彰は戸惑いながら尋ねる。
「どうして、アルカシス様と」
ーー似ているのか?
彰の発した言葉の意味を察したトールは、彰を見て優雅に微笑む。その微笑む顔も、アルカシスと被ってしまう。目の前の彼はアルカシスではないのは分かるのに、彼の姿を見て安心を感じてしまうのだ。
「どうして?簡単な話だよ。私はアルカシスの叔父だからさ」
「えっ!?」
まさかの言葉に彰は拍子抜けた。
トールが、アルカシスの血縁者だったなんて。
「闘神は双子神なんだ。アルカシスの父は私の双子の兄でね。彼が生きていた頃は、よく闘い合ったものだよ」
「闘い合ったって・・・」
戦神だから、抗戦的な性格である事は理解できる。その美しい見た目からは抗戦的なんて全く想像できないが。
「彼亡き後は、アルカシスが私に挑んでくれた時期もあったんだ。ところがだ、彼は『純粋な神』ではないから、神力は無かった。それどころか、彼はこの闘神たる私に魔力で挑んで来たんだ。なぜか分かるかい?」
「い、いや・・・」
話を振られて、彰は戸惑った。
どうしてアルカシスは、彼に魔力で挑んだのか。
「ショウ、君の前の『魅惑の人』にユダという人間がいた事は聞いたかい?」
戸惑う彰に、トールは優しく尋ねた。『ユダ』という名前に、彰はビクッと肩を一瞬上下に動かす。
どうしてアルカシスは、トールに魔力で挑んで来たのか。
そもそも、どうしてトールに挑んだのか。
そういえば、ロキはさっき何と言っていたのか。
彰の表情が、徐々に強張っていくのをロキとトールは確認するとニヤリと笑った。隣にいたライアンは、突然表情が強張る彰にどうしたのか尋ねた。
「ショウ?」
「来なさい、ライアン」
彰の表情から彼の気持ちを察したオーディンが、ライアンを連れてその場を離れた。
「どうしたの?ショウは」
「トール兄さんとロキがいる。二人に任せておけばいい」
ライアンを強く抱きしめたオーディンは、彰の変化に不安げな表情を見せた彼に何も言わず、手を後頭部と腰部に回し安心するように声をかけた。
彰は、ロキの言葉を思い出した。
アルカシスは、カラマーゾフ王の弟子だった頃、彼のペットだったユダを愛していたと言っていた。
トールに挑んだ理由は、まさか。
「その『ユダ』って人のため?」
彰の言葉に、トールとロキはニヤリと口端を吊り上げた。
「ーーご明察」
トールはそう言うと、人差し指を一本彰のこめかみに置いた。
「アルカシスは、ユダを愛していた」
彰の脳内に、トールの言葉が木霊する。その言葉に、彰は自らの思考が徐々に侵蝕されていくのを感じた。
「でもロキは、ショウを愛している」
トールの言葉がもう一度彰の脳内に木霊する。脳内に木霊するトールの言葉に、思考が別のベクトルに変えられていく。
彰の瞳孔が拡散していくタイミングで、ロキは彰の耳元で囁いた。
「愛しているよ、ショウ」
ロキの言葉が彰の脳内に木霊した時、彰は瞳孔が開いた状態のままロキに視線を動かした。
「服を脱いで、トール兄さんに見せて」
ロキの言葉に彰は何も言わず、ロキに着せられた漢服を腰紐を解いてするりと脱いだ。床に落ちた服から出た彰の身体は、両乳首と臍、後孔に貼り付いたイソギンチャクがウネウネと蠢いていた。その細かい触手の動きに刺激と、ロキとトールの視線に刺激され、彰の身体はビクッとわなないた。
「ああぁ、んんぅ!」
刺激から反射的に発した声は、彰から思考が消え去り、本能のまま発したものだった。
今まで聴いた事のない、エロティックな彰の声音に、ロキは目を見開いて口元を手で抑えた。
「ショウ・・・君って子は・・・!」
「思考を消してしまうと、人間は本能のまま快楽を求める。この子も例外ではなく、思考を消す事で快楽に従順になっていく。ショウ、腰を私に向けなさい」
トールの言葉に従うように、彰は彼にイソギンチャクが貼り付いたままの後孔を恥ずかし気もなく彼に見せるため四つん這いになった。
トールに晒された後孔は、ズチュ、ズチュ、ズチュとイソギンチャクの本体が上下左右に蠢き、後孔には細い触手が螺旋状に結びつき深々と挿入されている。螺旋状に結びついた触手は粘液で後孔をトロトロにして括約筋を緩ませ、グニュル、ニュリ、グニュル、と左右で微弱に回転している。
「我々三神に選ばれた人間は、私に術を施され過去の記憶を封印する。もちろん、過去君が誰を好きだったかもね。そして君は、ロキと夫婦となり、彼の子を産む事になる。人間が神を誕生させるのだ。これは君にとって、名誉そのものだよ」
トールはそう言うと、おもむろに後孔に貼り付くイソギンチャクを掴み、螺旋状に結びついた触手が挿入されたままゴボッと音を立てて引き抜いた。
「いいああっ!!」
トールの躊躇ない引き抜きに思わず彰は後孔の括約筋を締めて抜かれる感覚が快楽に変換され歓喜の悲鳴をあげた。
その刺激に彰は腰にゾクゾクとした快感が走り、両方の腰がブルブルと震えていた。
「あっ・・・」
「ショウ、まだだ。まだ快楽は続くよ」
強く刺激を受けて体幹に力が入らなくなった彰はそのまま倒れこもうとした時、トールに腰をがっしりと掴まれた。
「今までは、前段階。これから本番いくよ?気持ち悦いなら、遠慮なく声を出してね」
ロキの言葉を合図にズボッと彰の後孔に誰かの指が挿入された。その刺激に、彰は我慢できず挿入と同時に悲鳴をあげた。
「ああっ!!」
「イソギンチャクは気持ち悦かったかな?次は私の指だ。思う存分声を出してどれくらい気持ち悦いか教えてね」
グニュル、グリン、グリンッ、グリンッ!
「ああっ!はああっ!お、しりっ!あっ!」
トールが挿入した自らの指を左右に回転する度、彰の腰部にズシン!ズシン!と快楽が流れ込んでいく。
グリンッ、グリンッ!ズリュ!ズリュッ!
「ああっ!やああっ!!ああっ!」
回転する指はそのまま上下に抽出を始める。イソギンチャクの触手が残した粘液と合わせて、トールが指を上下に抽出、左右に回転する度粘液の量も増え、悲鳴をあげる彰もアルカシスに整えられた長くなった髪を振り乱しながら声をあげ続ける。
グリンッ、グリンッ!ズリュ!ズリュッ!
「ああっ!もっ、お、な、かっ!あっ!ああっ、ああっ!!いひゃああっ!!」
「トール兄さん、どう?」
「子宮は問題ない。柔らかいし、刺激すると反応は上々だ。これなら、すぐに妊娠できる」
トールの指に刺激されてわななきながら悲鳴をあげる彰の後孔を見て、トールはロキに言った。
「ありがとう、トール兄さん。身体の内部も改造ができた事だし、まずはショウにイッてもらって一休みして子作りしようかな?最近の人間界は妊娠が分かってから夫婦になる『授かり婚』ていう結婚スタイルが流行っているみたいだしね。うーむ、妊娠中のショウの花嫁スタイルも可愛いなあ」
ロキはそう言うとイソギンチャクとトールの指の強い刺激に勃ち上がった彰のペニス目がけ、彼の下半身へ屈んでパクッとペニスを口に含んだ。
「ーーっ!?」
突然ペニスに舌がまとわりつく感覚に、思わず彰は腰を引いてしまった。しかしそれは背後で自分の腰を支えているトールと密着し、彼の指をダイレクトに感じてしまう。
「ああっ!!」
前後の刺激に彰は、背中を仰け反らせロキの舌が絡んだペニスから勢いよく白濁液を吐精した。
「あっ・・・」
射精後の疲労が最高に高まったと同時、彰はトールの腕の中で意識を手放した。と、同時に突然扉が勢いよくバンっ!と開け放たれ、トールの配下の下級神が壁に叩き付けられた。
『ーーっ!!』
開け放たれたと同時に強い魔力を感じた三神は、扉の中央に立つ人物に視線を向ける。その人物は、高いピンヒールをコツ、コツと音を鳴らしながら甲高い声で部屋に入室する。
「はぁい♡三神の皆さーん、調教中に失礼しまーすぅ♡淫魔界イチ知性と美貌と魔力に溢れた女性型淫魔(サキュバス)エリザベータ様のご登場よぉん♡わらわの弟アルカシスちゃんの大事なペットちゃんをお返しして頂きたく参上致しましたわぁん♡」
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