3 / 32
第一章
【2.ナオの家で②】
しおりを挟む
ナオが恥ずかしそうに俺に打ち明ける。
うつむいてほんのり顔を赤くして。
時々、唇を触ったり腕をさすったり。
なんとなく、ナオがふいにする仕草は目を引かれる。
学校で目をつけられるのも当然だと思う。
陸上部で鍛えてるとはいっても、外での練習をしてても、
日焼けしてるとはいっても元は相当色白なんだろうな、と思わせる肌。
キメも細かくて。
筋肉質ではあるんだろうけど、どうしても肌質のせいでモチモチしてるように見える。
年齢のせいかもしれないがまったく毛深くないところも、
彼の中性的な雰囲気を後押ししてる。
顔も、
基本的に整ってるんだが、どちらかといえば童顔で、少し、垂れ目、少し、厚い唇
水分の多い目。
少し丸みのある顔。
色素の薄い髪と瞳。
きれいな耳。
その顔で困ったように見上げられたら、
たとえ男だとわかっちゃいても、十分に男心をくすぐる。
たぶん、顔にほくろが多いところや、ほんの少し歯並びが悪いところが、
整いすぎた顔から外れたその部分のせいでよけいにー
こんな子供に使う言葉じゃないかもしれないが、
ナオが醸し出すそれは色気なんだろうと思う。
明るくて賑やかな、というのと真逆な、
どこか陰があって物腰がやわらかく静かな佇まいー
そういうナオが学生服に身を包むと
肌とのコントラストもあってか、漏れるような色気がある。
詰め襟からのぞく首筋がまだ細く、首にある二連のほくろがいやらしい。
本人はそんなところに無自覚なもんだから、
俺を前にしてもそんな、タンクトップと短パン姿になって
俺にあられもないその素肌を見せつける。
そんな格好だと、まったく日に焼けていない白い肌も垣間見えて、
おそらく同年代の男たちよりよけいに、
俺のような大人のほうがナオの色気に当てられる。
同年代の男は色気というものがまだわからないから、
ナオのそれに戸惑って、ナオがいつもこぼしてる、
“エロい”と言われるんだろ
「見られるの嫌なんだけど」
ナオの言葉が俺に向けられたのかとハッとする。
確かに思いの外じっと見ていたようだ。ナオを。身体を。
「けどね、嫌なはずなんだけど、
ジンジンするの・・・変だよね」
「変じゃないさ
ジンジンって・・・・股間は平気なの?」
「えっ!?」
股間の問題はタブーな年頃なのか、ぱっと顔を上げ目を見開く。
「いや、乳首が反応してんならさ、
股間は普通、もっと隠しきれないくらいになったりするんじゃないの?」
俺がそう言うと、首や耳まで赤くしてナオはうつむく。
そういうところだ。
ナオのそういうところがいけない。
ほら、すぐ泣きそうな顔をみせる。
いつか男にとりかえしのつかないことをされそうで気が気じゃない。
「ナオ、別に変じゃない。
股間が熱くなってばかりの年頃じゃないか」
唇を噛みしめてるナオに、やさしく言葉をかける。
股間を熱くするばかりなことや常に触っていたいことが
罪深く感じる子も多いと聞くから。ナオもそうかもしれないと思って。
むしろナオがあっけらかんとそういうもの、て思ってはいなそうで。
「ジンジンしたまま放っておくの?
股間も、乳首も触ったりしてるの?」
もう真っ赤になったナオはうつむいたまま首を振る。
してない!ていうよりは、恥ずかしくてもう嫌だ、てほうみたいだ。
「ナオ、ちっとも変じゃないよ。
俺がそれくらいの頃はしょっちゅう触ってた
そんなもんだって」
「・・・・でも
でも、乳首だなんて、聞かないよ?
アキさんも、乳首、なったりって・・・・する?じゃあ」
「んー俺はならないけど
乳首も性感帯らしいからな」
俺は布地の少ないタンクトップでさえ見えない乳首よりも、
彼が体育座りをすることで露わな太ももの裏に目がいってしまう。
うっすら汗をかいた首筋と。
顔を
顔を近づけたら、ナオの首筋からはどんな匂いがするんだろう。
汗ばんだ首筋を舐めたら-・・・
タンクトップとはいっても
まだ腕を上げちゃいないから、わき毛が生えてるのかもわからない。
ナオは少し唇を尖らせて、黙り込む。
俺はじっくりナオの顔を身体をながめていた。
夏の終わりの、エアコンが効いてない部屋はまだ暑く、
俺の来ているワイシャツの下で、汗がつーと流れるのを感じた。
うつむいてほんのり顔を赤くして。
時々、唇を触ったり腕をさすったり。
なんとなく、ナオがふいにする仕草は目を引かれる。
学校で目をつけられるのも当然だと思う。
陸上部で鍛えてるとはいっても、外での練習をしてても、
日焼けしてるとはいっても元は相当色白なんだろうな、と思わせる肌。
キメも細かくて。
筋肉質ではあるんだろうけど、どうしても肌質のせいでモチモチしてるように見える。
年齢のせいかもしれないがまったく毛深くないところも、
彼の中性的な雰囲気を後押ししてる。
顔も、
基本的に整ってるんだが、どちらかといえば童顔で、少し、垂れ目、少し、厚い唇
水分の多い目。
少し丸みのある顔。
色素の薄い髪と瞳。
きれいな耳。
その顔で困ったように見上げられたら、
たとえ男だとわかっちゃいても、十分に男心をくすぐる。
たぶん、顔にほくろが多いところや、ほんの少し歯並びが悪いところが、
整いすぎた顔から外れたその部分のせいでよけいにー
こんな子供に使う言葉じゃないかもしれないが、
ナオが醸し出すそれは色気なんだろうと思う。
明るくて賑やかな、というのと真逆な、
どこか陰があって物腰がやわらかく静かな佇まいー
そういうナオが学生服に身を包むと
肌とのコントラストもあってか、漏れるような色気がある。
詰め襟からのぞく首筋がまだ細く、首にある二連のほくろがいやらしい。
本人はそんなところに無自覚なもんだから、
俺を前にしてもそんな、タンクトップと短パン姿になって
俺にあられもないその素肌を見せつける。
そんな格好だと、まったく日に焼けていない白い肌も垣間見えて、
おそらく同年代の男たちよりよけいに、
俺のような大人のほうがナオの色気に当てられる。
同年代の男は色気というものがまだわからないから、
ナオのそれに戸惑って、ナオがいつもこぼしてる、
“エロい”と言われるんだろ
「見られるの嫌なんだけど」
ナオの言葉が俺に向けられたのかとハッとする。
確かに思いの外じっと見ていたようだ。ナオを。身体を。
「けどね、嫌なはずなんだけど、
ジンジンするの・・・変だよね」
「変じゃないさ
ジンジンって・・・・股間は平気なの?」
「えっ!?」
股間の問題はタブーな年頃なのか、ぱっと顔を上げ目を見開く。
「いや、乳首が反応してんならさ、
股間は普通、もっと隠しきれないくらいになったりするんじゃないの?」
俺がそう言うと、首や耳まで赤くしてナオはうつむく。
そういうところだ。
ナオのそういうところがいけない。
ほら、すぐ泣きそうな顔をみせる。
いつか男にとりかえしのつかないことをされそうで気が気じゃない。
「ナオ、別に変じゃない。
股間が熱くなってばかりの年頃じゃないか」
唇を噛みしめてるナオに、やさしく言葉をかける。
股間を熱くするばかりなことや常に触っていたいことが
罪深く感じる子も多いと聞くから。ナオもそうかもしれないと思って。
むしろナオがあっけらかんとそういうもの、て思ってはいなそうで。
「ジンジンしたまま放っておくの?
股間も、乳首も触ったりしてるの?」
もう真っ赤になったナオはうつむいたまま首を振る。
してない!ていうよりは、恥ずかしくてもう嫌だ、てほうみたいだ。
「ナオ、ちっとも変じゃないよ。
俺がそれくらいの頃はしょっちゅう触ってた
そんなもんだって」
「・・・・でも
でも、乳首だなんて、聞かないよ?
アキさんも、乳首、なったりって・・・・する?じゃあ」
「んー俺はならないけど
乳首も性感帯らしいからな」
俺は布地の少ないタンクトップでさえ見えない乳首よりも、
彼が体育座りをすることで露わな太ももの裏に目がいってしまう。
うっすら汗をかいた首筋と。
顔を
顔を近づけたら、ナオの首筋からはどんな匂いがするんだろう。
汗ばんだ首筋を舐めたら-・・・
タンクトップとはいっても
まだ腕を上げちゃいないから、わき毛が生えてるのかもわからない。
ナオは少し唇を尖らせて、黙り込む。
俺はじっくりナオの顔を身体をながめていた。
夏の終わりの、エアコンが効いてない部屋はまだ暑く、
俺の来ているワイシャツの下で、汗がつーと流れるのを感じた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる