願わぬ天使の成れの果て。

あわつき

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疑惑 ~Doubt~

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静寂が訪れ、夜も深まってきた頃。いつものようにレフィとイラは抱き合っていた。微かに漏れる喘ぎ声が室内に木霊し、互いの息遣いが乱れていく。細い身体でイラを受け止めるレフィ。その白い肌にキスをしながら線をなぞるように優しく触れていくイラ。敏感な部分を彼の指が突き、レフィは腰を浮かした。一気に身体が熱くなり、次第に声も抑えきれなくなっていた。行為が激しくなるに連れてベッドの軋む音が響き渡る。何度も何度も互いの名前を呼び、キスを重ねながら呆れる位、抱き合った。



「ーー最近、夜に出歩いているのですか?」


行為が終わり、ケアも施された後うつ伏せになりながらレフィは聞いた。


「あぁ。眠れなくてな」
「気分転換ですか……」
「偶には必要だろう」
「そうですね」
「一時的なものだから、お前が心配する事じゃないよ」


レフィの頭を撫でながらイラは微笑んだ。その優しさに誤魔化された気がして、レフィは素直に頷けなかった。



先日、イリアの看病をしていたレフィは一緒にいたエチカから不穏な話を聞いた。


「イラが……?」
「はい。アルカディアと一緒に……」


上級天使達を粛清していたーー。
そんな話、俄には信じられなかった。粛清なんて女神やゼウスでさえ行いはしないのに。2人は実行している。それも続けざまに。


「何かの間違いじゃ……」
「いえ。確かに2人でした。貴方に話すのもどうかと思ったのですが、手遅れになる前に止められればと……」
「……この事、他の皆には……」
「レフィにしか話してませんよ。イリアにもまだ言えなくて……」
「…そうですか…」
「貴方になら、イラも打ち明けるかも知れません」
「ボクに探れと言うのですか?」
「一番あの方と親しいのはレフィじゃないですか。私が疑いを掛けてもはぐらかされるだけです」
「……嫌です」
「レフィ……」
「イラを疑うなんてしたくありません」


エチカは無理強いはしない。だから、レフィが嫌だと断ればそれ以上の追及もしない。


「……そうですよね。すみません……」
「エチカは、聞かないんですか?アルカディアに…」
「……彼は言わないですよ。恐らく、イリアにも隠し通す気だと思います」
「だったら……今は様子見にしませんか?何より証拠がありません」 
「……分かりました。ではこの事は内密に」
「はい」



イラが粛清をしているだなんて有り得ない。信じたくなかった。レフィは隣で読書をしているイラに視線を向けた。


「ん?どうした?」 


すぐに視線が絡まり、いつもの笑みを向けてくれた。その表情にレフィは弱い。何でも許されているようで、特別にしてもらっているようで優越感が過ぎってしまう。


「いえ……。寝ないのですか?」
「あぁ。もう少し読んだら寝るよ。私に構わず、眠たくなったら寝ていいぞ」
「はい…… 」
「身体、平気か?」
「大丈夫です。イラがケアしてくれましたし」
「なら良かった」 
「……先に寝ますね」 
「あぁ。おやすみ」 


包み込むようにまた頭を撫でられ、レフィはそのまま目を瞑ったーー。





「イリアちゃん」


黎明が近くなった頃、アルカディアはイリアの部屋を訪れていた。まだ眠っているかと思っていたが既に起きており、「おはよう」と明るい挨拶をかわしてきた。


「おはよう。身体の調子どお?」 


聞きながらベッド近くにある椅子に腰掛ける。側で彼女を見た時、少し痩せたように思えた。


「回復したよ。熱ももうないって」
「そっか。良かった」
「アルカディアは怪我大丈夫だった?」
「うん。ナージャのお陰で大した事なかったよ」
「そっか……」
「イリアちゃん、力の制御はいつもしてたの?」


いきなり本題に入られ、イリアはピクッと反応した。


「……うん。自分の剣で戦う時は」
「じゃあやっぱり、カサンドラの剣だったから抑えが利かなかったのかな……」
「どうだろ……。よく覚えてないんだ」
「そっか」
「ごめんね……。あたしから手合わせ申し込んだのにあんな形で終わっちゃって……」
「いい機会だったんじゃない?イリアちゃんも自分の力量知れたでしょ?」
「まぁ……色々と参考にはなったけど…」
「また機会作れば良いよ。その時には今よりも強くなれてると思うよ」
「アルカディア……」
「オレはいつでも手合わせするから。イリアちゃんとやるの楽しいもん」
「……ありがとう……。じゃあ、今日でも…」
「今日はダメだよ。ちゃんと休まなきゃ」
「……うん」
「じゃあ、オレもう行くね」
「あっ……」


席を立とうとしたアルカディアの腕をイリアは咄嗟に掴んでしまった。


「…どうしたの?ランティス呼んでこようか?」
「あ……違うの……。ちょっと……」
「……」


アルカディアは何となく様子を察し、顔を近付けた。


「顔真っ赤」
「……熱だよ」
「治ったんじゃないの?」


クスッと笑いながらアルカディアはイリアの隣に腰を下ろした。


「アルカディア……」
「傍にいて欲しいって顔に書いてあるよ」
「えっ!?本当……?そんな顔してる…?」 
「してる」


イリアは顔を真っ赤にしながら手で覆った。その姿がとても可愛く思えてアルカディアはその手を退かした。


「やっ……。今、ブサイクな顔してるから……」
「可愛いよ。見せて」
「だ、ダメ……!恥ずかし……」
「オレには見せてよ」


そんな風に耳元で囁かれたら余計照れてしまう。けれど、イリアはアルカディアの方に向き直り、目を合わせた。透き通るような銀水晶の瞳に自分の姿が映る。可愛いなんて自分では思えない。


「やっとこっち見た」
「……やっぱダメだ……。なんか緊張する……」
「良いよ。そのまま逸らさないで」
「…アルカディア……」


唇が重なり、イリアは目を閉じながら受け入れた。優しくて柔らかい感触。
1度離してもまた2、3度重ねた。その度にキスは長くなり、舌も絡まるようになっていった。


アルカディアはキス以上の事はしない。イリアは受け入れる気満々だったが、身体は素直に震えていてアルカディアはそれを見逃さなかった。無理強いはしないし、お願いもしない。拒んだのとは違うけれど、キスから先へ進みたいと思ってしまうのが正直な所だった。 


「ーー大分慣れてきた」
「そ、そうかな……」
「まだ緊張してる?」
「うん…もう平気」
「良かった」


そう微笑んだ瞬間、ノックが響きイリアはすぐに返事をした。


「イリア。具合はどうだ?」 


入ってきたのはイラとランティスだった。アルカディアはすっとベッドから離れ、ランティスに譲った。


「もう大丈夫。ごめんね…」
「自分の実力を思い知ったか?」
「ぅ……」


ハッキリ言われ、返す言葉が見つからなかった。アルカディアが注意を促したが、イラはスルーしていた。


「課題が見つかっただろう。必要なら付き合うし、頼ってくれて構わない。1人で出来ると過信するな」


厳しく優しいイラの言葉はイリアの胸に残った。その強い視線にイリアは頷いた。


「それじゃあ、お願いしようかな」
「あぁ。今日は一日休んだ方が良い。明日もまた来る」
「ありがと」
「レフィがお見舞いに来ると行っていたから、ちゃんとお礼しておくんだな」
「うん。分かってる」


イラはアルカディアに声を掛け、2人は一緒に出て行った。


「最近、一緒にいる所見ますね」
「そう?」
「イリア様。体調、本当に大丈夫ですか?」
「うん。皆に心配かけちゃって」
「いいよ。もう慣れてる」


ランティスは優しく微笑みながらイリアの頭を撫でた。彼にそんな事をされるとは意外でイリアは呆然としてしまった。


「……見とれてました?」 
「あ……!いや……優しいなぁーって思っ…て…」
「そりゃあ、優しくしますよ。あんたには、感謝しかないからね」
「ランティス……」
「だから、アルカディアと一緒になってもぼくは構わない。喜んで拍手を送るよ」
「えっ…」
「知ってますよ。貴方が、アルカディアに惹かれている事。アルカディアも同じ。2人が結ばれるなら本望です」
「……知ってたんだ……。もしかして、バレバレ?」
「多分……。【ミスタシア】の皆は知っているのかと…」
「そっか……」
「お似合いですよ」
「そう?!そうかな!?そう見えるかな」
「はい」


そう褒めるとイリアは嬉しそうに喜んだ。その姿がとても愛らしくてランティスは少し哀しげな表情で見つめていた。


2人が話しているとレフィとエチカが訪れた。御見舞い品にレフィの手作りクッキーを貰い、みんなで食べることにした。甘すぎずしょっぱすぎず、程よい甘さと懐かしい味にイリアは一枚一枚味わいながら頂いたクッキーを摘んだーー。








【神流の森】にて。
上級天使に加えて中級天使の粛清を行ったアルカディアとイラ。その行為は次第に義務化しつつあった。当たり前だと感じてしまっている事にアルカディアは自分の意識の変化についていけなくなっていった。


「バレてる……?」
「あぁ。お前とイリアの関係がな」
「…なんだ、そっちか」


気分を整えていたアルカディアは深呼吸しながら安堵した。


「本気なのか?」
「そうだよ。愛してる」
「イリアは人間だ。交われる訳ないだろう」
「分かってるよ。それでも、大好きなんだ」


アルカディアの気持ちは揺らがなかった。そうだろうとイラも分かってはいたが聞かずにはいられなかった。


「イリアはあくまでも女神の代理に過ぎない。いつかは下界に帰るんだ。それでも、好きでいられるのか?」
「うん。誰にも渡したくない」
「……」
「なに?心配してるの?」
「当然だろう」
「優しいね、イラは」


そう言って彼は薄く笑った。決して結ばれないと解っていてもアルカディアは想いを突き通す。


「全部見ーちゃった」


木々の影から不意に現れた天使に2人は同時に振り返った。


「……ヒスイ……」
「仲間の粛清とか、なに調子に乗ってんの?女神の代わりはイリアだよ?お前らにそんな権利ねぇだろ」


ヒスイは淡々と2人を批難した。元々口の悪い彼には婉曲な言い方など出来ない。  


「これは天界の為だ。薄汚れた天使達を野放しには出来ないからな」
「へぇ。【ミスタシア】ってのはそこまで優遇されてんの?お偉いことで」
「見られたからにはこのままお前を帰す訳にはいかない」
「イラ……」


アルカディアは止めようとしたがイラは聞く耳を持たなかった。


「どうするの?俺を粛清する?」
「お前が口外しないという保証はないからな」
「ふぅん?でもいいのかなぁ。俺は悪行なんて働いてないし、誰にも言うつもりもない。それに」


ヒスイは視線をアルカディアに向けた。


「イリアと会う約束してんだよね。突然俺が消えたらイリアも不審がるだろ?」 
「……わかった。君が誰にも言わないって約束するなら見逃してあげる」
「アルカディア……!」


素直に受け入れた彼にイラが動揺を見せた。


「見逃してあげる、か。随分上から目線だな。それは俺のセリフだっつの」
「……っ」
「それにお前、イリアと親密な関係なんだろう?バレてるぜ。気付いてない奴らの方がどうかしてる。何で誰も口を挟まないか分かってんの?」
「えっ… 」
「あんたに憧れてる天使は山程いる。【ミスタシア】で強くて美しくて皆が認めてるあんたに、誰が忠告出来んだよ」
「……」
「こんな事バレたら一番哀しむのはイリアだよな?一番好きなあんたに裏切られてさぞ傷付くだろうなぁ」


ヒスイは見下すような言い方でアルカディアに迫った。


「でも安心しなよ。黙っといてあげるからさ。その代わりに」


不意に髪を引っ張られ、アルカディアはふらついた。


「この髪、頂戴。あんたの髪なら神力もすごいだろ。俺、力欲しいんだよね」
「ーー我儘も大概にしろ、ヒスイ」


困惑しているアルカディアをヒスイから遠ざけながらイラが前に出た。


「我儘?寧ろお前らの方が我儘じみてねぇ?こっちは黙認してやるって言ってんだからさ。髪くらいの報酬なら安いもんだろ?」
「ーーなら、私の髪を与える。それで満足か?」
「あんたの髪なら文句はないね」
「戦闘には興味ないんじゃなかったか?」
「そうだよ。俺の場合は能力の向上。もっと良い作品を生み出す事さ」


髪に宿る神力は能力の増長へと繋がる。能力の高い天使程髪が長く伸びやすい。ヒスイはその髪を加工して陶器で出来たブレスレットを作りたいと思っていた。


「アルカディア。済まない、剣を貸して貰えるか」
「イラ……」


アルカディアは躊躇いながらも光る剣を彼に渡した。受け取ったイラはリボンで結んでいる所から下の部分の髪を持ち、剣で切り取った。
ひらっとリボンが音もなく地に落ち、ばらけた髪が風に靡いた。足元まであった長い髪は肩にかかる位の短さになってしまった。


「持っていけ。余計な事をしたら……」
「言わないって。何の得にもならないし。それに、粛清される方がバカなんだろ。俺はそんなヘマしない。それでも疑うなら俺を見張ってれば?あんたらが何しようが関係ないし」


イラの髪を受け取りながらヒスイは飄々とした態度で言った。


「じゃあ、もう良いよね?」
「……あぁ」


満足したヒスイは鼻歌を奏でながら【神流の森】から出て行った。


「イラ……ごめん……」
「お前が謝る事じゃない。下手にバラされて騒ぎになるのは避けたいからな」
「でも……大事にしてたんじゃないの……?」
「気にするな。また伸ばせばいい事だ 」


しょんぼりするアルカディアを支えながらイラは変わらぬ微笑で囁いた。


「私達ももう出た方が良いな。夜が明ける」
「ん……」


遠くで魔物の鳴く声が聴こえた。けれど振り返る前にイラに手を引かれてアルカディアはその場を後にしたーー。 
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