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コーラス遺跡都市防略
第35話コーラル防略、15/掲げる/暗室
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聖トルミア国皇王大聖堂、玉座の間。
その名の通り、白銀で豪奢に装飾された玉座がその長方形の間の最奥に二つ位置されていた。
その玉座の下に敷かれている入り口大扉まで伸びた金糸で装飾されたレッドカーペットの左右には、執行騎士7人がそれぞれ立っていた。
そして大扉が開かれ、現れたのは3人の男女。
白銀の王冠を身につける、海を閉じ込めたような煌びやかで美しい宝石が7つ埋められた白銀の王冠。そしてそれに見合うほどに王冠の宝石に豪奢に飾りつけられた青い横ラインの入ったマント付きのサーコートを着た白銀の髪がその間の窓から流れるわずかなそよ風に靡く。
その男は堂々と、風邪を切るようにレッドカーペットの上を歩き右の玉座に着いた。
それに続き、残りの2人は歩み出す。
白い、ローブ形の聖衣を着た、黒い髪に赤い瞳を持つ少女に見える少年、皇権アインだった。
そして、その側に立つ白い青のラインが入ったローブを目深に被る男、鬼狼。
アインは男に続き、左側の玉座に腰をおろす。
鬼狼はそれに続きアインの玉座の右に立った。
そして、玉座に座る男は左手で頬杖を付き
口を開く。
「ふむ、皇権アイン。例のライカード支援計画は、今どうなっているのだ?。
まさか、意味もなく召集した訳ではあるまいな?」
横の玉座に座すアインへ男はそう問う。
アインはその問いに、男を見る事なく答えた。
「はっ。計画は依然進行中しています。進行に影響はありませんが、イレギュラーとなる人物が2人現れました。」
それを聞いて、皇王と呼ばれた男は言葉を返した。
「ほう…そのイレギュラーに付いて詳しく教えたまえ。」
アインはカーペット右側の三番目に立つ、ドーベルがコーラル遺跡都市で操っていた鎧人形と同じ鎧人形を手招いた。
ドーベルはすぐさまそれに反応し、皇王の前にすぐさま跪き、仮面の下に隠れた口を開く。
「1人目は"アメリナ"と呼ばれていた、ミレス帝国のかなり大柄は女騎士でございます。竜と人の混ざり子、"竜人"と言う半端者。されど侮ってはなりません。そこなる者は我々の鎧を溶かし得る豪炎を上げる能力、そして爆炎を上げる剣を持っておりました。」
ドーベルはそう皇王に説いた。
皇王はそれを聞くと、眉を顰め眉間を摘む。
ため息を吐き、もう1人に付いて聞く。
「竜人にまだ生き残りがいたとはな…もう1人のイレギュラーとは?」
その問いには、誰も答えなかった。
そして、鬼狼は皇王の座る玉座の前に立った。皇王は疑問符を浮かべ鬼狼のその行動の意味を問おうと口を開いたその時。
___鬼狼は皇王の首を右手で掴み持ち上げた
~~~
黒いローブを着た男は、目を覚ます。
視界いっぱいに広がる闇と、手首足首から伝わる冷たい鉄の感触。そしてわずかな身動きもを許さない鎖の響く音。おそらく狭い密室の部屋にいるのだろう。
男の最後の記憶は遺跡倉庫から出た時、弓を持った女とその背後に立つ大怪我をした2人の男に今は西暦何年かを尋ねた時。それ以降は何も覚えていなかった。
そうして過去を模索していると、男が今までそこにあった事に気づくことのなかったドアが開き、1人のポニーテールの髪型で小柄な体格をした火のついた蝋燭を手に持つ赤毛の少女が入って来た。少女はドアを閉め、こちらを見るとその小さな張りのある赤い口を開いた。
「さて、クソカスの尋問を担当するのはこの私。アルドラ・シャルル・ロイドと申します。
座右の銘は悪人拷殺、よろしくお願いしますね。」
なぜか主語が暴言にすり替わるっている上碌でもない座右の銘の持ち主の女はアルドラと男に名乗った。そして、その両手に持つ蝋燭に照らされる男の横にはる多数の乾いた血に塗れた刃物や鈍器が入った箱。
「な、何で俺はこんな所にいるんだよ!
早くこの手枷と足枷を取っ払ってくれ!」
これから自身へされる行いに察しが着いた男は、そうアルドラに叫んだ。
アルドラはその男を蔑むような目で見つめながら言った。
「本性を表すのが早いですね、今回のコソドロは。」
途端、男の顔に、凄まじい衝撃が走った。
その名の通り、白銀で豪奢に装飾された玉座がその長方形の間の最奥に二つ位置されていた。
その玉座の下に敷かれている入り口大扉まで伸びた金糸で装飾されたレッドカーペットの左右には、執行騎士7人がそれぞれ立っていた。
そして大扉が開かれ、現れたのは3人の男女。
白銀の王冠を身につける、海を閉じ込めたような煌びやかで美しい宝石が7つ埋められた白銀の王冠。そしてそれに見合うほどに王冠の宝石に豪奢に飾りつけられた青い横ラインの入ったマント付きのサーコートを着た白銀の髪がその間の窓から流れるわずかなそよ風に靡く。
その男は堂々と、風邪を切るようにレッドカーペットの上を歩き右の玉座に着いた。
それに続き、残りの2人は歩み出す。
白い、ローブ形の聖衣を着た、黒い髪に赤い瞳を持つ少女に見える少年、皇権アインだった。
そして、その側に立つ白い青のラインが入ったローブを目深に被る男、鬼狼。
アインは男に続き、左側の玉座に腰をおろす。
鬼狼はそれに続きアインの玉座の右に立った。
そして、玉座に座る男は左手で頬杖を付き
口を開く。
「ふむ、皇権アイン。例のライカード支援計画は、今どうなっているのだ?。
まさか、意味もなく召集した訳ではあるまいな?」
横の玉座に座すアインへ男はそう問う。
アインはその問いに、男を見る事なく答えた。
「はっ。計画は依然進行中しています。進行に影響はありませんが、イレギュラーとなる人物が2人現れました。」
それを聞いて、皇王と呼ばれた男は言葉を返した。
「ほう…そのイレギュラーに付いて詳しく教えたまえ。」
アインはカーペット右側の三番目に立つ、ドーベルがコーラル遺跡都市で操っていた鎧人形と同じ鎧人形を手招いた。
ドーベルはすぐさまそれに反応し、皇王の前にすぐさま跪き、仮面の下に隠れた口を開く。
「1人目は"アメリナ"と呼ばれていた、ミレス帝国のかなり大柄は女騎士でございます。竜と人の混ざり子、"竜人"と言う半端者。されど侮ってはなりません。そこなる者は我々の鎧を溶かし得る豪炎を上げる能力、そして爆炎を上げる剣を持っておりました。」
ドーベルはそう皇王に説いた。
皇王はそれを聞くと、眉を顰め眉間を摘む。
ため息を吐き、もう1人に付いて聞く。
「竜人にまだ生き残りがいたとはな…もう1人のイレギュラーとは?」
その問いには、誰も答えなかった。
そして、鬼狼は皇王の座る玉座の前に立った。皇王は疑問符を浮かべ鬼狼のその行動の意味を問おうと口を開いたその時。
___鬼狼は皇王の首を右手で掴み持ち上げた
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黒いローブを着た男は、目を覚ます。
視界いっぱいに広がる闇と、手首足首から伝わる冷たい鉄の感触。そしてわずかな身動きもを許さない鎖の響く音。おそらく狭い密室の部屋にいるのだろう。
男の最後の記憶は遺跡倉庫から出た時、弓を持った女とその背後に立つ大怪我をした2人の男に今は西暦何年かを尋ねた時。それ以降は何も覚えていなかった。
そうして過去を模索していると、男が今までそこにあった事に気づくことのなかったドアが開き、1人のポニーテールの髪型で小柄な体格をした火のついた蝋燭を手に持つ赤毛の少女が入って来た。少女はドアを閉め、こちらを見るとその小さな張りのある赤い口を開いた。
「さて、クソカスの尋問を担当するのはこの私。アルドラ・シャルル・ロイドと申します。
座右の銘は悪人拷殺、よろしくお願いしますね。」
なぜか主語が暴言にすり替わるっている上碌でもない座右の銘の持ち主の女はアルドラと男に名乗った。そして、その両手に持つ蝋燭に照らされる男の横にはる多数の乾いた血に塗れた刃物や鈍器が入った箱。
「な、何で俺はこんな所にいるんだよ!
早くこの手枷と足枷を取っ払ってくれ!」
これから自身へされる行いに察しが着いた男は、そうアルドラに叫んだ。
アルドラはその男を蔑むような目で見つめながら言った。
「本性を表すのが早いですね、今回のコソドロは。」
途端、男の顔に、凄まじい衝撃が走った。
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