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第1章 春と
同じモンスターから剥ぎ取った素材で装備を作った感じだ
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七緒に促されてもう一人の女子を観察してみる。
テーブルの上にはスマホとモバイルバッテリー、そしてコーヒーが置いてあり、その他には何もない。
隣からは、少し悩むような唸りが聞こえる。
「これだけじゃ、大学生かどうか分かりませんね」
「……いや、多分この子は大学生だと思う」
「へぇ、どうしてですか?」
不思議そうな様子を見て、やっと優越感が湧き上がってきた。
危うく生業とも言えるサークルを乗っ取られるところだったからな。精神的に。
久しぶりの出番にテンションが上がり、俺は自信満々に解説を始める。
「平日昼間に私服でカフェに来る高校生は少ないだろ。それに、最近は茶髪や金髪なら染髪を認めている高校があるとはいえ、青髪なんて禁止されていることがほとんどだ。同様にピアスもな。一応、美容系の社会人の可能性はあるけど、だったらたまの休みにカフェでお茶してないと思う。クラブとか行くだろ」
「クラブは偏見だと思いますけど……言われてみれば、奇抜な染髪って大学生の通過儀礼みたいなところありますもんね」
「奇抜って……あの子似合ってるけどな」
なんなら俺だって奇抜な髪色だろう。
綺麗な白髪をキープするのは大変だし、ちょっと田舎の方に行くと白髪と間違えられてしまうし、髪が長めだから、マスクしているとお年寄りに女子に間違われることもある。
それにしても、かなり綺麗な青髪だな。
見ていると吸い込まれてしまいそうな、深海のような青。
プリンにもなっていないし、染めたてなのか、あるいは相当にマメなのか。
「っていうか、よく見た感じ、あの子の方が静香ちゃんにあってる気がするな」
「他の女……の子の事、名前で呼ぶんですね」
「苗字で呼ぶより名前で呼ぶ方が距離が近付くと思わない?」
「つまり、先輩は私と距離を近づけたいと?」
「その誘導尋問みたいなやつやめてくれ」
大学生ってノリが大切みたいなところがあるからな。
どれだけ距離が縮まるか、正確には縮まってると錯覚できるかが大切なわけだ。
「好きでもない人に名前で呼ばれたくないです。あ、先輩は大学歓迎ですよ」
「ありがとう日向さん、嬉しいよ!」
「また一つ罪を背負いましたね」
「俺は道端で困ってるお婆ちゃんとか助けるタイプだから、徳の貯金結構あるんだよね。いいからあっち見ろ」
「はーい」
七緒の視線を誘導すると同時に、自分でももう一度観察をする。
確かに、彼女の髪の毛は派手としか言いようがない。
服装はというと、いわゆるバンド系というのか、黒いロングTシャツにブーツという強めのファッション。
全体的に統一感があり、ゲームで例えると、同じシリーズの家具で部屋を埋めたり、同じモンスターから剥ぎ取った素材で装備を作った感じだ。
「確かに、あの子の方が良いかもしれませんね」
「お、気づいた?」
要するに、二人目の子にちぐはぐさはない。
だが、それは見た目だけの話だ。
恐らく彼女の中身は、外見とはかなり乖離しているものと思われる。
その理由は、丁寧すぎる所作にあった。
「どの仕草も、座り方さえもきちんとしてるんだよな」
「そうですね。背中もしゃんと伸びてるし、コーヒーの飲み方もだらしなくないです」
「羨ましい。親御さんの教育が良いんだろうな」
幼少期からきちんとした教育を受けていれば、それは成長した後にも引き継がれることがほとんど。
一挙手一投足、その全てに違いが出ると言っても過言ではない。
もちろん世間一般的になら、あの子は不良のレッテルを貼られてしまうだろう。
だが、あくまで客観的に、関わりのない人間として見るならのラベリング。
いざ友達として付き合ってみると、親仕込みの常識はあるし、バッグに付けているロックバンドのリストバンドから、ある程度のアウトドア気質を感じるし、素晴らしい付き合いができるに違いない。
「よし、それじゃああの子にするか」
「依頼してきた女……の子の友達候補ってことですか?」
「そうそう。あとは知り合う方法だけど……とりあえず行ってみるか」
こういう時は、やはりナンパに限る。
とはいえ、前時代的な「へい彼女、野球しない?」と言った中島イズム感じるものではなく、極めて安全で、前のめりにもならないもの。
迷惑防止条例に抵触しないそれは、もはやナンパというよりこう……紳士の……紳士の嗜みのようなものだ。
「…………嫌です」
「いや、なんでよ」
今の状況で、知り合うために声をかける以外の方法を思い浮かばないのだが、何故、彼女はこんなにも悲しそうな顔をしているのだろう。
悲しそうと言ったが、その表情はほとんど平常時と変わりなく、ほんの少しだけ眉が下がって見えるから、半ば推測である。
「……私が先輩に告白したの忘れました? 超若年性アルツハイマーですか? その調子だと髪の染め過ぎで毛根が死滅するのも時間の問題ですね」
「やめろよ、そもそも遺伝的にハゲそうなんだから。ハゲだってかっこいいだろ。海外のアクション俳優とか知らない?」
「知らないです。そういえば最近気になってる映画があって、『ドーパミン』っていうんですけど」
「知ってんだろお前!」
十五年くらい前の映画だった気がするんだが、よくカバーしてたな……。
「あと、俺は七緒ちゃんの告白は微塵も信じてないから」
「えぇ、なんでですか?」
「嫌だって言ってんのに自分のことを追いかけ回してくる奴の言葉なんか信じたくないだろ?」
「そこまで一途に追いかけてきてくれるなんて、私だったら信じますよ。怪しいとは思いますけど」
「怪しいだなんて、自分のことをちゃんと客観視できるんだな。すごいじゃないか!」
また小さく舌打ちが聞こえた気がしたが、気のせいだと思う。
「それで、本当に行くんですか?」
「他に方法も思いつかないしなぁ。自分の得意分野で勝負して何が悪い?」
「……じゃあ行けば良いじゃないですか。拗ねますよ」
「おっけ、行ってくるわ」
席を立って、ゆっくりと、静かに青髪の子の方へ歩く。
しかし、今日はなかなかに幸運だな。
よくわからん後輩に付き纏われるのは厄介だが、彼女がいることで、これからの作戦がグッと成功に近づくのだけは良い。
二人の距離が一メートルほどに迫るが、まだ向こうは俺に気がつかない。
相手が空気を吸いきったタイミング。そこを狙って声をかけた。
テーブルの上にはスマホとモバイルバッテリー、そしてコーヒーが置いてあり、その他には何もない。
隣からは、少し悩むような唸りが聞こえる。
「これだけじゃ、大学生かどうか分かりませんね」
「……いや、多分この子は大学生だと思う」
「へぇ、どうしてですか?」
不思議そうな様子を見て、やっと優越感が湧き上がってきた。
危うく生業とも言えるサークルを乗っ取られるところだったからな。精神的に。
久しぶりの出番にテンションが上がり、俺は自信満々に解説を始める。
「平日昼間に私服でカフェに来る高校生は少ないだろ。それに、最近は茶髪や金髪なら染髪を認めている高校があるとはいえ、青髪なんて禁止されていることがほとんどだ。同様にピアスもな。一応、美容系の社会人の可能性はあるけど、だったらたまの休みにカフェでお茶してないと思う。クラブとか行くだろ」
「クラブは偏見だと思いますけど……言われてみれば、奇抜な染髪って大学生の通過儀礼みたいなところありますもんね」
「奇抜って……あの子似合ってるけどな」
なんなら俺だって奇抜な髪色だろう。
綺麗な白髪をキープするのは大変だし、ちょっと田舎の方に行くと白髪と間違えられてしまうし、髪が長めだから、マスクしているとお年寄りに女子に間違われることもある。
それにしても、かなり綺麗な青髪だな。
見ていると吸い込まれてしまいそうな、深海のような青。
プリンにもなっていないし、染めたてなのか、あるいは相当にマメなのか。
「っていうか、よく見た感じ、あの子の方が静香ちゃんにあってる気がするな」
「他の女……の子の事、名前で呼ぶんですね」
「苗字で呼ぶより名前で呼ぶ方が距離が近付くと思わない?」
「つまり、先輩は私と距離を近づけたいと?」
「その誘導尋問みたいなやつやめてくれ」
大学生ってノリが大切みたいなところがあるからな。
どれだけ距離が縮まるか、正確には縮まってると錯覚できるかが大切なわけだ。
「好きでもない人に名前で呼ばれたくないです。あ、先輩は大学歓迎ですよ」
「ありがとう日向さん、嬉しいよ!」
「また一つ罪を背負いましたね」
「俺は道端で困ってるお婆ちゃんとか助けるタイプだから、徳の貯金結構あるんだよね。いいからあっち見ろ」
「はーい」
七緒の視線を誘導すると同時に、自分でももう一度観察をする。
確かに、彼女の髪の毛は派手としか言いようがない。
服装はというと、いわゆるバンド系というのか、黒いロングTシャツにブーツという強めのファッション。
全体的に統一感があり、ゲームで例えると、同じシリーズの家具で部屋を埋めたり、同じモンスターから剥ぎ取った素材で装備を作った感じだ。
「確かに、あの子の方が良いかもしれませんね」
「お、気づいた?」
要するに、二人目の子にちぐはぐさはない。
だが、それは見た目だけの話だ。
恐らく彼女の中身は、外見とはかなり乖離しているものと思われる。
その理由は、丁寧すぎる所作にあった。
「どの仕草も、座り方さえもきちんとしてるんだよな」
「そうですね。背中もしゃんと伸びてるし、コーヒーの飲み方もだらしなくないです」
「羨ましい。親御さんの教育が良いんだろうな」
幼少期からきちんとした教育を受けていれば、それは成長した後にも引き継がれることがほとんど。
一挙手一投足、その全てに違いが出ると言っても過言ではない。
もちろん世間一般的になら、あの子は不良のレッテルを貼られてしまうだろう。
だが、あくまで客観的に、関わりのない人間として見るならのラベリング。
いざ友達として付き合ってみると、親仕込みの常識はあるし、バッグに付けているロックバンドのリストバンドから、ある程度のアウトドア気質を感じるし、素晴らしい付き合いができるに違いない。
「よし、それじゃああの子にするか」
「依頼してきた女……の子の友達候補ってことですか?」
「そうそう。あとは知り合う方法だけど……とりあえず行ってみるか」
こういう時は、やはりナンパに限る。
とはいえ、前時代的な「へい彼女、野球しない?」と言った中島イズム感じるものではなく、極めて安全で、前のめりにもならないもの。
迷惑防止条例に抵触しないそれは、もはやナンパというよりこう……紳士の……紳士の嗜みのようなものだ。
「…………嫌です」
「いや、なんでよ」
今の状況で、知り合うために声をかける以外の方法を思い浮かばないのだが、何故、彼女はこんなにも悲しそうな顔をしているのだろう。
悲しそうと言ったが、その表情はほとんど平常時と変わりなく、ほんの少しだけ眉が下がって見えるから、半ば推測である。
「……私が先輩に告白したの忘れました? 超若年性アルツハイマーですか? その調子だと髪の染め過ぎで毛根が死滅するのも時間の問題ですね」
「やめろよ、そもそも遺伝的にハゲそうなんだから。ハゲだってかっこいいだろ。海外のアクション俳優とか知らない?」
「知らないです。そういえば最近気になってる映画があって、『ドーパミン』っていうんですけど」
「知ってんだろお前!」
十五年くらい前の映画だった気がするんだが、よくカバーしてたな……。
「あと、俺は七緒ちゃんの告白は微塵も信じてないから」
「えぇ、なんでですか?」
「嫌だって言ってんのに自分のことを追いかけ回してくる奴の言葉なんか信じたくないだろ?」
「そこまで一途に追いかけてきてくれるなんて、私だったら信じますよ。怪しいとは思いますけど」
「怪しいだなんて、自分のことをちゃんと客観視できるんだな。すごいじゃないか!」
また小さく舌打ちが聞こえた気がしたが、気のせいだと思う。
「それで、本当に行くんですか?」
「他に方法も思いつかないしなぁ。自分の得意分野で勝負して何が悪い?」
「……じゃあ行けば良いじゃないですか。拗ねますよ」
「おっけ、行ってくるわ」
席を立って、ゆっくりと、静かに青髪の子の方へ歩く。
しかし、今日はなかなかに幸運だな。
よくわからん後輩に付き纏われるのは厄介だが、彼女がいることで、これからの作戦がグッと成功に近づくのだけは良い。
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