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23 俺を好きにできるのはお前だけ *
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何をされても許せるなんて、これは愛に違いない。
顔についたものをぺろりと舐めて、俺はダールの膝に乗り上げた。偉そうな態度を取りたい気分のようだが、言葉は荒くても仕草は優しい。
「出す場所が違う」
「一回出した程度でこの俺がおさまると思うな」
「あっ」
ぐいっと腰を掴まれて、ダールを椅子にして座るような体勢を取らされた。言葉の通り、硬度を失わないダールのものが陰嚢の裏を突く。
そこじゃない。ダールに挿入されることでしか、この熱をおさめることはできないのに。
「ダール、はやく」
「魔法で俺を操ったらどうだ」
「お前は私が欲しくないのか」
いつまでも言葉遊びを続けようとするダールに、我慢の限界だった。ちょうど正面に大きな鏡があるから、鏡の中のダールを睨みながら腰を下ろしていく。
狭い口をめりめりと拡げて先端を飲み込んでいくにつれて、自分の顔が蕩けていくのが見えるが、俺の美しさの前にはだらしなさは感じられない。
「はぁ……っぁふ」
「俺のでかいのをうまそうに喰らってるところが丸見えだ」
後ろから両膝の裏を持ち上げられて、結合がぐっと深くなる。
「あぁっ」
「奥の奥まで、ゴリゴリやられるのが好きなんだよな」
「ぁ、あ、ああっ、好き、好きだ」
強靭な腕力と腰の動きで、ダールになすすべもなく翻弄される。以前のままだったら、誰も俺にこんなことをしなかっただろう。できなかったとも言う。そこまでの信頼関係を築ける他人がいなかった。
「あ、あ、だめ、ひっ、ああっ……」
「犯されてるだけでイけるのを、見せてやれ!」
「え、あ、アアー!」
俺の性器はすっかり飾り物のようになって、触れられずともイくことができる。ダールは今更何を言っているのだろうと頭の片隅で思った時、鏡の中の自分の姿が二つにぶれた。
快楽で視界がおかしくなったのだろうかと、脱力しながらもう一度見ると、もう一つの俺の影が倒れていく。受け止める人間もいて、それが現実のことだと知れた。
あれは俺じゃない。
俺よりも華奢で髪も長くて美しい……アイリーン!?
顔についたものをぺろりと舐めて、俺はダールの膝に乗り上げた。偉そうな態度を取りたい気分のようだが、言葉は荒くても仕草は優しい。
「出す場所が違う」
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ぐいっと腰を掴まれて、ダールを椅子にして座るような体勢を取らされた。言葉の通り、硬度を失わないダールのものが陰嚢の裏を突く。
そこじゃない。ダールに挿入されることでしか、この熱をおさめることはできないのに。
「ダール、はやく」
「魔法で俺を操ったらどうだ」
「お前は私が欲しくないのか」
いつまでも言葉遊びを続けようとするダールに、我慢の限界だった。ちょうど正面に大きな鏡があるから、鏡の中のダールを睨みながら腰を下ろしていく。
狭い口をめりめりと拡げて先端を飲み込んでいくにつれて、自分の顔が蕩けていくのが見えるが、俺の美しさの前にはだらしなさは感じられない。
「はぁ……っぁふ」
「俺のでかいのをうまそうに喰らってるところが丸見えだ」
後ろから両膝の裏を持ち上げられて、結合がぐっと深くなる。
「あぁっ」
「奥の奥まで、ゴリゴリやられるのが好きなんだよな」
「ぁ、あ、ああっ、好き、好きだ」
強靭な腕力と腰の動きで、ダールになすすべもなく翻弄される。以前のままだったら、誰も俺にこんなことをしなかっただろう。できなかったとも言う。そこまでの信頼関係を築ける他人がいなかった。
「あ、あ、だめ、ひっ、ああっ……」
「犯されてるだけでイけるのを、見せてやれ!」
「え、あ、アアー!」
俺の性器はすっかり飾り物のようになって、触れられずともイくことができる。ダールは今更何を言っているのだろうと頭の片隅で思った時、鏡の中の自分の姿が二つにぶれた。
快楽で視界がおかしくなったのだろうかと、脱力しながらもう一度見ると、もう一つの俺の影が倒れていく。受け止める人間もいて、それが現実のことだと知れた。
あれは俺じゃない。
俺よりも華奢で髪も長くて美しい……アイリーン!?
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