拾った悪役令嬢にはアレがついていました

爺誤

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35 ラウルは物知り……?

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「俺には穴もないし濡れないぞ?」
「サク、そんな言い方、恥ずかしい」
「ちんこ硬くしてそんなこと言われても」

 ラウルの股間を見て、でかいなと思う。身体の大きさが違うから仕方ないと分かっていても、男のプライドがちょっと傷つく。
 抜いてやれば萎むだろうか。

「きゃっ、サク、なに」
「抜いてやる。そうなったままでは落ち着かないだろ」

 ズボンをぐいっと下ろして取り出したラウルのちんこは、上品とは言い難い一物だった。でもここは繊細な部分だから、俺のごつごつと硬い手で乱暴にしたら痛いだろう。力を入れたらだめになってしまう山菜を摘むときのように、そうっと掴んだ。
 ここが外なのは気にしない。こんな山奥に来る人間はほとんどいない。獣避けの仕掛けもあるから、獣だって入れない。

「んっ」
「大丈夫だ」

 何が大丈夫かわからなかったが、ラウルを安心させたかった。恥ずかしそうにはしているが、拒む感じではないから自分でやっていた時を思い出して優しく扱いた。

 ラウルは声を殺して俺の肩に顔を埋めている。荒い息が耳を打って、俺もなんだか妙な気分になってくる。
 手の中のものは、先端から汁が出てきて擦るたびにくちゅくちゅと音がするようになった。ラウルは恥ずかしいのか、俺の首に吸い付いている。少しだけ歯が当たって、ぞくりと背の真ん中を尻の上まで走る何かがあった。

「ふっ……んん」

 ブルブルっと震えて、びゅるっと子種が飛び出した。手の中に全てを受け止めて、まじまじとそれを眺めた。ラウルは荒い息をついて、ぐったりと俺にもたれかかっている。

 初めて会った時には女性のようだったラウルも今は立派な青年だ。だけど、その美しさは変わらない。金色の髪は庶民のなかにもいるけれど、ラウルほど綺麗な金はいない。
 きこりの仕事をして筋肉のついた身体は、細身だけれど貧相には見えない。肌は、荒れ過ぎないように三日にいっぺんぐらいは薬草風呂にして整えさせているから滑らかだ。

 その美しいラウルの身体から出た子種だ。もしかしたら、俺のとは違っていいものかもしれない。匂いは同じようだがと思いながら、ぺろりと舐めてみた。

「サク!? あの!?」
「……美味くない」
「どうしてそんなの舐めちゃうの」
「お前のだから、特別だと思ったんだ」

 ラウルが慌てて、手拭いで残りの子種を拭った。自分のを舐めたことはないが、匂いが変わらないということは味も同じようなものだろう。

「はは。自分のの味も知らないのに比べようがないな」
「比べてみたらいいと思うの」
「え?」

 下半身を丸出しのまま、ラウルが俺の手を引いた。ぐいぐいと風呂に向かう。変なところが男らしくて面白い。

「まずは隅々まで綺麗にしましょう」

 妙に迫力のある笑顔に気圧されて、つい言うことを聞いてしまった。なぜか本当に全身くまなく洗われて、外だけじゃなく中まで洗われた。
 今まで一緒に風呂に入ったことがなかったから知らなかったんだが、貴族はそこまで洗うらしい。衝撃だった。

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